編集長への手紙

シェア・インターナショナル誌には、未掲載手紙の保留分が多数あり、それらはベンジャミン・クレームと彼の師によって、覚者方あるいは「代弁者」との本物の出会いであると確認されたものである。その他の掲載された手紙は新しいものであり、覚者が関わっているかどうかを確認すること、もしくは示唆することもできないが、読者の考慮のために、これらの手紙は提供されている。

癒しの愛

 2021年11月の終わり、夜遅く私の寝室で二つの特別な体験をしました。
 私は最近、10月26日に、アムステルダム東部の45平方メートルのアパートから、タインドルプ・ニーウェンダム(アムステルダム北部)の、周囲を庭と草木に囲まれた29平方メートルの角家に引っ越しました。そこを愛情と冗談を込めて私の『タイニーハウス(小さな家)』と呼んでいますが、近頃の最新流行でもあり、私はこの家でとても幸せを感じています。本当の『アクエリアス』の場所なのです。すでにここで伝導瞑想を行い、新しい時代の祈りと統一のマントラムを毎日唱えています。それからマイトレーヤの教えをできる限り日常生活に適用しようと努力し、勉強方法として、シェア・インターナショナル誌オランダ語版の既刊分をたくさん読んでいます。
 体験1:11月29日から30日にかけての夜に、『誰か』が私のベッドの右側にそっと腰を下ろしたのが分かりました。『誰か』は溢れるほどの豊かな愛を放射していました。私は「大丈夫、リラックスして、起こることそのままにまかせよう。この人は明らかに良い意図をもって来ているから」と思っていました。それから私の肩甲骨の間に手が置かれたのをはっきりと感じ、首のところが何か変化したのも感じられました。両肩がひどく引きつってしまうのでしばしば目が覚めてしまうのです。どうやって快適に横たわったらよいかもう分かりませんでした。私の頸椎に『経年劣化』があって、首をひねると砂利道の小石のような音が聞こえるのです。ひどく痛むので、時々動きも制限されてしまいます。突然、両肩に温かさを感じ、何かがひび割れている音が聞こえて、少し刺すような痛みが起きましたが、その後私は再び眠りに落ちました。翌朝目が覚めると、幸福で気力も充実していました。
 体験2:これは11月30日の夜に感じ始めたエネルギーについてです。新しい時代の祈りと統一のマントラムを唱え終えて、その日の感謝を捧げ、明かりを消すと、空が北極光(オーロラ)のように見えて、青味がかった色になっていました。ベッドの足元側の右隅に垂直の光の柱のような閃光が見えました。それだけでなく、星のような青と白の光の小さな点もあり、それらは消えたり回転したりしていました。そして私の右耳に「さあ眠りなさい、コリンダ」という声が非常にはっきりと聞こえたのです。大変に申し訳なかったのですが、どうしてもトイレに行く必要があることと、行っても大丈夫であってほしいということを声に出して伝えなくてはなりませんでした。実際、大丈夫でした。いったんベッドに戻ると、右側に霊妙な人物がいるのに気づき、この人物もたくさんの愛を放射していました。『誰か』が私の寝室にいることが、全く不思議ではなかったのです。それで私はその『存在』に感謝して、身体を右側に向けました。その後、肩甲骨の間に温かさが再び入るのを感じました。白っぽい黄色の燦然と輝く光も頭の中に入ってきて、目もくらむほどでした。それから私は眠りに落ちて、朝目覚めると再び幸福で、この手紙を送ろうと決めたのです。

コリンダ・デ・ヘール
オランダ、ニーウェンダム

オープンハートな団結

2021年11月の初め頃、シアトル郊外の住宅地での二日間の大規模エキスポで、再臨の情報を展示しました。コロナのパンデミックが始まって以来、対面での広報の最初の再開となりました。
 近年では、このようなイベントは一人で運営してきました。長年のグループメンバーが仕事の関係で一時的にたまたまシアトルにいて、私を手伝うことに同意してくれています。それは最高に励みになることです。助けがあると知ることで、自分の能力を過大評価しがちになりました。イベントを行うことに加えて、二つの講演を行うことに決めてしまったのです。さらに努力を『磁力化』することを願って、郊外の様々な住宅地で広報用のポスターの配布を思い切って行いました。イベントが近づいてくる頃には、私はすっかり疲れ果てていました。以前のイベントと比較すると、週末を通して、より多くの人々が立ち寄り、会話のためにとどまっているように思いました。ある女性は「これにはすごく覚えがある気がします。どうしてか分からないけど」と言っていました。
 二日目の朝、私はあまり眠れず、服装を決めるのはなかなか難しいことでした。私の色合いが暗かったので、見た目を明るくするためにジュエリーが必要だと分かりました。私の頭をよぎったのは、「和合を表現するために、輪がつながったネックレスを付けよう」という考えでした。
 その日の午後遅くに、一人の女性がブースにやって来ました。私たちが驚いたことに、彼女はとても大きな黒いマスクを着けていて、そのマスクは様々な色のライトをピカピカ光らせていたのです! これまでそのようなものを着けている人を見たことがなく、ソーシャルメディアでも見たことはありませんでした。マスクの中央に奇妙な形が付いていて、はっきりとは分からないのですが、それは奥歯のように見えました(私はインプラントと歯根管処置を今年終えていました)。その女性は大変に朗らかでした。瞑想に興味を示していて、ある日どのように自分の「ハートをオープンに」したかを語り、できる限り学びたいと言っていました。
 私たちには共通点がいくつかありました。彼女は米国でフィリピン人移民のもとに生まれ、父親は高齢でした。その前に、私はグループメンバーと自分の父親について話し、彼女には父親が1910年生まれだと伝えていました。ずいぶん昔のことだと思っていました。ところがこの女性は、父親は1908年に生まれたと言ったのです。私がびっくりしたのは、彼女は26歳以上にはとても見えなかったからです!  彼女の名前はイマキュレイトでした。必ず伝導瞑想の冊子を読んで、オンライン瞑想にも参加申し込みをすると断言してくれました。
 イマキュレイトはとても元気な人で、私たちは長い間会えなくなっていた友人同士のように心が触れ合っていました。彼女は帰る前に、彼女自身の首を指差して「あなたのネックレスを見た時に、あなたと話をするのは大切なことだと分かったのよ!」と言ったのです。

シエリート・パスクアル
米国、シアトル