編集長への手紙

シェア・インターナショナル誌には、未掲載手紙の保留分が多数あり、それらはベンジャミン・クレームと彼の師によって、覚者方あるいは「代弁者」との本物の出会いであると確認されたものである。その他の掲載された手紙は新しいものであり、覚者が関わっているかどうかを確認すること、もしくは示唆することもできないが、読者の考慮のために、これらの手紙は提供されている。

同じ体験に関連する4通の手紙

(1)『分かち合いが世界を救う』展示会(ヴィルブージ)

 パリから南東に100キロ足らずの場所に位置しているヴィルブージで、2022年9月18日、私はパルタージュ・アンテルナスィヨナル(仏語版シェア・インターナショナル誌)の裏表紙から作成した展示写真を掛ける仕事を担当していました。写真を保管用の箱から取り出していた時、手がヒリヒリと熱くなるような心地良いエネルギーが目に見えて、感じることもできたのです。それは圧力調理器で蓋を開けると、蒸気が出てくるときのような感じでした。写真からも同じように感じられました。壁に掛けていくのは大変でしたが、展示のために用意されたヨガ・ルームで写真を掛け続けていました。展示はそこで1カ月続けなければなりませんでした。写真に触れるたびに、白い光がひらめくのが見えて、泣けてきてしまいました。私が『ウェルネス・サロン』に戻ってから、私たちは入り口のひさしに2枚の写真を展示しました。
 昼食から戻ると、私たちの会場のエネルギーがすっかり変化したことに気づきました。そして写真に触れるたびに、そのエネルギーが見えて涙が流れました。けれども、こうしたことが続くことは全く予想外だったのです。後になっても、グループのメンバーと設営のことや、似たような物事を話すたびに、そのメンバーが誰であれ、話しかけては止められていたのは、私が泣き出し続けていたからでした。そうしたことが非常に頻繁に私に起こり、手紙を書いている現在に至るまで続いています。つまり、展示でマイトレーヤのエネルギーによる体験をしてから30日経ってもそうなのです。
 結果として私は他のメンバーたちに自分の体験について話をして、キーワードになる言葉が心の中で印象に残っていることも伝えました。私が表現しようとしている体験を言葉に置き換えるのは、私にとっては非常に難しいことでした。グループと接触するといつでも、『分かち合い』という言葉が頭から離れませんでした。
 こうした時間を別にすると、私の人生はごく普通なのです。分かち合いが私たちの『外的人生』においてだけでなく、グループの内的人生についてのものであると分かったことを、私は他の人々に繰り返し伝えました。そうした人生の二つの様相は分離していないのです。
 しばしばグループのメンバーたちの中に『休止期間』という感覚があるように思っていました。今こそ分かち合いをグループの中でも外でも、私たちの思考、言葉や行動において実践する時が来たことを伝えようとしました。私に個人的な問題があるにもかかわらず、より多くの展示会をやっていくべきだと考え続けていました。この考えがより強くなって、活動的なメンバーが11月に不在の時に、展示会を行うという提案をした夜もそうした思いでした。私には今やるべきだという感覚がありました。そのため私の気持ちを分かち合い続けて、グループの良識に訴えました。私たちは個人的な問題のためにマイトレーヤの手のエネルギーを求めるけれども、マイトレーヤによって祝福された展示会のエネルギーを喚起してはいないと伝えました。集団的な善のためのエネルギーであるにもかかわらず、私たちはそれを喚起していない、と。『分かち合い』という言葉はグループ内でも外でも、今の状況に非常にふさわしいのです。人々には分かち合う用意がない、適切な時ではないというような意見をしばしば耳にしてきましたが、この体験の後はそういった意見を受け流すことはしないつもりです。なぜなら今のように、まさにこの時だという時は、決してなかったと感じているからです。
 もちろん、分かち合いは常に今日的な意味のあるものですが、どうして今すぐなのかを私に尋ねないでください。答えることはできませんから。それでもあの体験以来私は知ったのです。月刊誌の裏表紙に基づいた『分かち合いが世界を救う』写真展の展示をすることによって、様々なエネルギーによる体験もあって、この伝達手段をもっと頻繁に使用することを、私たちは求められていると確信するようになりました。『分かち合いが世界を救う』という事実に対してハートをオープンにする目的を持って、分かち合いを私たち自身の中にももたらすことを目指すのです。
 私たちはパルタージュ・アンテルナスィヨナル誌のたくさんの読者なのです。

M.A.
フランス、パリ

(2)『分かち合いが世界を救う』エピソード2

 私たちはパリで2022年10月31日から11月7日の期間、仮店舗に展示して『分かち合いが世界を救う』という写真展を催しました。11月1日にその店舗で私が読書していると、すぐにでも眼科医に診てもらいに行くべきだと思いついたのは、だんだんと濃くなっていく白い霧が見えるようになったためでした。
 私が思ったのは、自分の視覚の問題が実際には、自分に見えているエネルギーなのだということでした。それは続いて起こったことによって明らかになりました。突然、頭の中で「マイトレーヤがおられる、ドアを通って来られる!」とはっきりと聞こえたのです。見上げると通行人がいましたが、マイトレーヤではありませんでした。そうではなく、はっきりとしたエーテル体の光の人影が、ドアを通り抜けていくのが見えていました(それは剣の祭りで踊っている姿の時のマイトレーヤのようでした)。突然、ハート・センターと頭頂に強力なエネルギーを感じました。
 寒くなってきても、〔来場者が展示会に入りやすいように〕店舗のドアをできるだけ大きく開けておくようにしていましたが、まるで鍵をかけたかのように閉じてしまいました。起こり得ないのですが、まるでドアの鍵が開けられたようなカチッという音が聞こえました。この体験の後は、寒くても毎日ドアを開け放していました。
 2022年9月18日に体験したシェア・インターナショナル写真展(1の手紙参照)の困難を思い出したくありませんが、そうしたことは起こりませんでした。けれども、私たちが設営をした次の日にエーテル体の人影がドアを通った時、私はハートに痛みを感じて、それはまるで貧富の増大する格差[によって引き起こされているか]のようでした。1分後に一人の来場者が入ってきて、写真を見ておらず、引用文も読んでいないうちに『ありがとう』と言ったのです。この『普通の』男性は何かを感じたに違いありませんでした。彼が入って来た時、彼は、なぜ自分が戻ってきたのか不思議に思っているように見えました。エネルギーが波のように押し寄せてきて、写真展の会場を流れていました。

M.A.
フランス、パリ

(3)啓発された分かち合い

 2022年11月1日の午後に、パリで開かれた写真展のイベントとして、分かち合いをテーマに講演をするため出かけました。準備をする時間がほとんどなかったので、私は少し不安でした。驚くべきことに、講演が進むにつれて、アイディアは自発的に明確な順序で沸き起こってきました。それはまるで話している間に、自分自身が思考しているのをはっきりと見つめているかのようでした。これほど準備のない状態でこれほどリラックスできたことは、これまでに一度もなかったのです。私は助けられて、マイトレーヤのエネルギーがもたらされたと確信しています。それを理解したのは、このイベントを計画したグループメンバーが、彼女の朝の体験について話してくれた時でした。『分かち合いが世界を救う』と題された写真展がエネルギーで活気づけられ、祝福されていることを私は確信しています。

フランソワーズ M.
フランス、パリ