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石油と国家:分離すべき時

ジェイソン・フランシスによる

スティーブン・クレッツマン氏へのインタビュー

 2005年に創設されたNGO「オイル・チェンジ・インターナショナル」は、化石燃料の本当のコストを暴露し、政治における化石燃料マネーの影響力に対抗することによって、クリーンエネルギーの未来への移行を実現しようと努力している。この団体のウェブサイトによると、彼らが化石燃料産業へと努力を集中するのは次の理由による。「私たちは石油、ガス、石炭の生産と消費を、地球温暖化、人権侵害、戦争、国家安全保障上の諸問題、企業のグローバリゼーション、格差の拡大の根源と見ています。また、クリーンエネルギーへの移行に対するあらゆる大きな障壁の背後に、化石燃料産業の利権があると考えています」。ジェイソン・フランシスが本誌のために、オイル・チェンジ・インターナショナルのスティーブン・クレッツマン事務局長にインタビューを行った。

石油の影響力のもとでの法制化

 シェア・インターナショナル(以下SI):各国政府は「石油の影響力のもとで機能している」とオイル・チェンジ・インターナショナルは述べています。化石燃料産業はどのようにして各国政府に対してそうした大きな影響力を持つようになったのでしょうか。

 クレッツマン:歴史を振り返ると、石油は本質的に、とてつもなく戦略的な商品となってきました。ウィンストン・チャーチルが英国王立海軍を石炭動力から石油動力へと転換して以来、各国政府が戦略目標の追求のために石油を確実に入手することができるように、地政学的な舞台での計略がますます増えることになりました。最近の一つの例は、アメリカによるイラク侵攻です。人々は一般的に、石油は軍事目的のための戦略商品だと考えています。しかし、もう一つ重要な点があります。多くの政治家は、特にガソリン価格の上昇が選挙の投票において不利になることがあることを認識しています。したがって、彼らは消費者価格を下げるためにできることを何でも行おうとします。

もう一つの見方は(これは私たちが好む傾向のあるものですが)、石油産業は選挙資金やロビー活動のための出費、あらゆる種類の関連する選挙経費に関して極めて寛大であるということです。残念なことに、今日のアメリカ政府について言えば、お金は選挙にあたって非常に重要です──とりわけ、シチズンズ・ユナイテッドとマカッチャンの判決以来そうです〔アメリカ最高裁判所は2010年のシチズンズ・ユナイテッド裁判において、合衆国憲法修正第1条に基づいて企業は無制限に選挙献金を行ってもよいという判決を下しました。最高裁判所は2014年のマカッチャン裁判において、個人による政治献金の制限を撤廃しました〕。そのために、化石燃料産業が巨額の現金を使える立場にあるという事実、あるいは、使うと脅しているという事実は、各国政府にとてつもない影響力を及ぼすことになります。

 SI:毎年世界中で、どのくらいの額が補助金として石油会社に支払われているのですか。

 クレッツマン:補助金の定義の仕方によります。高めの見積もりでは、急進的な組織ではない国際通貨基金(IMF)でさえ、納税者に対する化石燃料の補助金コストは全世界で年間53,000億ドルと算定しています。この定義には、産業製品の燃焼による二酸化炭素の増加や健康面への影響という社会的コストも含まれています。しかし、これよりも高い数値を出す人もいます。化石燃料の供給のための軍事防衛コストまで含めた場合です。私たちの軍隊がなぜ中東にいるのか、年間でどのくらいの経費になるのかを考えると、このコストについては明白でしょう。

それは別にして、世界中の国々で税法や税政策に具体的にどれほど盛られているかを見てみましょう。基本的に生産補助金として、年間約4,400億ドルが支払われています。これは、ほとんどの生産補助金が支払われているG20諸国の合計です。そのうちアメリカの分は、州レベルの補助金を含めて約200億ドルです。

 SI:オイル・チェンジ・インターナショナルが「石油と国家の分離」と呼ぶものを引き起こすために、何が行われる必要がありますか。

 クレッツマン:民衆は、代表者に説明責任を負わせなければなりません。代表者が化石燃料産業からどのくらいのお金を受け取っているかをDirtyEnergyMoney.comで追跡することができます。代表者のところに行って、こう言ってもよいでしょう。「私たちはあなたが汚染企業ではなく、民衆を代表することを望んでいます」と。大手たばこ会社の場合と同様に、こうした産業と連携すれば、やがて選挙の投票において不利になるということを明確にする必要があります。連邦議会で石油と化石燃料産業の味方をしている政治家は一般大衆の友人ではないことを人々が認識し始めるまで、石油と国家を分離させることはできないでしょう。しかし、代表者がクリーンエネルギーとクリーンな未来の味方になることを民衆が要求するとき、私たちはそれを実現することができます。

 アメリカでの選挙後

 SI:あなたが焦点を当てている問題の中で、最近の最も重要な進展は何であると考えていますか。

 クレッツマン:ドナルド・トランプ氏の選出と、気候問題の否定論者の多い共和党に支配された議会が、現実の問題になっています。環境保護運動はより団結し、より活発な運動を志向し、パイプライン闘争やフラッキング[水圧破砕法]禁止のような地域や州のインフラ問題に焦点を当てることを余儀なくされるでしょう。これらは良いことです。それによって人々は力を蓄えるからです。人々が地域や州のレベルの闘いに参加するとき、化石燃料産業が何をやっているのか、どのように人々を傷つけているのかが見えてきます。その産業が実際にどのようなものなのかを人々が理解するとき、私たちの側に有利になる傾向があります。標的となる企業や投資家が増えるからです。

この状況にどう対処すべきかについてみんなが話しています。明らかに、ワシントンの現政権からも多くの防衛策が出てこなければならないでしょう。個人的には、クリーンパワー計画(発電所からの二酸化炭素排出量を抑制しようとするオバマ政権の計画)のようなものを救済しようとして、多くの時間を費やす必要はないと思います。それは所詮、それほど野心的ではないからです。その代わり、ずっと攻撃的で抜本的なことを考えるべきです。

私たちの活動に関連した他の大きな変化はおよそ2カ月前に起こりました。世界で現在稼働しているすべての井戸と鉱山にどのくらいの炭素が含まれているかに関する、きちんとした最新のデータをついに入手したのです。こうした調査計画は数十年も続く場合がありました。稼働中のすべての井戸と鉱山から生じると産業界や投資家が見込んでいる炭素をすべて合わせただけで、パリの[2015年のパリ協定の]目標を達成するための炭素関連予算が吹き飛んでしまいます。

このことから得られる結論は、化石燃料産業の拡大は止まる必要があるということです。より多くの生産を促すような新しい用地や建物、新しいインフラやパイプラインを貸し出すことをやめる必要があります。私たちに対抗する人たちはこの点について誇張して述べていますが、一夜にしてガソリンや発電所をなくしたいとは誰も思わないでしょう。私たちが言っているのは、30年から40年かかる移行になるだろうということです。私たちは今、進行を管理しながら、この産業の衰退の過程を始める必要があります。つまり、拡大を止めること、化石燃料の使用をやめること、この産業の拡大のために納税者のお金を使うのをやめることです。

いわゆる公正な移行を実現するためには、地域社会や労働者のことをどれほど気遣うつもりがあるのかに関して、もっと真剣になる必要があります。率直に言えば、化石燃料に関連してつくり上げられてきたものについて、非常に多くの労力や努力を注いできた人々に感謝する必要があります。明らかに、現代社会にはあらゆるプラスとマイナスがあります。たいていの環境保護活動家はその多くを変えたいとは思わないでしょう。しかし、どこからエネルギーを得るのか、どのようにエネルギーを使うのか、環境とどう関係するのかについては、ぜひ変えたいと思うでしょう。それはやがて、他の様々な変化のきっかけになるでしょう。しかし、これは実現可能な移行です。30年か40年にわたって何かをすることについて語るとき、達成可能に思えるのはこうした点でしょう。問題は、2年か4年ごとにリーダーが変わる政府制度の中で、そのような予定表に従って、社会全体として機能することができるかどうかです。

 最近の運動

 SI:オイル・チェンジ・インターナショナルが最近取り組んでいるキャンペーンについて話していただけますか。

 クレッツマン:私たちは化石燃料の補助金をなくそうとするために、化石燃料の補助金を数値化し、アメリカ国内と国際社会の両方において組織の連合体をつくろうと活動しています。こうした補助金をなくすために政治的リーダーシップを構築しようと活動しています。それを達成可能なものにしようと活動しています。なぜなら、率直に言って、いまだに化石燃料に資金提供をするのは馬鹿げているからです。

私たちはまた、特にアメリカにおいて、新しいインフラ建設を止めようとすることに深く関与しています。ダコタ・アクセス・パイプラインの分析によって、パイプラインからの二酸化炭素排出量は新しい石炭発電所30基分に相当することが明らかになりました。建設阻止のために、先住民の地域社会とともに活動しています。明らかに、キーストーンXLパイプラインに関しては、再び闘いに挑むことになるでしょう。

