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宗教間に橋を架ける

マクネア・エザードによるウィリアム・スウィング司教へのインタビュー

ウィリアム・スウィング司教は「宗教連合イニシアチブ(URI)」の会長であり設立者である。これは、異なった宗教や土着の伝統を持つ人々に正義と平和のために協力して働くよう促す異教徒間の世界的ネットワークである。スウィング司教は元カリフォルニア聖公会主教であり、1980年から2006年までその立場にあった。20年近く全米エイズ研究財団の理事であったため、主教のときに、エイズ危機対応のために国内外で指導者として奉仕した。スウィング司教は『ある司教の追求──宗教連合の設立(A Bishop’s Quest: Founding a United Religions)』(2015年)の著者である。マクネア・エザードが本誌のために彼にインタビューを行った。

シェア・インターナショナル(以下SI):宗教連合イニシアチブ(URI)の使命はどのようなものでしょうか。
スウィング司教:URIは、世界中のおよそ270の地域出身の草の根の人々と75から85の部族集団で構成されており、地域社会で問題に取り組んだり地球規模の問題に対処したりするために団結しています。
人々は「協力の輪」により団結し、それぞれの輪が独自の路線を決めます。URIの前提や目的、原則に沿う限り、希望するどのような問題にも目を向けることができます。一つの協力の輪には、三つの異なった伝統出身の少なくとも7人がいなければなりません。
URIは橋を架ける組織です。世界には十分な数の宗教がありますが、それらの間には十分な意思疎通や橋渡しがありません。ですから、もし私たちが絶えず殺し合ったり競争し合ったりすることをやめれば、神の名のもとに幾つかのことを一緒に行うことができるでしょう。

インスピレーションと始まり

SI:URI設立の背後にはどのようなインスピレーション(鼓舞)がありましたか。
スウィング司教:カリフォルニアの主教として、1993年に国際連合から電話をもらいました。彼らは50周年を祝うためにカリフォルニアに来たがっていました。国連憲章はサンフランシスコですべての国によって起草され署名されたからです。
ですから、国連は故郷に帰り、大きな祝賀行事を行いたいと思っていました。彼らはグレース大聖堂〔カリフォルニアの聖公会聖堂〕に来て、祝い事を行えるかどうか、そして私がそれを主催できるかどうか尋ねました。「主催できればうれしく思います」と私は答えました。その儀式について彼らが考えていたことは、すべての国をそこに集め、すべての宗教を一緒にして、1時間の和合の儀式を行うというものでした。「私たちが世界のすべての国の外交官を招きますから、あなたにすべての宗教を招いていただきたいのです」と彼らは言いました。
はい、と言ったものの、その夜ベッドに入ってこう考えました。「何てこった!  何というものに首を突っ込んでしまったんだ。イスラム教やヒンドゥー教のことは何も知らない。こうした宗教関係者をどうやって大聖堂に招くというのか」
諸国家は50年の間、日毎に歩み寄り、全世界の利益のために苦闘してきました。同じ50年の間、世界の宗教は話し合ってきませんでした。しかし、国家間の平和は宗教間の平和がなければ決して実現しないでしょう。そして、一堂に会することのできる冷静な祈りの場を誰かが設けない限り、宗教間の平和は生まれないでしょう。
その夜、宗教連合の創設の旗振り役になることに残りの人生を捧げることを誓いました。国際連合(United Nations)があるのなら、宗教連合(United Religions)もできると考えたのです。それがどのようなものになるかは分かりませんでした。何を行うのか分かりませんでしたし、どうやってそこにたどり着くのか、どうやって経費を賄うのかも分かりませんでした。私はただ、こうしたアイディアを思いついた一人の人間でした。

草の根の人々に働きかける

SI:それを始動させ、人々をその気にさせるにあたっての次の段階は何でしたか。
スウィング司教:世界の国々のリーダーシップが国連で代表されているのであれば、世界の宗教のリーダーのところに行って話をし、宗教連合を創設するにあたって協力してもらえるかどうか聞くべきだと考えました。1995年に、妻のメアリーと私は飛行機に乗りました。私たちはマザー・テレサと話をしました。ローマに行って、法王と話をしました。ロンドンのカンタベリー大主教、インドのシャンカラチャリアの信者、エルサレムのユダヤ教宗教指導者、イスラム教の大法学者、カイロのアル=アズハルのグランドシェイク、韓国の仏教徒と話をしました。思いつくことのできるあらゆる宗教指導者と話をしました。彼らに一つの質問をしました。宗教間の平和を追求するために他の宗教の代理人と会うことになるあなたの宗教の誰かを代理人として派遣する用意があるかどうか、という質問です。宗教間でもっと平和があれば、世界の歴史が変わるでしょう。彼らすべてに同じ質問をしました。「そうする用意がありますか」と。彼らは皆、「とんでもない」と答えました。
私は多くのことを学びました。世界の宗教はお互いに会おうとしないし、接触を保とうともしません。しかし私は、草の根の人々がお互いに会い、地方の問題に対処することを可能にする枠組みを見つけることができれば、世界をより平和で、より健全にすることができるだろうと考えました。あらゆる宗教の人々の間には多くの善意があります。宗教指導者に関してはあきらめ、草の根の人々から始めることにしました。それは転機となりました。

