編集長への手紙

シェア・インターナショナル誌には、未掲載手紙の保留分が多数あり、それらはベンジャミン・クレームと彼の師によって、覚者方あるいは「代弁者」との本物の出会いであると確認されている。その他の手紙は新しいものであり、覚者が関わっていたかどうかを確認、もしくは示唆することはできないが、読者の考慮のために、掲載している。

したたかな知恵

編集長殿
 以下の出来事は20年(あるいはそれ以上)前に起こりましたが、いつだったか正確に覚えていないので申し訳ありません。私は今まで何年もの間たびたび、それはマイトレーヤの現れだったのではないかと思ってきました。
 友人と私はロンドンのフレンズハウスの外にいて、クレームさんの講演に来ていました。私たちがドアに近づくと、ひどく取り乱した様子の若い男性が私のところにやって来ました。彼が言うには、彼にはお金が無くて、その夜8時までに工面できないと、住む場所を無くして路頭に迷うことになるということでした。もちろん、私は彼に同情し、持っていたお金を彼に渡しました。それで終わりです。
 やはり、その(素敵な顔立ちの)若い男性はマイトレーヤだったかもしれないと思うのです。
ベティ・ファラジャラ
英国、サリー州
【ベンジャミン・クレームの師は、その『取り乱した若い男性』がマイトレーヤであったことを確認した】

次の2通は同じ人物からのものです。

一人二役

編集長殿
 (1)2004年4月30日の四街道市で、私たちの伝導瞑想グループメンバーのAさんが、車で家に帰って駐車場に車を止めました。その瞬間、彼の目の前をクレームさんがビニール袋を持って通り過ぎたのです。クレームさんは見たところスーパーマーケットからの帰りのようでした。Aさんは非常に驚いて、即座にその人がマイトレーヤに違いないと思ったのです。車から降りて、すぐに後を追いかけようとしました。けれども、どこにも姿は見つかりませんでした。その人はマイトレーヤでしたか。
【ベンジャミン・クレームの師は、その人がマイトレーヤであったことを確認した】

よく似たイメージ

 (2)2005年5月15日に、クレームさんが出席する東京の公開伝導瞑想会に参加するため、友人と私は東京へ向かう列車の席に座っていました。途中で50代の女性が黒い杖を手に持って、孫息子と一緒に列車に乗ってきました。座席は満席でした。男の子は女性を心配して、「あぁ、おばあちゃん、どうしようか? 席に座れないね」と言いました。彼らは私の前に立っていたので、私が彼女に席を譲りました。彼女に席を譲った時、彼女は真っ直ぐに私の目を見てお礼を言ってくれました。表情のない彼女の顔が、私の顔にとても近くなったのは、彼女の腰がひどく曲がっていたからでした。私は心の中で、「この女性は若く見えるけど、美しくも醜くもない人だわ。彼女の顔は本当に特徴がない」と思っていました。彼らの会話から、(推測すると)彼女はニューヨークでの事故で腰を骨折し、手術を受けたとわかりました。現在彼女はリハビリの運動として、時折列車で出かけているのです。彼女は『丁寧な物腰』で話をする人で、孫息子に向かって「その当時、私は本当にとてもたくさんの人たちに助けられました」と話していました。いくつか駅を過ぎて、彼女の隣の席が空くと、彼女はそこへ移動して私に「どうぞ座ってください」と言いました。それで私は彼女の隣に座り、彼女の孫息子の顔が小学生のようなのに、背丈が大人の男性の平均よりもずっと高いことに気づきました。彼らが列車を降りる時、彼女が私の目を真っ直ぐに見つめながら、もう一度お礼を言ってくれましが、やはり(以前と同じように)彼女の顔は無表情だったのです。その時には、彼らが普通の人たちだと思っていました。けれども後になって鏡に映った私の顔を見た時、その女性に顔が良く似ているとわかったのです! 彼らはマイトレーヤとイエス覚者でしたか。
O.M.
日本、千葉県四街道市
【ベンジャミン・クレームの師は、その女性がマイトレーヤで、彼女の孫息子が東京の覚者であったことを確認した】

わざと転ぶ?

編集長殿
 4月8日の土曜日(2006年)、私は友人と一緒にパリにいました。午前11時に私たちはサン・シャペル地下鉄駅から出て、サン・ジェルヴェに向かって歩いていました。とある街角で松葉杖をついて歩いていた男性が歩道で転び、地面で顔を「ゆらゆらさせて」いました(どこかわざとやっていたように見えました)。私たちには彼の顔は見えませんでした。彼はホームレスに違いないと思い、背が高くがっしりとした人だったので、私はあえて近づいて助けることはしませんでした。一人の通行人が彼の方に数歩近づきましたが、何もしないうちに、その男性はパッと立ち上がりました。彼は次に壁にもたれて、まだ杖を持っていましたが、彼の顔が見えました。彼は若い黒人の男性で、ハンサムで実に陽気に微笑んでいました。私は助けてもいなかったのに、彼は実際私にお礼を言いました。私の印象では、彼は転ぶふりをしたという感じで、まるで彼自身に注意を引きたかったかのようでした。
 私はそのまま歩いていましたが、この印象はますます強くなったのです。彼はどなたでしたか。
モニク・ラルシェル
フランス、ブルゴワン=ジャイユー
【ベンジャミン・クレームの師は、その男性がマイトレーヤであったことを確認した】