この運動が化石燃料産業をストップさせるのに役立つよう、できることを行うことに関心を抱いています。それは過去数年の間に起こった、本当に励みになることです。キーストーンXLのあと、多くの人がこう尋ねました。「次のキーストーンXLは何でしょうか。次は何をするつもりですか。化石燃料インフラのどの部分に焦点を当てるつもりですか」と。すべてに焦点を当てる、というのがその答えです。何らかの大きな計画を通して行うわけではありません。なぜかと言うと、化石燃料産業は気候にとって脅威だということに草の根の人々が確信を持つようになっているからです。人々は自分の裏庭で行動を組織し、行動を起こそうとしています。これは素晴らしいことです。

 詳細については次のウェブサイトをご覧ください。

www.priceofoil.org; www.dirtyenergymoney.com; www.shiftthesubsidies.org

 

 

編集長への手紙

シェア・インターナショナル誌には、『編集長への手紙』の保留分が非常に多数あり、それらはベンジャミン・クレームによって眼を通されていながら掲載されていない。これからそのような手紙を掲載していくことになるが、何年も前に受け取った手紙もあれば、ごく最近のものもある。掲載された手紙の体験のすべては、ベンジャミン・クレームの師によって、本物であると確認した。しかし、最初の2通は新しい手紙で未確認であるが、読者の参考のために掲載している。

 慰め

編集長殿

9年前、私の妹のアネットがクチナシの鉢を誕生日に贈ってくれて、翌年の復活祭の頃には満開の花を咲かせました。それから今年まで毎年復活祭の時に花が咲いているのです。10月の初めに小さな蕾を付けたのを見て、不思議だと思いましたが、季節外れなので朽ちてしまうだろうと思っていたのにそうならず、1023日の日曜日に咲き始めて、ゆっくりと花弁が開き、かぐわしい香りが広がりました。月曜日にベンジャミン・クレーム氏の死去の知らせを知った後、花は満開になり、香りはすばらしいものでした。私は写真を一枚撮りました。3日後、花は萎れてしまいました!

別の出来事では、電話で1024日の月曜日にベンジャミン・クレーム氏が亡くなったと知らされた瞬間、心の内から深い悲しみが込み上げてきたので、一人になるために急いで2階へ駆け上がりました。感情に押しつぶされそうになり、いきなり泣き出してしまったのです。ちょうどその時、心地良い声が「私はまだここにいる」と言うのが聞こえました。それだけでしたが、即座に圧倒的な平安の存在を感じ、平穏さを取り戻して喪失感もありませんでした。

スザンヌ・フィリップス

英国、ウェストサセックス州アシャーストウッド

Comfort

編集長殿

20161024日の朝、私は個人瞑想を始めて、瞑想して5分ほど経った時、容態が非常に悪いと聞いていたベンジャミン・クレーム氏の様子を見てくださるようにお願いしました。

即座に非常にはっきりと、「彼は私と共にいる」と言う声が聞こえました。私は静けさに包まれたように感じ、ベンジャミンさんが亡くなり、彼の師と共にいることを知ったのです。

私はそのまま瞑想を続けて、終わった時、ベンジャミンさんの家族から数時間前に彼が亡くなったことを知らせる伝言が、私の携帯電話に届いていました。

A.M.

英国、ロンドン

静かな存在

編集長殿

1998年の春に、私はレマン湖(ジュネーブ湖)へと歩いていき、パキという場所を目指していましたが、パキはあらゆる人種のあらゆる人々がいる、まさに人種のるつぼだと教えてくれた友人が一緒でした。その場所で、私はすっかり有頂天になり、心から生きている実感が湧いてきました。

私たちが水辺の階段へ行き、腰を下ろしていると、一羽の白鳥がすぐ近くを通っていきました。一人の若い男性が階段のてっぺんに座っていて、私にタバコを求めてきました。私は彼の瞳を見ました。私が一瞬ためらったのは、あなたを知っている、とてもよく知っていると彼に言いたくなったからでした。

彼は30歳くらいで、スニーカーにジーンズ姿でシンプルな薄茶のジャケットを着て、ほっそりとした顔にきれいな肌で、ラテン系のような黒っぽい髪でした。

私はバッグを引っ掻き回しました。すぐにタバコを渡さなかったことを申し訳なく思っていました。一瞬後、火はある? と聞かれました。またもや火のことを思いつかなかったのを情けなく思いながら、彼にライターを渡しました。

一喜一憂しながらの沈黙の瞬間でした。私が湖の方を見ると、白鳥がそこにいて、一息つくと、心から落ち着いた気持ちになりました。彼の存在を感じていましたが、振り返ると彼は何の気配もなく、いなくなっていました。彼の顔や瞳にはエネルギーや存在感があって、私はいつでもそのことを思っているのです。

その晩、イエスの絵を眺めていると、再びあの若者の顔と瞳が見えました。その後の1週間、私は大切な出会いがあったと考えていました。私の考えでは、もしそのような次元の人間たちが私たちにメッセージを送ろうとしているなら、一般の人類にとっては、私たちの問題を正しく捉えておくことが重要だと思うのです。彼はキリストでしたか。

J.ミレ

フランス、ガイヤール

【ベンジャミン・クレームの師は、その若い男性がマイトレーヤであったことを確認した】

 豊富な祝福

 編集長殿

それは2001325日に起こりました。私は見たかった映画を見るために、サンフランシスコへ車で向かっていました。午後のことでした。私はお金をいくらか下ろして食事をすることにしました。サンフランシスコのバン・ネス通り沿いをマーケット通りに向かって歩いていました。何人かの人たちが私に小銭を求めてきました。そのような時、私はいつも小銭を渡し、祝福を伝えます。助けが必要と思われる人は誰でも祝福したいと思っていますし、通りで物乞いをしている人や道路上で車が壊れてしまった人、祝福が必要と思える、その他どんな人にもという意味です。ともかくマーケット通りに着く前に、そのような明らかに恵まれない人たち二人に出会いました。バン・ネスとマーケットの交差点で、アフリカ人ともアジア人ともとれそうな外見で、物乞いをしている一人の男性に出会いました。11セントしか手元になかったので、それを彼に渡し、祝福も伝えました。彼の背後にいた、体格の良いアフリカ系アメリカ人で明るい肌色の女性が、「あなたはあなたのものを受け取るでしょう、あなたへの祝福ってことだけどね」と言ったのです。

その人たちは何か普通ではなかったのでしょうか。

H・ド・グラス

米国、カリフォルニア州バークレー

【ベンジャミン・クレームの師は、その男性がマイトレーヤで、女性がイエス覚者であったことを確認した】

  数年にわたって、覚者方、特にマイトレーヤとイエス覚者がベンジャミン・クレームの講演会や伝導瞑想会に現れてきた。彼らはまた異なった外見で世界中の数多くの人々にも現れた。時折、彼らは「ファミリア(似姿)」つまり想念でつくった形態を使用し、それらは全くリアルに見え、それを通して覚者の考えが表現される。彼らは男性、女性、子供として意のままに現れることができる。しばしば彼らは実在の人物の『青写真』を利用するが、たいていの場合、「ファミリア」は完全に新しく創造されたものである。最近になって覚者方は、代弁者の男女や代理人を通して働いてもいる。そのような体験の報告がシェア・インターナショナル誌に寄せられ、ベンジャミン・クレームの師によって本物であると認められた手紙は、掲載される。

 これらの体験は、鼓舞し、導きあるいは教えるため、またしばしば治癒や精神の高揚をもたらすために与えられる。やはり非常に頻繁に、例えば喫煙や飲酒に対する幾分凝り固まった不寛容に注意を引き付けたり、あるいは愉快な方法でコメントを述べたりする。多くの場合、覚者方は、事故や戦時、地震や他の災害において救いの『天使』として働く。これらの手紙は覚者方による、この方法でのコミュニケーションの例である。

  (注:掲載不可の意思表示がなければ、名前を掲載しても良いと編集長は解釈します。希望しないという要請がない限り、手紙が本誌のウェブサイト上に記載されることがあります。イニシャル、都市名、国名のみが掲載されます)

 

編集部からの手紙

読者の皆様へ

シェア・インターナショナル誌が創刊以来35年目を完了するにあたって、私たちは、創刊者であり編集長であったベンジャミン・クレームの参加を失いました。40年以上もの間、ベンジャミン・クレームは彼の師である覚者とマイトレーヤに、そして彼の仕事に協力した共同者のグループと世界に忠実に仕えてきました。この雑誌は、ベンジャミン・クレームが彼の師との密接な関係とコンタクトを通してわれわれに提供してくださった計り知れない洞察と智恵のおかげで、希望とインスピレーションと情報を皆さまにお届けしてきましたし、これからもそうしていくでしょう。

私たちは、過去にそして今も続けて、この雑誌のために働き、貢献してくださった方々すべてに感謝します。さらに、この機会を利用して、初期の頃に、雑誌の基盤をしっかりと定められたコースに置き、その継続を可能にしてくださった方々の重要な貢献をあらためて認知したいと思います。

