シェア・インターナショナル誌展にハートが足りない?

 2023年7月1日から3日間、東京でシェア・インターナショナル誌展が開催されました。2日目のお昼前に到着すると、一人の高齢女性が椅子に座って、スタッフの女性と話していました。私たちは大規模な広報はしていませんでしたので、「あ、お客さんがいる!」と、うれしくなりました。
 しばらくパネルを眺め、資料をめくり、私もお客になったつもりで会場内を歩いていました。すると「ちょっと、あなた」とその女性に呼び止められ、隣に座らされました。「私ね、アイディアがあるの。アイディアがあるのよ! ハートが大事なのよ。ハートの形をここに置いたらいいんじゃない?」。急にそんなことを言われるとは思っていなかったので驚いたのと、「ここにはハートがない」と見事に指摘されてしまったような、ばつの悪い感情が一気に沸いてきました。
 しばらくして、また女性のそばに行くと、ずっと何かを書きつけていました。「この資料、もらえないって言うから書き写してるの」。女性の手元を見ると、大量の紙の束に大量の文字が書かれています。しかも、殴り書きに近い、とても読めるような文字ではありませんでした。
 それから1カ月経ち、シェア・インターナショナル誌のレポートを書くことになり、この奇妙なやり取りを思い出しました。この女性が伝えてきたことは何だったのでしょう。この展示企画を通して、私たちは何を世界に伝えていくのか、分かち合うってどういうことなのかと、根本的な問いを投げかけられているように感じています。

T.K.
日本、東京

次の2通は同じ人物からのものです。

明確さに重点を置いて

 (1)約8年前(おそらく2015年)に、私はパリ地区のフェアでメンバーとして参加しました。その展示会でグループがブースを出した初めての年で、私には二度目の参加でした。かなり大きな会場は、「ウェルビーイング(幸福)」をテーマにした数多くのブースでいっぱいでした。私たちは非常に不利な配置をされていて、部屋の奥の隅で、テーブルもとても小さいものでした。私たちは二人だけで資料の配置を終えると、そのような小さな場所に、あまりに多くのものが詰め込まれているという感じがしました。よく言われるように、「情報が多すぎると情報が失われる」のです。世界教師の出現についてのチラシに加えて、ミステリーサークルの写真、奇跡の写真、『我らの惑星を救え』というような気候変動についての情報が展示されていました。私はメンバーにレイアウトについて思うことを伝えましたが、これはそのようなものだからと彼に言われました。私はこの活動には新参だったので、しつこく言うことはしませんでした。
 大勢はいませんでしたが、人々は私たちの方を見ることも近づいてくることもなく、ロビーに入ってきました。彼らはより大きく魅力的なブースへと向かいました。午前中はうんざりするほど長く感じました。
 突然、60代の一人の女性がロビーに入ってきて、断固とした素早い足取りで私たちのブースにまっすぐ向かって来るのが見えました。彼女はテーブルの前に立って、「あなた方はここで何をしているの、何について伝えているの?」と言ってきたのです。
 マイトレーヤと知恵の覚者方の出現についての話です、と私は返事をしました。
 すると厳しい口調で、「もしあなたが覚者方の出現について伝えるのならば、正面に置くべきなのはその情報です。ここは紛らわしいので、あなた方が何について伝えているのかよく分からないのです」と言いました。私が驚いたのは、私の考えたまさにそのままを彼女が言ったからですが、私はあえてあまり強くは言いませんでした。それから彼女は満面の笑みで、「さあ、幸運をお祈りしますよ。あなた方のしていることはとても良いことです」と言ってくれました。
 そして彼女は去っていき、他のブースを訪ねることも見ることもせずに会場を出ていきました。
 以前、私には(ベンジャミン・クレームの師によって確認された)イエス覚者との出会いがあり、この女性の存在に同じエネルギーを感じました。彼女の話し方がとても毅然としていたので、その人はイエス覚者か彼の代弁者だと思いました。

(2)2023年4月16日にパリのグループと共に、分かち合いの概念に焦点を当てた『未来への鍵』と題した講演とビデオのイベントを開催しました。イベントは分かち合いについてのベンジャミン・クレーム氏のパリ講演からの抜粋で始まり、聴衆からの質疑応答があり、軽食の時間で締めくくられました。
 休憩時間中に、私は中年の女性と長々と話をしていました。私たちはたくさんのことについて話しましたが、とりわけ覚えていたのは、彼女がクリシュナムルティについて話したことでした。彼女はイエスとマイトレーヤの違いを説明してほしいとも言ってきました。講演の中でその点があまり明確ではなかったと言われました。それから無料のイベントの重要性を力説していました。
 私は文化活動がとても好きなのですが、価格が上がってしまったので、数年前ほどは出かけられなくなりました。このことをその女性には伝えなかったのですが、彼女から何度か、無料の文化活動を提供しているサイトをインターネットで探してみるように強く勧められました。パリで無料の講演やコンサート、映画に行ける場所の住所まで教えてくれたのです。彼女と話していた間、彼女には以前に会ったことがあるけれども、どこで会ったか分からないと思っていました。彼女は非常に磁力的なエネルギーの持ち主で、とても素敵な人でした。
 夜に自宅にいても彼女について考えずにはいられなくて、どこで彼女に会ったか思い出そうとしていました。そう思いながら眠ってしまいました。翌朝、ちょうど目が覚めた時に、「それはイエス覚者!」という言葉が頭の中に聞こえたのです。そして突然、数年前に資料の並べ方を変えた方が良いと言ってきた、あの同じ女性だったことを思い出しました。

J.J
フランス、パリ