SI:何もしたくないという宗教指導者の態度の背後には何があったのでしょうか。
スウィング司教:宗教を見てみると、宗教は三角形のようです。頂点には、自分の下にいる人々の信仰を擁護することを第一の責務とする誰かがいます。もし彼らが他の信仰の宗教指導者と対等に会っているところを目撃されると、神との彼らの関係が、神との他の人の関係と同等であることを意味することになります。宗教指導者として、他の人々と会い、彼らを対等と見なす自由がありません。「私たちの信仰が最高の信仰だ。すべての信仰のうちで最も大きな真理を含んでいる」ということを前提として他の人々に接しなければなりません。したがって、民主的で冷静な祈りの場というものは宗教の頂点にいる人々にとって不可能なのです。
私は自分が会った人々を愛しています。素晴らしい人々ですが、ほんのわずかな自由しか持っておりません。エルサレムにいた時のことを覚えています。ダライ・ラマと私は会議を開催していました。彼と私はアルメニア正教会総主教に会いに行きました。彼は上の王座におり、ダライ・ラマと私は下の床にいました。私はこう言いました。「諸宗教が世界の利益のために一緒に働くことができれば、あらゆる可能性が生まれますよね。私たちを助けていただけませんか」。総主教はこう言いました。「ご覧のとおり、私は自分の王座で囚われの身になっています。この王座を離れることはできません。あなたたちは世界中を回ることができますが、私にはできません。私の仕事は、この王座に座って私の民を気づかうことです」。これは、私がいま話していることの良い例でした。

SI:宗教指導者によって拒絶されたことで、あなたは実際に、世界に本当に変化を起こす人々を見つけることになったのですね。
スウィング司教:はい。平凡な人を動員することができます。そうすると、世界における真の力を得ることになります。とても勇気づけられることです。

世界規模の協力の輪

SI:協力の輪について話してください。
スウィング司教:2000年に〔URIの〕憲章に署名しました。ある国で最初の協力の輪を始めました。私たちが行った最後の国はサウジアラビアでした。そこに行くことになるとは思ってもみませんでしたが、今ではサウジアラビアでスンニ派、シーア派、キリスト教の人々が一緒に活動しています。これは奇跡的なことです。先程も言いましたが、協力の輪には三つの異なった伝統の出身の少なくとも7人がいなければなりません。人々は自己組織化し、取り組みを始めます。

SI:「自己組織化」とは何を意味するのですか。
スウィング司教:もし協力の輪が環境の仕事を一緒に行いたいのであれば、そうすることができることを意味します。紛争の解決に取り組みたいのであれば、そうすることができます。女性の問題に取り組みたいのであれば、そうすることができます。核軍縮に取り組む協力の輪もあれば、芸術などに取り組む輪もあります。

SI:協力の輪はどのようにして形成されるのですか。
スウィング司教:2種類の協力の輪があります。一つは、既存の団体や、すでに異教徒間の活動を行っている人々のグループがURIのネットワークに加わり、URIの一部になる場合です。もう一つは、異なった宗教や部族の出身で、今まで一度も会ったことのない人々が自分たちで協力の輪を立ち上げる場合です。

異教徒間の英雄的行為

SI:特に啓発的だと思った協力の輪はありますか。
スウィング司教:最近印象に残ったものはスリランカにあります。その協力の輪はサルボダヤと呼ばれています。それは社会の底辺の安全網として機能しています。エイズを扱っているのであれば、それに取り組みます。貧困を扱っているのであれば、それに取り組みます。識字であれば、それに取り組みます。
最近、仏教徒のトラック運転手が3人のイスラム教徒の少年に殴り殺されました。ここは仏教徒の国です。仏教徒は怒り狂い、村々を焼き払い始めました。モスクを焼き、人々を殺し、家から追い出しました。突然、立ち退きと破壊が生じたのです。これについて誰が何をすればよいのでしょうか。
私たちのグループは、人々に水と食料をどうやって届けるか、家やモスクをどうやって再建するか思案し始めました。この状況は、タミル・イーラム解放の虎〔主としてヒンドゥー教徒の少数派〕とシンハリー人〔主として仏教徒の多数派〕との内戦を受けてのものでした。その内戦では多くの人が死にました。協力の輪は国を癒し、断片を元通りにつなぎ合わせるために活動します。
この前、エボラ・ウィルスが発生した西アフリカでは、キリスト教徒はイスラム教徒に血液を提供したくありませんでした。イスラム教徒はキリスト教徒に血液を提供したくありませんでした。そのため、URIの協力の輪は無条件の信頼に基づく血液バンクを始めました。地域の誰もが血液を受け取り、血液を提供することができました。異教徒間で血液の寄付を実施することによって、地域が安定するのに役立ちました。

