理性への呼びかけ

──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 この世代が直面している最も重大な問題は生態系の不均衡であり、それが地球の膨大な領域を脅かすことを人類が認識する時が間もなくやって来る。知ってのとおり、この問題がどの程度のものかについて人間の意見は分かれている。しかし、この生態系のジレンマを真正面から直視して対処しない限り、多くの者にとってその将来が危ぶまれる。

 間もなく、多くのグループがこの危険の深刻さに気づくだろう、そして年毎に、彼らは大災害に近づいていく。地球温暖化によって放たれたエネルギー(フォース)は、今や人間が使用できるコントロールの装置をはるかに超えている。
だから、まだ少し時間がある間に、注意して聴きなさい──海の水位は容赦なく上昇しており、しかも人間は、のんびりと、彼らの将来を賭けている。
S.O.P.──Save Our Planet(我らの惑星を救いなさい)。

(2014年11月8日、シェア・インターナショナル誌2014年12月号)

 2016年7月25日、ベンジャミン・クレームとの編集会議の最中、彼の師である覚者は、当時の世界危機についての見解の提供を求められた。当時は、英国がEU離脱を投票で決め、シリアでは戦争が継続中で、南米ではジカウイルスが人命を奪い、ヨーロッパの各都市で多くのテロ攻撃が発生していた。以下に覚者のコメントからの抜粋を掲載する。私たちの本質的な一体性と変化の必要性を認識するようにという呼びかけは、8年近くたった今、いっそう緊急性を帯びてきている。

2016年の危機についての覚者のコメント

 ……大混乱はほとんどいつも、ひとつの宇宙(コズミック)の状態(周期)から他の状態への変化の結果である。多くの人々はいまだ古いあり方の中に捕えられている。多くの人々は行動やあり方を変える必要を認知するには、あまりにも不安であり、あるいは全く気づいていない。

 また、人類が新しいエネルギーにどう反応するかの問題である。ほとんどの反応は貪欲か恐れに基づいている。富める者たちは(党派などに左右されず)独立し、非常に貪欲になった。彼らは利用し得るすべてを有利に獲得できないだろうということを恐れており、また彼らの富を失うことを恐れている。人は、世界がひとつであることを、ひとつの人類であることを認識しなければならない。貪欲と競争に基づいて資源・富を管理する金持ちは、危険を覚悟で、この真理を否定する。

(シェア・インターナショナル誌2016年9月号)