シェア・インターナショナル誌には、未掲載手紙の保留分が多数あり、それらはベンジャミン・クレームと彼の師によって、覚者方あるいは「代弁者」との本物の出会いであると確認されたものである。その他の掲載された手紙は新しいものであり、覚者が関わっていたかどうかを確認すること、もしくは示唆することもできないが、読者の考慮のために、これらの手紙は提供されている。
宙を歩くように
編集長殿
英国のペナイン山脈地方に、ヘブデン・ブリッジという名の小さな町があります。何年もの間、私は『出現季報』をそこのたくさんの郵便箱に配布してきました。
町の真ん中を一本の川が流れていて、今年(2021年)の1月の日曜日の寒い朝に、私たちは川岸の歩道を歩いて、寂れ果てた町に向かっていました。
突然、背が高く若い男性が橋へと続く鉄製の手すりに飛び乗って、(川まで9メートルもの高さにもかかわらず)まるで宙を歩くように、約7.5センチ幅の鉄の棒の上を『綱渡り』さながら歩き出しました。それから彼は橋の欄干へと飛び乗り、振り返って私たちを見ました。
私は心の中で「イエス覚者」と思っていましたが、その人は微笑むことも手を振ることもなく、現在の状況において、ただ優しい眼差しが多くを語っていました。
シェア・インターナショナル誌に、とてもたくさんの励みになる体験を掲載してくださったことに感謝します。この困難な時期に非常に必要とされています。
光と愛を込めて。
リンダ・ロッジ
英国、ヨークシャー州(2021年2月25日)
あふれる喜び
編集長殿
数年前、ロサンゼルスで講演をした直後に、私は以下の体験をしました。講演後、いつもどおりに人々が列に並んで私に質問をしてくるか、あるいは体験を話しにきて、例外はありませんでした。突然小柄で黒っぽい髪の男性が、私と話していた他の人々の前に進み出てきました。彼はとても幸せそうな人でした。私たちは簡単な会話を交わし、私は彼の名前を尋ねました。彼から「教えますけど、私の後に繰り返さないといけませんよ」と言われました。私は「オーケー」と答えました。彼が「ユー(U)」と言い、私が「ユー(U)」と繰り返しました。彼が「アール(R)」と言い、私が「アール(R)」と言いました。彼が「ラブ(Love)」と言い、私が「ラブ、ユーアーラブ(あなたは愛)」と言いました。彼は満面の笑みでにっこりと笑いかけ、ものすごくうれしそうに「あなたもね!」と言って、両腕で私を抱え、力強いハグをしてくれたのです。私はすぐに説明不可能な、あふれかえるような喜びに満たされました。
彼が飲み物を取りに、冷水器の方へ数歩歩いていったのを見て、「水瓶を運ぶ者(水瓶座)」が思い浮かびました。それで私がベンジャミン・クレーム氏に手紙を書くと、その男性はファミリアを使ったマイトレーヤであったことが確認されました。純粋な喜びの何と素晴らしい体験だったことでしょう! そしてもちろん教訓と思われるのは、人種、性別や性的嗜好、信念体系や経済状態、教育水準、出身国や性格タイプに関係なく、私たちは皆……「愛」だということです。
ディック・ラーソン
米国
見覚えのある見知らぬ人
(手紙は2006年に書かれた)
編集長殿
最近、私はゾースト(オランダ)で、幼いアバター、サティヤムについての講演をしました。
シェア・インターナショナル誌(2001年10月号)に掲載された短い記事で彼のことを知ったので、私は自分の知識の源について触れました。『シェア・インターナショナル』という定期刊行物がどのような類のものであり、どのような目的を持っているかを詳細に伝えました。
私が講演をしている間、ホールの後部に立っていた人物が目に留まりました。背はそれほど高くなく、ジーンズをはいた茶色の髪の人でした。彼は私をまっすぐに見つめていたので、どうしても私に気づいてもらいたいからだと感じていました。最初その人は知り合いだと思いましたが、それと同時に明らかに知り合いではないと気づき、彼はマイトレーヤだとわかったのです。けれども私の直感は正しかったでしょうか。
ヒルデ・ブルツァールト
オランダ
【ベンジャミン・クレームの師は、その男性が実際にマイトレーヤであったことを確認した】