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親愛なるアメリカへ

親愛なるアメリカへ
 私たちがあなたに手紙を書いているのは、あなたには世界の未来を確実にするか、あるいはあらゆる国籍を持つあなたの惑星の兄弟姉妹である私たち全員を、想像を絶する悲劇に陥れるかを決める力があるからです。あなたが投票に行くまで、もうあまり時間は残っていません。この11月に投票に行くとき、この時期は非常に重要なので、あなたは「歴史のコースを変える機会を得るだろう」と、ベンジャミン・クレームの師である覚者は「アメリカの選択」という記事の中で書いています。民主的権利を行使するという単純な行為により、「近未来の様式と機構が大きくかかっている」決定を下すことになるのはあなたの運命なのです。
自分がそれほど重要で強力な存在であることに気づいていたでしょうか。おそらくあなたは、軍隊や武器、戦争への意欲があるからこそ強力であると思っているでしょう。まさにそこが、あなたの最も弱いところです。軍産複合体、億万長者、特別利益団体が、あなたにタカ派で軍国主義的な条件付けをして、若者を犠牲にすることを厭わなくさせているのです。誰が得をすると思いますか。亡くなった英雄たちではないことは確かです。

 あなたが世界で重要な役割を果たしているのは、それぞれの国が独自の神聖な運命を持っているのと同じように、あなたには真の英雄となり、文字どおり私たち全員を救うという素晴らしい機会が与えられているからです。
 2004年、ベンジャミン・クレームの師は、あなたの対応の重大さと潜在的な偉大さを強調しながら、あなたにこう訴えました。
  「アメリカ合衆国の市民には重大な決定を下す時が迫っている。今年の11月の彼らの決定に何百万の、アメリカ一国ではなくその他の多くの国々の未来の幸福がかかっている。この決定は難しいことではないと、その選択は平和と正しい関係を大切にする者すべてにとって必ずや明白なことだと思えた」
 それから丸20年が経った今、この極めて重要な瞬間から、歴史的に壮麗な時代を創造する機会が再び与えられています。文字どおり、すべてを賭けることになります。あなたは勝つことが好きなことを自分で知っているでしょう。正しい選択をして、「あなたの神性へと足を踏み入れてください」。歴史においてこれまであなたがしてきたことでこれに匹敵するものはほとんどありません。この11月の選挙で賢明な選択をすることは、一つの機会であり義務です。それほど重要なのです。一票一票がどれほど重要で、種族(人類)の未来に直結しているかを説明することはほとんど不可能です。一票一票が重きをなします。今度の選挙の結果は、私たちの惑星とそこに存在するすべての生命がどのように繁栄するか、あるいは衰退するかを決定するでしょう。

 あなたは、自分が金持ちで、偉大な経済を発展させ、非常に競争心が強く、何をするにも勝つために行動するから、この天与の「決定票」を持っていると思いますか。世界唯一の覇権国として圧倒的な商業帝国を築いているからこそ、重要だという感覚を抱くのでしょうか。
 そうではありません。人生の多くのことに対して厳しい姿勢を貫くにもかかわらず、協力し、助け合い、隣人として親切でありたいという生来の願望があるからこそ、あなたは真の天命を授かっているのです。寛大な精神があったからこそ、マーシャル・プランを立ち上げ、苦しむ人々の援助のために駆けつけることができたのです。今でも何百万もの人々が戦争の影響に苦しみ、飢餓(ガザでは意図的に引き起こされた飢きん)に苦しみ、気候破壊に苦しみ、あなたの同盟国によって押し付けられた殺戮に苦しんでいます。気候破壊については、あなたの政府の政策(そして世界中の私たちの政府の政策)によって変えることができます。殺戮については、あなたの同盟国はあなたの理想主義を冷笑的に操作し、それがあまりに行き過ぎたために同盟国が支配権を握り、親愛なるアメリカよ、あなたがジェノサイド(集団殺害)を起こるままにし、言語に絶する残虐行為を見て見ぬふりをすることにつながっています。 
 1941 年に連合軍に加わることができたのは、あなたの理想主義と勇気があったからです。その理想主義的な良心に後押しされ、あなたは自国の指導者や他国の指導者に、正しいことをするようたびたび訴えてきました。ベンジャミン・クレームの師はあなたを次のように評しています。覚者は知っているはずです!
「アメリカは世界に提供できる多くの良いものを持つ偉大なる国である。アメリカは今、奉仕し、平和と正義の中に生き、そして調和と協力の中ですべての国々と一緒にこの世界をつくり直すために共に働くことを請い願うアメリカの魂に目覚めなければならない」

 ですから、親愛なるアメリカよ、外の世界の集団的な苦しみに目を向けてください。内にも目を向け、あなたの偉大な魂が、あなたに対して魂の促しに従って行動し、世界を助けるようにと呼びかけている澄んだ声を聞くことができるようにしてください。私たち、世界の他の国々は、あなたの最高の力を必要としています。
 ベンジャミン・クレームの師の声をさらに付け加えることにします。覚者は普遍的な正義を広く訴えています。「もちろん、アメリカのみが世界の不公平性、すなわちわれわれの直中にある基礎的な潰瘍、われわれの困難のすべての源に対して責任があるのではない。苦闘する貧しい者たちを全く斟酌せず、横柄な扱いをするすべての先進開発国とその責任を分かち持つ。アメリカはこの緊張、そしてテロ行為の主要な原因に目覚めなければならない。
 そこに西欧世界の過失がある。これらの“成功した”国々はその富と支配力を主に歴史に負うており、また世界経済を強引な“市場のフォース”を通して彼ら自身に有利なように操る彼らの能力に負うのである。世界の哀れな極貧の者たちは、今や自分たちの分け前を要求する。もしわれわれがこの単純な正義への当然の権利に対処し改善しなければ、世界に平和はないだろう。テロリズムは嵩じて、戦争に発展し、それは地球上の人間の未来を脅かすだろう。
 あなた方の兄たちであるわたしたちは、まさにこの世界の未来が脅威にさらされているのを傍らに立って眺めていることはできない。アメリカは世界に提供できる多くの良いものを持つ偉大なる国である。アメリカは今、奉仕し、平和と正義の中に生き、そして調和と協力の中ですべての国々と一緒にこの世界をつくり直すために共に働くことを請い願うアメリカの魂に目覚めなければならない。この選挙は人事における大きな転換点である」
(「アメリカの選択」、シェア・インターナショナル誌2004年11月号)

