2024年6月号目次

覚者より ベンジャミン・クレーム筆記
理性への呼びかけ/2016年の危機についての覚者のコメント

編集部のコメントと今月号の内容概説

視点
「不条理だ!」:米国の億万長者の税率は労働者階級より低い
ジェイク・ジョンソン

報道の自由と気候ジャーナリズム:危機において団結する
ファルハナ・ハク・ラーマン

すべての人のためのより良い未来
市民集会:政策立案への新たなアプローチ

学生ジャーナリストが 「ニュース砂漠」 を再生させる

抱き合おう、諸人よ!
アンドレア・ビストリッヒ

アダルツ・イン・ザ・ルーム
ベトナム戦争時代を彷彿とさせる学生たちの抗議活動
若者が舵を取る ―覚者より/ベンジャミン・クレーム筆記 2012年3月1日

時代の徴
神聖なる遍在/白いバファローがラコタ (スー) 族の予言を成就させる/
ダミー核弾頭を撃ち落とす UFOが撮影される

世界トップの気候科学者の77% が 2.5°Cの地球温暖化が起こると考え、 恐怖を感じている
オリビア・ロザンヌ

マルク=アンドレ・セロス著
『世界の起源:人類が土壌に与える影響と温室効果ガス』
ドミニク・アブデルヌールによる書評 第三部

マイトレーヤの裂開の剣―選集
Maitreya’s Sword of Cleavage-a compilation

ギラド・エルダン氏は、失敗を運命づけられたイスラエルの戦略を明らかにして、世界に有利な働きをしている
ジェフリー・D・サックス

治療
アート・ユリアーンス

編集長への手紙
内なる外なる真実 他

読者質問欄
回答 ベンジャミン・クレーム

理性への呼びかけ

──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 この世代が直面している最も重大な問題は生態系の不均衡であり、それが地球の膨大な領域を脅かすことを人類が認識する時が間もなくやって来る。知ってのとおり、この問題がどの程度のものかについて人間の意見は分かれている。しかし、この生態系のジレンマを真正面から直視して対処しない限り、多くの者にとってその将来が危ぶまれる。

 間もなく、多くのグループがこの危険の深刻さに気づくだろう、そして年毎に、彼らは大災害に近づいていく。地球温暖化によって放たれたエネルギー(フォース)は、今や人間が使用できるコントロールの装置をはるかに超えている。
だから、まだ少し時間がある間に、注意して聴きなさい──海の水位は容赦なく上昇しており、しかも人間は、のんびりと、彼らの将来を賭けている。
S.O.P.──Save Our Planet(我らの惑星を救いなさい)。

(2014年11月8日、シェア・インターナショナル誌2014年12月号)

 2016年7月25日、ベンジャミン・クレームとの編集会議の最中、彼の師である覚者は、当時の世界危機についての見解の提供を求められた。当時は、英国がEU離脱を投票で決め、シリアでは戦争が継続中で、南米ではジカウイルスが人命を奪い、ヨーロッパの各都市で多くのテロ攻撃が発生していた。以下に覚者のコメントからの抜粋を掲載する。私たちの本質的な一体性と変化の必要性を認識するようにという呼びかけは、8年近くたった今、いっそう緊急性を帯びてきている。

2016年の危機についての覚者のコメント

 ……大混乱はほとんどいつも、ひとつの宇宙(コズミック)の状態(周期)から他の状態への変化の結果である。多くの人々はいまだ古いあり方の中に捕えられている。多くの人々は行動やあり方を変える必要を認知するには、あまりにも不安であり、あるいは全く気づいていない。

 また、人類が新しいエネルギーにどう反応するかの問題である。ほとんどの反応は貪欲か恐れに基づいている。富める者たちは(党派などに左右されず)独立し、非常に貪欲になった。彼らは利用し得るすべてを有利に獲得できないだろうということを恐れており、また彼らの富を失うことを恐れている。人は、世界がひとつであることを、ひとつの人類であることを認識しなければならない。貪欲と競争に基づいて資源・富を管理する金持ちは、危険を覚悟で、この真理を否定する。

(シェア・インターナショナル誌2016年9月号)

