マイトレーヤ、途方もないアバター ――選集

  Maitreya, an extraordinary Avatar── a compilation

マイトレーヤの起源

 キリストの真の特性を理解するためには、神の同等な子供たちの一人として見る必要がある。人間はそれぞれに潜在的に完全な神性を賦与されており、その神性の顕現の度合いのみが異なるのである。
 キリストがその神性を完全に達成されたということは彼の栄光であり、その業績に我らは敬礼する。この業績が確かに稀であることは議論の余地なく真実である。しかし人間にとって、キリストの驚くべき事実は、彼が人間の一人であるということである。人間の試練と苦悩の中で、彼が知らないものは何もない。人間がいまだにたどっている道の一歩一歩を、彼もまた労を惜しまずたどってきたのである。人間の体験の全展望の中で彼が分かたなかったものは何もない。かくして、彼は真に「人の子」である。

(『覚者は語る 第1巻』─「人の子」─より)

わたしの任務は、成功のうちに続く。
わたしの心(ハート)は、わたしを思う者たちすべてを包む。
わたしの愛は、兄弟たちを愛する者たちすべてを抱く。
これが真であることを知り、わたしの援助を求めなさい。
あなたがたがわたしを見るとき、素朴(シンプル)なる神の男があなたがたの中に居ることを知るであろう。
他の人間と変わらないような男であるが、長い長い間、ある特定の道を歩み、その道をよく知る者であり、それゆえにあなたがたを導くことができる者である。
その道は、我が友よ、わたしがあなたがたのために持っている宝である。
この可能性に、あなたがたの心を目覚めさせ、目標に到達しなさい。
道は単純(シンプル)であり、道は確かである。
わたしの教えが、あなたがたをそこへ導くであろう。

(『いのちの水を運ぶ者』第93信より)

質問 マイトレーヤはどこからやって来ましたか。彼の起源は何ですか。金星からですか、それとも他の太陽系からやって来たのですか。あるいはシリウスから来られたのですか。

答 マイトレーヤは私たち地球の人類から出て来られた方であり、人類の中で一番最初に“成し遂げた”、つまりイニシエートになられた方です。

(『マイトレーヤの使命 第2巻』)

質問 マイトレーヤは彼の肉体の不滅性について、あなたに何と伝えられましたか。彼はヒマラヤに非常に長い間住んでいたようなのですが。

答 マイトレーヤはヒマラヤ山脈(約5,400メートルの高所)にある彼の隠遁所に、2,000年の間「光体」にて、すなわち、完成された高段階の覚者の復活し、昇天された体にて住んでおられました。その光体は、彼の言葉で言うと、今「休ませて」あります──仮死状態です。彼が今ロンドンにて生活し働いている体は、この使命のために特に御自身で創られたものです。……

(『マイトレーヤの使命 第1巻』)

質問 マイトレーヤ如来は家族を持っていますか。

答 いいえ。人間王国全体が彼の兄弟姉妹であります。彼は人類家族の一番上の兄です。

(『マイトレーヤの使命 第2巻』)

質問 マイトレーヤという名前はご自分で選ばれたものですか。

答 いいえ。ずっとずっと大昔に、アトランティス期の半ばに、彼が第2段階のイニシエーションを受けた時、彼の師から与えられたものです。うれしい者、喜びや幸せをもたらす者という意味です。

(『マイトレーヤの使命 第1巻』)

 マイトレーヤほど(その使命を遂行するのに)よく適ったアバター(大聖)が世界におられたことは一度もありません。そのようなアバターが必要とされた時代もありませんでした。この世界は今や非常に複雑で、非常に分裂しており、善と悪、肯定的な要素と否定的な要素の両方で満ちています。これらのフォースのすべてが和解されなければなりません。それがマイトレーヤの目標です。彼の力と洞察を使い、彼の特性を、すなわち愛を世界に確立することが、キリストのハートの中の切望です。そのようにしてマイトレーヤは私たちに、いかにして愛するかを教えるのです。
 「そしてさらにまた愛することを」教えるのです。さらにまた愛するということは通常の反応的な意味ではなく、完全に無条件に、覚者方が行うような意味で愛することです。これが人間の同胞愛を確立するでしょう。

(『マイトレーヤの使命 第3巻』)

人は、わたしやわたしの兄弟である覚者たちのことを、掛け離れた存在として考える。
これは、我が友よ、およそ事実からほど遠いことである。
あなたの心(ハート)のうちに感じられる愛の律動の一つ一つが、わたしの心に記録される。
これがわたしとあなたがたとの関係を表す端的な真理である。
だから、我が友よ、あなたの期待の思いを感じ、あなたが恐怖の思いから解放されるのを感じるとき、あなたの信頼の思いを知るとき、それがわたしにとって、どれほどの喜びであるかを知ってほしい。……
わたしの足が、すでに都会の舗道を歩いたことをあなたたちに告げる。
これは、我が友よ、まことである。
わたしは人間をよく知っている──

