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歩いて行くのをやめる

 

マイケル・テイルズ

水は地球上のすべての生き物と私たちを結びつけている。 安全な飲み水を手に入れることは、女性や子供たち、および家族の健康を改善することによって教育と仕事の展望を生み出し、あらゆる困難をチャンスへと変換する。

国連の水と衛生に関する持続可能で発展可能な開発目標「目標6」は、2030年までに安全で手頃な価格の飲料水が、世界中に平等に与えられることを求めている。
しかし、2025年までに世界の人口の半分が水不足地域に住んでいるだろうとも言われている。 これは、「目標6」が達成されるまでに世界の人口の半分が、すでに水不足地域に住んでいることを意味している。

挑戦

きれいな水が貴重な必需品となっている。2018年1月、南アフリカのケープタウン市は、清潔な飲料水不足が近づいていることを明確に表明した。メディアはこの状況を「ゼロの日──水道蛇口から水が出ない日」と呼んだ。ケープタウンの市民の水は、わずか3カ月しか残っていないと推定されていた。水不足の原因は、気候変動、人口増加、この百年間の最も深刻な干ばつとの相乗効果によるものと考えられていた。
南アフリカの水不足は、残念なことに唯一の状況ではない。 統計的データは、落胆させるような世界の姿を示している。
■ 5歳未満の子供たち30万人以上が、安全でない飲料水、不潔な衛生施設、および劣悪な衛生状態のため、毎年下痢症で死亡している。
■ 90秒に一人の子供が、水が原因の疾患で死亡している。
■ 8億4,400万人が安全な水にアクセスできないでいる。
飲み水を汲みに行く責任は、もっぱら、いや文字通り、この貴重な資源の集め役となりがちな女性と子供たちの肩にかかっている。国連児童基金(ユニセフ)は、女性と少女たちは、毎日飲み水を汲みに2億時間を費やしていると述べている。これは時間の無駄であるだけでなく、女性を貧困のサイクルに閉じ込めてしまう。 比較的安全な飲料水を収集するために費やされた時間の長さは、教育、仕事、または他の自発的な活動に費やされる時間を縮めていくのである。

好機

カナダアルバータ州立大学のジット・パテル氏とルトゥ・メータ氏の2人の学生が行動を起こすことを決心した。ルトゥ・メータ氏は21歳で、現在はビジネス経済学と法学の学位取得へ向けて、副専攻科目の財務管理を含め学習中である。彼女の将来の計画は、企業の弁護士になるだけでなく、アクア・シーラム(Aqua Caelum:学生によるビジネス・コンサルティング会社)が、世界中の何百万人もの人々を援助できる企業に成長するのを確実にすることである。ジット・パテル氏も21歳で、現在機械工学の学位を目指して勉強中である。彼の将来の目標はMBAの学位を取得し、アクア・シーラム(Aqua Caelum)が数百万の人々を助けることができる大いに成功した企業にすることである。
彼らは 「水危機を終わらせ、何百万人もの人々がきれいな水を手に入れることができるようにする」という使命を持つ企業を、一緒に共同設立した。本質的に、彼らは(水を手に入れるための)遠出をやめることを目指している。 彼らの研究と努力は、除湿器によく似た「大気水発生器」(AWG)システムの製造にたどり着いた。 その装置は、熱力学を使用して水滴を空気中から抽出し、水を濾過システムに通してきれいな飲料水をつくり出すものである。
マイケル・テイレス氏はシェア・インターナショナルのために、ジット・パテル氏とルトゥ・メータ氏にインタビューし、世界的な水危機に役立つことを望んでいる彼らの発明について話し合った。

SI(シェア・インターナショナル):どのように「大気水発生器」(AWG)に対する考えが浮かんだのですか。
私たちにその考えが閃いたのは、2017年の夏でした。数社のメディアの記事の見出しには、繰り返し書かれているテーマがあることに、私たちは気づきました。それは水危機でした。 ケープタウンのような大都市は水不足に直面していましたが、それは10年後に起こることではなく、今起こっていることでした。調査を行った結果、約10億人の人々が清潔な飲料水を手に入れることができず、国連によると、2025年までに人口の3分の2が水不足に直面することになります。何かをしなければならないことを実感した時、私たちは何百万人もの人々に清潔な飲料水を提供できる解決策を考え出すことにしました。

SI:「大気水発生器」(AWG)はどのように作動するのですか。
本質的に「大気水発生器」(AWG)が行うことは、空気から水を凝縮することです。 高温の湿った空気が冷たいコイルの上を通過すると、その空気中に閉じ込められた水分子を凝縮させます。凝縮された水は飲み水用に濾過されます。このプロセスは除湿器と同じです。

SI:1台の「大気水発生器」(AWG)で生産できる水の量は何リットルですか、また、その量をつくるのにはどれくらいの時間かかりますか。
現在、私たちは1日に20リットルの清潔な飲料水をつくり、汚染された水を飲む必要がないようにしています。 私たちが製品の研究開発を続けていく中で、この能力を向上させ、より多くの人々を援助することを目指しています。

SI:「大気水発生器」(AWG)が最高に有用性を発揮するのは湿度の高い地域のようです。より乾燥した気候下でも使用できますか。
現在、当社のシステムは湿度の高い場所で使用するように設計されていますが、40~50%の湿度でも使用できます。さらに研究を重ねることで、乾燥した気候下でも水を生産するシステム構築を目指しています。

SI:もし汚染レベルが高く空気の質が悪い場合は、その装置がつくり出す飲料水の品質に影響しますか。
汚染は間違いなく飲料水の品質に影響を与える大きな要因です。 汚染物質が空気中から侵入するのを防ぐための最も有効な解決法を決定するために、様々なエアー・フィルターをテストしています。バクテリアのような他の汚染物質は、水を浄化するのに役立つ水フィルターで処理されます。 私たちのフィルターは数カ月ごとに交換する必要があり、その手順はかなり簡単に学ぶことができます。 付属の取扱説明書には、これらのフィルターの取り付けと交換手順が段階的に示されています。

SI:その装置は、途上国にとって費用効率は高いですか。
現在、途上の国々の政府にいろいろな「大気水発生器」(AWG)を販売し、彼らが容易に導入して都市に普及することができるように検討しています。さらに必要な開発は、製造単価を大幅に削減し、これらの国々にとって費用効果が高くなることを保証することです。

SI:あなたはこれまでにどのような財政的または政治的支援を受けていますか。
われわれは、アントルプルヌール・シップ(Entrepreneurship:創造性のある起業家精神を持つ個人事業家)に対する財政的支援を、アルバータ州立大学、アルバータ・リンク(AlbertaLink)、アルバータ・エメラルド基金(Alberta Emerald Foundation)、およびコノコ・フィリップス(ConocoPhillips:世界6大石油企業)から受けています。

