読者質問欄

世界中のあらゆる講演において、そして生涯のほぼ毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲に及ぶ大量の質問を受けました。この大量の記録から、過去の年月にベンジャミン・クレームと彼の師である覚者によって提供された回答を掲載したいと思います。そのいずれもこれまでシェア・インターナショナル誌に未掲載のものです。

彗星──宇宙の織物を織る

 2023年2月1日、5万年ぶりに「グリーン彗星」が地球に接近した。5万年ぶりにそれは再び地球の近くを通過した。アメリカの宇宙機関NASAは2023年1月初旬に、天文学者が2022年3月にツヴィッキー掃天観測施設の光学望遠鏡によって初めてグリーン彗星を見たと報じた。
 読者は以下のベンジャミン・クレームによる彗星に関する質問への回答に興味を寄せるかもしれない。

コホーテク彗星

「この彗星がわれわれの太陽系を横切ったとき、強力な統合のエネルギーの力が放出されました。統合のエネルギーの力はこの惑星にも、他のすべての惑星にも同様に、非常に大きな影響を及ぼします。この彗星が統合のエネルギーを流し込んだおかげで、太陽系全体が非常に大きく前進するでしょう。今、起こっているイニシエーションのプロセスの一部です」

(『世界教師「マイトレーヤ」と覚者方の降臨』1982年)

 彗星は異なった振動のエネルギーと物質を銀河のある部分から他の部分へ運び、それによって銀河系システム全体に複雑なネットワークをつくります。それが現れるところに、未来の開発の種を播き、かくして「そのお方について何も語るべからざる御方」の、銀河系に魂を吹き込まれる想像し難いあの霊存在の、大目的を遂行しています。

(シェア・インターナショナル誌1986年1/2月号)

Q:ハレー彗星が「エーテルの織物を織っている」のだとすれば、(1)スペース・シャトルは、そのエーテルの織物の保護のため、彗星の近くを飛びことになっていた探査機を発射するのを妨げられたのですか。(2)エーテルの網の目の意味は何ですか。

A:(1)いいえ、彗星とスペース・シャトル事故の間に関連はありません。それは純粋に技術的な理由でした。(2)彗星はエーテルの織物ではなく「宇宙のカルマの織物」を織っています。異なった振動のエネルギーを銀河のある部分から他の部分へ運び、それによって様々な太陽系の未来の開発の『カルマの種子』を播いています。

(シェア・インターナショナル誌1986年3月号)

Q:彗星は太陽系間で「振動」を交換すると言われますが、惑星間で魂のグループも交換しますか。もしそうならば、ハレー彗星やコホーテク彗星もそのような機能を果たしたのですか。

A:いいえ。惑星間での魂のグループの交換は、ずっと「地方的な」レベルで起こります。彗星の活動は銀河レベルです。

(シェア・インターナショナル誌1986年9月号)

Q:それぞれの彗星は、魂を吹きこんでいるロゴスを持つのですか。

A:いいえ。太陽系と惑星だけがロゴスを持ちます。

(シェア・インターナショナル誌1994年7/8月号)

Q:英国では、多くの人々が今日、ミステリー・サークルになじみがあり、それがUFOによって作られたと信じている人々もいます。でっち上げであると言う人もいます。何が本当なのでしょうか。

A:ミステリー・サークルは最も精巧な構成を持ち、美しいデザインと無限の多様性をもつ形状であり、何らかの超技術を持つ超知性のみが作ることのできるものです。それらは正確な割合で、私たちが宇宙の兄弟たちと呼ぶ人々によってつくられています。彼らの仕事は地球の破壊を助けることであり、カルマの法則に従って、私たちが大気に流し込んでいる、人々を殺している有害な核放射線を大量に吸収し除去することです。

Q: 彼らは他の惑星から来るのですか。

A:金星や火星や木星に行っても誰も見えませんが、そこには生命がいます。私たちは小さな台車[マーズ・パスファインダー]を火星に送って写真を撮りました。そこでは誰も見えませんが、地球よりも多くの人々が住んでいます。彼らはエーテル物質をまとい、濃密な物質界よりも精妙な世界にいます。こうしたエーテル物質界が次の物質世界の段階であり、現代科学によって調査され最終的に実証されるでしょう。そしてエーテル界はリアリティとなり、より多くの人々がエーテル視力を持って生まれるでしょう。
 宇宙船は思考によってつくられます。単に考えることによってです。いつの日か、彼らを介して、しかし主にマイトレーヤと世界に公に住まれる覚者方の刺激によって、私たちもまた文明の利器を創造する機械をつくるようになるでしょう。

Q:あなたが「小さな台車」と呼ばれたものとそれを観察しているエーテル生命、知的生命、火星の住民のことを思うと笑えてきます。それは彼らにとってジョークの種に違いありません。

A:もちろん、それはジョークです。それは彼らを微笑ませるでしょう。なぜならそれは無知だからです。私たちはそこで生命の痕跡を探し、何億年も前の生命の微細な萌芽を探しています。地球にやってきて穀物サークルをつくる人々は、地球のフォースの流れの磁場のエネルギーを物質界に複製しており、それらは交差して渦を形成しています。これらの渦のそれぞれはエネルギーの貯蔵庫です。そして宇宙の兄弟たちはその渦のレプリカを作り、私たちはその磁場から直接エネルギーを利用できます。彼らはそれを穀物の中につくります。なぜなら穀物は季節的だからです。宇宙の兄弟たちはそこにいますが、同時にいないとも言えます。しかし彼らは「私たちはここにいます」と言いながら上空にいるわけではありません。彼らは一種の脱線的な挨拶を送っており、見る目のある人には見えるでしょう。

Q:私たちは、あなたの言われる台車を火星に送っているのですから、彼らが私たちの認知できる人間のような形で手を振っているような疑いのないものを示せばすっきりするのではないでしょうか。

A:あなたは「すっきりする」と言われましたが、彼らはそう考えません。それはすっきりするかどうかという話ではありません。それは法に関わることであり、彼らが行うことは法の枠内にあります。彼らは私たちの頭を叩いて「私たちはここにいる。私たちは隣人で、あなたは私たちのことが知りたいでしょう」などとは言いません。人間には自由意志というものがあり、覚者方も宇宙の兄弟たちも決して私たちの自由意志を侵しません。彼らは非常に多くの穀物サークルをつくり、私たちに少しでも良識があれば、地球以外の生命体によってそれらが作られていることを認めなければなりません。

(「ビヨンド・リーズン・ラジオ・ショー」での質疑応答を抜粋修正──米国、ナッシュビル、1997年7月)