SI:ヨルダン川を回復させるために、イスラエル人、ヨルダン人、パレスチナ人が活動している中東には協力の輪はないのですか。
スウィング司教:素晴らしい協力の輪があります。イスラエル政府やヨルダン政府、そしてパレスチナ人を相手にするのは、ご想像どおり、本当に大変な仕事です。ヨルダン川はたいていの場所でチョロチョロとしか流れていません。上流で皆が水を吸い上げているからです。下流に届く水からは悪臭がします。あそこでは水が生存への鍵を握っているのです。すべての人が恩恵を被ることのできるように、異なった政治、文化、宗教のグループを水問題に一緒に取り組ませることは大変なことです。

SI:パキスタンには、「パキスタン全体にとってのより良い地域社会」という協力の輪もあります。彼らは世界でも特に不安定な地域にいます。彼らの仕事はどのように進んでいますか。
スウィング司教:信教の自由のあるアメリカのような国に住んでいれば、宗教連合イニシアチブはたくさんの良いことの中の一つの良いことです。神について信じていることのせいで明日殺されるかもしれないような国に住んでいれば、宗教連合イニシアチブは人々にとってすべてを意味します。私たちの若いリーダーの一人はそこで3年前に吹き飛ばされました。クウェッタで死亡した聡明な若者です。私たちが行っている仕事を行うときには大きな危険があります。命を危険にさらす人々もいます。
パキスタンには50の協力の輪があります。私は個人的に何度かそこで働き、最高裁判所や弁護士、草の根の人々と知り合いになりました。私たちの仕事にとっては大いなる国です。

SI:あなたは協力の輪に入っていますか。
スウィング司教:はい。輪に参加している人々の中には、〔アメリカの〕国務長官であったジョージ・シュルツ、〔アメリカの〕国防長官であったビル・ペリー、〔アメリカ軍縮担当外交官であった〕トム・グラハム大使がいます。私たちは電話やズーム〔視聴覚インターネット・コミュニケーション・プログラムのこと〕で毎月連絡を取り、核廃絶に向けて何ができるかを検討します。彼らは核兵器に直面してきた人々です。彼らは私たちが取り扱っているものの恐ろしさを知っています。
私たちはこの惑星を破壊することによって、神が創造したすべてのものを破滅させる可能性があります。瀬戸際まで来てしまったのです。こうした兵器に長らく固執していれば、この世界を破壊してしまう可能性があります。私たちには直ちにそのようにしてしまう力があります。
兵器を近代化しなければならないと言われています。それは兵器をより強力にすることを意味しますが、他の核保有国も同じことをします。そうすると、100年後、200年後には、この世界を破壊するどれほどの力を持つことになるでしょうか。そこから身を引かなければなりません。
そのようなわけで、大勢の人が月に1回、1時間集まります。なお、私たちはいつも、話し合いを始める前に祈りを捧げます。誰かがこう言いました。「祈りを捧げているユーチューブのビデオを作りませんか」と。実際に作り、それは「核の祈り」と呼ばれています。ジョージ・シュルツやビル・ペリーのような人々が信仰や核兵器、そして神とこの地球への深い敬意について話すのを聞くと、心がとても動かされます。

SI:最近、アメリカで銃に関する法律を変えようとする若者の運動が勢いを増しています。若者はURIの仕事に関与していますか。
スウィング司教:宗教連合イニシアチブのおそらく80%が35歳前後かもっと若い人々、宗教に縛られているという感覚をあまり持たない人々です。寛容さや融通性を持っているのは若い人々です。同行するとき、私たちはこう言います。「あなたの宗教だけがあるのではありません。他の宗教のことも考慮しなければなりません。私たちはここで、もっと大きな世界をつくり上げなければなりません」。若い人々はこのことを理解します。彼らは現在、私たちの重荷を背負っている人々です。

SI:URIの将来についてどのようなビジョンを抱いていますか。
スウィング司教:URIは適応し変化し続けなければなりません。私は自分のビジョンの終点へと到達したような感じがします。私たちはそれを開始させました。世界と聖霊は、私たちが次に何をすべきかを明らかにするでしょう。「未来を知っており、どこに行かなければならないかを知っている」と言ったりする、創設会長のようなものにはなりたくありません。私はいつも神秘の中を歩いており、自分が主のお仕事をしていること、聖霊が私を導いてくれることを望んでいます。創設者は未来を知っているというような、自我が行うものにはしたくないのです。私は過去に関して謙虚であるのと同じくらい未来に関しても謙虚です。すべて奇跡的なことなのです。それは神の手のうちにあると究極的には信じていますが、私は冒険しようと意気込んでいます。要はこういうことです──冒険しようと意気込んでいるということです。

