Rebuilding our world ── a compilation
「世界を再建する」というテーマに関する引用文の選集を掲載する。引用文は、マイトレーヤからのメッセージ(『いのちの水を運ぶ者』と『いのちの法則』)、ベンジャミン・クレームの師の言葉(『覚者は語る』第Ⅰ巻と第Ⅱ巻)、およびベンジャミン・クレームの著書から抜粋したものである。
未来を恐れることはない。なぜならそれは、もし人間がその意志を持つなら、想像するよりもさらに偉大で、より美しいものであり、人間の最高の夢よりもさらに素晴らしいものであるから。不確かさや耐えがたい悲しみ、喪失や変化の痛みは、生まれ出ようと苦闘している新しいより良い世界の産みの苦しみにすぎない。
(『覚者は語る(Ⅰ)』─生得の権利が待っている─より)
宝瓶宮のエネルギーの顕著な特質は統合であり、したがってその活動の結果は、現在の分裂した分離主義的人類を一つの総体に交じり合わせ、融合させるでしょう。現在の分離的感覚が、(天地万物との)新しい一体感に取って代わるでしょう。社会、政治の分野では、これは同胞愛、正義、分かち合いとして顕されるでしょう。今日の恐怖と混乱は、新しい自由と人生における意味と目的の意識に道を譲るでしょう。それは、人類が生得の神性を──全体として初めて──実現し顕す時代でしょう。
(『マイトレーヤの使命 第Ⅰ巻』)
恐れることはない、我が友よ、すべては良くなるであろう。新しい光は輝き、新しい御国が招いている。あの国で、神の奇しき御業をみせてあげよう。わたしに従いてくる用意をしなさい。そして神より与えられたあなた自身の偉大さを顕せるようになりなさい。
(『いのちの水を運ぶ者』第36信より)
彼[マイトレーヤ]は世界の歴史について短く説明し、私たちがやって来た途方もないレベルから、私たちが落下した堕落への経緯を紹介するでしょう。彼は私たちに変化を促し、未来への展望で鼓舞するでしょう。これまで誰も世界に提示したことのない未来、この地球がこれまでに見た中で最も素晴らしく、美しく、途方もなく輝きに満ちた文明について語るでしょう。それが、今始まりつつあるアクエリアス(宝瓶宮)の時代における人類の未来です。
(『大いなる接近』)
希望
新しい希望と志向が以前の無関心に取って代わり、すべての者のためのより良い人生への期待を明るく照らす。奪われて拠り所のない人々へのさらなる援助の計画はすでに進行しており、これは今や、老いも若きも同様に、多くの人々がますます感じている責任感を反映する。
行動し奉仕する用意のできた人々の思いを解き放つために、マイトレーヤのインスピレーション(鼓舞)のみが必要とされる。人類の一体感の味わいは、彼らの心(ハート)を愛と分かち合いのすばらしさに開かせ、より良い世界を創造するための彼らの用意を熟成させた。
マイトレーヤが提供するリーダーシップは人類を失望させないだろう。彼はすべての者の希望と志向を高め、そして人々の持つ最高のものを解き放たせるだろう──たとえそれが今は隠され、恐怖心と無知のためにその存在が表現されていなくても。彼は人間の恐怖を征服し、そして本当にひとつの新しい人類を確立するだろう。
(『覚者は語る(Ⅰ)』─新しいミレニアムが始まる─より)
すべてがよく進み、未来への良き前兆である。わたしの計画は速やかに進み、人類を活気づかせる。今日、世界中どこを見回しても、変化が起こっている。上部から下部まで、古き腐った秩序の綾はほころびている。これを見て大いに満足している。この過程において痛みはあるけれども、新しいより良い世界が出現するのであるから。だから、我が友よ、この事実に励まされて、希望を持って未来を見つめなさい。
(『いのちの水を運ぶ者』第130信より)
希望とは、すべてのものと内的につながり合っているという自覚です。あなたの生命が、日々の活動が、宇宙の計画と内的に結合していることについての自覚です。自分が誰かについての認識、自分は真我であるという感覚──それがあなたに信(faith)とか希望を与えます。信や希望は、自分が誰なのか、どうしてここに居るのか、自分の目的は何かについての内的、直観的認識から出てくるものであり、地上の何ものもそれを揺るがすことはできません。
(『マイトレーヤの使命 第Ⅱ巻』)
勇気
この重大な仕事には勇気が必要である。多くの挑戦に応じなければならない。世界を完全に変えることも、過去の遺跡の上に新しい世界を築くことも、容易なことではない。だから、勇気を持ちなさい。そしてあなた方の世界を再建しなさい。恐怖心を捨て、両腕を広げて未来を迎え入れなさい。
(『覚者は語る(Ⅰ)』─未来への道─より)
我が友よ、兄弟姉妹たちよ、あなたが、現在立っている位置を検討しなさい。あなたは、わたしと共に祝福された愛の島に行く用意がありますか。あなたが現在持っているすべてのものを、分かち合う用意がありますか。人生を勇敢に直視して、我が友よ、成し遂げるべきチャレンジとして受けとめる用意がありますか。もしあなたが、わたしと共に行くならば、とどめるものは何もない。我が友よ、古い惰性は消え、光と愛に包まれて、父の近くに在る喜びを知ることができる。その喜びをあなたがたに授けることが、わたしの特典である。それなら、我が友よ、勇気を携えて、あなたの本源へ戻るためにわたしに従いてきなさい。決して誤ることはない、我が友よ、マイトレーヤがあなたがたと共に居るのである。
(『いのちの水を運ぶ者』第86信より)
責任
