世界中のあらゆる講演において、そして生涯のほぼ毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲に及ぶ大量の質問を受けてきた。この大量の記録から、過去の年月にベンジャミン・クレームと彼の師である覚者によって提供された回答を掲載したい。
Q:祈りと治療の基礎となる仕組みを、宗教や霊性に関心のある素人に向けて説明してくださいませんか。つまり、祈りの最初の点から始めて、実際の仕組みはどのようなものでしょうか。
A:祈りとは、喚起(呼び掛け)の偉大なる科学の一段階であり、マインドの共通の性質を通してテレパシー的な連結、あるいは導管を築くことによって機能します。メンタル的な焦点が強ければ強いほど、達成されるメンタル・コミュニケーションの度合いは大きくなります。しかし、ほとんどの祈りは、アストラル(情緒)に焦点があり、それだけ反応の「確かさ」は低くなります。
祈りの力は、分離というものは存在しないという現実に基づいています。すべての原子、すべての宇宙はつながっています。祈りの効果は祈る人の集中した思念のレベルによって決まります。ほとんどの祈りは、祈る人のアストラル欲望性質から発する懇願であり、それゆえ範囲は限定されています。より高度な祈りは、集中したマインドによって可能となります。さらに高度な、魂の融合した弟子の愛の意図のレベルでは、魂自身がそのエージェント(祈る人)となります。
祈りへの反応は、原因と結果の法則(東洋ではカルマの法則と呼ばれるもの)と「聖なる仲介者」としての知恵の覚者方に許された介入の度合いによって条件付けられています。かくしてイエス、聖母マリア、クリシュナ、モハメッド、あらゆる宗教の聖者たちは仲介のために祈りを向けられます。彼らは法の許す限り仲介者として働くことができ、実際にそうして働いています。
Q:祈りは一般的に通常の医学であるアロパシー(異種療法)やホメオパシー(同種療法)の有益な補助となるものと考えていいですか。
A:はい。
Q:私はクリスチャン・サイエンスの家族の中で育ちましたが、それが非科学的に思えたので10代の頃に教会を去りました。強烈な信念と否認(私にはできませんでした)が要請されているようでした。この宗教の鍵となる要素は、物質と病気は「誤謬」であるということです。その代わりに、「すべては無限のマインドであり、その無限の顕現である」といいます。治療は、すべてが神であり、したがって人は完全であるという事実の実演であるとみなされています。しかし人は「真理を知り」、「誤謬」の余地を残してはなりません。治療の実演は確かに起こります。しかし多くの場合治療は起こらず、「真理を認識する」ためのさらなる決意が後に続きます。クリスチャン・サイエンスの治療の基礎は何なのかをお聞きしてもいいでしょうか。それは実際に科学的な中身(現代科学では認知されていないもの)を持っているのでしょうか。癒される人と、そうでない人がいるのはなぜでしょうか。それに関わっている人々に知られていない追加的な要素があるのでしょうか。
A:すべての治療は原因と結果の法則(カルマの法則)に従います。クリスチャン・サイエンスは、私の考えでは、「理論的には」正しいのですが、実際には、この法則についての理解を欠いています。
Q:何年も前、私はリベラル・カトリックの礼拝式の本を使って毎週治療の会を行っていました。秘教徒でもあるその司教は、私が司祭でありその祈祷書を用いることで自動的に治療のデーヴァを集め覚者方からのエネルギーを引き付けると教えてくれました。しかしながら、私は当時そのことに気づかず、会の間、右手を治療を受けたいと思っている人々の頭の上に置き、その間マントラ的な祈りを唱えていました。その後しばらくして、人々は癒されたと私に言ってきました。しかし、最終的に、一人の方が、翌日病院で卒中で亡くなりました。言うまでもなく、私は顔色を失って治療の会を中止しました。(1)これらの効果は、良いものも悪いものも、治療の会の結果だったのか、私個人、あるいは他の要因が関わっていたのでしょうか。(2)リベラル・カトリックの治療の儀式は、デーヴァと覚者方のエネルギーを引き付けますか。(3)儀式、祈り、手を置くことなどを伴う宗教的な治療の会は、一般的に実際の有益性や効果はありますか。
A:(1)治療の会と他の要因があります。例えば、喚起されたエネルギーはしばしば顕現する段階にある状態を凝結させます。(2)デーヴァは引き付けません。しかし、覚者方がふさわしいとご覧になれば、覚者方からの特定のエネルギーを引き付けます。(3)はい。