読者質問欄

世界中のあらゆる講演において、そして生涯のほぼ毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲に及ぶ大量の質問を受けてきた。この大量の記録から、過去の年月にベンジャミン・クレームと彼の師である覚者によって提供された回答を掲載したい。

「ビヨンド・リーズン」、バート・エバンズ・プロダクションズ(1240 TVAラジオ)、1996年7月25日──第一部

Q:インタビュアー:声が聞こえ、姿は見えないけれども、それが正当な指示であることを知り、自分が正気を失っていないことを認識するのはどのような感じですか。
ベンジャミン・クレーム:覚者方とのコンタクトを主張する人は多くいますが、私はその人たちと2分ほど話すだけで、それが真実でないことに気づきます。しかし、実際に覚者からコンタクトを受けたのなら、絶対に疑いようがありません。私はとても懐疑的な人間です。画家であり、自分の天職を深く愛しています。これほど好きなことはないのに、この仕事をするために、自分の画業の進展に当てることができたはずの多くの時間を放棄してきました。そうしてきたのは、これが本物だと完全に確信したからに他なりません。
 私は師である覚者に、ただ単に声だけではなく、ご自身の存在の事実を百通りの異なった方法で証明してもらいました。そうした声は、意義深いものである必要があります。多くの人が声を聞きます。こうした声の一部は非常に奇妙で、恐ろしいことをするように言うかもしれません。しかし、覚者が相手であれば、愛や信頼、知性、マインドの相互作用といった関係を築くことになり、やがては徐々に、自分が真実を扱っているということを完全に受容する状態にまで発展していきます。それから、人生で起こることがそれを証明してくれます。そのような覚者は、治療も行ってくださいます。治癒を求めて、人々が世界中から私のところにやって来ます。覚者方の仲介により、数々の驚くべき治癒が起こりました。実際、全世界で奇跡も起こりました。血の涙を流す聖母像、ユーゴスラビアのメジュゴリエで子供たちに現れた聖母のビジョン、驚異的な癒しの力を持つ世界中の泉など、こうしたものはすべて、覚者方がなさっていることです。

Q:このような世界中のあらゆる宗教が自分たちの救世主の再来を待ち望んできたというのに、私たちは皆、同じことについて話しているのかもしれないということに、なぜ誰も気づかないのでしょうか。なぜ私たちは、宗教をめぐってこれほど多くの戦争や相違を抱えてきたのでしょうか。
クレーム:人間の愚かな教条主義(ドグマティズム)のせいです。それは非現実的な理想主義と結びついた教条主義です。そうした理想主義のために、あらゆる宗教団体が自分たちの啓示は唯一無二のものだと考えてしまいます。それは一種の愚かさであり、分離意識の結果です。魂としては、分離はありません。魂の界層では、唯一の偉大なる超魂(オーバーソウル)しかありません。私たちは皆、それの個別化した単位です。物質界では、私たちは分離しているように見えます。それぞれの宗教の啓示は、長い時間をかけて異なった集団に与えられてきたので、必然的にそれぞれの集団が、自分たちのものこそ唯一無二のものだと考えました。
 最も爆発しやすいのは、キリスト教ではないかと思います。ご存じのとおり、キリスト教は最も新しい宗教の一つです。イスラム教と同じくらい爆発しやすいと思います。この二つはおそらく、他のどの二つの宗教よりも関連し合っています。一つは、マイトレーヤによってイエスを通して与えられたものです。もう一つは、イエスによってムハンマドを通して与えられたものです。これが、イスラム教とキリスト教の並外れた関係です。
 しかし、それぞれの宗教は、人類が己自身と、神と呼ばれる超現実について持っているビジョンを拡張するものであり、分離がないことを示すために人類に与えられています。私たちはいつの日か、神、自然、人類と呼ばれるものが、一つの同じものであることを認識するでしょう。宇宙全体に分離はありません。すべての原子は他のすべての原子と関連しています。