私たちの決意は減少しません。実際、この新しい状況は、これまでの仕事を再評価し、さらに努力を倍増して責任を全うしていくための新しい機会を、私たちに提供してくれました。

ベンジャミン・クレームは、彼と共に長年働いてきた人々の手に、この仕事を委ねることができることを知りながら、亡くなられました。

彼はマイトレーヤの「移動大使」として、自分の仕事を成し遂げるためにできる限りのことすべてを成したという自信を持って、安らかに旅立ちました。彼の生涯の仕事は完了しました。マイトレーヤの完全な、公の出現は間近であり、したがって、私たちが、彼なしにその役割を果たしていくことを、彼は期待しました。彼は、物質界で「大宣言の日」を迎えることはできないけれど、その日を他の界において体験するために、「近くにいるよ」と言っていました。

マイトレーヤと覚者方の出現はすでに起こっているのです。マイトレーヤと覚者方は1977年以来、何十年間も現代世界に臨在しておられるのです。マイトレーヤは、ご身分を隠してではありますが、すでにテレビやインターネットを通して、何千万の人々に見られています。私たちは今、マイトレーヤが公に認知された存在として世界の前に出現するのを待っています。ベンジャミン・クレームと覚者からの情報によれば、その時はもう遠い先ではありません。

覚者は以前に、シェア・インターナショナル誌は覚者の支持を受け続けていくことを、そして将来、一般民衆を教育する役割を持つことを示唆されました。そのような保証を得て、私たちは、ベンジャミン・クレームが、彼の並外れた生涯を捧げたこの希望のメッセージを伝えていく仕事への決意を再確認するものであります。

編集チームより

新しいアプローチ

多くの読者や支持者は、私たちがどのようにして雑誌の刊行を続けていくのか、疑問に思っておられることと思う──特にベンジャミン・クレームと覚者の情報を必要とした雑誌のセクションに関して。幸いなことに、私たちはベンジャミン・クレームと覚者によってすでに検討された資料をまだたくさん保持しています。毎月の雑誌に掲載しきれない以上の資料をいつも持っていました。これは以下のセクションに該当します。

ベンジャミン・クレームの師である

覚者の記事

今日の状況に関連する記事(いや、それが最初に出版されたとき以上に、今日に、より当てはまる記事)を再掲載し続けるでしょう。

編集長への手紙

シェア・インターナショナルは過去何年もの間に処理(確認)されていながら、まだ掲載されていない「編集長への手紙」を非常にたくさん保持していますから、それらの手紙を掲載することができます。中には、かなり以前に受け取ったものや、ごく最近のものもあります。広範囲にまたがる個人的体験を含み、それらはすべて、ベンジャミン・クレームの師によって、本物であることが確認されていたものです。私たちは体験に関する読者からの手紙をこれからも歓迎したいと思います。それを確認したり、どの覚者が関わっていたかを示すことはできませんが、それらの体験が希望やインスピレーションや慰めを提供してくれて、体験そのものが“物語っている”ような手紙は、掲載したいと思います。

質疑応答

ベンジャミン・クレームは、世界中で講演会の度に、そして日常、ほとんど毎日のように、非常に広範囲にまたがる数え切れない質問を受けてきました。今、世界中でグループは数え切れないほどの質疑応答の記録を書きとる作業に忙しくしています。その厖大な資料の中から、何年にもわたってクレームと覚者から提供された答えで、いまだシェア・インターナショナル誌に掲載されたことのないものを選んで掲載するつもりです。

徴の部分に関して、私たちの新しいアプローチを説明する文章を添えて、以下のようにして提供するでしょう。

端的に言えば、私たちから見て、「希望の徴」であり「時代を表す徴」だと思われる現象を掲載し続けるでしょう。幸いにして、すでにクレームの覚者によって確認されている現象のストックをかなりたくさん保持しています。将来の、確認されない徴に関しては、それぞれの“奇跡”または“徴”について可能な限り調査するつもりであり、ベンジャミン・クレームの師によっていつも提供されていた確認やさらなる情報をもはや得ることができないので、その信憑性に関しては読者の判断に任せるようにして、提供するでしょう。各々の部分についてのさらに詳しい説明は、各部門への紹介文に記すでしょう。

新しいアプローチ

多くの読者や支持者は、私たちがどのようにして雑誌の刊行を続けていくのか、疑問に思っておられることと思う──特にベンジャミン・クレームと覚者の情報を必要とした雑誌のセクションに関して。幸いなことに、私たちはベンジャミン・クレームと覚者によってすでに検討された資料をまだたくさん保持しています。毎月の雑誌に掲載しきれない以上の資料をいつも持っていました。これは以下のセクションに該当します。

ベンジャミン・クレームの師である覚者の記事

今日の状況に関連する記事(いや、それが最初に出版されたとき以上に、今日に、より当てはまる記事)を再掲載し続けるでしょう。

編集長への手紙

シェア・インターナショナルは過去何年もの間に処理(確認)されていながら、まだ掲載されていない「編集長への手紙」を非常にたくさん保持していますから、それらの手紙を掲載することができます。中には、かなり以前に受け取ったものや、ごく最近のものもあります。広範囲にまたがる個人的体験を含み、それらはすべて、ベンジャミン・クレームの師によって、本物であることが確認されていたものです。私たちは体験に関する読者からの手紙をこれからも歓迎したいと思います。それを確認したり、どの覚者が関わっていたかを示すことはできませんが、それらの体験が希望やインスピレーションや慰めを提供してくれて、体験そのものが“物語っている”ような手紙は、掲載したいと思います。

質疑応答

ベンジャミン・クレームは、世界中で講演会の度に、そして日常、ほとんど毎日のように、非常に広範囲にまたがる数え切れない質問を受けてきました。今、世界中でグループは数え切れないほどの質疑応答の記録を書きとる作業に忙しくしています。その厖大な資料の中から、何年にもわたってクレームと覚者から提供された答えで、いまだシェア・インターナショナル誌に掲載されたことのないものを選んで掲載するつもりです。

徴の部分に関して、私たちの新しいアプローチを説明する文章を添えて、以下のようにして提供するでしょう。

端的に言えば、私たちから見て、「希望の徴」であり「時代を表す徴」だと思われる現象を掲載し続けるでしょう。幸いにして、すでにクレームの覚者によって確認されている現象のストックをかなりたくさん保持しています。将来の、確認されない徴に関しては、それぞれの“奇跡”または“徴”について可能な限り調査するつもりであり、ベンジャミン・クレームの師によっていつも提供されていた確認やさらなる情報をもはや得ることができないので、その信憑性に関しては読者の判断に任せるようにして、提供するでしょう。各々の部分についてのさらに詳しい説明は、各部門への紹介文に記すでしょう。

編集部からのお願い

追悼文をコピーして個人のウェブサイトやソーシャルメディアに絶対に載せないでください。シェアインターナショナル誌の他の記事や情報について知らせたければ、シェア・ジャパンのウェブサイトのアドレス、sharejapan.orgへリンクを貼ってください。

 

読者質問

ベンジャミン・クレームは、自らを他のグループの活動や情報伝達の正統性の判定者とは考えていませんでした。シェア・インターナショナル誌も同じ方針を継続します。

 世界中のあらゆる講演において、事実上生涯において毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲の領域に及ぶ大量の質問を受けました。この大量の記録から、過去の年月にベンジャミン・クレームと彼の師である覚者によって提供された回答を掲載したいと思います。そのいずれもこれまでシェア・インターナショナル誌に未掲載のものです。

日本 20095

Q.覚者方はお互いに友人なのですか。

A.マイトレーヤとイエス覚者は特に親密です。イエス覚者は2000年前にパレスチナでマイトレーヤが働いた器であったことを忘れてはいけません。それがおそらく二人の間に特別な絆を確立したのでしょう。覚者方は生きとし生けるものへの完全な無条件の愛のみを知っています。ハイアラキーは同胞団であり、これまで世界に存在する唯一の真の同胞団です。マイトレーヤの目的は人類を本来の同胞団として確立することです。

Q.覚者方が人々に現れるとき、2度以上同じファミリア(似姿)を使われることがありますか。同じファミリアを何度も使うことはできるのですか。

A.覚者方が現れるとき、彼らは実際に生きているとおりの姿では通常現れません。彼らは望むどんな姿でもとることができ、彼らの意識の一部をそれを通して表現するファミリアを創造します。それを使い終えたら、解体し、その形態は消滅します。覚者はときに何度も同じファミリアを用いることがあり、長い間使うこともあります。

Q.カルマは私たちを罰するためにあるのですか。

A.数え切れない転生の中で、私たちは多くの良いことを行ってきましたが、ひどいことも行ってきました。それによってそれらの原因から派生する結果を始動させました。それはひどい罰ではありません。カルマは慈悲深い法則です。何も失われるものはなく、すべてが関連しており、遅かれ早かれすべては私たちに戻って来ます。それはもう一つの大きな法則、再生誕の法則を通して働きます。それは矯正の機会と過去の否定的なカルマを無効にする機会を与えます。覚者方は、私たちは実際には悪いカルマよりも良いカルマを多く持っていると書かれています。私たちはこれを認識し、無害であるよう努めなければなりません。