今月号の内容概説

 この号に載っていないことについて述べたい。私は、東エルサレムに本部を置く国連難民救済事業機関(UNRWA〈アンルワ〉)で働く職員にインタビューを申し込んでいた。彼はインタビューに同意し、私たちは日時を調整しているところだった。連絡なし。何日も経過した。シェア・インターナショナル誌の本号の締め切りが迫っていた。私は──主要メディアからの情報ではない──ニュースを知っていたので、明らかに何かがひどく悪い状況になっていることを悟った。携帯電話で撮影した動画の断片をオンラインで見つけた。UNRWA敷地内への放火攻撃の様子が映っていた。その敷地には、UNRWAの救援トラックのために必要な燃料タンクがある。イスラエルの消防車が敷地内に到着するのが異常に遅かったため、援助機関のスタッフが自分たちで火を消そうと奮闘している間、入植者たちは「国連を焼き払え!」と叫びながらスタッフに石を投げつけた。この短い動画では、UNRWAの施設を攻撃する過激派の群衆から、ヒステリックで興奮した笑い声が聞こえてくる。

 数日後、驚くほど控えめな簡潔な説明を受けた。「残念ながら、放火事件などで忙しくなってしまいました」
 新しいインタビューが今後の号に掲載される予定である。
 今月号では、他の号と同様に、世界の動向や出来事について考察し、良いこと、驚くほど良いこと、良くないこと(解決や変革が急務となっている問題)を浮き彫りにしている。

 すべて読んでください! ニュースと事実に基づく報道の欠如、言論の自由に対する検閲、民主主義と民主的権利の否定、正義と、正義や平等の否定などが取り上げられている。リーダーシップの不在についての報告や記事も紹介している。高齢の指導者たちがジェノサイド(集団殺害)を黙認する一方、学生たちは「アダルツ・イン・ザ・ルーム(分別ある大人)」として先頭に立ち、平和のため、戦争犯罪への反対のために抗議している。

 地球の窮状に注目している記事がある。それに続いて、土壌──私たちがその上を歩き、当たり前のことと思いがちな大地──の役割について詳細で興味深い考察が加えられている。『世界の起源』についての書評の第三部を参照していただきたい。

 ジェフリー・サックス教授は、リクード党の「パレスチナ政策」と、イスラエルとアメリカの国益との関係の影響について鋭い分析を行っている。「リクードの戦略は、イスラエルの安全保障に関して完全に米国に依存している。米国は、イスラエルの大規模な戦争犯罪に驚愕して団結を強め、完全に反抗的なイスラエルに二国家解決策を課すことに賛成する国際社会における唯一の阻止勢力となっているからである。それにしても、米国の経済、金融、商業、外交、軍事といった中核的利益は、国際システム内でイスラエルと共に孤立することとは相容れない」

 ベンジャミン・クレームは、治癒、医療、カルマ、病気についての質問に答えている。アート・ユリアーンスは、医療と治療の将来について書いている。ベートーヴェンの交響曲第9番についての記事もある。合唱付きの最終楽章は、調和や協力、精神の癒しへの人類の憧れを物語っている。
 ベンジャミン・クレームの師が「理性への呼びかけ」という記事で発した呼びかけと警告を否定することはできない。ベートーヴェンとシラーもまた、時を超えて私たちに呼びかけている。
 ベートーヴェンの輝かしい希望に満ちた音楽は、シラーの詩「歓喜の歌」と組み合わさり、人間精神を回復させ、平和への憧れを呼び起こしている。「抱き合おう、諸人よ!」と。

読者質問欄

Q:西洋のオーソドックスな(フロイト派およびフロイト後の学派)の精神分析心理学は、すべての人にとって必然だとされる一定の基本的前提に基づいています。例えば、父や母との愛情─憎悪関係や、エディプス・コンプレックスなどです。(1)これは妥当な見地ですか。ノイローゼは避けられないことですか。それとも、そのようなノイローゼは、ある場合には当てはまるが、他の場合には当てはまらないですか。(2)もし西洋の心理学が部分的にのみ正しいのであるならば、普遍的に妥当なものとなるためには、どのようなステップが取られる必要がありますか。現代の心理学が秘教心理学と融合し始めることは可能ですか。