より詳しい情報についてはuri.orgを参照してください。

編集長への手紙

シェア・インターナショナル誌には、手紙の保留分が多数あり、ベンジャミン・クレームの師によって、覚者方あるいは『代弁者』との本物の出会いであると確認されたが、いまだ『編集長への手紙』に掲載されていない。
ここで掲載された他の手紙は新しいものである。覚者が関わっていたかどうかを確認すること、もしくは示唆することもできないが、その体験が希望、鼓舞、慰めを提供することで『それ自体が語る』ということがあり得る。

路上の出会い

編集長殿
2018年5月初めのある日、グループメンバーと私はアムステルダムで、交差点の歩道を渡るのを待っていました。モロッコ人の風貌の男性がすでに道路を渡って、私たちの方へ近づいていたのですが、彼が通り過ぎる時に突然振り返り、私たちに話しかけてきたのです。私は少し驚きました。彼は陽気で上機嫌な様子でした。私たちは彼が言ったことを正確には覚えていませんが、大体の意味は、彼が寂しいと感じたことがないのは、人々に話しかけているからだということ、そして彼はどこにいる人たちでも、何が必要であっても助けるのは、私たちが皆ひとつであり、兄弟姉妹だからということでした。それから彼はそのまま歩き続けて、私たちは心が軽くなるのを感じながら、信号が青に変わってから道路を渡りました。
シェア・オランダ・
インフォメーションセンターのメンバー
オランダ、アムステルダム

光のスピード

編集長殿
2018年5月10日に、私たちはアムステルダムのスピリチュアルなセンターである、ザ・ローズ(デ・ルー)で、『存在の美と生命の法則』と題した講演会を催しました。
私たちが(急な階段を上った)3階にある講演会場に到着した直後のことですが、驚いたことに松葉杖の女性が入ってきたのです。私たちがなぜ驚いたかというと、彼女は私たちと同じ停留所でトラムを降りた人で、センターまで歩く距離もあり、その後階段まで上ってきていたからでした。彼女はセンターまでの道のりも階段も、ものすごいスピードでやって来たに違いありませんでした。
講演の終わりに私たちは大宣言の日について話し、マイトレーヤが人類に一体性の体験を与えてくださることを伝えました。その時にあの女性が霊的な体験について私たちに話してくれて、彼女自身と同じく画家であるモスクワの友人が描いた、美しいマイトレーヤの絵を見ていた時に、その瞳が美しく光のようで、まさに輝く光だったそうです。私たちが弟子を通して働く覚者方についても話をすると、覚者方が例えばベンジャミン・クレーム氏やレンブラントを通して働くのを知るのは、すばらしいことだと彼女は言いました。それから彼女は他の催しに参加したいので、帰らなければならないと言いました。
伝導瞑想グループメンバー
オランダ、アムステルダム

 

読者質問欄

Q 私たちがマイトレーヤをまだ見ていないのは、私たちの活動不足や、十分に一生懸命働いていないためでしょうか。(2008年5月、日本の講演会)

A 私はずっと、マイトレーヤ出現のタイミングは大衆の期待の状態に関係していると言ってきました。それはもちろん彼の存在を信じるグループの責任です。しかし、それは単にマイトレーヤの実際の出現の道を準備しているグループの「落ち度」ではなく、政治、経済、社会、科学の分野で働いているすべてのグループの責任です。知ろうが知るまいが、すべてのグループがこの出来事を準備する自らの役割を持っています。
ジュワル・クール覚者は、大衆への準備的なアプローチという任務を担う、これらの少数の人々、大勢の人々ではなく、十分な規模のグループは、政治的なグループを除いて、最も困難な任務を持つだろうと書いています。
政治的グループの任務は、平和が有効であるような状況を生み出すことです。国際主義が創造され、明らかになるべきです。国際連合の創設はこの仕事の一側面でした。最もそれはあまり機能していませんが。
現在の世界の経済制度は、分かち合いの原則の支配にはほど遠い状況です。私たちのマインドがその方向に動いているとさえ言い難いです。ですからそれは準備的な仕事の一部です。
世界に善意はどれほど存在するでしょうか。善意の原則、善意のエネルギーは、人々がマイトレーヤの助言に正しく反応するために顕現されなければなりません。私たちは善意の人々を知っていますが、私たちはそのような人々と接触すべきです。善意を持たない人は世界に何百万人もいます。
人々は世界の状態を彼ら自身の狭い関係性に基づいて判断する傾向があります。マイトレーヤが世界に現れるにあたって、これらすべての要素を考慮しなければなりません。私たちの任務は非常に特別ですが、それは私たちだけの任務ではありません。それは様々なグループの任務であり、彼が語る時にはすでに人々がその方向で考えているように状況を変化させるのは、特に経済的グループの仕事です。
ですから、私たちのようなグループが、十分に働いていないのではないかと自分たちを責める必要はありません。私たちはもっと大きな視点から、私たちの仕事が他のグループ(政治、経済の分野で働くグループ)の仕事と関係していることを見る必要があります。理想的な方法は、緊急性の感覚を持ちながら、期待せずに着実に働くことです。私たちが行うことの結果を毎日気にしすぎないことです。そのうち雨だれが石を穿つということになります。毎日石に空く穴の大きさを調べていたら、惨めになるだけでしょう。