すべての側において古い体制が崩壊しつつある形跡がある。往古の憎悪が人々を分割し、無法がはびこる。しかし、至るところで新しい精神が人間の中に目覚め、あらゆる形態の生命に対する新しい責任感と新たな敬意が目覚めつつある徴が見られる。
この新しい美の顕現は無数にある。人類の前に開かれる未来のビジョンは多く、驚くべきものである。人間は未だ新しい始まりの門口に立っているにすぎない。しかし、見る目を持つ者には、すでに進歩の徴が見える。
(『覚者は語る(Ⅰ)』─勝利は保証されている─より)
偶然に起こるものは何もない。わたしは行動への呼びかけを発する、そしてその行動を何倍にも力あるものにしよう。わたしの弟子となり、わたしの友となり、わたしの真の民となるこの機会を今、掴みとりなさい。
わたしが来る以前は、人は抜け出すすべを知らなかった。身動きならない苦境に深くはまりこみ、恐れていた。今は、新しい光が、変化への新しい可能性がある。新しい希望が世界を席巻している。それはわたしの光のエネルギーであり、あなたがたへの贈物であり、すべての人間への、わたしの祝福である。
(『いのちの水を運ぶ者』第21信より)
政治的、経済的、宗教的全体主義──人間の自由、福利、解放、信条の自由という人権を否定するもの──が過去のものとなる時は急速に近づいている。新しい自由はすぐそこで人類を待っている。しかし、その新しい自由は、何にもまして責任を必要とする。われわれはお互いに対する責任を背負わなければならない。マイトレーヤはそのことを非常に簡潔に述べておられる。「兄弟たちの必要をあなたがたの行動の指針として、世界の問題の解決に当たりなさい。他に方法はない」
(『マイトレーヤの使命 第Ⅱ巻』)
人間がキリスト[マイトレーヤ]を直接見るとき、彼らは速やかに人生とその問題に対して新しい態度を採択するだろう。様々な問題は人間がつくり出したものであり、人間自身の内に存在し、無慈悲な神のせいでも、心ない偶然の結果でもないことを理解するだろう。
新しい責任感が、すべての者の向上のために行動する衝動を人々に授けるだろう。協力と思いやりと信頼が間もなく現在の利己的関心に取って代わるだろう。そうして人間の進化における新しい局面が開かれるだろう。
(『覚者は語る(Ⅰ)』─彼の名は愛なり─より)
救助の役割を引き受けて、わたしの重荷を分かち合いなさい。世界の大変換をなし遂げていく大いなる仕事を、我が友よ、わたしと共に分かち合いなさい。ご存じのように、わたしの手段は単純である。人間の心の愛以外の道具をわたしは必要としない。愛は、我が友よ、あなたがたの本源であるあの存在によって授けられたものであり、それが人間を愛の源そのものへ導くであろう。
(『いのちの水を運ぶ者』第70信より)
世界奉仕者
人類が聞く声は、キリストの声のみではないだろう。世界中に、すべての国に、話す機会を待つグループが存在する。準備を整え、訓練を受けた彼らはいま舞台の袖に立っており、召集がかかればいつでも奉仕する用意がある。彼らは時代の要求と今日の人類を取り囲む問題に対する答えを知る。少しずつ、これらの問題は克服されるだろう。そして人類種族の進化の中に、新しい一章が開かれるだろう。もうすぐ、これらの賢明な者たちは前面に進み出て、自分たちを世界の用のために提供するだろう。彼らの非利己性ゆえに、人々は彼らを推薦することとなり、彼らの判断がすべてのものの信頼を勝ち得るだろう。
であるから、これらすべてのことから勇気を得て、新しいより良い時代が来つつあることを知りなさい。今この世界をしっかりと捉えている変化の勢いを止めることは誰もできないことを知りなさい。
(『覚者は語る(Ⅰ)』─拒否されることはないだろう─より)
平和と正義と同胞愛を呼びかける者すべてを、わたしは支える。兄弟たちを愛する者たちすべてを、わたしのもとに招く。彼らはあらゆる党派から、あらゆる国家から、わたしの周りに集い来るだろう。わたしは彼らの心を希望と愛で満たす、そして彼らはその数を増し、勢いを増して、世界を征服する。この過程は始まった。すでに人々の声は聞かれ始めている。ますます声を大にして、彼らは正義と平和を求める。新たな希望が人類をとらえ、わたしの心を喜ばせる。
(『いのちの水を運ぶ者』第131信より)
マイトレーヤの出現
真理を知る者たちの心に新鮮な歓びが沸く──「使者」は真昼の光の中に出現すべく待っておられることを、彼の使命を始めるための呼びかけを待つのみであることを。間もなく召集がかけられ、新しい時代が始まるだろう。
(『覚者は語る(Ⅰ)』─運命の時─より)
第一に、もしわれわれがマイトレーヤを受け入れ、従うならば、大きな不安と緊張から解放されるでしょう。未来への新しい希望と新しいインスピレーションが人間に与えられるでしょう。現時点では、人類は至るところで恐怖に満たされており、生態系、核兵器、飢えなどのあらゆる種類の破壊に直面しています。マイトレーヤと覚者方の降臨は、人間がこの問題から抜け出す道を示すでしょう。われわれが最初の一歩を踏み出し、政治・経済・社会生活の方向を変えるとき、これまで世界が目撃したことのない、もっと偉大な、さらに霊的な文明を創りあげる可能性を得るのです。
(『世界教師と覚者方の降臨』)
我が友よ、あなた方が想像し得るよりも早くわたしを見ることができる、それが本当であることを信じなさい、そうなのであるから。わたしは今もう扉に立っており、前に進み出て、わたしのより公の使命を始めようとしているのである。希望を持ちなさい、そして元気を出しなさい、我が友よ。すべては良くなるだろう。あらゆる事柄は良くなるだろう。
(『覚者は語る(Ⅱ)』─マイトレーヤのメッセージ─より)