Q.インフルエンザ・ウイルスは環境汚染や悪い想念に由来するのですか。

A.環境汚染よりは悪い想念と行動に由来します。戦争や紛争の周期が終わるたびに、インフルエンザの蔓延があり、国際的なときも特定の地域に限るときもあります。戦争は人類にストレスと緊張をもたらします。これらの緊張は不均衡の状況をつくります。それは順にすべての人間以下の生命──エレメンタル生命にも影響し、これが分裂と緊張をもたらし、それがエレメンタルに影響し、異常気象(洪水、干ばつなど)をもたらします。

Q.気候に影響を与えるストレスや緊張を避けるためにどんな生活態度が正しいですか。

A.台風のよく来る地域にいると、台風は私たちの緊張とバランスの欠如によって拡大され、気象条件が極端になります。地球には地震の起きやすい地域があり、例えば日本や環太平洋地帯ですが、人類の間違った思考によって通常の地殻の動きが歪み拡大されます。人類は機械的に考える傾向がありますが、世界は一つの単位であり、有機的な生命体です。その存在のすべての原子は他の原子に関係しており、私たちは異なった考え方を学ばなければいけません。私たちはもっと有機的に考えなければなりません。原因と結果の法則の下で正しく生きる唯一の方法は、有機的に生きることです。私たちはこの地球と呼ばれる場所で有機的に生きる方法を理解しなければなりません。無害が鍵です。

Q.マイトレーヤは、イエス覚者やブッダや他の知られている聖者よりも年長でより進化していますか。

A.マイトレーヤはすべての覚者方の師です。覚者方は彼の弟子であり、第六段階のイニシエートで、チョハン方として知られています。イエス覚者はこれらの弟子たちの一人であり、マイトレーヤが彼よりも進化していることを最初に認めるでしょう。そしてマイトレーヤは、ブッダがマイトレーヤよりも進化していることを最初に認めるでしょう。かなり最近まで彼らは同じレベルでした。しかしブッダは宇宙的イニシエーションを受け、それによって少し進化しました。私がブッダというとき、それはブッダの器であったゴータマ王子のことではありません。人類はいつもこのような比較をします! マイトレーヤがブッダやイエス覚者より進化しているかどうかにあなたが関心を持つのはなぜですか。彼らは皆とてつもなく高位にあり、人類の遥か先を行っており、これらの比較は愚かで、ただのグラマーです!

オランダ、アムステルダム、20029

Q.マイトレーヤは、家族、隣人関係のような、基本的な関係や実際的な事柄により多くの焦点を当てるでしょうか。

A.はい、そのとおりです。彼は常にそうしています。私たちは『シェア・インターナショナル誌』を通して、彼の優先事項、家族関係やカルマなどについての彼の考えを掲載してきました。

彼は実際的な人間であり、実際的な私たちの問題に関与しています。覚者方は神秘家ではありません。私たちが神秘家なのです。私たちは何も理解せず、すべてを神秘化します。覚者方は知る者であり、智恵の覚者方です。智恵とは知識に愛を加えたものです。そして、私たちに関係があるのは、生きる智恵であり、正しい関係の中で無害に生きる実際的な智恵です。マイトレーヤは想像できないほど素朴で、想像できないほど謙虚であることが分かるでしょう。この霊的巨人は目を上に向けながら神を見つめて歩き回ってはいません。そのようなことはしません。彼は生活と生活の関係に関わっています。それが彼の関心事です。

 

2016年11月号目次

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人間の必要
覚者より ベンジャミン・クレーム筆記 2010年12月

視点
気候変動:アメリカの科学者からの緊急警告

2016年度  ライト・ライブリフッド賞受賞者

書評
『スイッチ(転換):太陽光、蓄電、および新技術は、すべての人への安価な電力をどのようにつくり出すか』
クリス・グッドール著
ベツツィー・ウィットフィルによる書評

世界を手離し、気候によって変わらないすべてを愛する方法
ジル・フライによるジョシュ・フォックス氏へのインタビュー

世界を変容させる一選集
Transformimg the world - acompilation
蘇る地球一覚者より

宇宙からの訪問者たちは人類の進むべき道を語っていた
ゲラード・アートセン

時代の徴
天は徴を送る
世界を照らす/マイトレーヤの星

編集長の手紙
肯定的な反応 他

S.O.P (Save Our Planet)-われわれの地球を救え!
パリを忘れろ一「急激な変化」のみが地球温暖化を2℃未満に保つ唯一の方法であると科学者たちが訴える
ローレン・マッコ一リー

多様性の中の和合
分離という神話、他

マイトレーヤの擾先願位
パレスチナ占領地一占領のコスト

民衆の声
抗議デモにより、妊娠中絶禁止法を否決したポーランド議会
沈黙の行進

読者質問欄
回答ベンジャミン・クレーム

 

 

人間の必要

シェア・インターナショナル誌の創刊以来、ベンジャミン・クレームの師である覚者は記事を提供してくださった。それらは書かれた時のみならず、世界の状況に応じて適切と思わる時にいつでも掲載されるように提供されているのである。

 

 人間の必要

 ──覚者より

ベンジャミン・クレーム筆記 201012月 

 人間が現在の状況をよく吟味するとき、到達できる結論は一つ——最近の行動様式ですら、もはや機能しないということである。すべての面において、特に金融、経済の部門において、継続的なそしてますます増大する混乱がある。四苦八苦する政府が何らかのコントロールを回復するのを助けるために‘専門家’たちが召集されるが、ほとんど役に立たない。古い、これまでに試みられてきた方法は、首相や財務大臣がどんなに経験豊かな人材であろうとも、彼らの意志に従うことを拒む。世界の諸々の政府は何をすべきか? 何ができるのか? 事態が‘落ち着く’ことを、そして古いパターンが生き延びることを願いながら、彼ら(世界の諸政府)は古い制度機構をしばしの間操作し続けることはできる。しかし、これはまさに虚しい望みである。一般的に言って、ほとんどの国の政府は彼らの役割を‘現状維持’の保護者として、支持者として見る。すなわち、人生は静的であり、したがってすべての変化を反抗だとか、望ましくないものとして見るのである。

この姿勢は、‘右派’だろうが、‘左派’だろうが、資本主義だろうが、社会主義だろうが、ほとんどの政府に当てはまる。いずれの場合にも、彼ら(諸政府)は、変化を、生きることについての新しい概念を、家族を平穏と安全と福利安寧のうちに育てることを求める国民の熱望を認知し損なう。政府の失敗は、まさに、彼らの真の役割は国民の福利安寧のための面倒を見ることであるということを理解しないゆえである。競争と‘市場エネルギー(フォース)’の追従の中に迷っている政府は、大体において、自分たちが代表すると主張するその国民の必要を熟知していない。権力と権威のグラマーが、非常にしばしば彼らの奉仕への願望に打ち勝つ。国民の本当の必要からかけ離れて、彼らはイデオロギーと理論に退く。そうではあるが、すべてが彼らのせいではない。彼らは、闘おうとしているそのエネルギー(フォース)について何も知らないのである。無知であるがゆえに、彼らは過去の破壊的エネルギー(フォース)のたやすい餌食になる。

その間、国民は苦しみ、待ち、祈る——大体において、彼らが祈り求める助けは、今でさえ彼らの中にあり、彼らの苦しみに手をさし延べ、彼らの運命を和らげる用意も熱意もあることに気づいていない。国民は自分たちの必要の本当の性質を知っている。ただそれに声を与えてくれる強い勇敢な代表を必要とするだけである。その代表者、マイトレーヤはすでに存在しており、諸々の出来事の方向に影響を与えるべく、静かに働いておられる。間もなく、その声はより強い口調になるだろう、そしてそれに多くの人間が応える用意があるだろう。かようにして、大計画はすべての人間の将来を安全にするためにその情け深い目的を成就する。

 

世界を手離し、気候によって変わらないすべてを愛する方法

ジル・フライによるジョシュ・フォックス氏へのインタビュー

 米国人の映画監督、脚本家、環境活動家であるジョシュ・フォックス氏は、新たなドキュメンタリー映画「世界を解き放ち、気候が変えられないすべてのことを愛する方法」の制作のため、3年を費やし、6大陸の12カ国を旅した。アカデミー賞にノミネートされた彼の2010年の作品「ガスランド」は、フラッキング(水圧破砕)産業の害を初めて暴露した画期的なドキュメンタリー映画であった。

20161月、サンダンス映画祭で初上映された彼の最新映画は、気候変動の破壊的な影響を受けている世界中の地域を撮影し、また彼らの故郷を守り地球を救おうと反撃している人々の勇敢で感動的な方法を紹介している。

201610月、ロンドンでの英国初上映の翌日、ジル・フライが本誌のために、彼にインタビューを行った。

シェア・インターナショナル(以下SI):私はあなたの新しい映画に、勇気づけられ、感銘を受け、パワーを感じました。なぜこの時期にこのような映画をつくられたのですか。