2018年6月号目次

 

――覚者より
戦争の冒涜
ベンジャミン・クレーム筆記

アフリカの角で命を救い勇気づける
ジェイソン・フランシスによるエドナ・アダン・イスマイル氏へのインタビュー

7名の環境ヒーローたちがゴールドマン環境賞を受賞

民衆の声
米国における「抗議の黄金時代」
アルメニアの「ビロード革命」が政府に変化を促す

ガザの子供たちは、暴力の矛先に耐えている

世界情勢
韓国の人々が支援物資をペットボトルに詰めて北朝鮮に送る
「誰も窮乏することのない」一資本主義体制の次に来るものとは
フィリス・パワー

時代の徴
メキシコの涙を流す聖母像
メキシコシティーの空港上空のUFO/マイトレーヤの「星」/他

歩いて行くのをやめる
マイケル・テイレス

グループ - アクエリアス時代の前方への道
「どのくらい神聖でありたいのか、ということです」
破壊のフォースを建設的に用いる方法を学ぶ (第1部)
フエリシティ・エリオット

気候変動は浪費と貪欲の終わりを要求する
グラハム・ピーブルス

編集長への手紙
素早い答え 他

読者質問欄
回答 ベンジャミン・クレーム

 

 

戦争の冒涜

シェア・インターナショナル誌の創刊以来、ベンジャミン・クレームの師である覚者は毎月記事を提供してくださったが、それはそれらが書かれた時のみならず、世界の状況に応じて適切と思われる時にはいつでも掲載してもよいようにである。実際これらの記事の多くは、それらが最初に掲載された時よりも今の方がより関連性があるように思われる。2009年9月に掲載されたこの記事は人類に対して、恐ろしい破壊力を持つ武器をもちいて今でも「戦争をたくらみ計画している」者たちがいることを警告している。「人間が戦争は何も解決しないことを、何も証明しないことを、そして地球上の人々に苦痛と損失をもたらすだけだということを理解するのにどれだけ長くかかるのか、とわれわれは問わなければならない」。ベンジャミン・クレームの師はまた、分かち合いがカギであり、民衆の力が政府にそれを実行させる方法であることをわれわれに思い出させてくれている。