SI:あなたと仲間の学生は、学生・学者・ビジネスリーダーで構成される国際的な非営利団体エナクトゥス(Enactus)が主催する次回の「コンペ」で、このデザインを発表します。 過去の結果はいかがでしたか。
「コンペ」は2018年5月14日に行われます。われわれはアクア・シーラム(Aqua Caelum)と一緒に他の二つのプロジェクト、ヘンパクト(Hempact=小・中規模の企業・起業家へのサービス提供)とソーシャル・コミュニティー・コンサルタント(SoCo Consulting)をトロントのエナクトゥス大学(Enactus)・ナショナルコンペで発表します。

SI:あなたがインスピレーションを受けているこの道に沿って他の人が動くよう促すアドバイスはありますか。
私たちのアドバイスの一つとしては、いかなる解決策も大き過ぎたり小さ過ぎたりしないということです。 あなたが有益な何かを創造する可能性があると信じるなら、それを求めて行くべきです。世界は素晴らしいアイディアでいっぱいですが、成功するには行動が必要です。また、企業が成功する前には多くの間違いを犯しますが、そのことであなたが失望したり、諦めたりしてはなりません。 小さな努力のすべてが重要なのです。

詳細情報:www.aquacaelum.com

編集長への手紙

シェア・インターナショナル誌には、手紙の保留分が多数あり、ベンジャミン・クレームの師によって、覚者方あるいは『代弁者』との本物の出会いであると確認されたが、いまだ『編集長への手紙』に掲載されていない。ここで掲載された他の手紙は新しいものである。覚者が関わっていたかどうかを確認すること、もしくは示唆することもできないが、その体験が希望、鼓舞、慰めを提供することで『それ自体が語る』ということがあり得る。

素早い答え

次の2通は同じ人物からのものです。
編集長殿
(1)2018年4月30日から5月1日までの間、ウェルビーイング&コンテンポラリー・アート展に参加して、(パリ地区の)ヴァンセンヌの城壁の外に、私たちのブースを作るために朝早く出発しました。月曜日は天候があまりにもひどく、強風と降り続く雨で寒い日でした。午後早くから、突風とぬかるんだ道の水たまりのせいで、人々が私たちのブースの前で立ち止まりもしないことを思うと、自分自身に問いかけをしたいという気持ちになりました。展示に参加し続けたこの20年間で、このような類の質問を自分に問うてみたことはありませんでしたが、誰かがポスターを見ることもブースの周りのエネルギーを感じることも、あるいは立ち止って私たちの資料を眺めることもできない、この例外的な状況を考えると、その月曜日にブースに留まっていることはどれだけ有用なことなのだろうかと思いました。グループのノートにメモを書き込んでいた時、頭の天辺全体に強烈な熱さを感じたので、熱源があるのか見上げてみましたが、それはあり得ないことでした。実際に何もありませんでしたが、その瞬間、イエスが私に答えてくださったのだとわかりました。だからこそ、注目に値するような並外れたものでもないこの話を分かち合うことが役立つと思われましたし、本当に意味のある体験でした。

激励

(2)2018年2月に、私たちはパリのボディ・マインドフェアでブースを出しましたが、悪天候のためにメンバーの一人は参加することができず、雨の中を苦労して展示しました。2月9日に超心理学の展示場で、メンバーが冗談で「私たちは忘れられてしまって、覚者も弟子も訪ねてくれない!」と言いました。午後3時15分に金髪に青い瞳のきれいな女性が私たちのブースの前で立ち止り、『マイトレーヤの使命 第2巻』の上に指を置いて、私にマイトレーヤとは誰なのか尋ねてきました。私はメンバーを呼んで一緒に彼女に答えました。彼女はスラブ系の訛りがあり、ヘレナ・ブラヴァツキーとアリス・ベイリーの著作はすべて読んだと言っていました。彼女が本当に全部を読んだのか、少し疑わしいと私たちは思いました。彼女はメンバーに「そう見えないでしょうけど、私はたくさんのことを知っているわ。私は何歳だと思う?」と言いました。メンバーは30歳くらいと答えました。彼女によると実際は48歳で、不随で寝たきりだったので読む時間があったのだそうです。メンバーはベンジャミン・クレーム氏の本『光の勢力は集合する』について、そして人類の進化について彼女に伝えました。その女性は、人類の進化が地球上だけのことではなく、宇宙的なものだと教えてくれました。
彼女は本を買うことに興味を持っていないようだったので、私が彼女にベンジャミン・クレーム氏の本のカタログを渡すと、マイトレーヤの名前を覚えておくために、まさに欲しかったものだと言われました。固く決心した様子で、彼女がマイトレーヤの『手』のカードを買ったので、メンバーがその手は三次元になっていると伝え始めると、彼女は外観を越えたものを見ているのだから、何も証明する必要はないと答えました。彼女はさらに「私は直観的なのよ」と言い、メンバーに「あなたの心臓はどう?」と尋ねました。メンバーは心臓病なので、それは悩ましい問題でした。続けて彼女は彼が良くなるだろうと言いました。彼女は彼に「あなたは月曜日にここにいるの?」と尋ねました。そして不思議なことにそれは彼が戻ってくる日でした。そして彼女は彼に、彼のために何ができるかを考えるつもりだと言いました。そのメンバーは彼女に、ネカー病院で撮影されたイエスの外見について伝えようと申し出ましたが、私たちは彼女がそれ以上聞きたくなさそうだと感じたので、シェア・インターナショナル誌(2002年9月号)の写真についての、説明が印刷されたコピーを渡しました。そのコピーはA4サイズでしたが、彼女はそのサイズより少し小さめの、青い厚紙のチラシだけを受け取りました。彼女がそれを優しく折ると、その様子は日々の小さな仕草が状況を一変させるという格言に勝るものでした。それから彼女は「戻ってくるわ」と言いながら帰っていきました。彼女がそこにいた間とその後しばらくは、私のチャクラに温かさを感じていました。30分後彼女はブースに戻ってきて、満面の笑みを向けてウインクをしてくれました。私は彼女がマイトレーヤの代弁者のお一人だと思います。すべてが象徴的なことだったのではないかと考えさせられました。彼女は月曜日に戻ってきませんでしたが、あのメンバーの具合は良くなりました。
M-A.A.フランス、パリ

