今月号の内容概説

 今月号の覚者の記事「和合の重要性」(2013年)を読むと、それが過去12カ月の間に書かれたものだと思うだろう。堕落、恐怖、ジェノサイド(集団殺害)の年の始まりである2023年10月からちょうど1年を迎えた。ベンジャミン・クレームの師はこう言われる。「『平和』は欠くことのできないものであるが、『正義』が支配するところにのみ達成され得る」……「政治的、経済的問題は、基本的に霊的な性質のものであるが、政治、経済の分野においてのみ解決することができる。和合が追求され、顕現されなければならない。さもなければ、現在の世界の状況によって強要される緊張が人間を最も危険な行動に追いやるだろう。この理由のために、マイトレーヤは和合を、すべての者の必要についての理解を呼びかける」
 今月号では、和合と正義という、緊急ではあるが長らく延び延びになっている必要性に焦点を当てた。また、マイトレーヤがなぜ政治と経済の分野で働くことを選ばれたのか、なぜこれらの分野がハイアラキーによって「霊的」とみなされるのかについてのベンジャミン・クレームと彼の師による説明にもスペースを割いた。
 「人類の一体性」という選集をご覧いただければ、簡潔で力強い疑問と表明が見つかる。「世界は一つであるのに、いかで二つの世界が存在し得ようか。法はすべての人間に対して同じであるのに、いかで分割があり得ようか。やがて人間は、大勢の人々の苦しみは総体の病であることを理解し、そして正義のみがその治療法であることを理解するだろう」(ベンジャミン・クレームの師、「正義は神聖なり」より)
 今月号は、政治、国際社会の正義、科学、自然の状態など、非常に多彩な内容となっている。また、いつものように、ベンジャミン・クレームの洞察は、読者の質問に対する彼の回答に浸透している。