世界中のあらゆる講演において、そして生涯のほぼ毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲に及ぶ大量の質問を受けてきた。この大量の記録から、現在の危機に関連した回答の選集を掲載したい。
Q マイトレーヤの優先事項の一つは中東紛争の解決策を見いだすことであり、それは彼が実際に公になるまで解決しないだろうとあなたは言われました。それは、中東の異なった信条の人々(イスラム教徒、ユダヤ教徒、キリスト教徒)が、世界教師としてのマイトレーヤに反応して、彼が万民のためにやって来たということを認め、彼らの分離主義がその反応から変化し始めるからでしょうか。
A すべての宗教の伝統固執主義者はおそらく、マイトレーヤを最後まで認めず、応じようとしないでしょう。しかし、やがては認め、応じるでしょう。
パレスチナ・イスラエル問題は、中東問題の中心にありますが、マイトレーヤの行動を通してのみ解決されるでしょう。しかし、マイトレーヤでさえ解決策を押しつけることはできず、助言できるだけです。しかし、彼が世界の数えきれない人々から受け入れられ、霊的教師や指導者として尊敬されていることが、最も狂信的なイスラエルのユダヤ人とパレスチナのイスラム教徒が共存の必要性を受け入れるのを容易にするでしょう。それはパレスチナ人に正義が与えられたときにのみ起こり得るでしょう。完全に正義が行われたときにのみ、イスラム教徒にとって解決策が受け入れられるものとなり、渋々ながらイスラエル人にも受け入れられるものとなるでしょう。彼らは徐々に共存することを学び、正義の状態の中でのみ共存することができるでしょう。さもなければ、必然的に両者の間は永続する戦争となるでしょう。
中東問題が解決しない限り、世界に平和が存在することは決してなく、平和が存在しなければ、人類の未来は非常に危ういことを私たちは知っています。イスラム教徒はイマム・マーディを待望し、ユダヤ教徒はメシアを待っています。多くの人々はマイトレーヤをそのような存在として認知するでしょう。このことが、彼らのお互いに対する立場を和らげると確信します。
しかし重要なことは、パレスチナ人に正義が与えられなければならないということです。ヨルダン川西岸地区はパレスチナ人の祖国としてヨルダンの故フセイン国王から与えられたものであり、それが意味するのは、西岸地区全体であり、これまでパレスチナ人に与えられてきたような一部のことではありません。主にレバノンに留まっている470万人の難民を祖国に帰還させる必要があり、エルサレム――イスラム教徒、ユダヤ教徒、キリスト教徒にとって非常に重要な都市――の地位は、これら三つのグループすべてにとって開かれた中心的な都市に変わる必要があります。この和解をもたらすにはマイトレーヤの出現が必要だと思いますが、そうなるでしょう。
(シェア・インターナショナル誌2007年8月号)
Q それには時間的な期限があるのでしょうか。
A 時間的な期限は私たちがつくるものです。その地域の人々の意志の問題です。彼らが期限を設けます。彼らが変化を望み、紛争解決を受け入れ、公正な和平を可能にするならば、それは非常に短期間に起こるでしょう。それは双方の狂信的なグループの抵抗にかかっています。しかし世界全体が変わるとき、これらの小さな地域も、それがいかに重要な場所であろうと、平和的解決をもたらす変化に抵抗することはどんどん難しくなるでしょう。
やがてすべての人々が平和な世界を欲するでしょう。気の狂った戦争屋だけが戦争を欲し、彼らのビジネスや特定のグループの利益のためにそれを望むでしょう。しかし、全体としての人類が平和の絶対的な必要性を知るとき、戦争そのものの終わりが達成されるでしょう。これらの事実を教えることがマイトレーヤの仕事です。それは人々がすでに知っていることを効果的に伝えるという問題です。すべての人が平和の必要を知っていますが、いまだに戦争が起こります。それは人々が、戦争を利用することでバランスを回復できると思っているからです。
(シェア・インターナショナル誌2007年8月号)
Q もしもあなたの師やキリストが今日国連安全保障理事会と世界の指導者たちに直接語りかけることができるとすれば、中東で、またイスラム世界全体との、真の永続的な友好関係を固めるために何を助言されるでしょうか。
A 必要不可欠な資源を世界中で分かち合うことで、正義と自由を創造することです。分かち合いは不可避であり、そのことを理解し実行するのが早ければ早いほど、すべての人々にとっての平和と安全も早く達成されるでしょう。これは中東にとっても、世界全体にとってもそうです。
