編集部のコメント

 今月号が印刷に回される頃には、2月24日に近づいているだろう。1年前にウクライナでの戦争が開始された日である。世界の世論をさらに分断させた死と破壊の1年、いわゆる「核兵器の使用」が現実味を帯びる恐怖だけでなく、一層の国際的な不安定さがもたらされた1年であった。
 「裂開の剣」は、私たちが認知するしないにかかわらず、すべての人に選択を迫るという働きをし続けている。かたくなな意見もまた家族やグループを分断させる──それぞれの側が自分は英雄を支持していると確信するからである。

 空想じみているかもしれないが、裂開の剣は鋭さを増しているようである。人類に突きつけられた選択肢は一層はっきりしたものになっている。世界は選択することを求められている。最高の公共の利益、80億人全員のための協力的で健全で公正な未来を選ぶことや、正しい人間関係を創造し維持するすべてのものとそうした本来の在り方を分割し破壊するあらゆるものとを区別することが求められている。神の大計画に沿った未来、すべてのものが繁栄し地球の健康が保証されるような未来を望むならば、あらゆるものを変えるべき時であることは確かである。非常に商業化された生活様式の間違った価値観とそのあらゆる破壊的な影響を見限るべき時である。

 私たちは選ぶことを求められている。あつれきを招くひどい物質主義から抜け出せずにいるか、あるいは、すべての事柄を正しく和解させる解決策へ向けて働くか。そうした決定的に重要な選択をするとき、どちらかの「側(サイド)」を選ぶのではなく、「一つたること(ワンネス)」を、「和合」を選ぶことを目標とすべきである。平和を確実なものにするためには、多様性という現実を受け入れ、協力し交渉する方法を探ることが不可欠である。
 歴史や論理、常識といったあらゆることは、この惑星と私たち自身を含むすべての種の生存を第一の優先事項にすることが急務であり、戦争を終わらせなければならないことを示唆している。交渉が、永続的な平和への唯一の方法である。

 今月号の内容と、過去42年にわたって発行されてきたシェア・インターナショナル誌の全般的な目標や論調が、「いのち」への畏敬の念を呼び起こし、この惑星や人類同胞への愛を喚起し、さらにマイトレーヤと覚者方への、そして「神の摂理」という事実への愛と感謝の念をかき立てるのに一役買い、そのようにして私たちが和合を選択し多様性を受け入れ始めることを期待したい。

 ベンジャミン・クレームの師はそれを次のように表現しておられる。
「賢者は分かち合いが永続する平和の唯一の基盤であることを予見し、そして若者たちの英雄も、彼らの人気ある声を添える。
 これは未来のために良い前兆である。なぜなら、それは人間が彼らの前にある選択──分かち合うか死ぬか──にやっと気づき、同胞愛と愛の精神で行動する用意があることを示しているから。人間はもはや彼らの運命を他人の手に──盲目で年老いた男たちの構成する政府に──任せておくことに満足せず、彼らの未来と彼らの世界を守るために直接に参加する必要を感じている。

 多くの者はいまだ恐れている。しかし『新しい時』の光は刻々と輝きを増す。多くの者が新しい時代の夜明けを希望と期待をこめて待ち、奉仕し、そして成長する機会を自覚している。彼らは自分たちが独りではなく、彼らのビジョンを分かち、同胞愛と平和を同じように待ち望む者たちに囲まれていることを知る。
 分かち合いを通してのみ、あのビジョンは実現されるだろう。分かち合いを通してのみ、あの平和は勝ち取られるだろう。それが今のこの時のメッセージである──分かち合って、神の反映となる存在へ成長しなさい。分かち合って、平和と愛の時代の幕開けをしなさい」