奇跡の治癒

編集長殿
ある友人が私に奇跡について手紙を書くように言ってくれましたが、それは2000年の秋に、私が主マイトレーヤの助けを呼びかけた後に起きたことでした。私の姪の義理の姉であるヴィーダを、助けてくれるように電話をもらいましたが、彼女はガンで闘病しており、1年半の間ニューヨーク州バッファローにある癌センターに、入退院を繰り返していました。今や彼女は自宅に戻されることになっていて、悪性腫瘍が治療に反応しなくなり、彼女の体内全体に進行して脊柱の上部や脳にまで広がったためでした。彼女は亡くなるために自宅に戻されるのです。
彼女の娘が泣きながら電話をしてきて、地元の腫瘍専門医からは、脳まで腫瘍が進んだ時に亡くなるだろうと言われていました。アリゾナからフロリダに散らばる家族全員に知らせられました。私が病院の一室に入ると、家族が皆彼女の周りに集まり、祈ったり、お別れを言ったりしていました。彼女は半ば意識のある状態で、むくんで膨れ上がり、パンパンになって青味がかっていました。私は両手を彼女の頭に置き、長い間助けを求めて祈りました。彼女はほんのわずか目を開いて、「治療してもらえるの?」と言いました。
私は「そうよ、始まっているわ、ヴィーダ!」と答えました。その時、「ああ神よ、彼女に偽りの希望を与えさせないでください!」と心の内で思っていました。
彼女の家族の何人かが私の自宅まで来て、出現についての資料を受け取り、彼らの反応は良いものでした。
ヴィーダは話ができて、食事もでき始め、10日ほど経つと主治医がX線撮影をして、どの程度腫瘍が脊柱まで進んだかを確認することになりました。彼女の弟が私に電話をしてきたので、私は息を飲みましたが、彼から「医者が驚いているよ、身体にガンの兆候がなかったんだ。これは診断の間違いか、あるいは聖なる介入だよ」と聞いた時の、何という喜びだったことでしょう。ゆっくりとすべての投薬が中止されて、彼女は家に帰りました。
彼女の家族は7月14日に75人以上が集って、夕食会を開いてお祝いしました。私は霊媒で、これが三度目のガンの治癒だったことはわかっています。他のものはこれほど広範囲ではありませんでした。
私は2年前に4カ所の心臓バイパスをして、腎臓の動脈にステントが入り、股関節部損傷もあり、私の娘が言うところの、身体の再調整を重ねてきました。第二次世界大戦で病身になった夫を40年以上看病しました。私は仲介者となりましたが、主治医からは、私が他の人たちのように年を取らないで、どうしてこれほど活動できるのか不思議に思われて(現在88歳です)、質問されるようになりました。彼に招かれて彼の家で話をして、皆がその方法を知って喜んでくれました!
MMP
米国、ペンシルベニア州ミードビル
【ベンジャミン・クレームの師は、その治癒がイエス覚者によって与えられたことを確認した】

 

読者質問欄

イランの核協定からのアメリカの撤退というアメリカのトランプ大統領による無責任で無謀な動きの後、以前のシェア・インターナショナル誌で与えられたベンジャミン・クレームの以下の回答は、この協定の重要性に光を当てるものといえよう。

Q イランと他の6カ国の間で、国際的制裁措置の引き揚げと交換にイランの核計画を制限する交渉が行われ、2015年4月2日に最初の合意に達しましたが、その交渉は大変困難で、数日前には何度も決裂しそうになりました。交渉人が後に述べたところでは、最終段階で困難な状態になった時、非常に厳しい締め切りの下で障害への創造的な解決策が何とか見いだされました。マイトレーヤは、この合意を成功させるために、直接的にまたは間接的に交渉人たちを援助しましたか。
A はい、直接的にも間接的にも援助しました。(2015年5月号)

Q マイトレーヤは2015年7月の国際協定の中でイランの核開発に関する合意に関与した当事者たちを援助しましたか。
A はい、援助されました。(2015年9月号)

Q 2016年1月のアメリカとイランの交渉で再び奇跡的な進展が起こりました。制裁が解除され、雰囲気が緩和され、アメリカとイランの関係に歴史的な転換が起こりました。(1)マイトレーヤはこの実現に関与しましたか。(2)マイトレーヤはこの達成のために使者を通じて働かれましたか。(3)マイトレーヤは双方の交渉担当者に知られていますか──もちろん世界教師としてではなく、おそらく何らかの洞察力があり聡明な外交官または役人として。
A (1)はい。(2)はい。(3)はい。
(2016年1月号)

Q 人々の意識は将来どのように変わるでしょうか。現在は一般の人々や政治家は秘教を笑いものにしています。
A これは大きな質問ですが、基本的には、今世界には多くの強力なエネルギーが存在しており、人間の意識を変えるでしょう。すぐにではありませんが、徐々にエネルギーが人間の意識に大きな変化をもたらすでしょう。

Q 誰もが潜在的にはテレパシー的ですか。
A すべてのコミュニケーションがテレパシー的なものになる時代が来るでしょう。コーヒーショップでのあらゆるお喋りは止むでしょう。世界はより静かな場所になるでしょう。すぐにではありませんが、そのうちにそうなるでしょう。

Q 私たちは自分自身を本当に知っていると思われますか。
A 人類は自分自身を霊的存在として尊重しなければなりません。マイトレーヤと覚者方は私たちがこの事実を知り受け入れるのを援助するためにやって来られました。

Q 私たちはマイトレーヤに会うことができますか。
A 彼が全世界に知られるまでに、彼は祈願用の「手形」を与えられました。もしあなた方が必要とするならば、彼の「手」を見て、健康などの彼の援助を求めることができます。彼はカルマの法則に応じて応えられるでしょう。「私の援助はあなた方の求めるままにある。あなた方はただ求めればよい」と彼は言われました。
【2001年8月、マイトレーヤは奇跡的に彼の手形をスペイン、バルセロナの家の鏡に顕された。それは写真に撮られ、2001年10月号のシェア・インターナショナル誌に掲載された】

Q 覚者方が、私たち全員が「平和、分かち合い、自由を肯定しよう」と言うまで待っているのならば、それは決して起こらないでしょう。なぜなら私たちは今助けを必要としているからです。
A その援助は今与えられています。マイトレーヤと覚者方(全員で63名)の援助なしには、この惑星はおそらく存在しないでしょう。人類は存在しないでしょう。あるいは私たちは今よりもはるかに苦痛と苦しみを味わっているでしょう。覚者方は一日24時間、途方もなく激しく働いています。彼らは食事もせず、眠りもせず、そのようなことに時間を浪費しません。彼らはただ人類が進化して、毎瞬、進化の大計画を前進させるために働いています。ある状況で奇跡的に救われたと主張する何千何万もの人々がいます。これが覚者方が援助するやり方です。世界のすべての大災害、大事故、洪水や地震や恐ろしい出来事において、覚者方による援助のないものは決してありません。
(オランダ、アムステルダム、2004年9月)

Q 誰がマイトレーヤなのかをどうやって知ることができますか。誰もが自分だと主張することができる中で、どうやって本物を知るのですか。
A あなたの直観があなたに告げるでしょう。あなたがマイトレーヤを認知することに役立つのは霊的体験でしょう。
私は自分がマイトレーヤだと思っている人をたくさん知っています。大勢の人が私の家に来ます。私は彼らに、なぜ自分がマイトレーヤだと思うのかを尋ねます。自分は身体がとても強健なので、とある男性は言いました。45歳だが、19歳の身体を持っていると言いました。私の家まで18マイルを歩いてきたのです。どうやって世界を変えるのかと尋ねると、彼は肉体の健康によってそれを行うと答えました! 私は彼と5分間くらい話し、マイトレーヤの真の仕事などについて説明すると、彼の熱狂は萎んだようでした。私は彼に、帰りも18マイル歩くのかと尋ねました。彼は、いいえ、バスで帰りますと答えました!
また別の若者は、私に電話して来て、僕はキリストがどこにいるか知っているが、私に知りたいですかと言いました。私は「はい、あなたが教えたいのであれば」と答えました。「ええと」と彼は言いました。「僕か僕の弟のどちらかです」!。そこで私が、彼か彼の弟ではあり得ないことを説明すると、彼は「ああ、クレームさん、あなたは私の肩の荷を下ろしてくれました!」と言いました。1、2週間後に彼はもう一度電話して来て、僕を覚えていますか、今度はもっと大切なことがあります、と言いました。「僕は誰がキリストなのか本当に分かりました」。「ええ、誰ですか?」「はい、絶対に僕の弟です!」