 ベンジャミン・クレームの師は、当時[2004年]の米政権の「テロとの戦い」への対応について書き、表向きはテロと戦うための米政府の政策と行動の悲しい不条理についてこう説明している。
  「“テロ戦争”を戦うということは幻影と戦うことであり、無益で、高価な、そして危険な演習である。……このアメリカ政権は、その傲慢さと無知ゆえに、盲目的にその罠に落ちてしまった。災難を受けるのはアメリカの国民であり、アメリカの犠牲者であり、全体としての世界である。テロに対処する方法は、そしてわれわれの直中にあるこの腫瘍を永久に終わらせる方法はただ一つしかない――その原因を探すことである。
 テロリズム(テロ行為)の原因はもちろん幾つかあるが、とりわけ重要なのは、世界資源の不均衡な分配である。これが国家間に危険な溝をつくり、人々を自分たちの夢を実現するためにテロの手段に追いやる。彼らは死にもの狂いの人間であり、失うものを何も持たない者たちである。彼らが願い求める正義のために、当然のことだが彼らが自分たち自身の権利と見なす正義のために、もし必要ならば死ぬ覚悟のあるそのような死にもの狂いの人間の、膨大な、まだ活用されていない大群が存在する。
 どんな“テロ戦争”もそのような軍隊を打ち負かすことはできない。いかなる傲慢な身構えも彼らを西欧世界の要塞から追い出すことはできない。
 いかに強かろうが、一国でテロリズムを打ち負かすことはできない。それはこの世界を醜くしている不正義から生まれるものである。
 人間が分かち合うことを学ぶときにのみテロリズムの終末をみるだろう。分かち合いを通してのみ、正義と自由の目標は実現され得る。偉大なる祝福されたアメリカ合衆国の市民であるあなた方に対するわたしたちの懇請は、あなた方が投票するとき、注意深く考えなさい、そしてあなた方の本来の特性である心(ハート)から行動しなさい」
(シェア・インターナショナル誌2004年10月号)

署名済み
苦しむ地球のすべての国にいるあなたの兄弟姉妹たちより

読者質問欄

 世界中のあらゆる講演において、そして生涯のほぼ毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲に及ぶ大量の質問を受けてきた。この大量の記録から、過去の年月にベンジャミン・クレームと彼の師である覚者によって提供された回答を掲載したい。

Q:祈りと治療の基礎となる仕組みを、宗教や霊性に関心のある素人に向けて説明してくださいませんか。つまり、祈りの最初の点から始めて、実際の仕組みはどのようなものでしょうか。

A:祈りとは、喚起(呼び掛け)の偉大なる科学の一段階であり、マインドの共通の性質を通してテレパシー的な連結、あるいは導管を築くことによって機能します。メンタル的な焦点が強ければ強いほど、達成されるメンタル・コミュニケーションの度合いは大きくなります。しかし、ほとんどの祈りは、アストラル(情緒)に焦点があり、それだけ反応の「確かさ」は低くなります。
 祈りの力は、分離というものは存在しないという現実に基づいています。すべての原子、すべての宇宙はつながっています。祈りの効果は祈る人の集中した思念のレベルによって決まります。ほとんどの祈りは、祈る人のアストラル欲望性質から発する懇願であり、それゆえ範囲は限定されています。より高度な祈りは、集中したマインドによって可能となります。さらに高度な、魂の融合した弟子の愛の意図のレベルでは、魂自身がそのエージェント(祈る人)となります。
 祈りへの反応は、原因と結果の法則(東洋ではカルマの法則と呼ばれるもの)と「聖なる仲介者」としての知恵の覚者方に許された介入の度合いによって条件付けられています。かくしてイエス、聖母マリア、クリシュナ、モハメッド、あらゆる宗教の聖者たちは仲介のために祈りを向けられます。彼らは法の許す限り仲介者として働くことができ、実際にそうして働いています。

Q:祈りは一般的に通常の医学であるアロパシー(異種療法)やホメオパシー(同種療法)の有益な補助となるものと考えていいですか。
A:はい。

Q:私はクリスチャン・サイエンスの家族の中で育ちましたが、それが非科学的に思えたので10代の頃に教会を去りました。強烈な信念と否認(私にはできませんでした)が要請されているようでした。この宗教の鍵となる要素は、物質と病気は「誤謬」であるということです。その代わりに、「すべては無限のマインドであり、その無限の顕現である」といいます。治療は、すべてが神であり、したがって人は完全であるという事実の実演であるとみなされています。しかし人は「真理を知り」、「誤謬」の余地を残してはなりません。治療の実演は確かに起こります。しかし多くの場合治療は起こらず、「真理を認識する」ためのさらなる決意が後に続きます。クリスチャン・サイエンスの治療の基礎は何なのかをお聞きしてもいいでしょうか。それは実際に科学的な中身(現代科学では認知されていないもの)を持っているのでしょうか。癒される人と、そうでない人がいるのはなぜでしょうか。それに関わっている人々に知られていない追加的な要素があるのでしょうか。
A:すべての治療は原因と結果の法則(カルマの法則)に従います。クリスチャン・サイエンスは、私の考えでは、「理論的には」正しいのですが、実際には、この法則についての理解を欠いています。