ジョシュ・フォックス:ちょうどフラッキング産業をデラウェア川流域とニューヨーク州で打ち破った時でした。当時、私がやりたかったのは、家にいて、自分が住んでいる美しい場所、川、自然を楽しむことだったのです。自分のまわりの木々が、気温の上昇によって発生した寄生虫によって枯れたとすぐに分かるまでは。そしてハリケーン・サンディがニューヨークを襲いました。自分たちの地元でフラッキング産業に勝つことは可能かもしれないけれど、気候変動は愛するものすべてを奪うことができる。それで意欲を持って、仕事を継続しなくてはと気づいたのです。

「ガスランド(米国のフラッキングの実態を描いた映画)」で行ったのと同様に、質問を投げかけました。「気候変動とは何か?」。フラッキング問題については、ある程度の解決がうまくできましたが、私はすぐにこれは完全に違う質問だと分かったのです。気候変動は全体的な、全人類の問題であり、多くの対策はそのひどい悪影響の幾つかを解決するにはあまりにも遅すぎていたため、私は気候変動対策キャンペーンを超えた領域に入らなければならなかったのです。

多くの気候変動対策運動は科学に基づいており、「もし私たちがそれを実行することができれば、これを止めることができます」と言います。しかしながら、すでに進行している多くの悪影響を見た時、全く新しい一連の質問が出てきます。例えば、人々が傷つかないようにしながら、これを生き延びるにはどうしたらいいのかとか。この映画は面白い構成になっています。ほとんど2本の映画で出来ているような構成です。「世界を解き放つ方法」が第一部、そして「気候が変えられないすべてのことを愛する」が第二部です。私は気候変動に関する映画をつくっていると思っていましたが、最終的には人間の価値観に関する映画をつくっていたのです。

 

SI:気候変動は純粋に環境問題なのですか。

フォックス:いいえ、それはすべてのものに関わる問題なのです。科学を細分化してみましょう。私たちはすでに地球の気温を1℃上昇させており、それは凍ったものを溶かし始めるには十分な値です。これによって地球の大気が含む水分量は5%上昇します。それはとても大きな意味を持ちます。より大きな強い嵐やハリケーン、さらに極端な気温の発生を意味します。私たちはすでに地球の気温を1.5℃まで上昇させるのに十分な量の二酸化炭素やメタンを大気中に放出しています。気温が2℃上昇すると、回避できない5〜9メートルの海面上昇が発生します。そして地球上の種の3050%が失われ、大きな森林破壊や森林火災が発生し、サンゴ礁が消滅し、海洋の酸性化が起こります。それは悪夢のシナリオです。

国連は2℃の温度上昇が起これば、さらに8億人の気候変動難民が発生すると試算しています。今ヨーロッパの難民危機で暴力、人種差別、外国人嫌い、自己中心的な行動が起こっていることを考えれば、このさらなる8億人の難民によって、ほとんど想像もできない、途方もないストレスを私たち全体に与える世界が生まれるでしょう。それゆえ、貪欲と競争を通して私たちの社会をつくっている価値観——ここでは石油・ガス産業が世界を動かしていますが——の再確認に焦点を当てるのではなく、私たちの優先項目を、いかなるものであれ人間の尊厳を保ってこの危機を生き抜くことに変える必要があります。これらの新たな価値観は全世界で、直接気候変動を経験している人々の中で生まれています。この映画は気候が変えることのできない美徳にフォーカスしています。民主主義、人権、革新、創造性、回復力、愛。

そして難民たちが自分たちの玄関先に来た時、それはショットガンを取り出したり、暴動鎮圧用の装備で武装した警察隊を配備したりする時ではありません。その代わりに、被害を受けた人々をもてなすため、テーブルの空いている席や空いている寝室を提供する時なのです。

シリアとスーダンの戦争は、両方とも気候変動戦争です。明らかに、その要因はただ気候変動のせいだけというよりも複雑ですが、それが状況を悪化させたストレス要因です。5年間雨が降らず、シリアの歴史上最悪の渇水が発生しました。気候危機がその状況を完全に不安定な状況へと傾けたのです。そして、もし私たちが気候変動対策を行わなければ、未来にこれらの種類の紛争が悪化するのではと考えるとぞっとします。

 

SI:あなたは映画で何人かの素晴らしい人々に出会い、インタビューしましたね。特に印象に残った人物はいますか、そしてその理由はなんですか。

フォックス:自分の友人たちの中から誰かを選ぶことはできません! しかしながら、私が驚きを感じたのは、石油やガス企業と戦う先住民たちと共にいたアマゾンでも、最も都会のニューヨークやサモアでも、全く共通点のない暮らし方をしてきた人々が、同じことを言い始めていることです。貪欲と競争は私たちの社会の土台としては良い価値観ではない、私たちは何か別のことをする必要があると。それは驚くべきことです。先住民の人々と大都会の人々が、私たちは自然、環境、私たち自身を守らなければなりません——と語るのを聞くとき、それはこの映画で最も感動的な場面の一つです。

 

SI:あなたは、映画の中で、ときどき雪の中に頭を突っ込みたい、家の中にいたいという気持ちが起きると認めていましたね。気候変動や世界の危機に関する悪いニュースが急増する中で、まさに多くの人が現在そう感じているのではないでしょうか。でもあなたは行動されました。何があなたを問題に立ち向かわせ、行動させたのですか。

フォックス:私たちが気候について知るようになると、衝撃を受ける要因があります。そして憂鬱になり絶望に襲われます。これらは二つの異なった反応を引き起こします。一方では次のように言います。「私はそれに対処できない」。すべての感情を停止します。それはふさぎ込んだ状態であり、感情の欠如であり、感覚の遮断や鈍くすることであり、逃亡であり、否定です。気候変動否定論者のように。もしくは次のように言うことができます。「私はその嘆きや悲しみに関わりたい」。そして突然、あなたは目覚め、活力に満ち始めます。喜ぶこと、祝うことは可能であり、戦うこと、積極的に行動すること、インスピレーションを持つことは可能です。

気候変動と戦う人たちと出会う時、それはあなたに信念と希望とこれが生きる意味だという理解を与える喜びのプロセスなのです。そうです、あなたは困難の中で生きることの意義を悟るのです。——もしくはすべてを締め出すかなのです。

この映画の前半部分は、すべて気候に関する映画です。あなたをがっかりさせる気候映画のような。それからあなたは失望の窓を通り抜けて、反対側に飛び出します。これは実際に私に起こったことです。私は意気消沈させるだけの映画をつくることはできませんでした。

そして、もし気候が変えることができないもの

——私たちの文化——に焦点を当てれば、底の浅い消費主義と暴力の現在の社会モデルを終わらせることができます。私たちはまだ戦わねばなりません。しかしその戦いは、これまでとは異なっています。それは私たちの所有物のための戦いに代わる、私たちの人間性を求める戦いなのです。

 

SI:あなたの映画の中の幾つかのシーンは本当にショッキングでした。中国の汚染、アマゾンの森林伐採、万年雪の溶解、米国のハリケーンとその後遺症など。私たちは非常に不安定な環境状態の中にいることを証明するこれらの証拠を見ました。なぜ大手メディアはこれらの問題をもっと真剣に取り上げないのでしょうか。

フォックス:大手メディアは、石油・ガス産業の影響下にある保守的な政権の影響下にあります。英国(のブラックプール)には、民主的な草の根運動があり、すべて正しいことを行ってきました。それは理想的な市民たちでした。彼らは嘆願書を作り、科学的見地を取り入れ、会合を持ち、映画を上映し、そしてフラッキングは健康、子供、環境、気候に良くないと話すことで町の議会に影響を与え、議会はそこでのフラッキング禁止に合意しました。それは非常に慎重に考慮された、非暴力的な論理的手法です。

しかし石油・ガス企業の手の中にある中央政府は、インフラストラクチャー・アクト・2015と呼ばれる法案を通過させてしまいました。まさしくその目的は、地域レベルの市民の民主的な意思をひっくり返すことにあります。それは専制政治であり、民主主義とは正反対のものです。

政府は言います。「私たちはエネルギー源としてこれが必要であり、いつでも使える状態にしておくことが必要なのです」と。私たちはどのように使える状態にしておくかを知っています。ソーラーパネル、風力発電、潮汐・波力発電、地熱発電などもっと良い方法があります。彼らは言います。私たちには現在の生活水準を向上させ続けるために石油とガスが必要であると。しかし、中国で見ることができるように、私たちが化石燃料を使えば使うほど、私たちの生活水準は低下し、上昇しないのです。もし私たちが現在の生活水準を維持したいと思うなら、私たちは石油やガスをやめ、再生可能エネルギーへと移行せねばなりません。

大手メディアは何をしているのでしょうか。今朝、BBC(ラジオ4)で彼らは私にフラッキングについてそれがあたかも過去10年間に存在していなかったかのような質問をしました。「フラッキングによって水源が汚染された事例がありましたか?」。それはこのような質問をしているのと同じです。「喫煙者が肺がんになるというのは本当ですか?」。大手メディアの扱いによっては、私たちはフラッキングについて話すことはなかったかもしれません。これを崩すために独立系メディアの存在が必要でした。そして私のような独立系ジャーナリストに大きな支援をしてくれた、サンダンス映画祭とHBO(米国大手ケーブルテレビ)に感謝します。

