読者質問欄

世界中のあらゆる講演において、そして生涯のほぼ毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲に及ぶ大量の質問を受けてきた。この大量の記録から、過去の年月にベンジャミン・クレームと彼の師である覚者によって提供された回答を掲載したい

祈りは主(神)を思い起こすための最も容易で最も甘美で優雅な方法の一つである。祈りの中にはいつも無執着がある。祈りの中で、あなたは重荷も心配も持たない──これは完全無欠の状態である。あなたは全能者(神)の存在を経験する。マイトレーヤは言われる。「祈りの中で、あなたは決して迷うことはないだろう」
(シェア・インターナショナル誌1990年3月号)

 祈りに関する以下のベンジャミン・クレームによる質疑応答は、シェア・インターナショナル誌で以前に発表されたものの選集である。

Q 祈りの力は宇宙の構造の中に魔術的に織り込まれており、すべての人に利用できるものでしょうか。それとも、至高の存在やキリスト、覚者、聖者などの仲介となる代理人を常に必要とするような性質を持つのでしょうか。
A 常に仲介となる代理人を必要とします。

Q 祈りには、個人救済型の祈りと宗教的な人々の仲介的な祈りという、二つの基本的なカテゴリーがあるのでしょうか。それとも、神は祈りについては「えこひいきしない」のでしょうか。すべての祈りは基本的には同じであり、同じように利用されるのですか。
A 祈りの利用には様々な段階があります――欲望に基づいた懇願から、多かれ少なかれ科学的な祈願まで。それは「祈る」人の進化によって決まります。

Q どうすれば仲介の能力を持つ存在に私たちの祈りを知らせることができるのですか。(1)(a)それは誰にでも行えますか。(b)覚者との接触が必要ですか。(2)(治療において)誰に対して祈るかによって違いはありますか。
A 仲介者を視覚化するか思うかすることによってできます。(1)(a) はい。(b)いいえ。(2)はい、ある程度は。

Q (1)是認(アファメーション)や喚起と比べて、治療のために祈りを用いることの違いと利点は何ですか。カルカッタのマザー・テレサは、「私の患者であるイエスよ、あなたにお仕えすることは何と甘美なことでしょう」と言って、彼女が癒そうとする人々を通してイエスの手助けをしているのだと考えていました。(2)彼女の手法は、祈り、是認、認知のいずれの表現ですか。それとも単に彼女が出会った必要に仕えることでしたか。
A (1)違いはありません。その人に何が「できる」かによります。(2)祈りの示顕であると共に、彼女が出会った必要に仕えることでもありました。

Q 祈り、喚起、是認、マントラの使用の共通性と違いを教えてください。
A 祈りは欲望以上のものです。喚起(マントラを使用するか否かに関わらず)は最も科学的です。是認は中間的なもので、是認する人によります。

Q 次のように要約することは正確ですか。「祈りは神への語りかけです。瞑想は神があなたに語りかけるのを許すことです」
A 分かりません。私はそのような考え方をしません。

Q 形式的な祈りを与える代わりにただ「神と話す」ならば、それは祈りとみなされますか。
A はい。

Q 祈りは(通常行われているように)要請として行われる代わりに喚起や命令として行われたほうがより強力ですか。
A はい、それが可能ならば。次第に、喚起は崇拝や祈りに取って代わるでしょう。

Q (1)信は祈りの結果に影響しますか。(2)そうだとすれば、どのように影響しますか。
A (1)はい。(2)意志を喚起します。

Q (1)なぜ祈りは効果がある人とない人がいるように見えるのですか。(2)他の誰かのために祈ることは彼らのカルマへの干渉になりますか。(3)祈りは有害になり得ますか。
A (1)大部分はカルマ的な状況によります。信にもよります。(2)いいえ。(3)はい、例えば呪いを喚起する場合などです。

Q 進化の旅路の中で祈りがもはや必要なくなるときは来ますか。
A はい。

Q 以下の祈りの型で重要性と効果が高いのはどれですか:賞賛/賛美、感謝、懇願/要請、告白、治療、祈願。
A 感謝、懇願/要請、告白/懺悔、治療、祈願はどれも重要です。

Q (1)すべての熱心な祈りは聞かれているというのは本当ですか。誰に聞かれているのですか──天使(デーヴァ)ですか、覚者方ですか。(2)聞かれているとすれば、通常は反応があるということですか。私たちが認知していないかもしれない、祈りへの応えの実例はどのようなものですか。
A (1)はい、覚者方によって聞かれています。(2)多くの祈りは応えられますが、期待されたり望まれたりしたような形とは限りません。ですから、しばしば認知されません。

Q (1)教会の中で与えられた祈りは、他の場で語られた祈りよりも強力ですか。(2)人類は祈りを用いる唯一の王国ですか。
A (1)いいえ。(2)はい。

Q 「主の祈り」や「詩篇第23章」のような形式的な祈りに恩恵はありますか。
A 非常に恩恵があります。

Q 物質的な物事についての助けを神に求めても良いですか。
A お勧めできません!