 

2018年5月号目次

 

 

-覚者より
人類同胞愛
ベンジヤミン・クレーム筆記

視点
世界の若者の新しい運動
ゴードン・ブラウン

文化的転換一実り豊かな未来へと人類の道を再び方向づける
より深いつながりの感覚に基づく新たな世界観を構築すべき時
ジェレミー・レント

キング牧師の同胞愛の夢が新しい世界を創造する
エリッサ・グラーフ

民衆の声
パレスチナ人はガザの封鎖に抗議し、「元の移住地への復帰」を主張する

グループーアクエリアス時代の前方への道
グループ関係における非個人性 第2部
フィリス・パワー

時代の徴
『徴を求める者は……』
特殊なマーク

環境正義の追求
ジェイソン・フランシスによるロバート・バラード博士へのインタビュー

出現の政治面に関するマニフェスト
ソフィー・グランギョーム

現在100以上の都市が再生可能エネルギー70%を超える電力を利用

編集長への手紙
確認他

読者質問欄
回答 ベンジヤミン・クレーム

 

人類同胞愛

──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 遅かれ早かれ、相互依存のリアリティ(現実)が諸国家に、そしてその指導者たちに分かりはじめるだろう。その認識は、今日彼らが格闘している様々な問題に対して全く新しい態度をもたらすだろう、そしてそれらの困難に対する、より容易なそしてより賢明な解決につながるだろう。視野の漸進的な変化が現在の猛烈な競争と対立を相互理解と協力に置き換えるだろう。すべての国家が同じペースでこの方向に進むのではないだろうが、この方法の有効性と明らかな健全さはやがて最も非楽天的な者たちにさえ、すべてのための恩恵を見させるようになるだろう。前進への一つ一つの歩みがこの過程を固め、そして協力への動きを速めるだろう。このようにして、より健全な関係が諸国家の間に展開していくだろう、そしてやがて、本当の同胞愛の感覚につながるだろう。
 より小さな国の多くはすでに相互依存のリアリティ(現実)を認識しているが、力を欠くために彼らの声は聞かれないままに過ぎる。大きくて強力な国々はそのような概念をあざけり、自力でできるという誇りが世界との関係についての真理に対して彼らを盲目にしている。

実験
 人間はゆっくりと進化するのであり、意義深い前進を遂げるためには時間と実験を必要とする。しかし、まさにこのようにしてこれらの達成は安定し、恒久的なものになるのである。
国際連合は、もちろん、より小さな国々の声が出され、そして聞かれることのできるフォーラム(公会の場)である。それは、安全保障理事会とその勝手な拒否権が廃止されるときにのみ可能となる。それ(安保理)の有用性はもはやなくなったのであり、権力と拒否権から解放されている国際連合総会に早く道を譲らなければならない。
 そうすると、諸国家は大国の拒否権と経済的誘因によって強いられる制約なしに行動するようになるだろう。海外において民主主義を最も大声に叫ぶ者たちが、国連の場における民主主義の欠如に不思議と盲目である。
 すべての国の国民はひとつであり、平等であり、お互いに依存しているということを人間は認識するようにならねばならない。いかなる国も一国で世界を所有することも支配することもできない。いかなる国も一国で世界のすべての国々に対立して存続することはできない。帝政や絶対支配権は過去のものである。人間は、この地球という惑星上における彼らの役割についての新しい理解を得る瀬戸際にいる。それは智恵の道とこの惑星の賜物の本当の管理者の道における旅人の仲間たちとの関係を変えることを含む。
 あなた方の兄たちであるわたしたちは、人間がこの変化を成し遂げるのを助けるだろう。マイトレーヤは人間の前に、行動と世界の変容への代替えを示すだろう。方向転換しなければ、未来はまさに困難で荒涼としたものになることを示されるだろう。そしてまた彼は、人間がお互いの相互依存を、同胞愛のリアリティ(現実)を認識するように鼓舞されるだろう。

 

環境正義の追求

ジェイソン・フランシスによる ロバート・バラード博士へのインタビュー

ロバート・バラード博士は「環境正義の父」と説明されることが多い。博士はテキ サス・サザン大学で教鞭を取っており、都市計画と環境政策の特別教授である。 博士は、共著である『間違った保護方針──政府の災害対応がいかにアフリカ系アメリカ 人社会を危険にさらしているか(TheWrongComplexionforProtection:HowtheGovernment ResponsetoDisasterEndangersAfricanAmericanCommunities)』(2012)を始め、18冊の本を 著した。他の栄誉としては、ニューズウィーク誌は、2008年に博士を今世紀の13人の環 境指導者の一人として名を挙げた。ジェイソン・フランシスが、本誌のためにバラード博 士にインタビューをした。

シェア・インターナショナル(以降SI):あなたは どのようにして「環境正義の父」として知られる ようになったのですか。

ロバート・バラード:これは、早い時期に私に与え られたようなものです。私は数多くの研究や著作を生み出しており、1978年から、民族問題や環境問 題の周囲で発生している問題を概念化し定義しよ うと試みながら、地域の団体と共に活動してきま した。私は多くの要望を受け、多くの人が私に支 援と援助を求めました。人々が持つ問題や挑戦を引き受け、多くのコミュニティーを援助すること は、その説明がどのように展開するかということで す。それは行き詰まり、私が推進しようとしていた ことではありませんでした。

SI:あなたは「環境的人種差別」をどのように定 義しますか。
バラード:それは制度化された差別の形態であり、 人種、肌の色、出身国を元にした環境の法や規制 の適用に関して言えば、差別的待遇という結果に なります。それは、住居選択、投票、雇用におけ る差別と似ています。もし人種が、どのような保 護を得られるかを決定する最も重要な要因である 場合、環境的人種差別は、このような種類の差別 の基本的な要素です。つまり、環境的な不正義と いう形での環境的な人種差別です。