戦争の冒涜

──覚者より
ベンジャミン・クレーム筆記

 前世紀に、世界は二度、全面戦争に、すなわち一つの戦争の二つの恐ろしい局面〔訳注=第一次と第二次世界大戦〕によって震撼させられ、何千何百万人もの犠牲者を出した。それぞれが「戦争を終わらせるための戦争」となるはずであった。しかし、いまだに、さらに強力な破壊力を持つ兵器で、もう一度、力比べをすることを企み、計画する者たちがいる。戦争は何事も解決せず、何も証明せず、地球の住民に苦痛と喪失を加えるだけにすぎないということに人間が気づくまで、一体どのくらいかかるのか問わねばならない。
 覚者たちが日常世界に戻る大きな理由は、まさに人々にこのことを思い出させ、戦争に永久に背を向けるように人間の思考に影響を与えるためである。
今日、非常に多くの国が、人間がかつて考えつくり出した最も破壊的な武器である核兵器を保持しており、将来の大きな戦争は最大の惨事となるだろう──すなわち地球という惑星上のいのちの完全な破壊である。何百万年もの間、地球は死んだ惑星、有毒廃棄物となるだろう。人間自身はどこかの暗い、遠くの世界に転生しなければならず、再び光の中に入るための、長い長い旅路を歩まねばならないだろう。
 マイトレーヤが今にも彼の公の使命を始めるとき、彼はこの問題とその結果に人間を直面させ、そして彼の解決法と助言を提供するだろうことを確信してよい。戦争は冒涜であり、それに関わるかどうかに関係なく、それはすべての人間に対する犯罪であり、嫌悪されるべきことであることを、彼は人々に思い出させるだろう。もし人類と低位王国が生き延びようとするならば、戦争をそのように見なさなければならないと彼は言われるだろう。
 分かち合いと正義のみが人間の未来を保証するだろうと、彼は言われるだろう。和合と力に励みなさい、地球上の人間はひとつであるのだから。「あなたの兄弟をあなた自身として見なしなさい」、そして神聖への最初の一歩を踏み出しなさい。「あなたの兄弟の必要をあなたの行動の尺度となして、世界の問題を解決しなさい。それ以外の道はない」
 マイトレーヤはそのように地球の人間に語るだろう。そのようにして、彼は人々の思考の方向を変えようとされるだろう。
 人々は彼の助言に耳を傾け、行動するだろうか? 恐怖と不吉な予感が人間の心(マインド)を満たす。古くからの思考習慣はなかなか死なず、変化をひどく嫌う。
 しかしながら、今日の経済崩壊に伴う問題と喪失がますます人々に新しい生き方を求めることを奨励し、彼らの思考を分かち合いへ、より公正で、物惜しみしない世界の創造へと向けさせる。かくして多くの人々がマイトレーヤのことばに応える用意がある。もちろん多くの人々は変化への準備がない。多くの人々は現在の状況に満足しており、近いうちに市場が‘上向きに’なり、再び会社や自分たちのために空中から金をつくりだすことを期待している。
 さらに、宗教界の多くの者たちはマイトレーヤの出現を歓迎しないだろう。知識を奪われ、人間のつくった彼らの独断的教義にしがみつきながら、彼らは愛の主であるマイトレーヤの裡に彼らが恐れる忌まわしい「悪」を見いだすだろう。しかし、すべてではない。世界中の多くの宗教団体は以前に、扮装した形ではあるが、マイトレーヤを見、彼のことばを聞いたことがある。彼らは、彼らの前に現れて、彼らの土地にアクエリアス(宝瓶宮)からのいのちの水を授けてくださり、分かち合いと正義の種を彼らの心(マインド)に植え付けた教師のことを思い出すだろう。
 やがて、より良い、より公平な、より安全な世界を求める圧力は非常に大きくなるので、最も偏狭頑迷な者でさえ彼らの声を変化への叫びに加えるだろう。そのようになるだろう。

 

「誰も窮乏することのない」──資本主義体制の次に来るものとは

フィリス・パワー

今日の資本主義は、確実に死の間際にある。貪欲と搾取が極度に増加している。世界の富裕層の1%が世界全体の富の半分以上を所有している社会、私たちが生活しているまさにこの惑星を破壊している社会、それは持続可能ではない。多くの人々が取り残されており、彼らはこの状況にずっと甘んじることはないであろう。人々の声は大きくなりつつあり、そして聞かれるだろう。
今月(2018年5月)は、共産主義の父であるカール・マルクスの生誕200年である。共産主義は、良い社会関係のモデル、そして現在は失敗した、残酷な全体主義の統治モデルと考えられている。人民による人民のための統治は、偽物であることが判明した。革命派は支配者となり、人々に立ち向かい始めた。その当時、自由は存在しなかった。しかし現在の資本主義の状況下でも、豊かな国においてさえも、まさに多数のための見せかけの自由が存在するだけであり、人々はどうにか生活していくのに四苦八苦している。世界で最も豊かな国の一つである英国では、フードバンクや路上生活者が、ほぼ社会的に容認されるようになっており、非常に身近なものとなっている。また金持ちにも真の自由はなく、常に自身の富の消失を恐れている。そして、保守的なこの国においてさえも、暴力が増大している。
カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスによる共産党宣言は1848年に出版されたが、現在ギリシャの経済学者であり政治家のヤニス・バルファキス氏によって、興味深い序文が加えられたものが再刊されている。彼はこの宣言を、不必要な多くの苦しみを終わらせる未来の代理人となること、そして本当の自由が持つ可能性を人類が認識するように鼓舞する未来の仲介者となることを私たちに求める、より良い未来のための集団的行動のインスピレーションとして称賛している。
バルファキス氏は、この宣言は国家権威主義を呼び掛けるものではなく、共産主義を実践させるためのものではなく、また永続的に続く困難な階級闘争の分析書でもなく、むしろ「リベラルテキスト」であると解釈しており、その宣言が書かれた当時よりも、現代の方が、より意味があると考えている。彼は次のように書いている。「共産党が政治的舞台からほとんど完全に消滅しているとしても、共産主義の原動力としてのこの宣言の精神は、沈黙することが難しいことを証明している。・・・・」
「自由、幸福、自立、個性、霊性、自己発達は、マルクスとエンゲルスが何よりも重要視した理念である。彼らがブルジョア階級に対して怒りを覚えたとしても、それはブルジョア階級が、大多数が自由になる機会を否定しようとしているからである。人間は鎖に繋がれている限り、自由ではないというヘーゲルの素晴らしい思想に対するマルクスとエンゲルスの強い支持を前提として、彼らのブルジョア階級に対する論点は、彼らはすべての人々の自由と個人性を資本主義の蓄財の祭壇に捧げているというものである」
ベンジャミン・クレームの覚者は、それを次のように表現している。「商業主義が人類の喉元をつかみ、あらゆる寛大な思考や意思表示を彼らの人生から奪い取っている。人間の魂は、この抑圧をもはやこれ以上耐えることはできず、苦悶とフラストレーションで声高に叫んでいる」
2.2段階のイニシエートであったカール・マルクスは、知られてはいないが、イエス覚者の弟子であったこと覚えておくことは、価値のあることである。彼はその生涯で、貧しい人々の味方となり、固定化した特権と権力の自己中心的な行動に反対した。マイトレーヤの優先順位は明らかに単純である。すべての人々への食料、住居、保健医療、教育の提供である。これらすべては基本的人権となるべきであり、それ無しには真の人類の解放は不可能である。それらはマルクスの時代やイエスの時代と同様に、さらに現在でも強く主張する必要がある。ベンジャミン・クレームは「人類は、資本主義と共産主義(社会主義もしくは民主社会主義)の最良の部分を組み合わせることによって、自由を達成するでしょう。そしてハイアラキーは、健全な社会の結合と正義のための理想的な関係は、70%の社会主義と30%の資本主義であるという見解を持っています」と語っていた。
物質的価値観に基づいた物欲社会の中に、自由はない。私たちすべては、思考しない動き回る歩兵であり、自分たちのコントロールを超えた力によって、無意味な存在に向かって速足で進んでいる、とバルファキス氏は表現している。この共産党宣言は、現代の不正義に反対する行動を常に取るようにと、人々を奮起させる呼びかけを行っている。彼は「最終的に、何が勝利するかは私たち次第である」と述べている。