Q 誰かのために祈り、その人たちがそのことを知らないときでも、彼らの重荷を軽くすることになるのですか。
A できます。

Q 効果的であるためには、自分や他の人々の治療のために何回くらい祈ることが勧められますか。2回以上治療を求めれば、最初の祈りが聞かれたことに信を持っていないことになるのでしょうか。他方で、十分に高いレベルから祈っていないとすれば、効果を得るためにはさらなる祈り(おそらくもっと整列しているとき)が必要なのでしょうか。
A どちらも然りです。

Q 祈りの基礎には恐怖心の要素があるように思われます。(1)これは正しいですか。(2)なぜ人は祈るのでしょうか。
A (1)時にはそうですが、必ずしもそうとは限りません。(2)もちろん、援助を求めてです。

Q 祈りはいつ始まったのでしょうか。
A 初期の動物人間が、足の速い恐竜に追いかけられているときに恐怖の金切り声を上げ、助けを求めて叫んだときです。おそらくそれは私たちが今日祈りと呼ぶようなものではなく、その不明瞭な懇願が誰に向けられていたかは推測するしかありません。

Q 誰に祈るかは大切なことですか。
A 誰に向かって祈るかは本当に大切なことではありません。大切なのはあなたが選んだ人を信じることです。アプローチが意識的なものであればあるほど、よりメンタル的で、意志がより多く関わり、接触への信が大きいほど、祈りが聞かれる可能性は高まり、カルマの法則の範囲内で応えられます。私が勧めるのは、神の代表者、聖なる仲介者としてのマイトレーヤに祈ることです。特に彼は援助を必要とする人々の祈りに応えることを約束しておられるからです。そして、物質的な物事や生活上の問題への解決を求めて祈るべきではないと思います。それは私たち自身に解決する責任があります。

Q 1945年に起こったことの後で、マイトレーヤをロンドンに呼んだのは祈りではなかったのですか。
A 可能な限り早く戻って来られるというマイトレーヤの決断が発表されたのは1945年でした。この決断は、その大部分が、人類からの助けを求める祈願の叫びに応えてなされました(ロンドンを彼の「ポイント・オブ・フォーカス〈焦点となる地点〉」にしたという決定には別の理由があります)。人々はあらゆる言語で、特にマイトレーヤにではなく、「天上にいる」神に対して、「どうか、どうか、神さま、お助けください!」と叫びました。私たちが神に向かって、あるいはマイトレーヤや誰に対してでも、平和のために祈るのは、私の考えでは間違ったやり方だと思います、私たちは自分でそれをしなければなりません。平和をもたらすために、援助やエネルギーや導きやインスピレーションを求めて祈るのは結構ですが、平和を「つくる」のは私たちです。私たちはただ座って神が平和を生み出すと考えることはできません。神は平和をお持ちであり、神は平和です。平和はすでに存在しており、私たちがその平和を乱しているのです。

Q 祈りはマイトレーヤを喚起する方法ですか。
A はい、まさにそうです。すべての覚者方は祈りに反応されます――それが、祈りが応えられる方法です。天国に座っている人々によってではありません。そのような場所はありません。天国とは存在の状態であり、その天の王国とは、魂の王国です。覚者方は目覚めており、決して眠ることはなく、すべての祈りを聞いておられます。彼らがその祈りに応えるかどうかは祈願の強さ、その祈りが包み込んでいる感情的メンタル的な実質の割合に依存しています。祈りが包み込んでいる実質がより高度でよりメンタル的であればあるほど、覚者方のマインドに与える影響は大きくなります。なぜなら彼らは感情界ではなくメンタル界で働いているからです。アストラル・タイプの祈りに応えるアストラル界の存在はたくさんいますが、覚者方自身はメンタル界と、それより上位の魂の(霊的な)界で反応されます。ですから、祈りによってあなたの祈願を高めれば高めるほど良いです。それよりもさらに重要なのはカルマです。カルマの法則は、祈りに関しての覚者方の行動さえも支配します。
 最高の祈りは志向です。志向が高まれば高まるほど、それはハートの行動をより多く含みます。瞑想は、魂(高次の自己)のエネルギーと整列し、徐々にそれと融合するための、一段と優れた方法です。それは私たちを魂と一体化させる方法です。祈願は異なったもので、伝導瞑想は祈願と結びついています。それは高次の霊的な源からのエネルギーを呼び起こすことであり、そのエネルギーを低位のレベルに伝導することです。伝導瞑想は、高次の源であるハイアラキーと、低位にある人類一般の間の架け橋です。