SI:あなたの代表的な仕事について、お話しいた だけますか。
バラード:約40年の間、研究、政策、市民活動へ の参加と有権者参加がありました。私が行った最 初の研究は、1979年のテキサス州ヒューストンの 黒人コミュニティーに関するものでした。アフリ カ系アメリカ人の多い中流階級の郊外地域に廃棄 物埋め立て地が位置しており、認可されていまし た。環境的差別を変え、公民権法を適用する最初 の訴訟のためのデータを私は収集しました。それ は、「ビーン対南西部廃棄物管理会社」という訴 訟でした。私の妻はこの事例の弁護士であり、私 は鑑定人でした。
1930年代からこの訴訟が起こされた1978年まで、 市有の埋め立て処分場の100%が、黒人の多い地域 に隣接していました。八つの市有の焼却場のうち の六つ、四つの私有地の埋め立て処分場のうちの 三つが、その同じ期間内に黒人の多い地域に隣接 していました。「ビーン対南西部廃棄物管理会社」は、黒人は人口の25%を占めていたにすぎないの に、ヒューストンで処理された全廃棄物の82%が黒 人の多い地域の近くに送られたことを明らかにし ました。
その研究と訴訟から、もしこれがヒューストン で起こっているのなら、おそらく南部の他の地域 でも起こっているのではと、私は考えるようになり ました。私は研究をヒューストンから拡大し、テ キサス州のダラス、バトンルージュからニューオー リンズにかけてミシシッピ川に沿って広がるルイジ アナの『がん回廊』、世界で最も有害な埋め立て処 分場のあるアラバマ州のエメルまでを含めるように しました。
私はウェストバージニア州に行き、施設内の黒 人コミュニティーに位置する化学工場を見ました。 その当時は、ウェストバージニア州に黒人がいる ことを、多くの人は知りませんでした。この会社 は彼らを見つけ、1950年代に彼らのコミュニティ ーの中ほどに工場をつくりました。
私たちがアメリカ南部で起こっていることを調べ、基本的に発見したことは、南部の黒人コミュ ニティーは環境汚染の不公平な負担を負っており、 有害な人種差別が現実であり継続していたことで した。こうして私は、『南部諸州への廃棄 (Dumping in Dixie)』(1990)という本を書いたので す。私は研究を南部からアメリカ全体に拡大し、 『不平等な保護──環境正義と有色人種の社会 ( Unequal Protection: Environmental Justice and Communities of Color)』など、この問題を調査する 他の本を書きました。

国民的、国際的運動になる

SI:あなたの活動は、その後、どのように進展し たのですか。
バラード:1991年に、私たちは最初の「全国有色人種環境リーダーシップサミット」を開催しまし た。キリスト連合教会に所属するベンジャミン・ チャビス博士が各団体を結集させました。50州の すべてと少なくとも6カ国からの代表団が参加し ました。(チャビス博士は、マーチン・ルーサー・キン グ・ジュニア牧師のアシスタントを務めた公民権運動 の指導者である。サミットの代表団は、環境正義運動 の礎となった環境正義の17の原則の草稿を作成し採択 した)
1992年に、私たちはリオデジャネイロの地球サ ミットに向けて準備した環境正義の原則を採用し ました。地球サミットに行くまでに、私たちの原 則は六つの言語に翻訳されました。1992年から、 パリ、マラケシュ、ボンを始め、国連の主要な気 候サミットの度に環境正義の代表団を派遣し、世 界で何が起きているかを見てきました。
環境正義と環境的人種差別はアメリカの小さな コミュニティーで始まったものですが、こうした問 題を調査する際に、その枠組みは世界中に適用で きます。地球温暖化の影響があり、最初に汚染さ れ、それが最もひどく最も長く続いたコミュニティ ーは、発展途上国か、地球温暖化に最も影響を与 えていない貧しい国の貧しいコミュニティーにあり ます。その状況は、アメリカと同様です。私たち の環境正義の枠組みは、1992年のリオのサミット で拡大され、現在地球規模で起こっていることを 見るようになりました。

SI:長年の間に、環境正義の運動はどのようにし て統合され、成功していったのでしょうか。
バラード:環境正義の運動は、自分たちだけの小 さな孤立した奮闘から、地元の指導者が生まれ、 国民的、国際的な運動の一部となるまでに成長で きました。
1978年にヒューストンで、私たちは公民権や環 境などの、どの団体からも援助を受けていませんでした。しかし今日では、環境正義の運動は、公 民権、人権、環境、宗教的活動、教育などの運動 を包含しています。環境正義のパラダイムという 考え方は、現在では、法科大学院、公衆衛生大学 院を含む、あらゆる種類のコース、カリキュラム、 プログラムを持つ大学で教えられています。私た ちは、そのような形で入り込んでいったのです。
あなたがもし、1994年にクリントン大統領が発 令した環境正義に関する行政命令の後での、そし て1970年に成立した国家環境政策法の下での(「人 間環境の質に著しく影響を与える」連邦政府の行動案 に必要な)環境影響評価書を見れば、それらすべて の分析と報告書について、現在では環境正義のア セスメントと分析を行う必要があることが分かる でしょう。
歴史的に取り残され、必要な人に資金が適正に 割り当てられていないコミュニティーの地域計画 や災害対応を見てみると、環境正義の枠組みが、 今では政府組織や非政府組織や宗教的活動を行う 団体の活動の一部となっているのです。たとえ枠 組みがそこにあっても、それがどのように実現され ているかは、場所によって異なります。
環境正義の考え方はアメリカで生まれたもので すが、今では世界的な運動となっています。貧し い人々や有色人種に関係があるか、もしくはある 種の特性や不利益に基づく、環境的な問題や困難 のある場所で、環境正義の枠組みが適用されてい ない場所を見つけることは困難です。認可が与え られた場合、このような種類の分析や枠組みが考 慮されるようにする上で、この運動は大きな影響 があります。
最後に、この運動の最も大きな影響は、草の根 活動を援助し支援することであり、またこのよう な奮闘をしているコミュニティーが、地元のコミ ュニティーの外で、支援し資金調達を助けてくれ るような弁護士、専門家、科学者に関して、援助を受けられることを明確にすることです。

SI:2012年のビバリー・ライト博士とあなたの共 著『間違った保護方針』の中で、アメリカの自然 災害や人災で地元のコミュニティーに対して政府 がどのように反応したかを、あなたは調査しまし た。何が分かったのですか。
バラード:私たちは、1927年のミシシッピ大洪水 から2010年のメキシコ湾でのBP(ブリティッシュ・ ペトロリアム)の原油流出事故に至るまでの災害を 調査しました。ハリケーン、洪水、干ばつ、産業 的な流出事故などです。そこで分かったことは、そ の80年間で、地元の自治体や政府(州、連邦)は、 すべてのコミュニティーに同じように反応したわけ ではないことです。農家であれ、中小企業であれ、 在宅勤務者であれ、誰がお金を持っているか、ど の団体が政治的影響力を持っているか、どの人種 や民族に属しているかによって、自治体や政府の 反応は違っていました。
つまり、自治体や政府の反応に関しては、特に 復興の場合、お金のある所にお金が集まり、力の ある所にお金が集まることが多いのです。通常お金 は、復興用機器をそろえるために政治的影響力を 持つ所に集まります。最初に立ち直るコミュニテ ィーが資力を持つコミュニティーであることは、何 も驚くにあたりません。そして場合によっては、災 害復興において、大きな被害に苦しんでいないコ ミュニティーが、書かれた規則に従って追加の資 金を得る結果になります。
置き去りにされた脆弱なコミュニティーは、災害 に直面したことで、さらに置き去りにされ、災害 によって貧困に投げ込まれます。貧しい人々は、 より貧しくなります。災害の発生後、復興が軌道 に乗り始めると、お金を持つ人がお金を持たない 人に対して競争するようになります。どちらが勝ち そうなのか、予想できるでしょう。住宅不足、生活必需品の値上がり、賃料の上昇、希少な資源に 対する競争によって、経済的に不利な人、つまり 貧しい人、高齢者、子供のいる家庭、病気の人な どが、さらに経済的に不利な立場に置かれます。 それが、80年にわたる自治体や政府の災害への反 応で分かったことです。ヒューストンのハリケー ン・ハービー、フロリダのハリケーン・イルマ、バ ージン諸島とプエルトリコのハリケーン・マリアな ど、昨年の災害では、同じパターンが大規模に続 いていました。

