今日再び、民衆の声が聞き届けられるべき時が来た。今日再び、至るところにいる人々の正義、自由、平和への要求が、無謀な権力を振りまわす者たちの耳に届き、それらが認知されることが不可欠である。
権力のグラマーに取りつかれたこれらの危険な者たちは、戦争の時代は過去のものであり、人類は急速に消えつつある平和と安全を願っているということに気づかなければならない。小さな“ナポレオン”たちに、彼らの権力の日々は終わり、完全な時代遅れであることを、今や力(パワー)は人々の本当の必要に仕える者たちにあることを、知らしめねばならない。
マイトレーヤがこの騒々しい争いの中に入っていかれるとき、日々人間の平穏と落ち着きを消耗させている慌ただしい出来事の中で、最初は、誰も彼に気をとめないかもしれない。しかしながら、間もなく、人々は自分たちの思いと要求が聞き届けられ、自分たち自身よりもずっと思慮深く、説得力のあるマインドによって声を与えられていることに気がつくだろう。このようにして、彼らは勇気づけられ、力を結集し、その要求はよりよく聞かれるだろう。
(『覚者は語る』─民衆のパワーの盛り上がり─
p.601〜602)
我が友よ、兄弟姉妹たちよ、あなたが、現在立っている位置を検討しなさい。あなたは、わたしと共に祝福された愛の島に行く用意がありますか。あなたが現在持っているものを、すべての人と分かち合う用意がありますか。
人生を勇敢に直視して、我が友よ、なし遂げるべきチャレンジとして受けとめる用意がありますか。もしあなたがわたしと共に行くならば、何もあなたを引き止めることはできない。我が友よ、古い惰性は消え、光と愛に包まれて、父の近くに在る喜びを知ることができる。その喜びをあなたがたに授けることが、私の特典である。それなら、我が友よ、勇気を携えて、あなたの本源へ戻るためにわたしに従いてきなさい。決して誤ることはない、我が友よ、マイトレーヤがあなたがたと共に居るのである。
(『いのちの水を運ぶ者』第86信、p.253〜254)
平和と正義を求めて盛り上がるどよめきに、あなたの声を加えなさい。そして歴史の中におけるあなたの位置を悟りなさい。新しい時代の世界がつくられつつあり、すべての者の参加を必要とする。すべての者がこの偉大なる仕事に果たす役割を持つ。自分の志向を声高らかに表現するのに、若過ぎるとか老い過ぎているとか感じるべきではない。
(『覚者は語る』─マイトレーヤの声─p.380)
世界は二つのグループに分かれています。一つは進歩的グループ、もう一つは保守的反動的グループです。保守と反動勢力は過去を好み、古いパイシス(双魚宮)時代の秩序(その特性そのものが分離と分割に基づく)にしがみついています。私たちが今日目撃しているのはそれなのです。進歩的勢力とは、より建設的な、そしてより包括的な生活様式を求めており、その中でアクエリアス(宝瓶宮)のエネルギーが、すなわち統合し融合し混合させていくエネルギーが、表現されていきます。
専制的な、保守的な、反動的な力が支配するところにはいずれも、過去のあり方を提唱する者たちがいます。それは現時点においては必ず市場のフォース(エネルギー)を通して働きます。それがいま世界を支配している主要な経済概念です。しかし「市場のフォース」はいま衰退しつつあります。なぜなら、それはうまくいかないからです。
(『マイトレーヤの使命 第㈼巻』p.144〜145)
新しいスタートへの呼びかけを聞くとき、あなたは自分が、変化を支持し他の人々もまた生きることができるために自分自身の要求を喜んで減らす先導者の仲間の中にいることを発見するかもしれない。そのようにしてのみ、世界は救われ、再び大計画の方向に向かうことができる。
誰も近い将来に生活の完全な崩壊を恐れるべきではない。必要な変化が現存の秩序を慎重に一歩一歩変換させていくにつれて、その崩壊は確かに最小限に抑えられるだろう。変化への必要がこれほど緊急であり、これほど明らかであったことはかつてない。人間がこれほどまでに不活動の危険を感じ取り、自分の兄弟たちとこの惑星の未来の苦境に対して、今のように心(ハート)を開く用意のあったときはかつてない。