A:(1)明らかにエディプス・コンプレックスは存在します。人々は過去にも現在も、親を愛し、同時に憎みました。そして、人々はこの未解決の両分を、後々の人間関係のすべてに持ち込みます。これがフロイトの基本的な臨床的、客観的研究結果です。それが必然的な避けることのできないことであるかということは、また別のことです。秘教の見地からすれば、そうである必要はありません。これは社会的に条件づけられた現象であり、間違った人間関係が、ひとつの世代から次の世代へと伝えられた結果です。さらに、それがどの程度存在するかは、個人の進化の段階、特に、その個人が識心(メンタル)的に偏極しているか、情緒(アストラル)的に偏極しているかによります。高度に進化した、メンタルに偏極した弟子にとっては、全くそうである必要はありません。彼は、通常、自分の矛盾し合う感情をうまく処理することができ、解決をします。より高度に進化していればいるほど、これが言えます。


 (2)現代の心理学と精神分析学の考え方の中にある大きな欠陥は(間もなく是正される欠陥ですが)、人間の魂とその転生の周期についての概念が抜けていることです(ユングとユング学派を除いては)。必然的に、これは因果(カルマ)の基本的概念をも無視します。
 七つの光線とその強力な影響は、現代の心理学者たちにとっては、いまだ閉じられた本のままです。人間の三重の構造──霊と魂と肉体人間(パーソナリティー)──の特質が知られ、受け入れられるまでは、再生誕の事実、カルマと個人の光線の影響が考慮されるまでは、そして魂の特質と個人の目的が確認されるまでは、現代の心理学はこれ以上進歩することができません。現在のところ、ノイローゼの単一的基礎の概念から原始的エネルギーの発見を導いたウィルヘルム・ライヒの先駆的仕事を除いて、一般的に言って、現代の心理学はその内部に葛藤を抱えています。ノイローゼの影響の改善に多くの有益な臨床的仕事をしているかたわら、現代の心理学は意識せずして、次の大きな前進──人間の魂の「発見」──を待っています。 

2024年5月号目次

覚者より ベンジャミン・クレーム筆記
腐敗行為の終止

今月号の内容概説

視点
「私たちが持っているものはお互いだけ」

マルク=アンドレ・セロス著
『世界の起源:共生』
ドミニク・アブデルヌールによる書評 第二部

米国と英国に羞恥心があれば、
パレスチナを国連加盟国として歓迎するだろう
ジェフリー・D・サックス、シビル・ファレス

ウォー・オン・ウォント
それでもわれわれは立ち上がる: 連帯と抵抗のフェスティバル

死亡時の脳研究により、 生死の境界の曖昧さが判明
エリッサ・グラーフ

ジョナサン・グレイザー脚本・監督作品、 2023年
「関心領域」
フィリス・クレームによる批評

星/恐ろしい事態のただ中で夢を生きる

時代の徴
奇跡が世界に溢れる 他

環境に関する良いニュース

存亡の機なのか? ファシズムの危険性
フェリシティ・エリオット

勇気と真理-選集
Courage and truth-a compilation

すべての人のためのより良い未来
国際女性デー:「私たちは、はるかに速く進まなければなりません」

科学 (第二部) 心理学
アート・ユリアーンス

共有社会のための教育
ジェイソン・フランシスによるミカル・セラ氏へのインタビュー

編集長への手紙
信の問題 他

読者質問欄
回答 ベンジャミン・クレーム

腐敗行為の終止

──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 ますます諸国家は、昔から続いてきた問題、すなわち腐敗行為を認知し始め、それを深刻に受け止めて対処し始めている。世界のある地域では、腐敗行為は何世紀ものあいだ生活様式になってきた。それはもちろん、多数の人々の犠牲の上に少数の者たちを利してきた。数え切れない長い間、腐り切った指導者や強力な政治家が、臣民や市民に賦課した税金の上に富を増やしてきた。現代では、西洋の大企業が大規模に“勘定をごまかしてきた”ことが発覚している一方、東側においては、すべての取り引きが、誰かの手に“賄賂をつかませる”ことを必要とする習慣が当たり前になっている。

 腐敗行為は特定の民族や国家に特有であり、ある社会では、大統領や総理大臣から警察やスポーツに至るまで浸透している。最近の選挙が示したように、自由と民主主義を奉じているはずの国々においてさえも、選挙の腐敗は蔓延する。そのような腐敗した政府は失敗し、その国民を裏切り、そうすることで統治する権利を放棄するのである。