Q 死別した魂のために祈ることに価値はありますか──例えば、彼らの運命が低位の界にいることだとすれば、それを高次の界に引き上げるために。
A 私の理解では、いったん死が起これば(少なくとも死後3日間が過ぎれば)、死別した魂の運命に影響を与える方法はありません。祈りの価値は物質界に残っている人々のためにあります。しかしながら、死への移行を通過している人々のために(共に)祈ることは、彼らの注目を魂のレベルに焦点化させ、高次の界へ到達するために必要とされる霊的緊張を増すことには役立つことができます。物質界にいる「お互いのために」祈ることは常に役立ちます。

Q 愛をもって行われるならば、誰かのために(あるいは数人の人々、または人類全体のために)絶えず祈ることによってカルマの法則に影響を与えることはできますか。
A 個人や世界全体のために祈ることには絶対的に真の価値があります。カルマの法則を変えることはできませんが、その働きの結果は、このようなやり方で援助することを奉仕としている霊的存在からの高次のフォースを呼び起こすことによって変えることができます。

(ベンジャミン・クレーム著『マイトレーヤの使命 第1巻、第2巻、第3巻』、『伝導瞑想:21世紀のヨガ』、シェア・インターナショナル誌の「読者質問欄」)

新しい時代の祈り

わたしは宇宙の創造主である。
わたしは宇宙の父にして母である。
すべてがわたしから来る。
すべてがわたしに戻る。
心と生気と肉体はわたしの宮殿である。
真我はそのなかにわたしの至高の存在と生成を実現する。

──主マイトレーヤ

1988年7月にマイトレーヤによって与えられた「新しい時代の祈り」は、祈願的な効果のある本物の是認(アファメーション)であり、私たちが、人は神と一体であり、分離は存在しないことを認識するための強力な道具となるだろう。わたしが宇宙の創造主であることを肯定することによって、わたしが神であり、真のリアリティ(実在)であるという意識に(徐々に)至ることができる。マイトレーヤの側近は、次のように説明している。「この祈りは、人々を心と生気と肉体から無執着な、裡なる真我を体験することに導くことができる」

2024年8月号目次

覚者より ベンジャミン・クレーム筆記
ばくち的ジェスチャー/人類の歴史的選択

極めて実際的な力 愛を支持して
ルーク・ギオリー

国際秩序崩壊の危険性をエルダーズが警告

軍産複合体は私たち全員を殺している
デビッド・ヴァイン、テレサ・アリオラ

時代の徴
「白いバッファローはキリストの再臨に通じる」とラコタ族の指導者が語る

ティアナのアポロニウス
アポロニウスのインド北部への訪問

核のハルマゲドンに賭ける大統領たち
ジェフリー・D・サックス

ピーター・ターチン著
『終わりの時 : エリート、 反エリート、そして政治崩壊の道』
シェア・ギルモアによる書評と考察

編集長への手紙
超高速の治療 他

読者質問欄
回答 ベンジャミン・クレーム

ばくち的ジェスチャー

──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 人々が正しい関係に向けて断固たるステップを取るときはいつも、対決に向けて同様の断固たるステップを取る人々が必ずいる。大勢の人間がより大きな自由と正義のために働き、そして死んでさえいる──と同時に、他の勢力は減少する彼らの力(パワー)を強固にするための冷笑的な試みで平和を脅かす。その間、全体としての人類は、放棄され克服されるべき昔の古い憎悪の思考の再発を目撃して、恐れおののきながら見守る。

 あなた方の兄たちであるわたしたちもまた、この危険なやり方を注意深く見守るが、恐れてはいない。良識は、得るものと失うものとを大体、はかりにかけてみるとき、少なくとも不安定な平和を受け入れることを強いることを、わたしたちは知っている。
 これからは、このシナリオが世界中で繰り返されるだろう。“超大国”は彼らの力を維持しようと、あるいは増すことさえ試みるだろう、しかしながら、現状維持を損なわないように慎重にやらなければならないことを知っている。
 一体いつまで、諸国家はこの無益なゲームをすることができるのか。唯一の分別あるコースは、すべての者のための平和と繁栄のために、共に働くことである。この方法によってのみ、諸国は国民に、平和の歓び、正義(公正)の繁栄、そして分かち合いの至福を得るための用意をさせることができるのである。

(シェア・インターナショナル誌2014年6月号)