彼らの希望と恐怖を、彼らのあこがれや切なる思いを、善なるものに対する彼らの志向を知っている。
このすべてを、わたしは頼みにしている。
わたしのこれからの仕事を援けることを、あなたの任務となすことを公言しなさい。
そしてわたしの愛の回路となりなさい。
このようにして、あなたは、あなた自身の運命をも、全うするであろう。

(『いのちの水を運ぶ者』第73信より)

マイトレーヤのマヤヴィルーパ

 マイトレーヤは、イエスを通して行ったように、弟子の肉体を使用すること(世界教師の出現に使われる通常の方法)もできたのですが、今回の彼の目的は当時とは異なります。彼はこの惑星のハイアラキーの長として、そして彼のグループのリーダーとしてここにいるのです。彼のグループである覚者方もまた出現しつつあり、マイトレーヤ御自身もやって来ます。また、彼は2,500年の間、人類とともに留まります。そのため、非常に特殊な乗り舟(肉体)が必要です。それは肉体で私たち人間のレベルで生きることの緊張に耐え、さらにキリストとしての彼の仕事を行うために──そして、彼の本来の姿を私たちに確信させるために──彼の(宇宙的な)霊的意識に感応できるものです。

(『マイトレーヤの使命 第3巻』)

 その肉体は、われわれの波動に耐えられるだけ基礎的であり、弾力性のあるものでなければならないし、また同時に、キリストであることを確信させ、キリストとしての彼の任務を成し遂げるために、彼の真の霊力を持ち込めるだけの精妙さがなければなりません。キリストとしての任務とは、平和の霊または平衡の霊のエネルギーと、統合の大聖のエネルギーを放つこと、仏陀のエネルギー、宇宙のキリストのエネルギー、キリスト・マイトレーヤ御自身の愛の光、流入してくる宝瓶宮(アクエリアス)のエネルギーと退去しつつある双魚宮(パイシス)のエネルギー、これらのすべてを合わせたエネルギーを放つことです。今日のキリスト・マイトレーヤほどのエネルギーを備えたアバターは、これまでに一人もいなかった。意志と愛と光のエネルギーを備え、これらすべてを一つの肉体に宿し、しかもその肉体は、われわれの粗雑な波動に耐え得るだけの弾力性のあるものです。

(『世界教師(マイトレーヤ)と覚者方の降臨』)

あなたがたは、もうすぐ、人それぞれのかたちでわたしを見つけるであろう。
このことを告げにきた。
わたしの愛する弟子イエスを求める者は、イエスの特性をわたしの中に見いだすだろう。
教師としてのわたしを探す者は、より的に近い、わたしは教える者であるから。
徴を求める者は、それを見つけるであろう。
しかし、わたしの顕れ方は、もっと単純(シンプル)である。
あなたがたとわたしを分かち隔てるものは何もない。
もうすぐ多くの者が、そのことに気づくであろう。
わたしはあなたがたと共に在り、あなたがたの裡に在る。
わたしであるものを、あなたがたを通して表すことを願う、そのためにわたしはやってきた。

(『いのちの水を運ぶ者』第10信より)

マイトレーヤ──日常世界で生きる

 マイトレーヤは決してこの世界を去ったことはありませんでしたが、私たちの日常の世界に戻って来られたのは1977年7月19日でした。1977年7月8日に、この使命のために特に御自身でおつくりになられた身体で山を降りて世界に出て来られました。……その身体を新しい風土に慣らすために数日間パキスタンの平地で過ごされ、7月19日に現代社会における拠点地として選ばれたイギリスのロンドンに到着され、それ以後ずっとアジア系移民社会に住んでおられます。

(『全人類のための世界教師』)

 マイトレーヤは、人間の中にひとりの人間として御自身を紹介し、何も要求せず、誰の忠誠をも要求しないだろう。彼のアプローチはシンプルで直接であり、彼の挙動は穏やかで落ち着いているだろう。彼のマインドの明晰さは注目を引くだろう。彼の智恵は人間の恐怖を克服するだろう。彼の発言の誠実さは人間の心(ハート)を溶かし、憎悪と貪欲の重荷を取り除くだろう。かくして、人間は新しい神性の出現を体験するだろう。その内に人間を包含し、そこに距離も分離も見ないお方である。

(『覚者は語る 第2巻』─マイトレーヤの任務─より)

質問 マイトレーヤはなぜロンドンに出現することを選ばれたのですか。

答 ……それはマイトレーヤのための道を整えてきた弟子たちの働きに関係します。弟子たちが彼の仕事の線に沿って──主に経済的政治的分野──最も成功を収めてきた舞台に、入って来られるでしょう。……それがロンドンにやって来られた主な理由です。もちろん、もっと明らかな理由は、彼はヒマラヤ山脈から来られて、パキスタンに降りられたので、たやすくこの国に訪問者として数年間来ることができ、インド・パキスタン人の社会の中に紛れ込んでしまうことができます。……