 そのような腐敗の直中で、信頼を生み出すことは可能だろうか。信頼なしには人間の未来はまさに荒涼たるものである。信頼なしには、より公正な資源の分かち合いはむなしい望みであろう。信頼なしには、われわれの惑星という家を維持するために必要とされる包括的な意思決定は決してできないだろう。神聖で有益な信頼なしには、人間は地球という惑星の管理人としての権利を喪失するだろう。
 そのようになるであろう。かくして人間は、即刻、社会のすべての層に、地球上の生活の隅から隅まですべてに染み込んでいる腐敗の腐食的影響に真剣に取り組むべきである。

 人間がこれをなすのを助けるために、マイトレーヤは様々な形で現れる腐敗行為の腐食的影響を人間に示そうと骨を折られるだろう。もし人間が本来の特質なる神になるためには、欺瞞とごまかしの古いやり方を放棄しなければならない。深刻な環境問題に取り組むために、人間は信頼のうちに共に働かねばならないことを、彼は説明されるだろう。信頼なしには、できることはほとんどないことをマイトレーヤは強調されるだろう。諸国家の指導者たちは彼ら自身があまりにも腐敗の中につかっているので、彼らは誰も信頼しない。

 人間が必要な信頼を生み出すためには選択は一つしかないことをマイトレーヤは示されるだろう。この豊かな地球の産物を世界中により公平に分かち合うことであり、そして豊かさの中で死んでいる何千万の人々の飢餓と貧困を永久に終わらせることである。

 指導者たちはマイトレーヤのことばに耳を傾けるだろうか。多くの場合、おそらく最初は否であろう。しかし間もなく至るところにいる民衆が耳を傾け、マイトレーヤの助言の賢明さを知るだろう。彼らはマイトレーヤの賢明なことばに全面的に同意し、彼の大義を支持するだろう。世界の世論は自分たちの声と良き指導者を見いだすだろう。その力に対して、貪欲な独裁者や腐敗した政治家の妨害しようとする声は次第に消えていくだろう。そのようになるだろう、そしてこの世界の浄化と変容が始まるだろう。

(シェア・インターナショナル誌2005年4月号)

今月号の内容概説

 ベンジャミン・クレームの師である覚者は、蔓延する腐敗とその解決策について熟考するよう読者に求めることで、基調を打ち出している。その解決策とは、信頼に基づく世界資源の公平な分配である。それなしには、世界の未来は寒々としたものになるだろう。ジェフリー・サックス氏とナオミ・クライン氏の声は、私たちの難題の概略を描き、現在の諸々の危険を指摘している。心理学の発展を振り返ると共に、グレイザー監督の映画『関心領域』の批評記事では、権威主義社会で人々の心と魂に何が起こるかを検証し、ファシズムの心理学について考察している。死の瞬間の脳活動に関する研究は、自然界における共生の不思議についての調査と同様に、新たな洞察を提供している。イスラエル人とパレスチナ人に居場所を提供する「共有社会のためのセンター」の事務局長へのインタビューは、生活のあらゆる分野における共生の必要性を改めて強調している。この危機と腐敗の時代において、勇気と真理はかつてないほど重要であり、12歳のパレスチナ人の少年はその両方を見事に体現している。ベンジャミン・クレームの知恵と洞察は、質疑応答のページを埋め、教訓と方向転換をもたらす不可避な未来を私たちに垣間見せてくれる。