(『覚者は語る』─神の反映─p.376)
正義は、行われねばならず、必ずや、行われるであろう。世界は正義を切望する。正義と愛の欠如こそが、今日、人間を取り巻く問題の真の原因である。これらの聖なる様相が、もし明日にでも施行されるならば、新たな楽しさが、あなたがたの生活を彩るであろう。愛と公平なる分かち合いというありがたい贈物は、神から出づるものである。それを正しく実践することによってのみ、神を識ることができる。人々にこれを教えなさい、我が友よ、それは、偉大で単純な真理を教えることになる。
(『いのちの水を運ぶ者』第101信、p.301)
マイトレーヤには役割があります。彼の主要な仕事は、いかに平和に共に暮らすかを人類に示すことです。それはとても単純です──ただ世界の資源の分かち合いが必要なだけです。分かち合いがカギです。私たちが分かち合いの原則を受け入れるとき、一挙にその他のあらゆる活動に必要な信頼をつくることができるのです。信頼が打ち立てられると、その他の問題は解消してなくなってしまいます。善意は、信頼から生まれ、これらの困難の解決を簡単な常識的行動にしてしまうのです。……
マイトレーヤは、アメリカの国の魂が己を表現するのを待っています。アメリカは、その魂が己を現すとき、分かち合いの原則を開始し、そのすべての資源を分かち合う恩恵を与えるようになるでしょう。
(ベンジャミン・クレーム、ニューヨークの国連本部
ダグ・ハマーショルド講堂での講演、2006年7月)
間もなく新しいエネルギーが、これまでその影響に免疫をもっていた人々すべての心(ハートとマインド)にも浸透していくだろう。そして彼らの直中から自分たちの苦難を取り除くための行動への叫びが沸き上がるだろう。そのようになるだろう。そのようにして、貧困であり、搾取された者たちは、正義と尊厳と自由を求める要求を広く知らせるだろう。あまりにも長い間、彼らの声は沈黙していた。あまりにも長い間、豊かな国々はそっぽを向いてきた。やっと今、助けを求める彼らの叫びに耳が傾けられ、彼らの要求は受け入れられ、満たされるだろう。
間もなく人間は、自分たち自身で、今、日ごとに起こっている変化の理由を知り、それを理解することができるだろう。偶然に起こるものは何もないことを、偉大なる自然の法則が人間の生命を条件づけており、神ではなく、人間の思考と行動が、彼らの経験の質を定めていることを知るだろう。何人も、いかなる階級も、“支配するために生まれる”ことはない。すべての者の必要と権利が公正に満たされるとき、調和が勝利するだろう。
まだまだ多くのことがなされなければならない。しかし、すでに人々はそうであることを感じはじめている。新しいエネルギーは数え切れないほど多くの心(ハート)の中に新しい希望と勇気を灯し、人間の最も高貴な理想を体現するような構造と憲法の形成が保証される。
(『覚者は語る』─再生の門口─p.261)
分離、分裂、無法という罪悪は、この地上から消え去らねばならない。人間の神性の顕現を妨げるものはすべて、この惑星から追い出されねばならない。わたしの法が分離に取って代わるだろう。わたしの法は、愛と同胞愛と正義と真理の法である。これらのことを知り、わたしに従いてきなさい。わたしの法は成功するだろう。なぜなら愛の法は神の本質から出づるものであり、失敗し得ないのである。
(『いのちの水を運ぶ者』第123信、p.368〜369)
あなたは一人ではありません。世界中の何百万もの人々の一人です。正しく思考する何百万もの善意の人々の一人です。彼らに加わりなさい。彼らも、あなたと同じように世界の平和を欲しており、世界にある不正義(非公正さ)が平和を妨げていることを知っています。それを知らせなさい。他の人々やグループに加わりなさい。人類は善に向けての途方もない力(フォース)であり、変化は民衆の上げる声を通して起こるでしょう。すべての国で民衆の声が沸き上がるでしょう。それは、人々が知ろうが知るまいが、マイトレーヤによって鼓舞され、導かれ、活性化されるでしょう。民衆の一致した意志が政府に変化を強いるでしょう。……