人類の歴史的選択


──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 人間が歴史的選択をするときは到来した。間もなく人類は極めて重大な決断を、すべての男、女、子供の未来を、まさに地球上の生きものすべての未来を決める決断をしなければならないことに気づくであろう──惑星地球において途切れることなく、限りなく発展する創造性か、あるいは、われわれの住処であるこの惑星上の人間および人間以下のすべての生命の恐ろしい滅亡かの選択である。
残念ながら、人間は原子の核に隠された恐ろしいパワー(力)の秘密を発見して、それを戦争のために利用してきた。人類は競争や貪欲、権力への渇望によって非常に分離しており、偶然か故意による絶滅の危険は絶えず存在する。であるから、人はより安全に生きるための道を探さなければならない。今日、人類および諸国家の個性はあまりにも強力であり、人生の奮闘の中であまりにも分離しており、彼らは道を見失ってしまった。人は生き延びるために速やかにそれを見いださなければならない。

 かくして、偉大なる者たち、あなた方の兄たちは平和への唯一の道を示そうとしてきた。分かち合いと正義のみが平和をもたらすだろう、とわれわれは言う。すべての人間が、心(ハート)の中で、平和を願う。われわれの勧告は本当に単純である、しかしこれまで、人類にとってそれを把握することは困難であった。人間は神聖なる自由意志を持ち、彼らの運命の支配者である。分かち合いと正義の道を取りなさいと、われわれは勧告する。それは「同胞団」の衣であり、それなしには、人は十分な人間とは言えない。

(シェア・インターナショナル誌2013年3月号) 

読者質問欄

世界中のあらゆる講演において、そして生涯のほぼ毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲に及ぶ大量の質問を受けてきた。この大量の記録から、過去の年月にベンジャミン・クレームと彼の師である覚者によって提供された回答を掲載したい。

 これらの質疑応答はすべて、以前に発表されたものであるが、今日の世界に関連しているため、掲載することにした。

 ベンジャミン・クレームは、平和や核の脅威、そして和合と統合を目指しつつ多様性を大事にすることの重要性について次のように述べている。

 平和はもはや選択肢ではない。それを理解しなければならない。なぜなら、平和がなければ、やがてわれわれは自分たち自身を滅ぼしてしまうからである。小さな戦争が大きな戦争になるだろう。それは核戦争となり、すべての国が消え去ってしまうだろう。
 私はあなた方がデモ行進のときに掲げる旗印の見出しを述べているのではない。私はあなた方の心(マインド)を本質的なことに集中させようとしているのである。本質的なことは、分かち合いであり、それが正義につながり、必然的にテロリズムの終止につながり、そして世界平和につながる。それのみである。マイトレーヤが言われるように、「それ以外の道はない」。もし分かち合わなければ、われわれは遅かれ早かれ死ぬ。それほど単純なのである。
 それは分かち合いと世界の変革の問題である。それが信頼を築き、将来のすべての取り決めはその信頼に基盤を置く。信頼があれば、どんなことも解決することができる。信頼をつくらなければならず、世界資源の分かち合いのみがそれを可能にする。信頼があれば、他のあらゆる問題──中東問題、惑星自体の救済、等々──に対処することができる。意見の食い違いはほとんどなくなり、資源の分かち合いが実施されるとき、途方もない力で流れ出る善意の中に消散するだろう。
 このグループやこの種の他のすべてのグループにとって重要で有益なことは、意識的に統合を目指して働き、他のグループと一緒に多様性の中の和合をつくるように働くことである。インターネットで探しなさい。あらゆるグループのウェブサイトを読んで探しなさい。ある程度のサイズのグループでウェブサイトを持たないグループはないと思う。それを読んで、われわれがしていることと同じようなこと(キリストの再臨についての話は別にして)、その価値観、世界のために提供しているアイディアが、われわれが推進している価値観に近いものであるならば、そのグループに連絡を取り、フェアやフェスティバルで何らかの意思表示をしたり、スピーカー(話し手)を交換し合ったりするということも考えられる。他のグループと共に働くことは可能である。難しいが、可能である。……
 すべての人間が和合を求めている。それゆえ、人々はグループに参加したり、グループを形成したりするのである。同時に、すべての人間が自分の個人性を、転生しているすべての魂のユニークな特質を表現したがる。自然で有機的で、偏見や硬直性のない種類の和合のみが、この地球という惑星をその住人にとって非常に興味深いものにする豊かな多様性のために適切な枠組みを形成するのである。

(ベンジャミン・クレーム、『多様性の中の和合』)