SI:環境正義の運動は、将来はどうなるのでしょ うか。
バラード:環境正義の運動は、継続しており健在 です。運動の根幹にあるのは、それが世代を超え ていることです。環境正義の運動は、もっと大き な環境運動の一部であり、若者や学生を引き付け る大きな力を持っています。環境保護主義や人口 動態の変化、正義と公平を私たちのすべての運動 に導入することを話すとき、私にとって、環境正 義の運動はこの国の未来となるでしょう。その運 動が環境問題であれ、投票問題であれ、刑事司法 制度に係わる問題であれ、私たちの環境正義の枠 組みは、この国だけでなく、世界の広い地域にお いて、数多くの運動に置き換わり、引き継がれて います。

詳しくは次のウェブサイトを参照してください。 drrobertbullard.com

 

編集長への手紙

シェア・インターナショナル誌には、手紙の保留分が多数あり、ベンジャミン・クレームの師によって、覚者方あるいは『代弁者』との本物の出会いであると確認されたが、いまだ『編集長への手紙』に掲載されていない。ここで掲載された他の手紙は新しいものである。覚者が関わっていたかどうかを確認すること、もしくは示唆することもできないが、その体験が希望、鼓舞、慰めを提供することで『それ自体が語る』ということがあり得る。

確認

編集長殿
2018年4月7日の土曜日の夜に、妻と私はレストランへ出かけました。小柄で年配の中国人の女性が、小さなバックパックを背負い、私たちの後ろのテーブルに座っていました。注文を終えると、彼女は立ち上がり、レストランのオーナーをずいぶんからかったり、ふざけたりし始めたのです。それから彼女は私たちの方へ来て話し始めて、私たちには理解できませんでしたけれども、彼女の仕草や陽気な声音、微笑む顔から彼女の意味していることは分かりました。彼女は食事の間度々、立ち上がって他のテーブルを回っていました。行く先々で彼女は大いに喜びを広めているようでした。彼女の態度は非常に喜びに溢れていて、明らかに人々を幸せにするのが好きだったのです。動き回っていた間、彼女は何度も私たちの所へ来て、一度などお茶まで入れてくれました!
私たちはオーナーに彼女が何者なのか尋ねました。オーナーによると、彼女は週に二、三度来ていましたが、夜に来たことはなく(その時は午後7時過ぎでした)、彼はなぜ彼女がその晩来たのか知りませんでした。その時、私は彼女が『ファミリア』かもしれないと思い始めました。彼女は驚くようなやり方で人々を大変に喜ばせて、皆がとてものびのびと彼女と向き合っていました。彼女の近くのテーブルに三人の人物がいて、私には彼らも『特別な人たち』に思えたのです! ある時には、その女性が彼らと非常に心温まる親密な様子で交流していました。彼女が動き回っていない時には、静かに食事をしていました(ずっとバックパックを背負ったままで!)。とりわけおかしなことは、彼女が食事を終えると蒸し餃子を注文して、私たちの所へ来て一つ勧めてくれたことでした。
私たちが帰る時に、その女性に向かってさようならを言うと、彼女は両手を体の前で合わせたので、私たちもその仕草を返しました! 私たちは精神の『高揚』を感じながら帰りました。私はそれがマイトレーヤで(代弁者でも代理人でもなく)、おそらくあのテーブルの三人はイエス覚者と弟子と、再びマイトレーヤ(!)だったという感覚があるのです。これを確認する方法がないことは分かっていますが、私がそう思う理由は、ベンジャミン・クレーム氏が亡くなる少し前に、同時に同じ場所で二人の人物として現れたマイトレーヤの体験談があったという事実に関係していることと、より重要なのは、その『感覚』がその日の前日に仕事場で私に起こったことと関係しているのです(19ページ『時代の徴』の最初の手紙参照)。
レイ・ショウ
カナダ、ブリティッシュコロンビア州バーナビー

奇跡の毎日!

編集長殿
2018年3月21日に、私はシェア・インターナショナル誌のスペイン語版3月号を受け取りました。私がパラパラとページをめくっていた時、時代の徴の中の『最後の晩餐』の絵を見て、それを写真に撮り、家の台所兼食堂に飾ろうと思いましたが、後になって『編集長への手紙』を読んで、その絵が音楽の聞こえてくる話と関係していると分かりました。(本誌3月号36ページ、編集長への手紙の中の『天上の音楽』、17ページの関連の写真参照)それを見た瞬間から、それを正しい場所に置かなければという決意が生まれ、音楽のためだけでなく、それが宗教的に神秘的に表現しているもののためにも、そしてその芸術的な性質のためでもあるのです。私はその日、携帯電話を使って写真を一枚撮り、写真店に行ってプリントしてもらいました。
翌日、朝5時に目が覚めて、眠くなかったのでテレビを見ることにしました。ニュースを読むために消音にして、眠っていた夫を邪魔しないようにしました。その時かすかな音楽が聴こえてきました。私はチャンネルを変えてみて、ニュース番組が背景に音楽を流して放映されているので、ニュースチャンネルのせいかどうかを確かめました。それがテレビから出てはいなかったので、私は静かに座って音楽を聴きながら、注意していました。それはごく小さな音で、非常にソフトで、ハープのような音でとても美しいものでした。20分ほど聞いていて、夫に伝えると、神聖な音楽のようだと言われました。聖木曜日(最後の晩餐の夜)に写真を写したので、つまり元の写真の事柄に関係していますし、同じ日にそれを食堂に置いたのです。私は再びあの音楽を聴くことはありませんでしたが、もう一度聴きたいと思っています。
このような時期に人々に起きる奇跡の数々によって、新しい毎日が私たちを驚かせてくれるのだと思います。
L.M.
キューバ