Q:何年も前、私はリベラル・カトリックの礼拝式の本を使って毎週治療の会を行っていました。秘教徒でもあるその司教は、私が司祭でありその祈祷書を用いることで自動的に治療のデーヴァを集め覚者方からのエネルギーを引き付けると教えてくれました。しかしながら、私は当時そのことに気づかず、会の間、右手を治療を受けたいと思っている人々の頭の上に置き、その間マントラ的な祈りを唱えていました。その後しばらくして、人々は癒されたと私に言ってきました。しかし、最終的に、一人の方が、翌日病院で卒中で亡くなりました。言うまでもなく、私は顔色を失って治療の会を中止しました。(1)これらの効果は、良いものも悪いものも、治療の会の結果だったのか、私個人、あるいは他の要因が関わっていたのでしょうか。(2)リベラル・カトリックの治療の儀式は、デーヴァと覚者方のエネルギーを引き付けますか。(3)儀式、祈り、手を置くことなどを伴う宗教的な治療の会は、一般的に実際の有益性や効果はありますか。
A:(1)治療の会と他の要因があります。例えば、喚起されたエネルギーはしばしば顕現する段階にある状態を凝結させます。(2)デーヴァは引き付けません。しかし、覚者方がふさわしいとご覧になれば、覚者方からの特定のエネルギーを引き付けます。(3)はい。

2024年9月号目次

覚者より ベンジャミン・クレーム筆記
行動を待つ諸問題

編集部より
緊急-力強い行動が必要

視点
21世紀の永遠平和のための10原則
ジェフリー・D・サックス

フランス民主主義のための闘い -フランスの議会選挙
ルーク・ギオリー

ルトガー・ブレグマン著
『道徳的野心』 才能の無駄遣いをやめ、 意義ある遺産を築く
コルネ・クワテルによる書評

国連未来サミット:より良い明日のための多国間解決策
ポーリン・ウェルチによる概説

ロサンゼルスのベンジャミン・クレーム美術館訪問
フィリス・クレーム

S.O.P. - われわれの惑星を救え!
ストップ・エコサイド・インターナショナル

時代の徴
デーヴァ (天使) 、 ミステリー・サークル

「オーバービュー効果」- 相互連帯というビジョン
アンディ・モーガン

最近のグローバル経済の動向: 私たちの将来にとって何を意味するのか
セバスチャン・ヴィユモ

日本上空のUAPの調査のため議員連盟が設立
N.O.

愛と憎悪
アート・ユリアーンス

中央銀行とマネーサプライ―第二部
セバスチャン・グラーフ、ラーズ・グラーフ

編集長への手紙
プロパガンダはどう機能するか 他

読者質問欄
回答 ベンジャミン・クレーム

行動を待つ諸問題

──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 反駁の懸念なしに、世はすべてこともなしではないと言うことができる。例えば、大金持ちと絶望的な貧困者との間の隔たりはかつてなく大きい。極端な不均衡はいかなる社会にとっても健全ではない。確かに富裕層の中の何人かは彼らの富を貧困者に分かち合うが、しかし、一般に、大金持ちはむしろ、すべての者に不利益でも、さらに並外れた大金持ちになることを目指す。

 ますます増大する今日の生活のあらゆる面の商業化、それ自体が“時限爆弾”であり、その爆発は現在の経済機構を屈服させるだろう。その時期はあまり先のことではない。この極度の物質主義によって生じる緊張はあまりにも大きく、まさに平衡が壊れる時点に近づいている。ほとんどの人は、緊張をつくり出す方にあまりにも深く関わっているので、これらのフォース(力)に気づいていない。

 かくして、人間に彼らの唯一の自然なコースが提供される――分かち合いの原理の採択である。人類はこの認識の方にじりじりと寄りつつあるが、しかしそれを実際に顕現するには、まだほど遠い。

 同時に、世界に直面する生態系の問題はクライマックスに近づきつつある。今日、ほとんどの国家が、惑星の温暖化は最大の敵であることを認める。国々を分け隔てる問題は、それが人間の責任なのか、あるいはどの程度が人間の責任なのかということである。人間が取ることのできる最も賢明なコースは、気候の窮境のほとんどは彼らの責任であると想定して、その問題を修正するためにあらゆる実際的な手段を講じることである。ある国々は確かにそうしているが、すべてではない。わたしたちの助言は、人間の行動と非行動が問題の80%に責任があり、人間は彼ら自身、そして彼らの子供たちのために、その緩和に向けて何も惜しむべきではない。

 わたしたちが助けの手を差し伸べることは請け負うが、しかし人間自身が自分たちの役割を果たさなければならない。
 世界経済の崩壊と共に、人々は人類の一体性を認識するようになるだろう。この認識は戦争に対する彼らの態度に深遠な影響を及ぼすだろう。生存のための闘いに彼らは共に結びついていることを知るだろう。そしてマイトレーヤのことばがより一層大きく彼らの心(マインド)に響くだろう。分かち合い、正義、自由は、未来の強力なシンボルとして、すべての者の生得の権利として、正しい関係への道として、人間の心(マインド)に育っていくだろう。

 (シェア・インターナショナル誌2014年4月号)

緊急 ── 力強い行動が必要

 本誌の多くの読者は、たとえ理論上であっても、覚者方が予見したアメリカ合衆国の未来を知っており、合衆国の運命がこの惑星の未来のための神の計画の一部であることを知っている。

 そのため、そうした読者がどのような反応を示すかは完全に理解可能である。世界人口の大部分が人類のことを恥じ、悲しんでいる。無頓着で注意散漫な人々は意に介さないだろう。洗脳された人々、思想を注ぎ込まれた人々、魂を売った人々は拍手喝采を送る。物事がよく見える人々はできる限りのことをするが、しばしば口封じをされ、抗議行動は解散させられ、「大いなる不名誉」の一部となってしまった政府によって違法と判断される。私たちの集団的なカルマの記録に汚点を残すような出来事を、歴史は許すだろうか、それとも忘れるだろうか。