終わりは始めから知られています。善は必ず勝利します。なぜならそれは、この惑星に魂を吹き込んだ神聖な存在の意志だからです。しかし、私たちがそれを行わなければなりません。それはひとりでに起こりません。マイトレーヤはこのように言われます。「ひとりでに起こるものは何もない。人は行動し、その意志を実行しなければならない」。私たちがどんな理想を持っていても、どんなに平和を望んでいても、食物が十分にあり、何百万の人々が飢えていないことを望んでいても、何週間も食べていないために膨らんだお腹を抱えている幼児がいなくなることをどんなに望んでいようと、それは、私たちが行動し、それを実施させるまでは、実現しないのです。
(『人類の目覚め』p.139〜140)
人類の歴史の中で、兄弟たちを愛し、そして奉仕することを望む者たちの存在を、わたしがこれほどまでに必要とした時は、かつてなかった。その奉仕と愛の炎が、まさに今日多くの者の心に明るく燃えている。この理由だけで、わたしの使命は勝利すると確信をもって言える。
(『いのちの水を運ぶ者』第122信、p.365)
平和は、正義が支配するとき、分かち合いが人間の心(ハート)を開き、人々を信頼することに目覚めるときにのみ、訪れるだろう。かくして、人は正義と分かち合いのために働き、声高に語らなければならない。正義と分かち合いのみが人間の苦しみを、テロ行為と戦争を終止させるだろう。あなたたちの兄であるわたしたちは、わたしたちの分担を果たす用意がある。わたしたちは「共通の利益(善)」のためのあらゆる行動を強化するだろう。わたしたちは、自分たちの力を顕す機会を待っている。過去の間違いを正すのを助け、戦争の無益さを人間に示す。わたしたちは、戦争の終止を呼びかける者たち、人事の中に健全さとバランスの回復を求める者たち、すべての者のための正義(公正)と自由の創造を求める者たちすべてを支持することを誓う。……
この世界の救済のために共に働こうではないか。人類種族の利益のためにお互いの(意見の)相違を放棄しようではないか。健全な行動を勝利させて、人類に平和のための彼らの共通の必要を理解させよう、そして病める世界を復活させようではないか。
多くの者が未来を恐れながら待つ。人間が道を見失ったのではないか、いまや平和への道を見いだすには遅すぎるのではないかと恐れる。わたしたちの勧告はそうではない。平和への道は簡単に見いだせることをわたしたちは知っている。正義と信頼の創造を必要とするのみである。分かち合いのみがその信頼を生み出すだろうということを、そしてそれが人類にテロ行為と戦争の両方を放棄させるようになることを、わたしたちは知っている。そのようになるだろう。そのようにして、人類はついに恐怖と不信のグラマーから解放されて、実際にそして歓びのうちに未来を創造する用意を整えて、マイトレーヤの「同胞愛と正義」のメッセージに応えるだろう。
(『シェア・インターナショナル』2004年1月号、
「──覚者より」─覚者たちの誓い—)
わたしは助力者を必要とする。奉仕することによって成長し、あなたがた自身で新しい光の中へ、新しい責任へと向上させるこの機会を、あなたがたの前に置こう。……しかし、我が友よ、あなたがたは、意識して最大限に奉仕する機会を持っている。これを掴みとり、いますぐ始めなさい。大計画に参加しなさい。これは世界を変換し、すべての人とすべての国とを互いに近づけ、未来への道を、神に戻る道を示すものである。……
偶然に起こるものは何もない。わたしは行動への呼びかけを発する。そしてその行動を何倍にも力あるものにしよう。わたしの弟子となり、わたしの友となり、わたしの真の民となるこの機会を今、掴みとりなさい。
(『いのちの水を運ぶ者』第21信、p.78〜79)