健康、治療、カルマ

Q:(1)脳脊椎硬化症の(内的な)原因を説明してください。(2)予妨のための方法や生活様式などを描写してくださいますか。(3)あるタイプの人々が、この病気により罹りやすいということはありますか。(4)どうしたら、この病気に最も良く対処し、または治療することができますか。
A:(1)脳脊椎硬化症の影響の裏に、単純な別個の原因や唯一の要素というものはありません。すべての病気と同様に、魂のエネルギーの間違った、または不適当な使用の結果です。しかしながら、この基本的な原因が脳脊椎硬化症として顕れるためには、いくつかの他の要素がなければなりません。例えば、この特定の病気に罹りやすい遺伝的素因があることです。また、ストレスに対処するのに不適当なほど神経系が過敏であること、長期にわたって強いストレスがかかる、もしくは有害な環境や職業にさらされている状態、強烈な創造的エネルギーの挫折によって内的なストレスが引き起こされること、生きる目的または意志が突然崩れることなどです。脳脊椎硬化症の背後にはこれらのいくつかの、またはすべての要素が見つけられるでしょう。
 (2)創造的または奉仕的活動に最大のはけぐちを与えるような生活様式を見いだすべきです。これは、もちろん、比較的高度に進化した人々すべてに言えることです。創造性と奉仕したいという願いは、魂との接触とその影響の結果であります。
 (3)弱い神経組織を持った創造的な人々で生きる意志をある程度失った者が、少なくとも論理的には、この病気に最も罹りやすい可能性はあります。
 (4)神経組織を強化し、生きる意志を、そしてあるがまま存在する意志を回復することです。また、創造的表現や仕事の妨害となるものを取り除くことや、奉仕への願望を強め、奉仕を受け入れることです。

2024年7月号目次

覚者より ベンジャミン・クレーム筆記
ばくち的ジェスチャー/人類の歴史的選択

編集部より/今月号の内容概説

視点
グリーン・トランジションに関して、
人間の知性は人間の貪欲に勝てるだろうか?
ビル・マッキベン

通貨制度を利用して気候変動を解決する 第一部
セバスチャン・グラーフ/ラーズ・グラーフ

2024 ゴールドマン環境賞
7人の勇気ある環境活動家が表彰される

カルロ・アクティス:最初の 「ミレニアル世代の聖人」

時代の徴
秋田のUFO/民家の光の模様

アフリカの「緑の長城」構想

私たちの惑星の管理―選集
Stewardship of our Planet-a compilation

デーヴァとエレメンタル
アート・ユリアーンス

読者質問欄
回答 ベンジャミン・クレーム

編集長への手紙
2007年のテレビへの出現 他

 

ばくち的ジェスチャー

──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 人々が正しい関係に向けて断固たるステップを取るときはいつも、対決に向けて同様の断固たるステップを取る人々が必ずいる。大勢の人間がより大きな自由と正義のために働き、そして死んでさえいる──と同時に、他の勢力は減少する彼らの力(パワー)を強固にするための冷笑的な試みで平和を脅かす。その間、全体としての人類は、放棄され克服されるべき昔の古い憎悪の思考の再発を目撃して、恐れおののきながら見守る。

 あなた方の兄たちであるわたしたちもまた、この危険なやり方を注意深く見守るが、恐れてはいない。良識は、得るものと失うものとを大体、はかりにかけてみるとき、少なくとも不安定な平和を受け入れることを強いることを、わたしたちは知っている。
 これからは、このシナリオが世界中で繰り返されるだろう。“超大国”は彼らの力を維持しようと、あるいは増すことさえ試みるだろう、しかしながら、現状維持を損なわないように慎重にやらなければならないことを知っている。

 一体いつまで、諸国家はこの無益なゲームをすることができるのか。唯一の分別あるコースは、すべての者のための平和と繁栄のために、共に働くことである。この方法によってのみ、諸国は国民に、平和の歓び、正義(公正)の繁栄、そして分かち合いの至福を得るための用意をさせることができるのである。

(シェア・インターナショナル誌2014年6月号)

人類の歴史的選択


──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 人間が歴史的選択をするときは到来した。間もなく人類は極めて重大な決断を、すべての男、女、子供の未来を、まさに地球上の生きものすべての未来を決める決断をしなければならないことに気づくであろう──惑星地球において途切れることなく、限りなく発展する創造性か、あるいは、われわれの住処であるこの惑星上の人間および人間以下のすべての生命の恐ろしい滅亡かの選択である。

 残念ながら、人間は原子の核に隠された恐ろしいパワー(力)の秘密を発見して、それを戦争のために利用してきた。人類は競争や貪欲、権力への渇望によって非常に分離しており、偶然か故意による絶滅の危険は絶えず存在する。であるから、人はより安全に生きるための道を探さなければならない。今日、人類および諸国家の個性はあまりにも強力であり、人生の奮闘の中であまりにも分離しており、彼らは道を見失ってしまった。人は生き延びるために速やかにそれを見いださなければならない。

