読者質問欄

 世界中のあらゆる講演において、そして生涯のほぼ毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲に及ぶ大量の質問を受けてきた。この大量の記録から、過去の年月にベンジャミン・クレームと彼の師である覚者によって提供された回答を掲載したい。

Q:マイトレーヤのために働いているグループの内部にもそして外部の人々の中にも、あなたの師が最新号の記事の中でなさったように、覚者が一方の側の味方になってこれほど政治的な発言をするという考えは奇妙で考えられないことだと感じる人々がいます。なぜあなたの師はそれがこれほど重要なことだと思われるのですか。マイトレーヤはアメリカの選挙についてどうお考えですか。
A:今月号の記事からみても、ハイアラキーが、今度のアメリカの選挙が世界の近い将来にとって決定的であると考えていることは明らかです。
(シェア・インターナショナル誌2004年11月号)

編集長から読者へ──ベンジャミン・クレーム、2004年11月
 読者の中には本誌が11月号のアメリカ大統領選挙に関してあまりに関心を寄せ過ぎ、スペースを割き過ぎていると憂慮される向きもあるようである。政治に、特にアメリカの政治は両政党ともに腐敗していることは万人の知るところであり、両者に選択の余地などないと思われるのに、そのアメリカの政治に関心を寄せることは、霊的な基礎を持つ本誌のなすべきことではないと考えるようである。だが、決してそうではない。
 世界を数年間にわたって揺るがしてきた出来事に対するそのような反応に、私は当惑していると告白せざるを得ない。シェア・インターナショナル誌はハイアラキーの事実、その帰還、そしてその現在および将来の諸計画と関心について知らせるために存在する。来るべきアメリカの選挙に関して言えば、これに関する懸念は私の師である覚者によって、最近の本誌の記事の中にいみじくも表明されている。今月号の記事を以下に引用したい。これ以上にはっきりとした、曖昧さのない表現はないだろう。シェア・インターナショナル誌がどうして正直に、真実を伝えるのを遠慮する必要があるだろうか。
 「アメリカの市民が11月に投票に行くとき、彼らは歴史のコースを変える機会を得るだろう」
 「運命の日が近づくにつれて……」
  「「あなた方の兄たちであるわたしたちは、まさにこの世界の未来が脅威にさらされているのを傍らに立って眺めていることはできない」
 「この選挙は人事における大きな転換点である」

Q:私が知っている過去の霊的教師たちは、政治には関与せず、霊的、精神的な発達に集中していました。私はあなたが政治に集中されることに戸惑っています。説明をお願いします。
A:なぜなら私はすべての人々のための愛と正義と自由に関心があるからです。政治、経済、それがリアリティ(現実)です。それが霊的なことです。どこまでで霊的であることをやめるのですか。いつ霊的であることをやめるのですか。人間の霊性の度合いをどうやって測るのですか。生命あるあらゆるものは霊的です。私たちは霊的な宇宙に生きています。それ以外ではあり得ません。問題は、私たちがそれを霊的なものにしないことにあるのです。私たちは、これまでに考案された最も腐敗した政治を持ち、人間が考案した最も腐敗した経済構造を持っています。それらは霊的ではありませんが、霊的であるべきであり、霊的でなければなりません。
 私が話しているのは霊的な政治、霊的な経済についてであり、キリスト御自身、世界教師、主マイトレーヤ御自身は、最初は、政治と経済に焦点をおかれるでしょう。私が言っていることはマイトレーヤからのものです。これらは彼の考えであり、彼のアイディアです。政治、経済は最も霊的なものであるべきです。政治とはいかに人々が共に生きるかについてであり、経済とはいかに私たちが世界の資源を分配するかについてです。もしあなたが霊的でなければ、今日のように、政治も経済も悪いでしょう。誰が霊的なのでしょうか――あなたが言う霊的教師たちか、あるいは私か、いかに人々が生きるかに関心があるのは誰でしょうか。家族を飢えから防ぐために、1日1ドル稼ぐために1日16時間働かなければならない人々に、霊的精神的発達について話すことは無理です。今日の危機は霊的なものであり、それは政治と経済の分野に集中しており、これらの分野でのみ解決できます。
(シェア・インターナショナル誌2004年10月号)