 世界の多くの地域における飢餓や大規模な貧困に目をつぶっていただけでも、十分にひどいことであった。政府が国際人道法や海洋法を無視し、絶望に打ちひしがれた移民たちに港や国境を閉ざしたことも、忌まわしいことであった。私たちは民間人の虐殺や子供たちの殺戮、一つの国とその国民の破壊を目の当たりにしており、事態はさらに悪化した。人道に対する気違いじみた犯罪、ジェノサイド(集団殺害)、民族浄化を目にしており、日に日に耐え難くなってきている。

 すでにそうした恐怖の重荷を背負っていたのであるが、今やまた屈辱を味わっている。人道に対する罪を犯したとみなされている過激主義者の政権の残忍な指導者が、アメリカの民主主義の中心に招き入れられたからである。政府の中枢にいただけでは十分に破壊的ではないが、彼は議会に対して嘘をついた。そして、人民の議院でのスタンディングオベーションという褒美をもらった。

 平均的なアメリカ市民にとって議会とは何か。「合衆国憲法第1条は、議会として知られる立法府を設立した。議会は、すべてのアメリカ人の日常生活に影響を与える法律を制定し、人民の声として奉仕することを意図している。その責務には、政府の機能や計画への資金提供、立法過程に関する情報を提供するための公聴会の開催、行政府の監督などが含まれる」(visitthecapitol.gov)

 あの出来事により、正義に対して、真実に対して、人民の声とその代表者たちの権威に対して、どのような害が及ぼされたのか。その光景はイスラエルに、虐殺を続け、この地域で戦争の舞台を拡大するための白紙委任状──米国の全面的な許可と後ろ盾──を与えた。このような狂気の結果がどうなるかは、推測することしかできない。ネタニヤフ首相がより広範な戦争を、可能であればイランとの戦争を望み、必要としているのは明らかである。戦争が長引けばイスラエルの現職首相の実刑判決が遅れるからといって、自分自身に「刑務所から出られる免罪符」を与えるのは、他人の生死に対する何と利己的で冷笑的なアプローチであろうか。例えば米国のような他の国で、大統領候補が高官職に就くことで実刑判決を回避できるのと同じである。

 これは民主主義の汚点である。アメリカ市民はどうなるのだろうか。アメリカの税金で賄われた爆弾が国民全体の命を奪うとき、どのような選択肢があるだろうか。蛮行を容認することは、米国と国際社会にとって代償を伴うことになるに違いない。

 マイトレーヤのエネルギーは、建設的なものと破壊的なものとの間の選択を明確にするために働いていることを私たちは知っている──創造的で平和な社会につながる、前向きで協力的な目標へと世界を前進させるものと、その反対のものとの間の選択である。そのような選択を迫られたうえで、犯罪者として裁かれるかもしれない男が、議会から世界に向けて演説することが許されたのだろうか。アメリカ国民を代表して決定を下す権力の座にある人々が、善の選択か、その反対の選択かを迫られた瞬間がここにあった。今後数カ月、選挙民はどのような選択を迫られるだろうか。

 アメリカ合衆国の初期のモットーは、「エ・プルリブス・ウヌム(多数から一つへ)」であった。その後、モットーは、「われわれは神を信ずる」となった。合衆国の秘教的なモットーは、「私は道を照らす」である。
 この目標を達成するためには、すべての国民が必要となるだろう。「プルリブス(多数)」とは、多州を指すだけでなく、多文化、多民族が混ざり合ったものを指すとも解釈することができる。それが合衆国の強みであり、運命である──すべての人がそれを受け入れさえすれば。彼らは、新しい文明と新しい人間のための、いわば、基本的な構成要素となるだろう──それは直観的な種族であり、人々は協力や調和、相乗効果という普遍的な法則に従って生き、分かち合いが当たり前になるだろう。

アメリカの運命

「世界はアメリカの魂の出現を待つ。それはかなり以前に、マーシャルプランというあの美を誕生させた。また世界は、マイトレーヤが人類に道を示すために出現されるのを待つ。マイトレーヤの教えがアメリカ合衆国の理想主義的魂を目覚めさせ、喚起させるだろう。そしてアメリカの最良の市民たちを、彼らがいつも心(ハート)に抱いてきた光に向けさせるだろう。彼らは世界中の兄弟姉妹たちと協調して、マイトレーヤに鼓舞されて、一致して、待っている世界に正義を、したがって平和をもたらすだろう」

(ベンジャミン・クレームの師、「待っている世界」、
シェア・インターナショナル誌2003年5月号)

待っている間

 世界が待っている間、そして2024年11月の米国での選挙を注視しながら、以下の挑戦的な文章を読むのも悪くはないだろう。第二次世界大戦が激化し、自由な人類の未来が脅かされる中、ジュワル・クール覚者が『ハイラーキーの出現』の中で、当時中立国であったアメリカ合衆国に連合軍への参加を促すために書いたものである。この文章の中には、覚者の次の言葉がある。平和のために祈りを捧げた後に、善の勢力があなたの代わりに戦い、神が仕事をしてくれるのを辛抱強く待つのですか。