オープンなコミュニケーションを

編集長殿
数週間前、マイトレーヤの代弁者で、かなり定期的に訪問する方が、アムステルダムのインフォメーションセンターで、私たちと話をしながら一時間を過ごしました。話は広範囲にわたり、数多くの話題に及んで、エーテル界やエーテル物質のこと、話すのか読むのか、すなわち言葉は誤って解釈されうるが、思念をエーテルにおいて送ることは、それこそ最良のコミュニケーションの方法であることなどです。私たちは世界の全体的な状態について話しました。彼は私たちがマイトレーヤを見るまで長く待たないだろうと言い、それが今年であると言いました(今年の初め頃、私たちの1月の講演の一つで、そのような現在というのは、「まさにこの年のことだ」と言われました)。
一日ほど後で、私たちの常連のイエス覚者の代弁者が立ち寄って、私たちがかなり大型のスクリーンを道路に面したメインルームに置いて、ベンジャミン・クレーム氏の講演(字幕付き)のDVDを上映しているのを見ていました。時折、スクリーンをウィンドウの中に置いていましたが、しばらくそうしていませんでした。若い代弁者から、なぜスクリーンをウィンドウに面したメインルームに置くよりも、『ウィンドウの中に』置かなかったのかと尋ねられました。「通行人がいつでも見たい時にDVDを見られるよ!」。私たちはすぐにそうすると言って、そのようにしました。
数週間後、私たちはマイトレーヤの代弁者が、センターでの講演に参加するのを半ば期待していましたが、彼は現れませんでした。けれどもその日、4月8日の遅くに、あの常連のイエス覚者の代弁者が再び姿を見せて、ウィンドウの中のスクリーンを見て、何てうれしいかを伝えてくれました。「良いね! ああそうだ、ところで基本情報の載った新聞は今手に入る、どうかな?」。私たちが笑い出してしまったのは、ちょうど基本情報の新聞をもう一度印刷する計画を話し合っていたからでした! そのように彼は、私たちがいつでも対応できる状態でいるように、最も愉快で優しいやり方で支えてくれているように思います。
メンバー一同
シェア・インターナショナル・オランダ・インフォメーションセンター
オランダ、アムステルダム

夢のような

編集長殿
私はベンジャミン・クレーム氏のパリでの講演を聞いて、大変な恩恵に浴したと思い、シェア・インターナショナル誌に非常に関心を持ちました。2000年の初めの5月か6月に、オートゥイユに向かう地下鉄に乗り、リュクサンブール公園方面に乗り換えました。私は子供を迎えに行かなければならなかったので急いでいました。
ある人物が私の方へやって来て、お金を求めてきました。私はポケットにあったものを彼に渡しました。すると彼は頬に軽くキスをしてきました。4歳のフランソワが待っていたので、急いで立ち去りました。その出来事が忘れることのできないような、たくさんの強さを、私に与えてくれました。それは夢のようでした。このようなことは今日の世界では起こらないので、どう思われますか。もしそうなら、私たちの世界も非常に異なっていたでしょう。
マダム・レール
フランス
【ベンジャミン・クレームの師は、その男性がマイトレーヤであったことを確認した】

スマイル・セラピー

読者質問

説明文:
世界中のあらゆる講演において、事実上生涯において毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲の領域に及ぶ大量の質問を受けた。この大量の記録から、過去の年月にベンジャミン・クレームと彼の師である覚者によって提供された回答を掲載する。そのいずれもこれまでシェア・インターナショナル誌に未掲載のものである。

Q 大宣言の時にマイトレーヤが言及し紹介されるのはどの覚者方ですか。(2011年7月、ロンドンでの講演会)
A 大宣言の日に彼は彼のグループ、覚者方を紹介されるでしょう。たくさんの覚者方を紹介するでしょう:イエス覚者、モリヤ覚者、クート・フーミ覚者、そして他の何人かの覚者方です。彼らは後になって、一度に一人ずつ前面に出て来られ、1975年以来私的に行ってきたことを公に始めるでしょう。

Q UFOが出現するとき、近くにいる人や宇宙船の下にいる人をオーバーシャドウするのですか。(2007年10月、ミュンヘンでの講演会)
A いいえ。目撃されるとき、それらは人々をオーバーシャドウしません。

Q マイトレーヤは同時に幾つもの肉体で現れることができますか。
A はい。

Q 彼は同時にもっと多くの肉体の中に存在できますか。
A はい。あなたはどんな人について話しているか分かっていません!

Q マイトレーヤの手には星の形がありますか。そうだとしたら、意味は何ですか。
A 彼の手の写真についている影のことですか。いいえ、星はありません。ただの影です。

Q 悟りとイニシエーションの違いはなんですか。
A 簡単な答えは、悟りはイニシエーションの結果です。イニシエーションを受ける能力は徐々の悟りの結果です。私たちの転生の旅の終わりに向けて、最後の20から30の転生の間──その数は人によって違います──私たちは五つのイニシエーションを通過します。

Q すべての覚者方は地球上で肉体を持たないのですか。
A 地球上の多くの覚者方はエーテル体ですが、およそ3分の2は濃密な肉体で、3分の1はエーテル体です。

Q 他の惑星の人々は地球の人間よりも進化しているのですか。
A 地球はあまり進化した惑星ではありません。すべての惑星には住人がいます。その多くは私たちよりも進化しています。ほとんどすべての住人が完全に悟った覚者である惑星もあります。

Q 光の十字架と建物や窓の光のフォーメーションが世界中で出現しています。その影響は穀物サークルと同じですか。日光がなく、窓に光の十字架が見えないときにもエネルギーは残りますか。
A 穀物サークルは数秒で作られます。宇宙の兄弟たちはマインドの中にパターンを描き、準備ができれば、器具が自動的に反応して、下の畑にある穀物の茎を折り曲げて穀物のフォーメーションを作り出します。光の十字架は穀物サークルとは異なった機能を持ち、日光によって作られます。日光があるときにだけ現れ、その反射が十字架や円の形などさまざまな形で近くの建物に投写されます。その形は様々であり、世界中で見られます。それらはマイトレーヤに関係して宇宙の兄弟たちによって作られています。マイトレーヤは宇宙の兄弟たちにどこにそれを現すかを助言され、巨大なビルの側面や、時には小さな家の上に二つか三つ現わします。

Q 私たちはマイトレーヤに会うことができますか。
A 彼が全世界に知られるまでに、彼は祈願用の「手形」を与えられました。もしあなた方が必要とするならば、彼の「手」を見て、健康などの彼の援助を求めることができます。彼はカルマの法則に応じて応えられるでしょう。「私の援助はあなた方の求めるままにある。あなた方はただ求めればよい」と彼は言われました。
【2001年8月、マイトレーヤは奇跡的に彼の手形をスペイン、バルセロナの家の鏡に現された。それは写真に撮られ、2001年10月号のシェア・インターナショナル誌に掲載された】