 かくして、偉大なる者たち、あなた方の兄たちは平和への唯一の道を示そうとしてきた。分かち合いと正義のみが平和をもたらすだろう、とわれわれは言う。すべての人間が、心(ハート)の中で、平和を願う。われわれの勧告は本当に単純である、しかしこれまで、人類にとってそれを把握することは困難であった。人間は神聖なる自由意志を持ち、彼らの運命の支配者である。分かち合いと正義の道を取りなさいと、われわれは勧告する。それは「同胞団」の衣であり、それなしには、人は十分な人間とは言えない。

(シェア・インターナショナル誌2013年3月号)

編集部より/今月号の内容概説

本誌

 本誌シェア・インターナショナルの協働者(コーワーカー)たちは、「シェア・インターナショナル誌というのは何についての雑誌ですか」とよく聞かれる。
 その質問に答える方法はたくさんある。1982年、本誌が創刊される直前、私たちは次のように書いた。「シェア・インターナショナル誌は、新しい時代の思考の二つの主な方向──政治的と霊的──を統合する。主な目的は、新しい時代の世界教師マイトレーヤと知恵の覚者方が今、私たちの中におり、徐々に公の舞台へと出現しつつあるという事実を知らせることである。同時に、現在、世界的規模で起こっている政治的、社会的、経済的、霊的な変化の底に横たわる統合を示し、この世界をより正しい、慈悲深い線に沿って再建するための実際的な行動を刺激することを意図する」

 本誌は、いのちについての雑誌である。おこがましい主張だと言う人もいるだろう。定期購読者なら、歴史のさびついた扉の鍵が開けられるのを目にし、頻度は低いものの、ほとんどの人が知らない文明、例えばアトランティス文明へと思いをはせることになったことを思い出すだろう。さらに重要なのは、アトランティスのような不可思議な世界が最終的に失敗し、容赦ないカルマの波間に沈んだのはなぜかを説明するため、古代の記録文書(アーカイブ)が開かれることである。貪欲、はなはだしい物質主義、分離主義が、アトランティスを終焉に導いた──今日、まさにこの教訓を心に刻みつけなければならない。第一次世界大戦と第二次世界大戦の淵源は、そうした初期の暗黒時代にまでさかのぼることができる──もう一つの教訓である。言い換えれば、この出版物は教育的で啓発的であり、現代とその先の時代のための指針を提供するものである。

 本誌のページをめくれば、人類が一つの存在であるだけでなく、地球上のすべての生命と絡み合っており、自然界に対する責任を負っているということを知ることができる。そして、これはスリルを感じさせることであるが、私たちの惑星は太陽系という太陽の家族の一員であり、その太陽系は偉大な生命そのものである、ということが書かれている。さらに、人を謙虚にさせるような事実として、太陽系内の他の惑星には、私たちの幸せだけを願い、カルマの法則の制限内で私たちを私たち自身から救うために奉仕しようとする、知性を持った善良な友人や助力者たちが存在している。
 本誌は、未来についての雑誌であり、私たち全員が切望する世界をどのように創造することができるかについて書かれている。「私たち全員」とは、新しいあり方や生き方を切望するすべての人々のことである。こうしたページは、未来への鍵を握っている。というのは、私たちはマイトレーヤの知恵と教え、道を示す者としての覚者の言葉、そして覚者と緊密に連携して働いた高位の弟子の言葉を読むことができるという幸運に浴しているからである。これ以上の助言や援助を望むことができるだろうか。

 本誌の表紙から、読者は自分の魂への呼びかけと、奉仕したいという、高位我とのより緊密な関係へと移行したいという、自分の志向への励ましを聞くことができる。それは、直観を呼び起こそうとする霊(スピリット)の声である。直観は、霊的なエネルギーとインスピレーションを吸収する体験に心を開いている人々に内在する、最高で最良のものである。こうしたエネルギーとインスピレーションは、人を道に沿ってさらに前進させることができる。
 私たちは覚者方の言葉をひそかに知っている。覚者方が存在しているという事実だけでも、世界と──私たちが理解し得る限りの──大計画のための奉仕へと邁進するのに十分な希望の礎となる。覚者のような存在がおられ、神の大計画があり、大生命には意味と目的があるということを知るだけでも、希望や愛、私たちがその一部である大生命に対する畏敬の念の源となる。導きがあれば、正しい選択をすることはより容易になる──その導きを心に留めるなら。