「今日の世界危機」1940年6月30日

 「今日、死の勢力が跋扈しているが、それは自由の死、言論の自由の死、行動の自由の死、真理と高位の霊的な価値観の死である。……悪と人間の苦しみに直面してもなお消極的な姿勢をとるよう説き、何の危険も伴わない平和主義を容認する人々に対して、私は次のように言いたい。あなたは一体何をもってして、今日地球を闊歩している侵略の勢力、裏切りと悪と破壊の勢力と戦うつもりなのですかと。この戦いにどのような武器を持ち込むのですか。猛攻撃を食い止め、嵐を静めるために、どこから手をつけるのですか。平和のために祈りを捧げた後に、善の勢力があなたの代わりに戦い、神が仕事をしてくれるのを辛抱強く待つのですか。あなたの祈りや願いは、正しく力強い行動を伴わないならば役には立たないと私は告げる。象徴的に言って、あなたの祈りや懇願は神の玉座に届くかもしれないが、そのとき次のような返事が返ってくる。もしあなたが立ち上がり、自分が望むもののために戦うならば、光の勢力はあなたの腕を強め、あなたに有利なように潮流を変えるであろうと。もし善意の人々が、自分の理想主義に安んじて、自分の希望が正当であることを証明したり、望ましい理想の実現に尽力したりするために、実際的なことを全く行わないならば、誰が好戦的な利己主義の前進を食い止めるというのですか」

(ジュワル・クール覚者、『ハイラーキーの出現(上)』、AABライブラリー)

 アメリカの神聖な運命を考えると、世界の方向性と私たちが共有する運命は、物事を明確に見る善意の人々の手に委ねられていると言っても過言ではないようである。
 ジュワル・クール覚者は上記で「力強い行動」の必要性に言及している。行動していないことを嘆くだけならば、言葉は空虚である。古代からの、まだ打ち負かされていない悪が私たちの時代に再び表面に現れており、明晰に考えることや、声を上げ、適切な合法的行動を取ることが求められている。そのこと自体が希望の源である。
 怒りと憎しみからの束の間の休息を与えてくれたのは、パリ・オリンピックであった。その雰囲気は幸せで、協力的で、相互尊重の模範に満ちているようであった。フィナーレでは、善良さを分かち合う世界への明白な切望を感じさせる、示唆に富むシンボルが用意されていた。
 砂漠に降る恵みの雨のようであった──英国からの最近のニュースについてはそう感じられた。極右の人種差別主義者による暴行が何日間も続いたのを受けて、あらゆる年齢、民族、信仰を背景に持つ何千人もの英国人が決然として、国内の各都市で反ファシストの抗議デモに参加した。その善意と人間味あふれる声は、私たちの日中や不穏な夜を埋め尽くすジェノサイドと苦しみの光景とは全く対照的で、喜ばしいものであった。人種差別、ファシズム、憎悪に立ち向かうために、このような抗議行動は今後も続くだろうか。これは、団結した行動の中にこそ希望があることを改めて示す、「力強い行動」であった。私たち民衆こそが、私たちの地域社会、国家、そして未来への希望の源である。

読者質問欄

世界中のあらゆる講演において、そして生涯のほぼ毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲に及ぶ大量の質問を受けてきた。この大量の記録から、過去の年月にベンジャミン・クレームと彼の師である覚者によって提供された回答を掲載したい

祈りは主(神)を思い起こすための最も容易で最も甘美で優雅な方法の一つである。祈りの中にはいつも無執着がある。祈りの中で、あなたは重荷も心配も持たない──これは完全無欠の状態である。あなたは全能者(神)の存在を経験する。マイトレーヤは言われる。「祈りの中で、あなたは決して迷うことはないだろう」
(シェア・インターナショナル誌1990年3月号)

 祈りに関する以下のベンジャミン・クレームによる質疑応答は、シェア・インターナショナル誌で以前に発表されたものの選集である。

Q 祈りの力は宇宙の構造の中に魔術的に織り込まれており、すべての人に利用できるものでしょうか。それとも、至高の存在やキリスト、覚者、聖者などの仲介となる代理人を常に必要とするような性質を持つのでしょうか。
A 常に仲介となる代理人を必要とします。

Q 祈りには、個人救済型の祈りと宗教的な人々の仲介的な祈りという、二つの基本的なカテゴリーがあるのでしょうか。それとも、神は祈りについては「えこひいきしない」のでしょうか。すべての祈りは基本的には同じであり、同じように利用されるのですか。
A 祈りの利用には様々な段階があります――欲望に基づいた懇願から、多かれ少なかれ科学的な祈願まで。それは「祈る」人の進化によって決まります。

Q どうすれば仲介の能力を持つ存在に私たちの祈りを知らせることができるのですか。(1)(a)それは誰にでも行えますか。(b)覚者との接触が必要ですか。(2)(治療において)誰に対して祈るかによって違いはありますか。
A 仲介者を視覚化するか思うかすることによってできます。(1)(a) はい。(b)いいえ。(2)はい、ある程度は。

Q (1)是認(アファメーション)や喚起と比べて、治療のために祈りを用いることの違いと利点は何ですか。カルカッタのマザー・テレサは、「私の患者であるイエスよ、あなたにお仕えすることは何と甘美なことでしょう」と言って、彼女が癒そうとする人々を通してイエスの手助けをしているのだと考えていました。(2)彼女の手法は、祈り、是認、認知のいずれの表現ですか。それとも単に彼女が出会った必要に仕えることでしたか。
A (1)違いはありません。その人に何が「できる」かによります。(2)祈りの示顕であると共に、彼女が出会った必要に仕えることでもありました。

Q 祈り、喚起、是認、マントラの使用の共通性と違いを教えてください。
A 祈りは欲望以上のものです。喚起(マントラを使用するか否かに関わらず)は最も科学的です。是認は中間的なもので、是認する人によります。

Q 次のように要約することは正確ですか。「祈りは神への語りかけです。瞑想は神があなたに語りかけるのを許すことです」
A 分かりません。私はそのような考え方をしません。

Q 形式的な祈りを与える代わりにただ「神と話す」ならば、それは祈りとみなされますか。
A はい。

Q 祈りは(通常行われているように)要請として行われる代わりに喚起や命令として行われたほうがより強力ですか。
A はい、それが可能ならば。次第に、喚起は崇拝や祈りに取って代わるでしょう。