Q 誰がマイトレーヤなのかをどうやって知ることができますか。誰もが自分だと主張することができる中で、どうやって本物を知るのですか。
A あなたの直観があなたに告げるでしょう。あなたがマイトレーヤを認知することに役立つのは霊的体験でしょう。私は自分がマイトレーヤだと思っている人をたくさん知っています。大勢の人が私の家に来ます。私は彼らに、なぜ自分がマイトレーヤだと思うのかを尋ねます。自分は身体がとても強健なので、とある男性は言いました。45歳だが、19歳の身体を持っていると言いました。私の家まで18マイルを歩いてきたのです。どうやって世界を変えるのかと尋ねると、彼は肉体の健康によってそれを行うと答えました! 私は彼と5分間くらい話し、マイトレーヤの真の仕事などについて説明すると、彼の熱狂は萎んだようでした。私は彼に、帰りも18マイル歩くのかと尋ねました。彼は、いいえ、バスで帰りますと答えました!また別の若者は、私に電話して来て、僕はキリストがどこにいるか知っているが、私は知りたいですかと言いました。私は「はい、あなたが教えたいのであれば」と答えました。「ええと」と彼は言いました。「僕か僕の弟のどちらかです」! そこで私が、彼か彼の弟ではあり得ないことを説明すると、彼は「ああ、クレームさん、あなたは私の肩の荷を下ろしてくれました!」と言いました。1、2週間後に彼はもう一度電話して来て、僕を覚えていますか、今度はもっと大切なことがあります、と言いました。「僕は誰がキリストなのか本当に分かりました」。「ええ、誰ですか?」「はい、絶対に僕の弟です!」

現在の外交関係の進展に照らして、ベンジャミン・クレームの師による「和合についてのさらなる考察」より以下の部分を再掲載する。「北朝鮮はこれらの国々の中で最も若く、もともとの朝鮮の分割から成立した国である。彼らはその勇敢さを世界に証明することに夢中になっているので、その意図もまた予測するのが最も難しい。残念なことに、彼らはいくらか核の開発能力を達成したので、諸国家の間で、危なっかしい大砲のように見られている。よく知られているように、この国は、その統治者によって導かれるのではなく、むしろ支配されており、国際連合は全体で、注意深く監視しなければならない。その国民は認知と食料に飢えている。諸国家は、物惜しみせずに、その両方を北朝鮮に分け与えるべきである。平均的な傍観者の見地からは、この評価には恐れと不安を抱かせるものがたくさんあるように思われるだろう。しかし覚者たちには、国々の間に新しい本当の和合を保証する正義を願い、すべてが欲する平和を願って、変化しようとする用意のある世界が見えるのである」(シェア・インターナショナル誌2012年9月号)

ベンジャミン・クレームは2013年に同じ問題について言及している。
Q 世界は北朝鮮をどう扱うべきだと思われますか。(1)脅しを無視する。(2)制裁を強める。(3)貿易対話を始める。(4)援助を提供する。(5)北朝鮮に親善回復を試みるには、どの国家が最適だと思われますか。
A (1)いいえ。(2)いいえ。(3)はい。(4)はい。(5)韓国と中国です。(2013年5月号)

 

2018年4月号目次

 

-覚者より
若い人々の抱負
ベンジャミン・クレーム筆記

視点
『彼女の番だ』-UNHCRの報告書は
避難民少女の教育における重大な格差を暴露する

マイトレーヤの視点

移民危機の最前線で-ギリシャのレスボス島での生命救助活動
シェレーン・アブデル・ハディ・テイレスによるランス・ブシェ氏へのインタビュー

エイリアンや侵略者だけではない
宇宙の兄弟たちの懸念は大衆文化の中にどう反映されているか
ゲラード・アートセン

グループ-アクエリアス時代の前方への道
秘教グループにおける非感傷的なグループ関係について検討する
フィリス・パワー

時代の徴
アルゼンチンの壁に現れた聖母の御姿
キリストの形をした雪像/元アメリカ政府役人がペンタゴンにUFOの調査を依頼

アフリカの地方部のトゥルー・トレード
ヴィクトリア・ゲーターによるジェニー・ラファノメザナ氏へのインタビュー

「動機のない」銃暴力に関するシェア・インターナショナル誌の見解
ウィリアム・アレンによる編纂

銃の規制を若者が主導する

ゼロエミッション交通を目指して
アナ・スヴィールストラ・ビー

難民を歓迎するモンタナ州の母親たち
エリッサ・グラーフ

編集長への手紙
ストリート・ライフ 他

読者質問欄
回答ベンジャミン・クレーム

 

若い人々の抱負

現在の混乱した経済状況とその結果として生ずる社会状況はもうあまり長く続かないだろうというわたしたち(覚者たち)の判断は、聡明な読者たちにとって驚きではないだろう。わたしたちは、突然の変容も、あるいは、あいまいな‘現状維持’に戻ることも期待しない。世界の何千万の人々は自由の香りを感知し始め、その恩恵が彼らに拒否され続けるのもわずかな期間であろうと感じ始めた。

世界中で、特に若い人々の間に、変化を求める強い願望が表現されつつある。若い人々は新しい種類の世界を、彼らを、そして彼らの抱負を包含する新しい構造を欲する。これらの抱負は正義と分かち合いへの、そして意味ある仕事と適度に満ち足りた平和な世界で家族を養育する機会を求めるものである。あまりにも長い間、彼らは貧困と無名の中で衰え、彼らの人生の努力の中での発言権を拒否されてきた。

今後は、世界の諸政府はこれまで無言の大衆であった人々のこれらの抱負を真剣に考慮しなければならないだろう。そして、それに応じて、政府の計画を変えなければならないだろう。平等を求める叫びが変化を強要するにつれて、‘富裕な地主’は彼らの生活様式と平均的な‘小百姓’のそれとの間のひどいギャップを維持することは困難なことを発見するだろう。財力における現在の分離が世界金融の不安定の中心にあることが理解されるだろう。

古い仕組みは崩壊しつつあり、いかなる政府もこの過程を止めることはできない。宝瓶宮(アクエリアス)の新しいエネルギーはますます強くなり、古い腐敗した退廃的な秩序をばらばらに壊している。若い人々、および心(ハート)の若い人々が、正義を求める新しい熱望の出現を最初に銘記するだろう。正しい関係を求める願いが若い人々の心(ハート)に強く湧き上がる。

とかくするうちに、マイトレーヤは諸国家の間で彼の行幸を続けておられ、正義と分かち合いと愛の必要性を自由に語っておられる。今日の状況の緊張感が世界中にその影響を及ぼすにつれて、これらのアイディアは多くの人々を引き付けている。アメリカ合衆国とメキシコ、ブラジル、そして今はロシアで、マイトレーヤは彼の聴衆の前に、人類が直面している選択肢を提供しておられる――現在の無分別で貪欲な行路を続けて忘却の彼方に消え去るか、あるいは、世界をひとつとして、完成への旅路を共に歩む兄弟姉妹として見るか;分かち合いと正義のみが我々すべてが望む平和と、「大計画」に沿って繁栄する世界をもたらすということを知り、そして、我々がかつて知り、育んでいたあの「真理」と「美」に戻る路を見つけるかである。