 

SI:あなたは初演の日に、ジャーナリストでありテレビ司会者であるアニー・グッドマン氏が、アメリカ先住民が主導するノースダコタ州の石油パイプラインに対する抗議活動の撮影で最近逮捕されたと話されていましたね。

フォックス:はい。私のプロデューサーのデイア・シュロスバーグは、タールサンドパイプラインの抗議活動を取材して最近逮捕されました。活動家たちは手動で緊急停止弁を動かしてこのパイプラインを停止させました。彼らはロックを抜き取りました。そしてこれは地球にとっての緊急事態ですと述べたのです。私のプロデューサーは、抗議者側の人間ではありませんでした。彼女はジャーナリストとして撮影するためにそこにいたのです。しかし彼女は、共犯者として逮捕されました。これは米国の一般的な傾向です。当局はまた映画スターのシェイリーン・ウッドリー氏も、ダコダアクセスパイプラインを止めるための米国先住民の祈りの現場をライブストリーミングしていて逮捕されました。米国憲法にはジャーナリストの保護が書かれています。それは米国憲法修正第1条と呼ばれています。なぜなら言論の自由、表現の自由にとってそれが最も重要な修正条項だからです。

 

SI:気候革命(Climate Revolution)と呼ばれている、全米で開かれる集会・音楽・映画イベントについて教えていただけますか。

フォックス:長年にわたって気候保護運動は正に科学のことで頭がいっぱいでした。そしてアカデミックな人々によって動かされてきました。彼らは人々に情報を伝えるという素晴らしい仕事を行ってきました。私たちが今必要なのは、文化に基づいた気候保護運動なのです。米国で起こっているこの政治的な革命は、非常にポジティブで情熱的です。そして多くの私たちの活動を団結させたバーニー・サンダース選挙キャンペーンに助けられたのです。それはブラック・ライブズ・マター(黒人のいのちは大切だ)、オキュパイ、気候保護キャンペーン、フラッキング禁止キャンペーン、正当な連邦最低賃金に関する戦い、単一支払者制度による医療制度、ネイティブ・ライブズ・マター(先住民の生活は大切だ)、米国看護師組合、その他多くの活動を団結させました。

この気候革命イベントは、私たちの運動と共通する側面を持つすべての活動から講演者を集めています。それから音楽があり、私の映画を見て、映画の最後にダンスをします。

それが、私たちが今必要としている運動であり、全身の運動なのです! もし私たちが自分たちの問題を解決したいと思うなら、私たちは本当に協力しなければなりません。それはグループ活動なのです。あなたはあなた一人だけでは、それを行うことはできません。そうです、コミュニティー・共同体が最も重要な価値の一つなのです。そしてつながり合い、集い、環境に目覚めることが重要です。それが、私が望んでいるものなのです——私たちがさらに目覚めることを望んでいます。

 

より詳しい情報はこちらのウェブサイトをご覧ください。

www.howtoletgomovie.com

 

 

世界を変容させる——選集

Transforming the world──a compilation

 

「世界を変容させる」というテーマに関する引用文の選集を掲載する。これはマイトレーヤのメッセージ(『いのちの水を運ぶ者』)、ベンジャミン・クレームの師の言葉(『覚者は語る』と『シェア・インターナショナル』)、およびベンジャミン・クレームの著書から抜粋したものである。

 

わたしの目標は、わたしの網を海外に最大に拡げて、わたしの光の輝き出ている者たちすべてをわたしのもとに引き寄せ、その者たちを通して、働きかけることである。投げられた網には、我が友よ、あなたがたも含まれよう。世界に奉仕する願いをわたしと分かち合う者すべてを、わたしは必要とする。救助の役割を引き受けて、わたしの重荷を分かち合いなさい。世界の大変換をなし遂げていく大いなる仕事を、我が友よ、わたしと共に分かち合いなさい。

(『いのちの水を運ぶ者』第70信、p.202-203)

 

人々が分かち合いの原理を受け入れる用意ができるとき、すべてが可能となる。かくして生み出される信頼と尊敬の絆がエネルギーの大波を解き放つだろう。それは焦点を合わせられ、コントロールされて、世界を変容させるだろう。そうすると人間の前進と進歩を止めることができるものは何もない。そうして目覚めた人間の燃えるような精神(スピリット)を止めることができるものは何もない。生得の権利を主張して、人間は神となるだろう。

(『覚者は語る』—ユニークなるこの時—p.473)

 

マイトレーヤの到来は世界の変化を意味します。この惑星、生態系の必要についての理解の変化、すべての人々が十分に養われるような経済システムの変化、あらゆる場所の人々の間の関係の変化です。人類は一つであるということを真に理解することが、この深遠な変容の絶対的な必要性を示すでしょう。それは新しい世界をつくることです。

(『人類の目覚め』p.137-138)

 

わたしの到来はこの世を変換させる。しかし復興の主な仕事は、あなたがたによってなされねばならない。わたしは、計画の設計者にすぎない。我が友よ、兄弟たちよ、あなたがたが、輝ける真理の宮殿を喜んで築く者たちである。わたしはその宮殿の鍵をあなたがたに与える。その中に入ってあなたがたは神を識るだろう。

(『いのちの水を運ぶ者』第65信、p.193)

 

わたしたちの到来を熱望して待つ者は多いが、それを遠い未来のことと心に思い描いている。わたしたちの手が今、扉を叩いているのを彼らは知らないのか。目覚めなさい、友よ! 目を覚ましなさい。善意の働き手たちよ! 世界を変容させるために、わたしたちと共に働く者すべてを必要とする。あなた方の希望と信頼をわたしたちは慈しむ。わたしたちを見、あなた方の生活の中にわたしたちを歓迎する用意をしなさい。

(『覚者は語る』—奉仕への召集—p.151-152)

 

マイトレーヤは「一人ひとり個々の人生に尊厳と価値を付与しようとして」おられるのです。個々の人間に、転生している魂としての体験をもたらし、彼らが重要であることを、すべての魂が重要であることを、他の魂と分離した魂は一つも存在しないことを体験させようとしておられます。現在の状態がどんなものであろうとも、すべての人間が教育と食糧と、住居と医療を受ける平等の権利を持つべきであり、持つようになるでしょう。そして、生きた魂としての彼らの全可能性を成就するでしょう。

それが起こるとき、人々が、魂としての自分たち自身を認識し、自分自身の価値についての感覚、自分が重要であるという感覚が生まれ、自己尊敬の感覚が高まり、人生の中で創造的な力(フォース)となるとき、世界は変容するでしょう。今日、栄養不良で、相手にもされず、この世で極限の最低の存在に追い込まれている何千万もの人々の才能と力量が発揮されることを考えるならば、この地球に起こる変容がいかなるものかを想像することができるでしょう。

(『全人類のための世界教師』p.63-64)

 

今日非常に必要なことは、あなたがたの社会の機構の変換である。我が友よ、あなたがたの文明は、死にかかっている──いや、すでに死んでいる。その灰の中から、新しい美が育つであろう。その基礎は愛と正義と分かち合いである。これをあなたの目標としなさい、我が友よ、そして神の意味を知りなさい。

(『いのちの水を運ぶ者』第107信、p.319)

 

善意はダイナミックなエネルギーです。この善意と呼ばれるエネルギーは、世界の状態を変えるのに最も強力な要素の一つです。人類が普通に現すことのできる愛と呼ぶエネルギーのうちの最高の姿なのです。神の第一の相、すなわち意志によって、善をなす意志によって、それが動的になると、途方もないダイナミックなエネルギーになり、世界を変えるのです。至るところに住む一般の男女の善意が世界を変える、彼らが、その指導者たちを新しい時代に導いていくのです。

(『世界教師と覚者方の降臨』p.150)

 

今日、世界中どこを見ても、わたしの民の光の輝きが見える。この者たちをわたしは頼りにする。この光のかがり火が、すべての人間をわたしのもとに連れてくる。このようにして計画は展開される。あなたがたもわたしの周りに集い、わたしの光があなたがたの燃える思いに火をつけるように、そうして、共に、この世を変換することができるように。

(『いのちの水を運ぶ者』第85信、p.250-251)

 

規模において比類のない変化が、人間の心(ハートとマインド)をつかむだろう。新しいものの猛襲の前に生き延びるのは、過去のものの中の最良のものだけだろう。日ごとの変容が記録されて、人はそれを比較し、感嘆するだろう。新しい世界は真っ昼間の輝く光の中で建設されるだろう。すべての者が、それぞれの方法で参加し、各人がそれぞれのビジョンを加えて総体に貢献するだろう。

(『覚者は語る』—新たなる奉仕—p.382)

 