Q (1)信は祈りの結果に影響しますか。(2)そうだとすれば、どのように影響しますか。
A (1)はい。(2)意志を喚起します。

Q (1)なぜ祈りは効果がある人とない人がいるように見えるのですか。(2)他の誰かのために祈ることは彼らのカルマへの干渉になりますか。(3)祈りは有害になり得ますか。
A (1)大部分はカルマ的な状況によります。信にもよります。(2)いいえ。(3)はい、例えば呪いを喚起する場合などです。

Q 進化の旅路の中で祈りがもはや必要なくなるときは来ますか。
A はい。

Q 以下の祈りの型で重要性と効果が高いのはどれですか:賞賛/賛美、感謝、懇願/要請、告白、治療、祈願。
A 感謝、懇願/要請、告白/懺悔、治療、祈願はどれも重要です。

Q (1)すべての熱心な祈りは聞かれているというのは本当ですか。誰に聞かれているのですか──天使(デーヴァ)ですか、覚者方ですか。(2)聞かれているとすれば、通常は反応があるということですか。私たちが認知していないかもしれない、祈りへの応えの実例はどのようなものですか。
A (1)はい、覚者方によって聞かれています。(2)多くの祈りは応えられますが、期待されたり望まれたりしたような形とは限りません。ですから、しばしば認知されません。

Q (1)教会の中で与えられた祈りは、他の場で語られた祈りよりも強力ですか。(2)人類は祈りを用いる唯一の王国ですか。
A (1)いいえ。(2)はい。

Q 「主の祈り」や「詩篇第23章」のような形式的な祈りに恩恵はありますか。
A 非常に恩恵があります。

Q 物質的な物事についての助けを神に求めても良いですか。
A お勧めできません!

Q 誰かのために祈り、その人たちがそのことを知らないときでも、彼らの重荷を軽くすることになるのですか。
A できます。

Q 効果的であるためには、自分や他の人々の治療のために何回くらい祈ることが勧められますか。2回以上治療を求めれば、最初の祈りが聞かれたことに信を持っていないことになるのでしょうか。他方で、十分に高いレベルから祈っていないとすれば、効果を得るためにはさらなる祈り(おそらくもっと整列しているとき)が必要なのでしょうか。
A どちらも然りです。

Q 祈りの基礎には恐怖心の要素があるように思われます。(1)これは正しいですか。(2)なぜ人は祈るのでしょうか。
A (1)時にはそうですが、必ずしもそうとは限りません。(2)もちろん、援助を求めてです。

Q 祈りはいつ始まったのでしょうか。
A 初期の動物人間が、足の速い恐竜に追いかけられているときに恐怖の金切り声を上げ、助けを求めて叫んだときです。おそらくそれは私たちが今日祈りと呼ぶようなものではなく、その不明瞭な懇願が誰に向けられていたかは推測するしかありません。

Q 誰に祈るかは大切なことですか。
A 誰に向かって祈るかは本当に大切なことではありません。大切なのはあなたが選んだ人を信じることです。アプローチが意識的なものであればあるほど、よりメンタル的で、意志がより多く関わり、接触への信が大きいほど、祈りが聞かれる可能性は高まり、カルマの法則の範囲内で応えられます。私が勧めるのは、神の代表者、聖なる仲介者としてのマイトレーヤに祈ることです。特に彼は援助を必要とする人々の祈りに応えることを約束しておられるからです。そして、物質的な物事や生活上の問題への解決を求めて祈るべきではないと思います。それは私たち自身に解決する責任があります。

Q 1945年に起こったことの後で、マイトレーヤをロンドンに呼んだのは祈りではなかったのですか。
A 可能な限り早く戻って来られるというマイトレーヤの決断が発表されたのは1945年でした。この決断は、その大部分が、人類からの助けを求める祈願の叫びに応えてなされました(ロンドンを彼の「ポイント・オブ・フォーカス〈焦点となる地点〉」にしたという決定には別の理由があります)。人々はあらゆる言語で、特にマイトレーヤにではなく、「天上にいる」神に対して、「どうか、どうか、神さま、お助けください!」と叫びました。私たちが神に向かって、あるいはマイトレーヤや誰に対してでも、平和のために祈るのは、私の考えでは間違ったやり方だと思います、私たちは自分でそれをしなければなりません。平和をもたらすために、援助やエネルギーや導きやインスピレーションを求めて祈るのは結構ですが、平和を「つくる」のは私たちです。私たちはただ座って神が平和を生み出すと考えることはできません。神は平和をお持ちであり、神は平和です。平和はすでに存在しており、私たちがその平和を乱しているのです。

Q 祈りはマイトレーヤを喚起する方法ですか。
A はい、まさにそうです。すべての覚者方は祈りに反応されます――それが、祈りが応えられる方法です。天国に座っている人々によってではありません。そのような場所はありません。天国とは存在の状態であり、その天の王国とは、魂の王国です。覚者方は目覚めており、決して眠ることはなく、すべての祈りを聞いておられます。彼らがその祈りに応えるかどうかは祈願の強さ、その祈りが包み込んでいる感情的メンタル的な実質の割合に依存しています。祈りが包み込んでいる実質がより高度でよりメンタル的であればあるほど、覚者方のマインドに与える影響は大きくなります。なぜなら彼らは感情界ではなくメンタル界で働いているからです。アストラル・タイプの祈りに応えるアストラル界の存在はたくさんいますが、覚者方自身はメンタル界と、それより上位の魂の(霊的な)界で反応されます。ですから、祈りによってあなたの祈願を高めれば高めるほど良いです。それよりもさらに重要なのはカルマです。カルマの法則は、祈りに関しての覚者方の行動さえも支配します。
 最高の祈りは志向です。志向が高まれば高まるほど、それはハートの行動をより多く含みます。瞑想は、魂(高次の自己)のエネルギーと整列し、徐々にそれと融合するための、一段と優れた方法です。それは私たちを魂と一体化させる方法です。祈願は異なったもので、伝導瞑想は祈願と結びついています。それは高次の霊的な源からのエネルギーを呼び起こすことであり、そのエネルギーを低位のレベルに伝導することです。伝導瞑想は、高次の源であるハイアラキーと、低位にある人類一般の間の架け橋です。

