『叡知の種 覚者は語る(Ⅱ)』

シェア・インターナショナルからの記事


シェア・インターナショナル誌の読者は、『覚者は語る』の待望の続編が出版されたことを知り、うれしく思うだろう。

『覚者は語る(Ⅱ)』は、ベンジャミン・クレームの師である覚者によって伝えられ、2004年1月から20165月までにシェア・インターナショナル誌で発表された記事をまとめたものである。本書はベンジャミン・クレームの協力と承認のもとで企画され、作成に長い時間がかかった。

高度に進歩し啓明を得て、人類の進化を導いておられる知恵の覚者方の弟子の一人として、ベンジャミン・クレームはこれらの記事をメンタル・テレパシーで受け取った。この雑誌の目玉であるこれらの記事は、シェア・インターナショナル誌がベンジャミン・クレームを創刊編集長として1982年に創刊された時からほぼ毎月発表されてきた。記事は非常に幅広い話題を扱っており、その中には「人類同胞愛」「戦争の終焉」「多様性の中の和合」「惑星の救済」「明日の都市」などが含まれる。本書はまた、ベンジャミン・クレームがメディアでのインタビューや講演、会合の終わりに時折受け取ったマイトレーヤからの短いメッセージも多く収録している。

こうした記事の目的は、覚者ご自身の言葉を引用すると、「この雑誌の読者に未来の人生を描き、その未来に対して楽しく積極的にアプローチ(接近)するように鼓舞し、日毎に彼らの途上に持ち上がる問題に正しく対処するための知識のツール(道具)を用意することであった。わたしの経験と洞察に基づく有利な視点から、わたしは“見張り番”として、守衛として働くことを求め、近づきつつある危険について警告し、あなたたち読者が大計画への奉仕に勇気と確信をもって行動することができるように努めてきた」。

『覚者は語る(Ⅱ)』は、ベンジャミン・クレームを追悼して出版される。告別の書と見なすことができるものであり、彼の師との生涯にわたる仕事の終わりを告げている。この仕事の遺産はこの新刊の中に生き続けており、彼らの密接な関係を証明するものとなっている。

 

ベンジャミン・クレーム監修、石川道子訳『叡知の種 覚者は語る(Ⅱ)』(シェア・インターナショナル誌からの記事)シェア・ジャパン出版、324頁、20174月初版発行