マイトレーヤと覚者方の臨在が人類を大昔からの抑制と限界から解放させ、そして意識における大きな飛躍前進へと人類を活気づけるでしょう。意識的な意義のある生活が現在の混乱と疑惑と恐怖に取り代わるでしょう。内的な世界と外的な世界の両方を探究しようとする自信に満ちた、勇敢な意図が現在の(弱まりつつある)冷笑的な態度に取って代わり、そして私が本書で描写しようと試みた進化の旅路における前進を可能にするでしょう。新しい、より良い文明の台頭と新しい、より良い人類の台頭であります。

(『大いなる接近』p.426-427)

 

わたしが、あなたがたをわたしの心の中に迎え入れたように、我が愛しき兄弟姉妹たちよ、わたしを、あなたがたの心の中に迎え入れてください。そして一緒に働き、世界を創り直そう。あなたがたの社会の機構の中で、腐敗し役に立たなくなっているものすべてを、あなたがたの神性の顕現を阻むものすべてを、変えていこう。幼き者たちのために、共に道を示し、彼らのためにこの世をしっかりと保持しよう。わたしの救済の仕事に助力してほしい。世を救うためにわたしを援けてください。そして、あなたの人生の目的を成就しなさい。

(『いのちの水を運ぶ者』第50信、p.151)

 

現在の無秩序の状況の中から、マイトレーヤは新しい、より良い秩序を築かなければならない。何千万の人間の苦悩の中から、彼は新しい世界をつくり出さなければならない。

誰が、マイトレーヤの救助の仕事を援けるのか?

誰が、マイトレーヤの大義のために馳せ参じて、兄弟姉妹を助けるだろうか?

今こそ、かつてないほどに、労して世界に奉仕する機会がある。新しい世界が生まれようとしているのだ。

(『覚者は語る』—マイトレーヤのお出まし—p.568)

今日世界を取り巻く諸問題の解答を自分たちの裡に持ち、能力と見識を備えた男女の出現を、世界はもうすぐ目撃するであろう。彼らは、すべての人間の幸せを心に抱いている。時が至れば、世界の社会構造をより霊的な線に沿って再組織する仕事にいつでも取り組める用意がある。それは、もうすぐ起こるだろう。覚者方が、それぞれの役割に沿って彼らを訓練し、必要なエネルギーの刺激を供給されるだろう。彼らの名前はほとんど知られていないが、世界問題に対する彼らの影響は大きいだろう。変化への動きを開始し、それが勢いをつけて世界を一変させるであろう。

(『世界教師と覚者方の降臨』p.45)

 

わたしの使命は、すべての人間の裡に愛の原理を呼び起こすことであり、用意のできている者たちに、さらに高位の真理を示すことである。方法は単純である。すべてのための正義と自由を通して、その愛は顕される。人間の同胞愛の顕現を通して、すべてのものの本源を識ることができる。速やかにこのことに気づき、人生の目的を理解し、あなたの兄弟たちに道を示すように。そのようにして、あなたがたは世界の変換の仕事に参加できるのである。

(『いのちの水を運ぶ者』第41信、p.130)

 

平和と正義を求めて盛り上がるどよめきに、あなたの声を加えなさい。そして歴史の中におけるあなたの位置を悟りなさい。新しい時代の世界がつくられつつあり、すべての者の参加を必要とする。すべての者がこの偉大なる仕事に果たす役割を持つ。自分の志向を声高らかに表現するのに、若過ぎるとか老い過ぎているとか感じるべきではない。

間もなく、マイトレーヤご自身が新しい生き方へのこの要求を集中させて、正義と平和を求める人間の叫びに彼の洞察と経験を加えるだろう。間もなく、現在の律法の不適切さや矛盾が、諸国家を新しいリアリズム(現実感)へ押しやるだろう。そのより明瞭な光の中で、新しい時代が誕生するだろう。今日の非常に多くの人々の緊張と苦悩は新たなる希望と世界の再建への活発な参加に道を譲るだろう。

(『覚者は語る』—マイトレーヤの声—p.380)

 

人類全体としての声は本当に非常に強力です。世界の出来事に対する私たちの自由意志の表明から、どれほど強力な影響が出てくるかを知れば皆さんは驚くでしょう。私たちは自分の自由意志の間違った行為を通して多大な害を及ぼしています。同様にその正しい行使を通して多大な善をなすこともできます。それは大抵は人類自身の手の内にあります。私たちは巨大な力を持っているのです。賢明に使わなければなりません。そうすることで、マイトレーヤの正しい指導と案内の下で世界が非常に速やかに変換されるのを見ることができるのです。

(『マイトレーヤの使命 第㈽巻』p.597-598)

 

わたしは、あなたがたを新しい御国へ連れていく。わたしの周りに陣営を固め、あなたがたを待っているあの栄光を示させてください。未来の時の骨組みは、今築かれている。未来の青写真は、より明確になってくる。あの未来にあなたがたをお連れしよう、そしてあの機構の輝ける光の中に包まれなさい。わたしの祝福はあなたがたすべてと共にある。

(『いのちの水を運ぶ者』第48信、p.147)

 

 

囲み記事:

蘇る地球

——覚者より

ベンジャミン・クレーム筆記

シェア・インターナショナル誌2010年10月号

 

今からおよそ20年後には、地球を訪れる訪問者はわれわれの生活すべての面における変容にびっくりするだろう。過去の最良のものは保存されているだろうが、しかし新しい活気のある美が至るところに普及し、人間と彼らが住む環境の間に新しい関係が確立されているだろう。今日、何千万の人間がその中でかろうじて‘生活している’貧民街や掘っ建て小屋は永久になくなるだろう。‘人間’に対する新しい誇りが、人々の余暇と社会活動に対して同じく関心を起こさせ、徐々に人間の本質的な必要についての新しい理解へとつながるだろう。新しいテクノロジー(科学技術)が数え切れない大勢の人々を退屈で骨の折れる繰り返しの作業から解放するだろう。すべての分野における知識への要求が大学や工場や農場の扉を大きく開き、そして学ぶことへの新しい熱意が世界中に顕現するだろう。かくして、人々は転生体験の底に横たわる目的をより良く理解し、そうしてわれわれの肉体、アストラル体、メンタル体に対する必要なコントロールが増大するだろう。これが人間をイニシエーションの扉へ、そしてそのようにして完成へと導くだろう。

かくして人間は古くから続いている完成への行路に新たに戻り、そして過去のグラマー(自己眩惑)や過ちから解放されて、もう一度、犠牲の道、すなわち最高の理解と光を妨げるすべてを放棄する道をたどるだろう。人はこの単純な道から大きく迷い出し、大きな災難のまさに瀬戸際までおびき寄せたひどい物質主義によって脇道にそれたのである。しかし人々は、彼らの永遠の神性が再びそれ自体を主張して、あの断崖から引き戻したことを知るだろう。

ますます大勢の人々が、至るところで、これが本当であることを感知し始めており、そして変容の仕事に目覚め始めている。このようにして、人々は彼ら自身の責任感が補強され、それに伴って反応することを知るだろう。かくして、未来の労働者(ワーカー)たちは見いだされ、かようにして、世界はより良い方向に変化する。

まだ静かにではあるが着実に、マイトレーヤはこの過程を強化するために働いておられる。彼の恩恵をもたらすエネルギーはイースト菌のように作用して、人間の志向を持ち上げ、そして反応することのできる人々すべての決意を強化する。彼らは大勢であり、光の中の労働者(ワーカー)の大いなる軍団が築かれており、その光が世界を変容し、すべての人間のための未来を保証するだろう。

 

肯定的な反応

編集長殿
この夏(2016年)の7月に、私たちはカリフォルニアのロサンゼルスで数日滞在し、パシフィック・パリセーズ地区にあるベンジャミン・クレーム美術館の宣伝をしました。私たちはウェストウッド地区にあるUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の中の店を訪ね、人々に美術館への来場を呼びかけました。ベンジャミン・クレーム氏による『タンカ(チベットの伝統的な仏画)』の絵と、美術館の情報が書かれた10×15cmのカードを、店の人や店内で興味を持ってくれた人に手渡していました。どの人からもとても良い反応と温かな笑顔を向けられました。店の営業主たちは、店の中の掲示板にカードを貼り、カウンターや従業員の休憩室にも置くことを請け合ってくれました。美術の学生たちはとても興味を示してくれて、秘教美術についてもっと知りたがっていました。彼らは他の学生に渡すための追加のカードまで求めてくれました。
二日目にはサンタモニカのサード・ストリートの遊歩道沿いを歩き、商店主たちからの反応は、UCLA地区での最初の日と同様に並外れていました。人々はとても熱心で、美術館を宣伝する私たちの努力にとても協力的でした。
その日の終わりに、私たちの手元にはほとんどカードが残っていませんでした。帰ろうとしていた時、道沿いの商店街の真ん中の売店に腰を下ろした、カジュアルな服装の紳士が、宝石やペンダントを売っているのに気づきました。その男性は中東の顔立ちで30代後半か40代前半のように見えました。私たちは彼にも美術館への来場を勧めました。会話の間、美術館の主要作品であるタンカの絵のカードを渡し、さらに美術館についての情報を伝えました。
すると彼から、「これはマイトレーヤについて話をしている同じベンジャミン・クレームですか?」と尋ねられました。私たちは「はい、そうです」と言いました。それから彼はタンカの絵をじっと見つめて、ためらいのない自信に満ちた様子で、「この絵は覚者と弟子との関係を描いています。頭の天辺の周りの円形は、意識のレベルを表します。バラ色のカーブした線は宇宙の愛のエネルギーと全宇宙の相互連結性を示しています」と言ったのです。絵についての彼の即座の解釈に、すっかり驚いてしまいました。
その男性と目を合わせると、彼の瞳は非常に鋭く、強烈でした。彼は一人のシャーマン(まじない師、一種の宗教指導者)と南米で仕事をしていた時の、ある体験を話し始めました。彼は、「私がそこにいた時、とてつもなく影響を受けたキリストとの出会いがありました。それはキリストの圧倒的な愛の、ものすごい体験でした。私は泣けてきて、泣き止むことができませんでした」と語ってくれました。
彼の体験の話を聞き終えて、私たちは「間もなく人類すべてが、大宣言の日に同じような体験をするでしょう。その時マイトレーヤが全世界にご自身を現わされるのです」と言いました。
その店主は微笑みながら、美術館への招待のお礼を言ってくれました。
私たちはその紳士が特別な方だったのだろうかと思っています。
A.D.、D.D.
米国、ジョージア州マリエッタ
【ベンジャミン・クレームの師は、その店主がマイトレーヤの代弁者であったことを確認した】
洞察力