参照文献:
ヤニス・バルファキス氏による共産党宣言の紹介、Vintage Classics、2018年(Guardian.com)
「教師としてのキリスト」、ベンジャミン・クレームの覚者『覚者は語る(・)』石川道子訳、シェア・ジャパン出版、2017年
ベンジャミン・クレーム『マイトレーヤの使命 第一巻』石川道子訳、シェア・ジャパン出版、再改訂版、1998年
ベンジャミン・クレーム『多様性の中の和合』石川道子訳、シェア・ジャパン出版、2012年

カール・マルクス(1818-1883)
光線構造:魂6;パーソナリティー2(3);メンタル体5(7);アストラル体6(6);肉体3(7)。進化段階2.2

 

歩いて行くのをやめる

 

マイケル・テイルズ

水は地球上のすべての生き物と私たちを結びつけている。 安全な飲み水を手に入れることは、女性や子供たち、および家族の健康を改善することによって教育と仕事の展望を生み出し、あらゆる困難をチャンスへと変換する。

国連の水と衛生に関する持続可能で発展可能な開発目標「目標6」は、2030年までに安全で手頃な価格の飲料水が、世界中に平等に与えられることを求めている。
しかし、2025年までに世界の人口の半分が水不足地域に住んでいるだろうとも言われている。 これは、「目標6」が達成されるまでに世界の人口の半分が、すでに水不足地域に住んでいることを意味している。

挑戦

きれいな水が貴重な必需品となっている。2018年1月、南アフリカのケープタウン市は、清潔な飲料水不足が近づいていることを明確に表明した。メディアはこの状況を「ゼロの日──水道蛇口から水が出ない日」と呼んだ。ケープタウンの市民の水は、わずか3カ月しか残っていないと推定されていた。水不足の原因は、気候変動、人口増加、この百年間の最も深刻な干ばつとの相乗効果によるものと考えられていた。
南アフリカの水不足は、残念なことに唯一の状況ではない。 統計的データは、落胆させるような世界の姿を示している。
■ 5歳未満の子供たち30万人以上が、安全でない飲料水、不潔な衛生施設、および劣悪な衛生状態のため、毎年下痢症で死亡している。
■ 90秒に一人の子供が、水が原因の疾患で死亡している。
■ 8億4,400万人が安全な水にアクセスできないでいる。
飲み水を汲みに行く責任は、もっぱら、いや文字通り、この貴重な資源の集め役となりがちな女性と子供たちの肩にかかっている。国連児童基金(ユニセフ)は、女性と少女たちは、毎日飲み水を汲みに2億時間を費やしていると述べている。これは時間の無駄であるだけでなく、女性を貧困のサイクルに閉じ込めてしまう。 比較的安全な飲料水を収集するために費やされた時間の長さは、教育、仕事、または他の自発的な活動に費やされる時間を縮めていくのである。