(『マイトレーヤの使命 第1巻』)

質問 マイトレーヤはアジア人地区の中での個人的接触に限定しているのですか、ロンドンには個人的にも社会的にもその他多くの接触、または影響の機会があるのではないですか。

答 これまではそうです。マイトレーヤは彼らとそして彼らの問題──それは至る所に住む虐げられた人間の徴候的なものである──を御自身のものとして、アジア人社会の代弁者として現れるように苦心されております。ですから、現在属しているグループより、活動範囲を広げることを躊躇されます。このようにして、彼は「人間の中の一人」として、民衆の直中の一人として彼らの真ん中から出現することができます。

(『マイトレーヤの使命 第1巻』)

質問 マイトレーヤがロンドンのブリックレーン地区に住んでいるならば、多くの人々が彼を探そうとするに違いありません。彼は見つけられることを積極的に避けていますか。

答 彼はブリックレーンに住んでいません。1977年にロンドンにやって来られた時から1986年1月まで確かにブリックレーンに住んでいました。……彼は様々な地域で暮らしてきました。今はロンドンの北東部にいます。彼はある寺院に住んでいますが、食べることも眠ることも必要ないのでベッドすら持ちませんから、どこにでも暮らすことができます。彼は様々な寺院のスワミ(ヒンズー教の聖職者)たちと働いており、彼らを訓練し、教え、そして彼の教えを広めるために世界中に彼らを送り出しています。マイトレーヤはヒンズー教徒でもイスラム教徒でもキリスト教徒でもありません。彼はどんな宗教の間にも違いを見ません。

(『大いなる接近』)

 現在、彼は出現して、世界のために、世界の前で働くことのできる瞬間を辛抱強く待っておられる。しかも待っている間にも彼はすべての人々のために休むことなく働いておられる。一瞬たりとも目を離すことも、彼の愛を差し控えることもない。一瞬一瞬、あの愛はそれを吸収することのできる者たちすべてを抱擁し、こっそりと彼らの心(ハート)に入る。そうして、彼は人間の世界を下から支え、保護し、賢明に導いておられる。同胞団(ブラザーフッド)の新しい地位にお入りになられた兄を、人類を助け、教え、そして彼の愛によって贖うためにやって来られた方を、見る用意を整えなさい。

(『覚者は語る 第2巻』─驚嘆すべき出来事、門口にあり─より)

 我が友よ、わたしはあなた方の生活からかけ離れてはいない。すべての想い、すべての志向がわたしの裡で認知されるからである。あなた方の深遠で難しい疑問への答えを持つ素朴な男としてのわたしを探しなさい。あなた方のハートの中を探して、愛を表現する方法を見つけ、それを実際に現しなさい。早過ぎもせず遅過ぎもせず、ちょうど良い時に、わたしはあなた方の生活の中にやってきた。そうであるから、近い将来、わたしを探し、もしわたしがあなた方のハートに触れたなら、わたしについてきなさい。

(2004年4月15日、フランス・パリのラジオ番組[Radio Ici & Maintenant]でのインタビューの終わりにベンジャミン・クレームが受け取ったもの)

アグニ・ヨガの本『ハイアラキー』と『ハート』からの引用

● はるかな古代の教師たちの予言によると、人類が教えの根本を失い、暗がりへと埋もれるとき、マイトレーヤの世が興る。

(『ハイアラキー』、§1)

● 阿羅漢(アラハット)のハートは宇宙のハートのようである。阿羅漢のハートは太陽の火のようである。永遠と宇宙の運動が阿羅漢のハートを満たす。マイトレーヤは、あらゆる火で輝きながらやって来ようとしている。彼のハートは貧窮した人々への慈愛で燃え盛っている。彼のハートは新たな契約の是認で燃え盛っている。

(『ハイアラキー』、§3)

● マイトレーヤはすべてを早めることを望んでいる。マイトレーヤは、すべてが成功裡に達成されることを望んでいる。マイトレーヤは、あなたが喜びを抱くことを望んでいる。マイトレーヤは、アグニ・ヨガの火の体験を通して人類に贈り物を授けることを望んでいる。マイトレーヤは世界の母の輝きの中で地上の生活を変容させることを望んでいる。然り、然り、然り!  いのちの美しさは限りない!

(『ハイアラキー』、§8)

● マイトレーヤの世はハートの時代である!  ハートをもってしか、マイトレーヤの宝物の価値を推し量ることはできない! ハートをもってしか、将来のためにあらゆる蓄積とあらゆる真っ直ぐな知識がいかに切実に必要とされるかを理解することはできない。

(『ハート』、§74)