肯定的な反応

編集長殿
この夏(2016年)の7月に、私たちはカリフォルニアのロサンゼルスで数日滞在し、パシフィック・パリセーズ地区にあるベンジャミン・クレーム美術館の宣伝をしました。私たちはウェストウッド地区にあるUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の中の店を訪ね、人々に美術館への来場を呼びかけました。ベンジャミン・クレーム氏による『タンカ(チベットの伝統的な仏画)』の絵と、美術館の情報が書かれた10×15cmのカードを、店の人や店内で興味を持ってくれた人に手渡していました。どの人からもとても良い反応と温かな笑顔を向けられました。店の営業主たちは、店の中の掲示板にカードを貼り、カウンターや従業員の休憩室にも置くことを請け合ってくれました。美術の学生たちはとても興味を示してくれて、秘教美術についてもっと知りたがっていました。彼らは他の学生に渡すための追加のカードまで求めてくれました。
二日目にはサンタモニカのサード・ストリートの遊歩道沿いを歩き、商店主たちからの反応は、UCLA地区での最初の日と同様に並外れていました。人々はとても熱心で、美術館を宣伝する私たちの努力にとても協力的でした。
その日の終わりに、私たちの手元にはほとんどカードが残っていませんでした。帰ろうとしていた時、道沿いの商店街の真ん中の売店に腰を下ろした、カジュアルな服装の紳士が、宝石やペンダントを売っているのに気づきました。その男性は中東の顔立ちで30代後半か40代前半のように見えました。私たちは彼にも美術館への来場を勧めました。会話の間、美術館の主要作品であるタンカの絵のカードを渡し、さらに美術館についての情報を伝えました。
すると彼から、「これはマイトレーヤについて話をしている同じベンジャミン・クレームですか?」と尋ねられました。私たちは「はい、そうです」と言いました。それから彼はタンカの絵をじっと見つめて、ためらいのない自信に満ちた様子で、「この絵は覚者と弟子との関係を描いています。頭の天辺の周りの円形は、意識のレベルを表します。バラ色のカーブした線は宇宙の愛のエネルギーと全宇宙の相互連結性を示しています」と言ったのです。絵についての彼の即座の解釈に、すっかり驚いてしまいました。
その男性と目を合わせると、彼の瞳は非常に鋭く、強烈でした。彼は一人のシャーマン(まじない師、一種の宗教指導者)と南米で仕事をしていた時の、ある体験を話し始めました。彼は、「私がそこにいた時、とてつもなく影響を受けたキリストとの出会いがありました。それはキリストの圧倒的な愛の、ものすごい体験でした。私は泣けてきて、泣き止むことができませんでした」と語ってくれました。
彼の体験の話を聞き終えて、私たちは「間もなく人類すべてが、大宣言の日に同じような体験をするでしょう。その時マイトレーヤが全世界にご自身を現わされるのです」と言いました。
その店主は微笑みながら、美術館への招待のお礼を言ってくれました。
私たちはその紳士が特別な方だったのだろうかと思っています。
A.D.、D.D.
米国、ジョージア州マリエッタ
【ベンジャミン・クレームの師は、その店主がマイトレーヤの代弁者であったことを確認した】
洞察力

編集長殿
英国がヨーロッパ連合に留まるか離脱するかを決める、2016年6月23日の悪名高いEUの国民投票の前日、私は英国の空港にいました。
私のフライトが遅れていたので、込み合ったカフェのエリアで座って待っていました。一人の若い男性が同じテーブルに座ってよいか尋ねてきて、楽しい会話が始まりました。「楽しい」のは仲間という感覚や一体性、お互いに話をする喜びがあったからです。世界は変わる必要があるということで意気投合し、私たちの政治や経済、社会構造は時代遅れで、私たちは世界全体が公正な社会と、持続可能な生き方を創造する必要があることにも賛同していました。
彼は英国北部に住んで仕事をしていましたが、移民で、彼の両親はシリア人とポーランド人でした。私たちの会話は国民投票にも及び、人々はEUを離脱する方へ投票するだろうという憂鬱な思いがしていましたが、努めて物事の肯定的な面を見るようにして、世界には正義や分かち合いという考えに、積極的に反応する十分な人々がいるというようなことを思っていました。国民投票について、彼は悲しそうに首を振って、人々はわがままで怖がりだと言いました。彼は警告を与えているように思えました。
彼が去っていく時、仕事でソフィアに行く予定だと言っていました。ソフィアというのは智恵を意味しますので、私はこれをヒントだと思いました。彼は代弁者でしたか。
匿名希望
【ベンジャミン・クレームの師は、彼がイエス覚者の代弁者であったことを確認した】