読者質問欄

Q:私たちはすでに荒野の体験をしているのですか。

A:いいえ。アメリカにとっては「荒野の体験」はどこの国よりもおそらく厳しいだろうと思います。なぜなら、アメリカは多くの快適さ、多くの資源の誤用に慣れているからです。
 先進国は特にもっと質素に生活することを学ばなければなりません。世界の生活水準の不均衡を全く考慮しないで、現在のペースで世界の資源を強奪し続けることはできません。もしそれを続けるならば、この惑星の生態系は完全に破壊されるでしょう。樹木ははぎ取られ、水はさらに汚染され、空気や土壌も同じく汚染され、私たちは中毒死してしまうでしょう。私の師は「すでに汚染は、世界における殺人者のナンバーワンである」と言っています。それは免疫系を破壊し、その結果様々な病気による死をもたらしています。資源の悪用があまりにも致命的なので、方向転換をしない限り、10年または15年以内にこの惑星はほとんど住めなくなるでしょう。
 アメリカは他の国々よりも責任があります。なぜならアメリカは大きくて貪欲であり、悪用するための資源を持っているからです。アメリカの人口は2億7,000万人ですが、その大部分は世界中の誰よりも高い生活レベルで生活しています。(すべてのアメリカ人ではありません。アメリカには3,000万の貧困所得線以下の人々が住んでいます)。イギリス、フランス、ドイツ、日本には、アメリカ人のように浪費生活をしている人々もいます。しかし、最高生活レベルはアメリカにあります。最高というのは生活の質ではなくて、資源の消費の面に関してです。アメリカは世界のどの国よりも多くの資源を消費しています――世界人口の5%の人たちが、世界の資源の50%を消費しているのです。
 もっと悪いことには、資源が備蓄されています。アメリカの山脈には洞窟に至るトンネルがあり、その洞窟には絶え間なく食糧の備蓄がなされているのです。すべてのいわゆる「戦略的な備品」が、原爆でも貫通できない文字どおり破壊不可能な山脈の中の倉庫に備蓄されているのです。そこにはすべての薬品があり、チタニウムのような様々な金属、緊急時に使用し得る科学的な資材があります。そのような緊急事態は起こることはないのですが、政府はそれを知りません。彼らは何百兆ドルというお金をこの備蓄に投入しました。そのお金を使えば、ずっと以前に、飢えた無数の人々の生活を変え、清潔な水と定期的な食糧を与えることができたでしょう。これらの物品は大量にそこに置かれたままになっており、決して使用されることはないでしょう。
 もし将来戦争があるとするならば、それは本当に短い戦争になるでしょう。戦略的な備蓄は必要ないでしょう。戦争は数週間で終了し、世界は人間が住めない状態になるでしょう。私たちはすべて殺されてしまうでしょう。最初の核の一撃で終了しなくても、核爆発に続く化学兵器・生物兵器による戦争がもたらす毒ガス雲によって人間は死に絶えるでしょう。それは、地球上のすべての生命の完全な荒廃をもたらすでしょう。そのようなことが過去に何回か人類を脅かしてきました。私たちは、何回か宇宙の兄弟たちによってそのことから救われてきたの
です。
 もしその恐怖が再び襲ってくるならば、覚者方が、もし必要ならば宇宙の兄弟たちが、その破局を避けるために介入されると私は確信します。広島と長崎に落とされた原子爆弾を造るための情報はハイアラキーによって与えられ、連合国側の科学者に譲渡されました。そのことを実行する権限は世界の主サナット・クマラによって与えられました。その情報は戦争を終わらせるために、そして連合国側を勝利に導くために与えられたのです。二つの陣営は、1942年の何カ月もの間、核分裂をコントロールするための秘密を求めて互角の競争をしていました。ハイアラキーはサナット・クマラにアプローチして承認を求めました。そこで、世界の主、サナット・クマラは、原子力のこのような使用に関与することになったのです。

2024年4月号目次

覚者より  ベンジャミン・クレーム筆記
戦争の冒涜/裂開の剣を創造する

編集部より
今でなければ、いつか? 私たちでなければ、誰か?

視点
国境なき医師団による国連安保理への報告

S.O.P. (Save Our Planet)―われわれの惑星を救え!
英国がエネルギー憲章条約から脱退

マルク・アンドレ・セロス著
『世界の起源:土壌を脅かす人のための土壌の自然史』
ドミニク・アブデルヌールによる書評 第一部

ネタニヤフ首相はバイデン大統領を引きずり下ろすのか
ジェフリー・D・サックス

法の支配
法の支配の尊重を求める一致結束した声

時代の徴
星のパフォーマンス

大計画 — 選集
The Plan-a compilation

「もし私が死ななければならないとしたら」

民衆の声
勇者の強さを見せつける

霊的成長における瞑想と奉仕
ベンジャミン・クレーム

科学 (続き)
アート ユリアーンス

ウエサク祭

前へ、 突破口へ
デニス・クシニッチ

編集長への手紙
笑顔の実践 他

読者質問欄
回答 ベンジャミン・クレーム

戦争の冒涜

──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 前世紀に、世界は二度、全面戦争に、すなわち一つの戦争の二つの恐ろしい局面〔訳注=第一次と第二次世界大戦〕によって震撼させられ、何千何百万人もの犠牲者を出した。それぞれが「戦争を終わらせるための戦争」となるはずであった。しかし、いまだに、さらに強力な破壊力を持つ兵器で、もう一度、力比べをすることを企み、計画する者たちがいる。戦争は何事も解決せず、何も証明せず、地球の住民に苦痛と喪失を加えるだけにすぎないということに人間が気づくまで、一体どのくらいかかるのか問わねばならない。