編集長殿
英国がヨーロッパ連合に留まるか離脱するかを決める、2016年6月23日の悪名高いEUの国民投票の前日、私は英国の空港にいました。
私のフライトが遅れていたので、込み合ったカフェのエリアで座って待っていました。一人の若い男性が同じテーブルに座ってよいか尋ねてきて、楽しい会話が始まりました。「楽しい」のは仲間という感覚や一体性、お互いに話をする喜びがあったからです。世界は変わる必要があるということで意気投合し、私たちの政治や経済、社会構造は時代遅れで、私たちは世界全体が公正な社会と、持続可能な生き方を創造する必要があることにも賛同していました。
彼は英国北部に住んで仕事をしていましたが、移民で、彼の両親はシリア人とポーランド人でした。私たちの会話は国民投票にも及び、人々はEUを離脱する方へ投票するだろうという憂鬱な思いがしていましたが、努めて物事の肯定的な面を見るようにして、世界には正義や分かち合いという考えに、積極的に反応する十分な人々がいるというようなことを思っていました。国民投票について、彼は悲しそうに首を振って、人々はわがままで怖がりだと言いました。彼は警告を与えているように思えました。
彼が去っていく時、仕事でソフィアに行く予定だと言っていました。ソフィアというのは智恵を意味しますので、私はこれをヒントだと思いました。彼は代弁者でしたか。
匿名希望
【ベンジャミン・クレームの師は、彼がイエス覚者の代弁者であったことを確認した】

 

読者質問

Q  未来のお金の役割は何でしょうか。
A  お金は、人々に対する誘惑と支配を失うまで、一時的に引き揚げられるでしょう。

Q  石油産出国は、古い資本主義制度の一部ですか、それとも彼らは石油を良い目的のために使用しているのですか。
A  それはどの国かによります。サウジアラビアはある家族によってその家族のために支配されています。彼らは年に何百億もの利益を得ます。石油を国のため、人々のために使う国も世界に少数存在します。ベネズエラの前大統領チャベス氏は、多かれ少なかれ、国の最も貧しい人々のために石油を使いました。

Q  CERN(欧州原子核研究機構)は危険ですか。
A  ええ、それは建設に何百億もの費用がかかるという点で危険です。そして遅々として建設に20年かかります。これに関わっている科学者たちは、秘教学徒なら誰でも(無料で!)教えられることを学ぶでしょう、そして学んでいるのです。

Q  あなたは情報をどこから得ているのですか。どうやってこれを知ったのですか。夢の中でやって来たのですか。
A  覚者方の一人に教えられたのです。私は夢を見ません。私は夢想家ではありません。私は思考します。私には、私の耳よりも遠くに離れることのない師(覚者)がいます。私は彼と話すことができ、たいてい毎日いくつかの質問をします。弟子は常に質問をしているならば進歩しないので、質問はしないよう努めています。しかし、私は他人からいつも質問されるので、覚者に質問しなければなりません! 彼はそれを理解し、とても親切です。彼はめったに質問を拒むことはありません。私がすでに知っているべきことであれば別ですが。

Q  日本のパーソナリティーの光線は第七光線で、最近第四光線になったと聞きました。第七光線から第四光線に変わり始めたのはいつですか。
A  1700年です。

Q  あなたは、私たちには皆師がいると言われました。私の師は誰ですか。
A  生徒の準備が整ったときに師は現れます。

Q  世界の飢餓に対して、私たちには何ができますか。お金を送るのに最も信頼できる組織はどこですか。
A  赤十字、セーブ・ザ・チルドレン基金、クリスチャン・エイド、オクスファムです。

Q  ムスタファ・ダダラの本によれば、一神教の信者で、シナイに追放されたアケナトンはモーゼと同一人物といわれますが、これは本当ですか。
A  いいえ。モーゼの魂は第六光線でした。アケナトンは第二光線の魂で、シナイに追放されていません。

Q  過去40年から50年の間に、自閉症とアスペルガー症候群に苦しむ子供たちの数が大幅に増えています。(1)これは原子力発電所からの汚染に関係していますか。(2)これらの子供たちが現在だけに生きて、未来に自分たちを投影できないのは、能力の欠如ですか、それとも魂との接触を示すものですか。(3)個人または家族のカルマによるものですか。(4)彼らが転生した目的は現在の現実世界とあまりにも不調和なので、彼らは興味のあるものにしか集中しないのでしょうか。
A (1)いいえ。もっと多くの症例が正確に診断されています。(2)いいえ。(3)どちらでもありません。(4)いいえ。

Q  私たちはブースでたくさんのS.O.P(地球を救え)のステッカーを配り、人々はそれを好んでいます。それをシェア・インターナショナル・ニュージーランドのS.O.Pのパンフレット(それは基本的にいかに地球を救うかについてのSI誌の見解をまとめています)と組み合わせてはどうかと思いました。そうすれば人々は分かち合いについてのマイトレーヤのメッセージを同時に受け取ることができます。
 あなたは、S.O.Pのメッセージは特定の組織に結びつけるにはあまりも重要であると言われていますから、S.O.Pのステッカーとパンフレットを組み合わせることはSI誌の情報を伝えるのに受け入れ可能な方法ではありませんか。それともS.O.Pのステッカーはそれだけで配るべきでしょうか。
A  一緒に配って構いません。

Q  現在はパイシス(双魚宮)の時代の終わりであり、パイシス時代のあらゆるグラマーが見られます。私たちは新しい精神、つまり進歩する精神をもってこの新しい時代に入っているのではありませんか、そして私たちに必要なことのすべては、それに対して心を開き、前進することではないですか。
A  はい、しかしそんなに単純ではありません。私たちがアクエリアンと呼ぶ人々は人口の約半数だけであり、あとの古い半分──より経験のある半分の人々、すべてのお金とノウハウを持ち、権威ある地位にあり、彼らが生きている限り好きなようにする人々はまだそれを行っている半分の人々はパイシス型です。ですから世界は分断されています。私たちはまだ実際には7年しかアクエリアスの時代を経験していません。パイシスのエネルギーは1625年から後退し始めました。アクエリアスのエネルギーは1675年から入り始めました。そして現在それらは等しい状態にあります。しかし若い人々は流入するアクエリアスの人々の主流となり、パイシスの人々が残りを構成し、世界のすべての政府、過去のやり方を好む人々のすべて、世界のお金の大半を持っている人々がいます。私は正確な数字は知りませんが、最上位の2%の人々が世界の収入の大半を所有しています。これはとてつもないことであり、ぞっとすることであり、人類にとって非常に不健全なことです。彼らはまだパイシスの人々であり、パイシスのやり方と仕組み、そして世界の権力の頂点にある人々の個人性を享受しています。パイシス時代の世界への最大の贈り物の一つは、人類の最大の危険の一つとなり、パイシスのエネルギーの行き過ぎた特質、不寛容、不正義、そして分かち合いの欠如がそこに由来しています。

Q  宇宙船(UFO)は人間の兵器で撃ち落とすことができますか。
A  宇宙船は人間の兵器で撃ち落とすことはできません。なぜなら、それぞれの宇宙船の周囲には磁場があり、貫通不可能で、それを標的にするどんなミサイルも逸れさせることで防御するからです。それは文字どおり傷つけることができません。しかし、何度か、宇宙人は地球に乗り物を故意に墜落させることで自らを犠牲にしたことがあります。これは私たちのために行われた仕事であり、その背後には途方もない愛があります。それは私たちが真似ることのできないやり方による自己犠牲の域にまで達した真の霊的任務です。