(シェア・インターナショナル誌2002年12月号)
Q パレスチナとイスラエルの両者に、平和と寛容に達するための交渉に応じなければならないと確信させるためには何が必要でしょうか。
A 彼らが交渉しなければならないと言うのは簡単ですが、双方の隔(へだたり)は非常に大きく、彼らが共存していくためにはマイトレーヤの存在が必要であると私は確信しています。交渉による平和は公正で持続するものでなければなりません。これまでのところ、パレスチナは公正で正義にかなった解決策を提示されていません。イスラエルもまた本質的な違いのある事項について交渉に応じていません。
かつて南アフリカをアパルトヘイトの廃止に追い込んだような世界的な禁輸措置が、イスラエルを交渉テーブルにつかせるための最も効果的な方法だと思います。
(シェア・インターナショナル誌2009年1月号)
Q (1)マイトレーヤは、ガザの封鎖が世界の注目を集めているイスラエルとパレスチナの状況について質問を受けましたか。そうだとすれば、(2)彼の答えは一般的にどのようなものでしたか。
A (1)はい。(2)マイトレーヤはパレスチナの悲劇的な現状を嘆き、彼の見解をはっきりと述べました。彼はアメリカに対し、イスラエル政府の残酷な行為を支援するのではなく、この非人道的な封鎖を終わらせ、和平交渉を始めるためにイスラエルに対する影響力を用いるべきだと述べられました。
(シェア・インターナショナル誌2010年8月号)
Q 見さかいのないいじめっ子(アメリカ)をどうやって止めたらよいでしょうか。
A 国連の他のメンバーがいじめっ子に対抗して立ち上がり、釈明を求めることによってです。可能なあらゆる外交的圧力、とりわけ経済、金融の圧力を利用することです。例えば、アメリカ製品の世界的なボイコット、アメリカへのローン(アメリカ国債の買い入れという形で行われている)の引き揚げと大規模なドル備蓄の売り、アメリカとの貿易を他の国々に振り替えることなどによってです。
(シェア・インターナショナル誌2003年7月号)
Q 中東で最も危険な国はどこですか
A イスラエルです。
(シェア・インターナショナル誌2003年7月号)
Q 国連の幾つかの側面を再編する必要があるのではないでしょうか。例えば、状況が暴力的に爆発する前に、摩擦と緊張を引き起こしている問題を示し、分析し、解決策を提示する早期警告型の監査制度の永続的な確立のような。より賢明で経験豊かな元国家元首や外交官や交渉者や特定の地域の専門家、司法知識のある人々などが国連でグループをつくり、予防的な問題収束グループを形成できるでしょうか。問題をかき立てる先制攻撃グループではなく。
A はい。
(シェア・インターナショナル誌2003年7月号)
Q (あなたが著書の中で述べられたような)私たちの直面する問題解決のための青写真を持ったイニシエートたちはすでに地位を占め、その青写真を展開していると私は希望します。私たちは彼らを今必要としています。
A 世界は彼らを今受け入れる用意があるでしょうか? 私はそうは思いません。
(シェア・インターナショナル誌2003年7月号)
Q 世界は今こそ前進して、第二次大戦の恐怖を忘れることなく、それを全面的に認めながらも、国際社会に対する罪悪感から自由になるべきではないでしょうか。世界は感情的な脅しに弱く、そのためにイスラエルの不正な要求に盲目になっているというのは正しいでしょうか。このことが、イスラエルとアラブ世界に対して世界が取っている明らかなダブル・スタンダード(二枚舌)の基礎になっているのではないでしょうか。アラブ世界はこの二枚舌に怒り、不満を持っています。これがテロリズムの基盤になっているのではないでしょうか。
A はい、それがおおむね真実であることに同意します。
(シェア・インターナショナル誌2003年6月号)
Q 法令や祈り以外に、アメリカとイスラエルがイランと戦争するのを防ぎ、平和をもたらすために私たちに何ができますか。
A このような愚行に反対する声を上げなさい。デモをしなさい。行進しなさい。議会の議員たちに手紙を書きなさい。
(シェア・インターナショナル誌2008年10月号)
Q 1967年の6日間戦争の間にイスラエルが行った行為が‘邪悪’の性質を持つものだとしたら、彼らがパレスチナ人、特にガザ地区の人々に対して行っている行為に関しても同じエネルギーが働いているのですか。
A はい。
(シェア・インターナショナル誌2009年1月号)