 生命への畏敬の念が、今日の世界から広く失われていることは議論の余地がない。私たちの世界は「変になっている」からである。私たちは混沌とした状態にある。私たちは、もしくは権力の座にある者たちは、危機からさらに大きな危機へと、地域紛争から国家紛争へと、国家的な緊張から国際的な緊張へと、そして危険な戦争挑発、軍国主義、政治工作へとなだれ込み、より深刻な危機を引き起こしかねない。
 太陽系の家族──他の惑星に住む「兄弟姉妹たち」──が愕然として地球を見つめ、地球とその子供たちを救うために太陽ロゴスに祈っている姿を想像するのは、それほど突飛なことではない。地球の子供たちは盲目的で、道を踏み外してしまい、間違った選択をすることに固執しているように見えるからである。毎日のように虐殺され、数百万人規模で家を追われ、食べ物があるのに飢え、疎外され、屈辱を受け、私たちの冷淡な無関心や手をこまねいているばかりの不作為によって薬物や絶望に追いやられている人々にとって、確かに地上には地獄がつくり出されている。権力者の行動に個人として賛成であろうと反対であろうと、日々の集団的な決断によって、私たちは故郷の惑星のいのちを脅かし、自分たち自身と太陽系のための大計画を混乱させている。間違った選択によって、人類自身が機会の窓を閉ざそうとしている。私たちには自由意志があり、間違った選択をし続ける権利があるが、そうすることで選択肢を制限している。分離的で、暴力的で、否定的な決断をするたびに、聖なる介入の「窓」を狭めているのだ。

 マイトレーヤと覚者方は、奉仕するように呼びかけられたと感じるなら、奉仕の喜びを受け入れるよう、そうすることができる人すべてに促している。声を上げ、正義や平和、分かち合いを要求するよう、そうすることができる人すべてに勧めている。統合と寛容を目指すよう、解決策を見いだすために志を同じくする人々と協力する機会を探すよう、世界を救い、過ちを正すことを始めるよう、人々を励ましている。本誌は、必要とされるインスピレーションを提供することができる。また、助けたいというハートの切望や、偉大なる方の言葉を引用すれば、「同じ日が二度と繰り返されることなく、誰も窮乏することのない」未来を創造したいという切望を刺激することができる。そうした未来においては、意味と目的が認識されることによって人生は神聖なものとなる。そして、すべての人が自分自身を潜在的な神であると知り、その神性を表現するために生きることになる。 

今月号の内容概説

 この合併号[日本語版は7月号と8月号に分けて発行]では、このような考えとねらいを念頭に置き、地球の健康と私たちの管理義務に焦点を当てるとともに、戦争と人為的な紛争の背後にある闇の力について警告することにした。デーヴァ(天使)とエレメンタル(精霊)の神秘的な世界も明らかにしている。ベンジャミン・クレームが提供した回答は、私たちが自然界のすべての王国と相互につながり合っており、そうした王国に影響を及ぼしているという考えを是認している──現在の世界的な異常気象がその証拠である。イエス覚者はアポロニウスとして生き続けたが、これは輪廻転生の事実を証明している。ベンジャミン・クレームの師は、この惑星を救うことを選択し、「平和の歓び、正義(公正)の繁栄、そして分かち合いの至福を得るため」、私たちの自由意志を賢明に使うよう助言している。

読者質問欄

世界中のあらゆる講演において、そして生涯のほぼ毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲に及ぶ大量の質問を受けてきた。この大量の記録から、過去の年月にベンジャミン・クレームと彼の師である覚者によって提供された回答を掲載したい。

 これらの質疑応答はすべて、以前に発表されたものであるが、今日の世界に関連しているため、掲載することにした。

 ベンジャミン・クレームは、気象や気候に対して人類が及ぼす影響、惑星の資源の汚染、人類と地球上のすべてのいのちとのつながりについて説明している。

「天候そのものが、私たちの態度によって影響を受けます。私たちが調和のうちに生活することなく、多くの混乱や戦争、そして生活水準の極度の差の中に生き、何百万の人間が不必要に飢え、さらに多くの人々が絶えず苦悩と窮乏の中に生きるような状態をつくり出していると、私たちは破壊的なエネルギーをつくり出し、それが必然的にエレメンタル(精霊)の生命に影響を与えます。精霊の活動が世界中の天候をつくり出すのです。彼らが人類のつくり出す不調和に対し反応し、その結果、地震やハリケーンや洪水などが起こります。私たちが平衡状態を取り戻すとき、彼らも天候もずっと予測しやすい『正常な』ものになるでしょう」

(ベンジャミン・クレーム、シェア・インターナショナル誌1990年4月号)

Q:市場のフォース(力)のせいで、私たちは環境を破壊し、人々は飢え死にし、何百万もの人々が貧困にあえぎ、麻薬や犯罪が蔓延しているように思います。今が本当に状況を好転させる時なのでしょうか。マイトレーヤや覚者方は本当に、私たちを変化させるのに必要な影響を及ぼすことができるのでしょうか。

