シェア・インターナショナル誌には、未掲載手紙の保留分が多数あり、それらはベンジャミン・クレームと彼の師によって、覚者方あるいは「代弁者」との本物の出会いであると確認されたものである。その他の掲載された手紙は新しいものであり、覚者が関わっているかどうかを確認すること、もしくは示唆することもできないが、読者の考慮のために、これらの手紙は提供されている。
直接向かい合う
編集長殿
2021年5月27日、私たちは再び『あの変装したマイトレーヤ』と出会い、会話を交わしました。ベンジャミン・クレーム氏(BC)が最初にこの人物について語り、彼を『特別な訪問者』と呼んだのは、彼が実際に現れる数カ月前のことでした。彼は後になってBCと彼の師によって、特定の変装をしたマイトレーヤであると確認され、よくアムステルダムのインフォメーションセンターを訪れたり、その近辺での異なった状況下でグループの様々なメンバーと会ったりしています。彼が最後にグループのメンバーと話をしたのは、2020年の6月でした。その時に彼は、かなりの期間会うことはないだろうというように伝えてきました。
今回の彼の最初の問いかけは、「グループはどう?」でした。それからインフォメーションセンターが開いているかどうか尋ねてきました(私たちはロックダウンのために昨年3月以来閉めていて、本の注文などに対応するためにだけ入っていました)。「その場合の瞑想についてはどうなのかな、皆さんはオンラインで瞑想している?」。彼がそれはいいねと言いました。「一般公開の講演はしている?」。いいえ、私たちは実際に会うことはできないので、次善の策として、ウェビナー(インターネットセミナー)をやっていましたと答えました。彼の反応は素早いもので、ウェビナーに興奮したりしませんでした。「人と人の、面と向かい合った個人的な接触に勝るものはない」。さらにそれが『彼の個人的な意見』であるけれども、今のところ必要であることが本当に分かったと言っていました。「今でも……直接に向かい合うことがより良いことだ」。インフォメーションセンターのことについて、彼は『青信号』になったらすぐに、私たちを訪問するつもりだと言いました。
私たちは、どのくらいコロナウイルスは続くのか尋ねました。完全に消え去ることはないだろうと言われました。それは風土病になるだろうということでした。そして彼から思いも寄らず尋ねられたのは、「そのウイルスは予測されていたか?」ということでした。それがBCかBCの師によるものという意味だと、私たちは理解しました。「そうですね、いいえ、おそらくはっきりとはありませんでした。けれどもベンジャミン・クレーム氏や彼の師、そしてマイトレーヤによって私たちが繰り返し伝えられてきたのは、もし人類が変化しないなら、私たちがこの惑星と自然界に与えている影響に気づかないなら、当然避けられない帰結というものがあるだろうということです。つまり原因と結果なのです」。彼はうなずいて、「そう、原因と結果、結果と原因だ」と悪循環を示しているように言いました。私たちはこの手紙を書いていた時になってやっと、中国で新型コロナが最初に報告される直前の2019年11月に、『ロニー・ツナミ』による警告、あるいは予測がなされていたことを思い出したのです(本誌2019年12月号参照)。それから彼は、私たち(世界)がすべての国々、特に発展途上国に、どうやってワクチンを供給できるかという問題について語りました。「私たちは月へ行ける、火星にも行ける、必要な手段も持っていて、どうすれば良いか分かっている、できたはずだ。まだできるはずだ」と彼は言いました。
「今は困難で、厳しい時代だ。あらゆる人々にとってつらい状況だ。しかし私たちは滅んだりしない、世界は生き延びるだろう。けれども何百万もの人々にとっては、非常に過酷だ。彼らは今苦しんでいて、これからも経済的失敗の結果や、収入を失うことなどで苦しむだろう」
なぜ物事はうまくいかないのかと考えて、人々が時々心配したり腹を立てたりしても、それは自然なことだと彼は言いました。そして時に腹を立てることは許されている、大丈夫だと言いました。彼は上を指差して(彼は過去にもこの仕草をしていました)、神に腹を立てる人をいたずらっぽく真似して、「パパ! なぜそんなに時間がかかっているんだ?」と言っていました。「私たちはマインドだけを使うときに腹を立てるんだよ、……よりも」と言い、信や直観よりもという意味で言っているようでした。
たくさんの雨の後で温かな気候になり、木々や灌木、植物すべてが、青々として茂っていました。私たちの『特別な訪問者』は、自然の中で楽しむこと、心から思い切り楽しむことを出し惜しみしたことはないと語っていました。「ごらん!」と彼が公園の中の周囲すべての美を指差して、「毎年そこにあるんだ。私たちは何もする必要がない、ただそこにあって、私たちに与えられているんだよ!」。
「お互いにハグもできないなんて、何と残念なんだ、でも『霊的なハグ』をするよ」と彼が言って、私たちの会話は終わりになりました。さらに、インフォメーションセンターで再び会えるだろうと言ってくれました。「またすぐ会おう! それから会ってくれてありがとう」。彼はお辞儀をして、古い自転車に乗って去っていきました。
グループメンバー 一同
アムステルダム
イエス覚者に委ねる
編集長殿
私の夫、ジョン・フィリップスは重病を患っており、できる限りの間、私が自宅で看護してきましたが、それがあまりにも難しくなったため、夫はホスピスに入ることになりました。
そこでの最初の夜に、彼は混乱して取り乱してしまい、家に帰りたがっていました。幸いなことに、ボランティアの一人が彼のそばに付いていてくれました。ジョンがマイトレーヤの手のカードを枕に置いていたのに気づいて、そのボランティアの女性は驚きました。彼女はジョンに、どうしてマイトレーヤについて知ったのか尋ねてきました。
そのボランティアは、エステル・ダウエス・デッケルだとわかりました。彼女は長年にわたってグループのメンバーである、アレクサンデル・ダウエス・デッケルの娘だったのです。ジョンはエステルの助けと気遣いにとても感謝していました。突如としてジョンは、「マイトレーヤが君(エステル)を私の所へ送られた」ということを完全に悟ったのです。彼はすぐに静けさと安心を感じていました。
ジョンはあごひげの男性が彼の部屋にいるところも見ていました。彼は死に近づきながらも平穏であり、「ただもうイエス覚者におまかせするよ」と言いました。
彼は2週間後、あまり痛みもなく、穏やかに亡くなりました。
私たちにとってこのことは、覚者方が私たちと私たちの愛する人々を導くために、常に私たちと共にあることを思い出させてくれる、美しい実例なのです。
ナンシー・デ・グラーフ
アムステルダム
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全知遍在のハート
編集長殿
私は幸運にも、自宅の庭や室内の植物の中に、ハート形の葉っぱをたびたび見つけています。それら全部が徴と考えられるかどうかわからないので、シェア・インターナショナル誌に送るのをためらいました。けれども葉のいくつかは困難な時期に現れたもので、ある場合には愛と励ましを与えられていると、本当に感じました。私は散歩が難しくなったので、私の小さな庭を歩くことを楽しみ、とても豊かな植物の世界の美しさに驚嘆しています。
ここに数枚同封しているものは、偉大なる存在の全知遍在と愛の証明としてお送りしています。
ローズ・マリー・マルミヨン・カロネゴ
フランス