Q 死別した魂のために祈ることに価値はありますか──例えば、彼らの運命が低位の界にいることだとすれば、それを高次の界に引き上げるために。
A 私の理解では、いったん死が起これば(少なくとも死後3日間が過ぎれば)、死別した魂の運命に影響を与える方法はありません。祈りの価値は物質界に残っている人々のためにあります。しかしながら、死への移行を通過している人々のために(共に)祈ることは、彼らの注目を魂のレベルに焦点化させ、高次の界へ到達するために必要とされる霊的緊張を増すことには役立つことができます。物質界にいる「お互いのために」祈ることは常に役立ちます。

Q 愛をもって行われるならば、誰かのために(あるいは数人の人々、または人類全体のために)絶えず祈ることによってカルマの法則に影響を与えることはできますか。
A 個人や世界全体のために祈ることには絶対的に真の価値があります。カルマの法則を変えることはできませんが、その働きの結果は、このようなやり方で援助することを奉仕としている霊的存在からの高次のフォースを呼び起こすことによって変えることができます。

(ベンジャミン・クレーム著『マイトレーヤの使命 第1巻、第2巻、第3巻』、『伝導瞑想:21世紀のヨガ』、シェア・インターナショナル誌の「読者質問欄」)

新しい時代の祈り

わたしは宇宙の創造主である。
わたしは宇宙の父にして母である。
すべてがわたしから来る。
すべてがわたしに戻る。
心と生気と肉体はわたしの宮殿である。
真我はそのなかにわたしの至高の存在と生成を実現する。

──主マイトレーヤ

1988年7月にマイトレーヤによって与えられた「新しい時代の祈り」は、祈願的な効果のある本物の是認(アファメーション)であり、私たちが、人は神と一体であり、分離は存在しないことを認識するための強力な道具となるだろう。わたしが宇宙の創造主であることを肯定することによって、わたしが神であり、真のリアリティ(実在)であるという意識に(徐々に)至ることができる。マイトレーヤの側近は、次のように説明している。「この祈りは、人々を心と生気と肉体から無執着な、裡なる真我を体験することに導くことができる」

2024年8月号目次

覚者より ベンジャミン・クレーム筆記
ばくち的ジェスチャー/人類の歴史的選択

極めて実際的な力 愛を支持して
ルーク・ギオリー

国際秩序崩壊の危険性をエルダーズが警告

軍産複合体は私たち全員を殺している
デビッド・ヴァイン、テレサ・アリオラ

時代の徴
「白いバッファローはキリストの再臨に通じる」とラコタ族の指導者が語る

ティアナのアポロニウス
アポロニウスのインド北部への訪問

核のハルマゲドンに賭ける大統領たち
ジェフリー・D・サックス

ピーター・ターチン著
『終わりの時 : エリート、 反エリート、そして政治崩壊の道』
シェア・ギルモアによる書評と考察

編集長への手紙
超高速の治療 他

読者質問欄
回答 ベンジャミン・クレーム

ばくち的ジェスチャー

──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 人々が正しい関係に向けて断固たるステップを取るときはいつも、対決に向けて同様の断固たるステップを取る人々が必ずいる。大勢の人間がより大きな自由と正義のために働き、そして死んでさえいる──と同時に、他の勢力は減少する彼らの力(パワー)を強固にするための冷笑的な試みで平和を脅かす。その間、全体としての人類は、放棄され克服されるべき昔の古い憎悪の思考の再発を目撃して、恐れおののきながら見守る。

 あなた方の兄たちであるわたしたちもまた、この危険なやり方を注意深く見守るが、恐れてはいない。良識は、得るものと失うものとを大体、はかりにかけてみるとき、少なくとも不安定な平和を受け入れることを強いることを、わたしたちは知っている。
 これからは、このシナリオが世界中で繰り返されるだろう。“超大国”は彼らの力を維持しようと、あるいは増すことさえ試みるだろう、しかしながら、現状維持を損なわないように慎重にやらなければならないことを知っている。
 一体いつまで、諸国家はこの無益なゲームをすることができるのか。唯一の分別あるコースは、すべての者のための平和と繁栄のために、共に働くことである。この方法によってのみ、諸国は国民に、平和の歓び、正義(公正)の繁栄、そして分かち合いの至福を得るための用意をさせることができるのである。

(シェア・インターナショナル誌2014年6月号)

人類の歴史的選択


──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 人間が歴史的選択をするときは到来した。間もなく人類は極めて重大な決断を、すべての男、女、子供の未来を、まさに地球上の生きものすべての未来を決める決断をしなければならないことに気づくであろう──惑星地球において途切れることなく、限りなく発展する創造性か、あるいは、われわれの住処であるこの惑星上の人間および人間以下のすべての生命の恐ろしい滅亡かの選択である。
残念ながら、人間は原子の核に隠された恐ろしいパワー(力)の秘密を発見して、それを戦争のために利用してきた。人類は競争や貪欲、権力への渇望によって非常に分離しており、偶然か故意による絶滅の危険は絶えず存在する。であるから、人はより安全に生きるための道を探さなければならない。今日、人類および諸国家の個性はあまりにも強力であり、人生の奮闘の中であまりにも分離しており、彼らは道を見失ってしまった。人は生き延びるために速やかにそれを見いださなければならない。

 かくして、偉大なる者たち、あなた方の兄たちは平和への唯一の道を示そうとしてきた。分かち合いと正義のみが平和をもたらすだろう、とわれわれは言う。すべての人間が、心(ハート)の中で、平和を願う。われわれの勧告は本当に単純である、しかしこれまで、人類にとってそれを把握することは困難であった。人間は神聖なる自由意志を持ち、彼らの運命の支配者である。分かち合いと正義の道を取りなさいと、われわれは勧告する。それは「同胞団」の衣であり、それなしには、人は十分な人間とは言えない。

