今月号では、インスピレーションを受けるとともに与えている人々のグループを集めた──ディナーパーティーで語り合うような、素晴らしい対話になるだろう。彼らの声は誌面を通して読者に語りかけ、私たち一人ひとりの裡にある最高のものに対し、立ち上がり、声を上げ、可能な場所と時において行動を起こすよう促し、活気づけ、呼びかけている。そうした賢明で勇敢な言葉、私たちの人間性への、共通のハートと希望への、力強い呼びかけを引用したい。
「世界は一つであるのに、いかで二つの世界が存在し得ようか。法はすべての人間に対して同じであるのに、いかで分割があり得ようか」――ベンジャミン・クレームの師
「過去のものに固執するのではなく、あるべき姿を形作らなければなりません」――アル・フセイン(元国連人権高等弁務官)
「行動を起こし、私たちには物事を変えることができると認識するのは大切なことです。それが他の人々の行動を促し、私たちは独りではなく、私たちの行動がさらに物事を変えていくことを知ることにつながります」――ジェーン・グドール(霊長類学者、自然保護活動家、人道主義者、国連平和大使)
「私は皆さんが、正義、自由、平等を求める世界的な蜂起に加わり、政府や機関に強力な圧力をかけるよう強く求めます」――グレタ・トゥーンベリ(気候活動家、人権擁護者)
「真実と信頼が欠けると、法は茶番となる。ニュースは見せ物となる。科学は単なる意見の一つにすぎなくなる」──ミア・アモール・モトリー(バルバドス首相)
「恐怖心が行動を妨げます。もしあなたがすべては良くなるだろうという確信を持つならば、あなたの行動を抑制する恐怖心から解放されて働くことができます。あなたが全く行動しなくてもよいということを意味しません。それと逆です。あなたが信頼して、恐怖から解放されればされるほど、より役に立つことができ、あなたの行動の範囲もより大きくなるのです」──ベンジャミン・クレーム
「普通の人々は、地域社会をより良くするために、繰り返し素晴らしいことを行っています。……希望はより良い明日への導きの光となるはずです」──ニック・ロウルズ(「憎しみではなく希望を」創設者)
「やがて人間は、大勢の人々の苦しみは総体の病であることを理解し、そして正義のみがその治療法であることを理解するだろう」──ベンジャミン・クレームの師
11月号に掲載されたこうした声は、日々の喧騒を超越し、人々と地球のための行動を通じて希望を差し出している。