 覚者たちが日常世界に戻る大きな理由は、まさに人々にこのことを思い出させ、戦争に永久に背を向けるように人間の思考に影響を与えるためである。今日、非常に多くの国が、人間がかつて考え造り出した最も破壊的な武器である核兵器を保持しており、将来の大きな戦争は最大の惨事となるだろう──すなわち地球という惑星上のいのちの完全な破壊である。何百万年もの間、地球は死んだ惑星、有毒廃棄物となるだろう。人間自身はどこかの暗い、遠くの世界に転生しなければならず、再び光の中に入るための、長い長い旅路を歩まねばならないだろう。……

(シェア・インターナショナル誌2009年9月号)

裂開の剣を創造する

──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 人間が示すことのできる最高の特質、あるいは最悪の特質を体現する人物が、時々、人類の中に現れる。そのような人物は最も人々に愛されるか、最も憎まれるようになる。いずれにしろ、彼らは通常、大勢の信奉者や帰依者を自分たちに引き付ける。そのような人物は大多数の人間にとって、途方もない磁力的なアピールを持つか、時によっては、大規模の破壊的な力(パワー)を奨励する手本である。歴史の本は両方のタイプの例で満ちている。

 今日、両方のタイプについてのたくさんの例が世界中に非常に多く顕現している。この顕現の影響は人類の前に二つの対立する行動路線を置いており、人類の将来を決定する選択について緊張をつくり出している。聖書の言葉を使えば、これは「裂開の剣」である。長年の間、マイトレーヤから放出され、そして方向づけられてきたエネルギーは、そのような対立するものの対決を促そうとしてきた。それは多くの人々にとって確かに不思議に思えるかもしれないが、人類がその将来のために正しい選択をすることは非常に重要である。そうでなければ、将来はまさに荒涼たるものであろう。

 「裂開の剣」はわれわれが「愛」と呼ぶエネルギーである。マイトレーヤによって振るわれて、それは「兄弟を兄弟に対立させ」、至るところに住む人間のまことの神聖な意識を試す。すべての進化の究極的な目標は地上に「神の王国」を確立することであり、「裂開の剣」は人間にその道を示す。

 マイトレーヤの教えは単純である。彼の優先事項はすべての人間にとって明らかであるように思えるだろう。残念ながら、そうではない。分かち合いとすべての人間のための正義(公正)の当然の結果として、平静で平和的な活動の将来をマイトレーヤは示されるのである。「誰も欠乏することのない世界を、二日と同じ日が繰り返されない世界を、すべての人間を通して同胞愛の歓〔ルビ:よろこ〕びが顕現する」世界、いかにして、そのような希望のメッセージに反駁することが可能なのかと思うかもしれない。それがすべての人間によって切望されている将来ではないのか。それは大多数の人間によって望まれている将来である、しかしすべてによってではない。人類は進化の梯子のそれぞれ異なった段におり、ある一定の段より上にいる人間にとっては、すべてが良い前兆である。しかし、自分たちの神聖な真我についてその程度までいまだ顕現していない者たちが、分かち合いは神聖なことであり、正義と正しい関係は神聖なことであることを認めないのであり、神(神性)を競争と葛藤として見て、人間の価値を自分の金の重さによって測るのである。

 多くの人間が恐れ、苦しんでいる──仕事も将来への希望もなく、彼らは一日一日を苦闘する。しかし、その他の多くの者たちは自分たち自身のための将来をつくっており、そしてまた多くの者たちがその過程の中で死んでいる。世界中で、人々は、自由と正義をその中核においたより良い生活の可能性に目覚めつつある。恐れるでない、民衆の声は高まっており、接触伝染のようにますます多くの人々に影響を及ぼしている。自由、正義、そして人間の和合という真理のために生きる──あるいは死ぬ──人々の背後にマイトレーヤは立っておられる。若者が道を先導する、そしてその将来は彼らのためにある。

(シェア・インターナショナル誌2011年10月号)

シェア・インターナショナル誌は、新しい時代の思考の二つの主な方向――政治的と霊的――を統合する。