A:私はこう言わなければなりません。マイトレーヤ御自身が、そろそろその時だと考えておられるが、私たちが今、始める必要がある、と。水や土壌、河川に存在するあらゆる汚染の浄化を始めなければなりません。私たちは、触れるものすべてを破壊し、有毒で致命的なものにしています。ですから、私たちは変わらなければなりません。自分たちのためだけではなく、子供や孫たち、その先の世代のためにも、環境と共存し、持続可能な経済を構築することを学ばなければなりません。こうした汚染を浄化するには、おそらくあと20年しかないでしょう。

2024年6月号目次

覚者より ベンジャミン・クレーム筆記
理性への呼びかけ/2016年の危機についての覚者のコメント

編集部のコメントと今月号の内容概説

視点
「不条理だ!」:米国の億万長者の税率は労働者階級より低い
ジェイク・ジョンソン

報道の自由と気候ジャーナリズム:危機において団結する
ファルハナ・ハク・ラーマン

すべての人のためのより良い未来
市民集会:政策立案への新たなアプローチ

学生ジャーナリストが 「ニュース砂漠」 を再生させる

抱き合おう、諸人よ!
アンドレア・ビストリッヒ

アダルツ・イン・ザ・ルーム
ベトナム戦争時代を彷彿とさせる学生たちの抗議活動
若者が舵を取る ―覚者より/ベンジャミン・クレーム筆記 2012年3月1日

時代の徴
神聖なる遍在/白いバファローがラコタ (スー) 族の予言を成就させる/
ダミー核弾頭を撃ち落とす UFOが撮影される

世界トップの気候科学者の77% が 2.5°Cの地球温暖化が起こると考え、 恐怖を感じている
オリビア・ロザンヌ

マルク=アンドレ・セロス著
『世界の起源:人類が土壌に与える影響と温室効果ガス』
ドミニク・アブデルヌールによる書評 第三部

マイトレーヤの裂開の剣―選集
Maitreya’s Sword of Cleavage-a compilation

ギラド・エルダン氏は、失敗を運命づけられたイスラエルの戦略を明らかにして、世界に有利な働きをしている
ジェフリー・D・サックス

治療
アート・ユリアーンス

編集長への手紙
内なる外なる真実 他

読者質問欄
回答 ベンジャミン・クレーム

理性への呼びかけ

──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 この世代が直面している最も重大な問題は生態系の不均衡であり、それが地球の膨大な領域を脅かすことを人類が認識する時が間もなくやって来る。知ってのとおり、この問題がどの程度のものかについて人間の意見は分かれている。しかし、この生態系のジレンマを真正面から直視して対処しない限り、多くの者にとってその将来が危ぶまれる。

 間もなく、多くのグループがこの危険の深刻さに気づくだろう、そして年毎に、彼らは大災害に近づいていく。地球温暖化によって放たれたエネルギー(フォース)は、今や人間が使用できるコントロールの装置をはるかに超えている。
だから、まだ少し時間がある間に、注意して聴きなさい──海の水位は容赦なく上昇しており、しかも人間は、のんびりと、彼らの将来を賭けている。
S.O.P.──Save Our Planet(我らの惑星を救いなさい)。

(2014年11月8日、シェア・インターナショナル誌2014年12月号)

 2016年7月25日、ベンジャミン・クレームとの編集会議の最中、彼の師である覚者は、当時の世界危機についての見解の提供を求められた。当時は、英国がEU離脱を投票で決め、シリアでは戦争が継続中で、南米ではジカウイルスが人命を奪い、ヨーロッパの各都市で多くのテロ攻撃が発生していた。以下に覚者のコメントからの抜粋を掲載する。私たちの本質的な一体性と変化の必要性を認識するようにという呼びかけは、8年近くたった今、いっそう緊急性を帯びてきている。

2016年の危機についての覚者のコメント

 ……大混乱はほとんどいつも、ひとつの宇宙(コズミック)の状態(周期)から他の状態への変化の結果である。多くの人々はいまだ古いあり方の中に捕えられている。多くの人々は行動やあり方を変える必要を認知するには、あまりにも不安であり、あるいは全く気づいていない。

 また、人類が新しいエネルギーにどう反応するかの問題である。ほとんどの反応は貪欲か恐れに基づいている。富める者たちは(党派などに左右されず)独立し、非常に貪欲になった。彼らは利用し得るすべてを有利に獲得できないだろうということを恐れており、また彼らの富を失うことを恐れている。人は、世界がひとつであることを、ひとつの人類であることを認識しなければならない。貪欲と競争に基づいて資源・富を管理する金持ちは、危険を覚悟で、この真理を否定する。

(シェア・インターナショナル誌2016年9月号)

シェア・インターナショナル誌は、新しい時代の思考の二つの主な方向――政治的と霊的――を統合する。