編集長への手紙

シェア・インターナショナル誌には、未掲載手紙の保留分が多数あり、それらはベンジャミン・クレームと彼の師によって、覚者方あるいは「代弁者」との本物の出会いであると確認されたものである。その他の掲載された手紙は新しいものであり、覚者が関わっているかどうかを確認すること、もしくは示唆することもできないが、読者の考慮のために、これらの手紙は提供されている。

分離はない

次の2通は同じ人物からのものです。

(1)7年前(手紙の日付は2010年12月)、私はロンドンのカムデンにあるフレッシュ&ワイルドスーパーマーケットで、少しぼんやりしながら買い物をしていました。買い物かごを持った男性が「苺に合うクリームを探しているんだ」と言ってきました。彼は身長168センチメートルくらいで、黒い縮れ毛が後光のように広がった髪型でした。素敵な黒い瞳につややかな赤褐色の肌をしていて、少しだけ南米出身の人のように見えました。左耳に大きなトルコ石のイヤリングをぶら下げて、首周りにスカーフを美しくゆるやかに巻いていました。

 私が返事をする間もないまま、彼は後ずさって「あなたは治療家?  とてもオープンな人ですね」と言いました。私は違うと答え、伝導瞑想をしていることを伝えました。すると彼は「ああ、知っていますよ。それはマイトレーヤですよね?  分離というようなものは存在しないと言っている人ですね」と言ったのです。そして彼は私の頬に優しく片手を添えました。私たちが別れた時のことは覚えていないのです。

 私があまりにも孤独感にさいなまれていたので、これは明確な私へのメッセージでした。この思いやりある男性はマイトレーヤだったのでしょうか。
【ベンジャミン・クレームの師は、その男性がイエス覚者であったことを確認した】

元気を出して!

(2)2004年の冬の終わり頃、私はカムデンで高さのあるカウンターの椅子に座ってコーヒーを飲んでいました。一人の男性が私の隣に座り、自分の大きなカップのコーヒーを指差しながら、「ひどい二日酔いだから、これが必要なんだ」と言いました。言葉とは対照的に、彼は元気いっぱいで快活そのもののように見えました。彼は澄んだ青い瞳に色艶の良い顔で、明るい茶色の髪は薄くなっていました。私たちはしばらく親しくおしゃべりをして、似通ったものの見方を楽しく思っていました。

 それから彼が「私のワインセラーがほとんど空なので、すぐに仕事を見つけなければいけなくなると思う」と言いました。私がそれは難しくないのか尋ねました。彼は「まさか。私にはある種の『何とも言えない魅力』があるからね!」と言いました。私たちは声を出して笑いました。別れる時に私が「ありがとう。本当に元気が出ました」と伝えました。
 私はしばらくの間気分が落ち込んでいたので、この陽気で前向きな男性が、本当に私の気持ちを高揚させてくれたのです。彼は覚者方のお一人だったのでしょうか。

カーラ・キャンベル
英国、ロンドン

【ベンジャミン・クレームの師は、その男性がイエス覚者であったことを確認した】