(シェア・インターナショナル誌2013年3月号) 

読者質問欄

世界中のあらゆる講演において、そして生涯のほぼ毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲に及ぶ大量の質問を受けてきた。この大量の記録から、過去の年月にベンジャミン・クレームと彼の師である覚者によって提供された回答を掲載したい。

 これらの質疑応答はすべて、以前に発表されたものであるが、今日の世界に関連しているため、掲載することにした。

 ベンジャミン・クレームは、平和や核の脅威、そして和合と統合を目指しつつ多様性を大事にすることの重要性について次のように述べている。

 平和はもはや選択肢ではない。それを理解しなければならない。なぜなら、平和がなければ、やがてわれわれは自分たち自身を滅ぼしてしまうからである。小さな戦争が大きな戦争になるだろう。それは核戦争となり、すべての国が消え去ってしまうだろう。
 私はあなた方がデモ行進のときに掲げる旗印の見出しを述べているのではない。私はあなた方の心(マインド)を本質的なことに集中させようとしているのである。本質的なことは、分かち合いであり、それが正義につながり、必然的にテロリズムの終止につながり、そして世界平和につながる。それのみである。マイトレーヤが言われるように、「それ以外の道はない」。もし分かち合わなければ、われわれは遅かれ早かれ死ぬ。それほど単純なのである。
 それは分かち合いと世界の変革の問題である。それが信頼を築き、将来のすべての取り決めはその信頼に基盤を置く。信頼があれば、どんなことも解決することができる。信頼をつくらなければならず、世界資源の分かち合いのみがそれを可能にする。信頼があれば、他のあらゆる問題──中東問題、惑星自体の救済、等々──に対処することができる。意見の食い違いはほとんどなくなり、資源の分かち合いが実施されるとき、途方もない力で流れ出る善意の中に消散するだろう。
 このグループやこの種の他のすべてのグループにとって重要で有益なことは、意識的に統合を目指して働き、他のグループと一緒に多様性の中の和合をつくるように働くことである。インターネットで探しなさい。あらゆるグループのウェブサイトを読んで探しなさい。ある程度のサイズのグループでウェブサイトを持たないグループはないと思う。それを読んで、われわれがしていることと同じようなこと(キリストの再臨についての話は別にして)、その価値観、世界のために提供しているアイディアが、われわれが推進している価値観に近いものであるならば、そのグループに連絡を取り、フェアやフェスティバルで何らかの意思表示をしたり、スピーカー(話し手)を交換し合ったりするということも考えられる。他のグループと共に働くことは可能である。難しいが、可能である。……
 すべての人間が和合を求めている。それゆえ、人々はグループに参加したり、グループを形成したりするのである。同時に、すべての人間が自分の個人性を、転生しているすべての魂のユニークな特質を表現したがる。自然で有機的で、偏見や硬直性のない種類の和合のみが、この地球という惑星をその住人にとって非常に興味深いものにする豊かな多様性のために適切な枠組みを形成するのである。

(ベンジャミン・クレーム、『多様性の中の和合』)

健康、治療、カルマ

Q:(1)脳脊椎硬化症の(内的な)原因を説明してください。(2)予妨のための方法や生活様式などを描写してくださいますか。(3)あるタイプの人々が、この病気により罹りやすいということはありますか。(4)どうしたら、この病気に最も良く対処し、または治療することができますか。
A:(1)脳脊椎硬化症の影響の裏に、単純な別個の原因や唯一の要素というものはありません。すべての病気と同様に、魂のエネルギーの間違った、または不適当な使用の結果です。しかしながら、この基本的な原因が脳脊椎硬化症として顕れるためには、いくつかの他の要素がなければなりません。例えば、この特定の病気に罹りやすい遺伝的素因があることです。また、ストレスに対処するのに不適当なほど神経系が過敏であること、長期にわたって強いストレスがかかる、もしくは有害な環境や職業にさらされている状態、強烈な創造的エネルギーの挫折によって内的なストレスが引き起こされること、生きる目的または意志が突然崩れることなどです。脳脊椎硬化症の背後にはこれらのいくつかの、またはすべての要素が見つけられるでしょう。
 (2)創造的または奉仕的活動に最大のはけぐちを与えるような生活様式を見いだすべきです。これは、もちろん、比較的高度に進化した人々すべてに言えることです。創造性と奉仕したいという願いは、魂との接触とその影響の結果であります。
 (3)弱い神経組織を持った創造的な人々で生きる意志をある程度失った者が、少なくとも論理的には、この病気に最も罹りやすい可能性はあります。
 (4)神経組織を強化し、生きる意志を、そしてあるがまま存在する意志を回復することです。また、創造的表現や仕事の妨害となるものを取り除くことや、奉仕への願望を強め、奉仕を受け入れることです。

2024年7月号目次

覚者より ベンジャミン・クレーム筆記
ばくち的ジェスチャー/人類の歴史的選択

編集部より/今月号の内容概説

視点
グリーン・トランジションに関して、
人間の知性は人間の貪欲に勝てるだろうか?
ビル・マッキベン

通貨制度を利用して気候変動を解決する 第一部
セバスチャン・グラーフ/ラーズ・グラーフ

2024 ゴールドマン環境賞
7人の勇気ある環境活動家が表彰される

カルロ・アクティス:最初の 「ミレニアル世代の聖人」

時代の徴
秋田のUFO/民家の光の模様

アフリカの「緑の長城」構想

私たちの惑星の管理―選集
Stewardship of our Planet-a compilation

デーヴァとエレメンタル
アート・ユリアーンス

読者質問欄
回答 ベンジャミン・クレーム

編集長への手紙
2007年のテレビへの出現 他