Q 公正な和平協定を可能にするために、ヨルダン川西岸地区(および東エルサレム)の違法なユダヤ人入植地は明け渡されるべきでしょうか。
A はい。
(シェア・インターナショナル誌2011年8月号)
Q 短期的にはマイトレーヤは疑いなくイスラエルとパレスチナの間の平和のための領土協定を示唆なさるでしょう。しかし、長期的には、イスラエルという国家は公的に存在することをやめ、再びパレスチナの一部として区分がなくなるのでしょうか。
A いいえ、イスラエルが存在しなくなるとは思いません。そうなるにはあまりに時間が経ち過ぎています。しかし二つの国家は隣国として、地域の資源を共に分かち合いながら共存するでしょう。
(シェア・インターナショナル誌2010年11月号)
Q 新しい世界秩序におけるイスラエルの役割は何ですか。
A 新しい世界秩序におけるイスラエルの役割は、跪いて、パレスチナでの行為に対する許しを請うことです。それからパレスチナの土地を分割して、イスラエルとパレスチナという二つのしっかりとした発展力のある国家を生み出すという現実に取り組むことです。イスラエルの未来は、悔い改めてイスラエル国民の天性の善意を復活させ、パレスチナの土地にイスラエル政府が生み出した邪悪を克服することです。
(シェア・インターナショナル誌2010年11月号)
Q 無害とは他を傷つけることだけではなく、もっと多くのことを意味していると思います。無害の最良の使い方の実例を挙げていただけますか。
A それは、戦争をしたくてもしないことを意味します。国家元首を打倒しないことです、それが国民によって民主的に選ばれた指導者であるならばことさらです。チリのアエンデ大統領はCIAによって倒されました。そういうことをすべきではありません。それが有害ということです。度を越して、力を過信し、何でも好きなことをやる権利があると思っている政府がそういうことをします。彼らは勢力圏に共産主義やその他のけしからんことが存在しないことを望んでおり、周囲全体を支配しようとします。あらゆる強国は同じことをやっています。周辺地域を彼らにとって安全感の持てるものにしたいのです。周辺国の経済をコントロールしています。アメリカは、カナダ、メキシコ、ブラジル、他の南アメリカ諸国をそのように見ています。社会主義的な傾向を持つ指導者が現れたら、アメリカ政府は速やかにCIAを送り込み、公には行う用意がない汚い仕事をやらせます。世界中で政府レベルでそういうことが行われています。彼らは多かれ少なかれファシストです。
無害の最良の利用は、その反対のことをすることです。絆を結び、資源を分かち合い、外交関係を築き、他の国々と協力して働くことです。
(シェア・インターナショナル誌2006年3月号)
Q 2004年3月20日に世界的な平和デモ行進が行われます。イラク戦争が始まった一周年の日に、「嘘の一年:2003年3月20日から2004年3月20日まで」に対する抗議として行われるものです。戦争が終わった今、これを行うことに意味があるとお考えですか。
A はい、大いに意味があります。自国の政府に対して、気の進まない民衆の名において不法な戦争を行わせないことを示す世界の民衆が多ければ多いほど、この恥ずべき状況を早く終わらせることができます。政府は、彼らの仕事は民衆の必要に仕えることであり、他の政府に戦争を仕掛けることではないことを理解しなければなりません。
(シェア・インターナショナル誌2004年4月号)
Q イスラエルは、現在の倍の数の入植地を建設中です。東エルサレムの入植者のための野心的な拡張計画が承認されました。それは1967年のアラブ・イスラエル戦争によってイスラエルが奪った土地です。この進行中の危機と紛争に対して国際社会がなすべきことは何でしょうか。
A イスラエルの違反行為に対して60以上の国連決議がすでになされていますが、安全保障理事会におけるアメリカの拒否権に守られて、イスラエルは単にそれを無視しています。安全保障理事会は廃止される必要があります。それはとっくに無用のものとなっています。国際社会もまたアメリカの力の濫用に対して立ち上がらなければなりません。
(シェア・インターナショナル誌2008年7月号)
Q イランが核兵器を開発するつもりはないという言葉を、国際社会に信じてもらうにはどうすればいいでしょうか。さらなる制裁によって脅かされ、イランは特にアメリカからの強まる圧力を味わっています。
A 国連の査察団をイランに招待し、チェックして確認してもらうことができます(他の方法もあるでしょう)。
(シェア・インターナショナル誌2008年7月号)