好機

カナダアルバータ州立大学のジット・パテル氏とルトゥ・メータ氏の2人の学生が行動を起こすことを決心した。ルトゥ・メータ氏は21歳で、現在はビジネス経済学と法学の学位取得へ向けて、副専攻科目の財務管理を含め学習中である。彼女の将来の計画は、企業の弁護士になるだけでなく、アクア・シーラム(Aqua Caelum:学生によるビジネス・コンサルティング会社)が、世界中の何百万人もの人々を援助できる企業に成長するのを確実にすることである。ジット・パテル氏も21歳で、現在機械工学の学位を目指して勉強中である。彼の将来の目標はMBAの学位を取得し、アクア・シーラム(Aqua Caelum)が数百万の人々を助けることができる大いに成功した企業にすることである。
彼らは 「水危機を終わらせ、何百万人もの人々がきれいな水を手に入れることができるようにする」という使命を持つ企業を、一緒に共同設立した。本質的に、彼らは(水を手に入れるための)遠出をやめることを目指している。 彼らの研究と努力は、除湿器によく似た「大気水発生器」(AWG)システムの製造にたどり着いた。 その装置は、熱力学を使用して水滴を空気中から抽出し、水を濾過システムに通してきれいな飲料水をつくり出すものである。
マイケル・テイレス氏はシェア・インターナショナルのために、ジット・パテル氏とルトゥ・メータ氏にインタビューし、世界的な水危機に役立つことを望んでいる彼らの発明について話し合った。

SI(シェア・インターナショナル):どのように「大気水発生器」(AWG)に対する考えが浮かんだのですか。
私たちにその考えが閃いたのは、2017年の夏でした。数社のメディアの記事の見出しには、繰り返し書かれているテーマがあることに、私たちは気づきました。それは水危機でした。 ケープタウンのような大都市は水不足に直面していましたが、それは10年後に起こることではなく、今起こっていることでした。調査を行った結果、約10億人の人々が清潔な飲料水を手に入れることができず、国連によると、2025年までに人口の3分の2が水不足に直面することになります。何かをしなければならないことを実感した時、私たちは何百万人もの人々に清潔な飲料水を提供できる解決策を考え出すことにしました。

SI:「大気水発生器」(AWG)はどのように作動するのですか。
本質的に「大気水発生器」(AWG)が行うことは、空気から水を凝縮することです。 高温の湿った空気が冷たいコイルの上を通過すると、その空気中に閉じ込められた水分子を凝縮させます。凝縮された水は飲み水用に濾過されます。このプロセスは除湿器と同じです。

SI:1台の「大気水発生器」(AWG)で生産できる水の量は何リットルですか、また、その量をつくるのにはどれくらいの時間かかりますか。
現在、私たちは1日に20リットルの清潔な飲料水をつくり、汚染された水を飲む必要がないようにしています。 私たちが製品の研究開発を続けていく中で、この能力を向上させ、より多くの人々を援助することを目指しています。

SI:「大気水発生器」(AWG)が最高に有用性を発揮するのは湿度の高い地域のようです。より乾燥した気候下でも使用できますか。
現在、当社のシステムは湿度の高い場所で使用するように設計されていますが、40~50%の湿度でも使用できます。さらに研究を重ねることで、乾燥した気候下でも水を生産するシステム構築を目指しています。

SI:もし汚染レベルが高く空気の質が悪い場合は、その装置がつくり出す飲料水の品質に影響しますか。
汚染は間違いなく飲料水の品質に影響を与える大きな要因です。 汚染物質が空気中から侵入するのを防ぐための最も有効な解決法を決定するために、様々なエアー・フィルターをテストしています。バクテリアのような他の汚染物質は、水を浄化するのに役立つ水フィルターで処理されます。 私たちのフィルターは数カ月ごとに交換する必要があり、その手順はかなり簡単に学ぶことができます。 付属の取扱説明書には、これらのフィルターの取り付けと交換手順が段階的に示されています。

SI:その装置は、途上国にとって費用効率は高いですか。
現在、途上の国々の政府にいろいろな「大気水発生器」(AWG)を販売し、彼らが容易に導入して都市に普及することができるように検討しています。さらに必要な開発は、製造単価を大幅に削減し、これらの国々にとって費用効果が高くなることを保証することです。

SI:あなたはこれまでにどのような財政的または政治的支援を受けていますか。
われわれは、アントルプルヌール・シップ(Entrepreneurship:創造性のある起業家精神を持つ個人事業家)に対する財政的支援を、アルバータ州立大学、アルバータ・リンク(AlbertaLink)、アルバータ・エメラルド基金(Alberta Emerald Foundation)、およびコノコ・フィリップス(ConocoPhillips:世界6大石油企業)から受けています。

SI:あなたと仲間の学生は、学生・学者・ビジネスリーダーで構成される国際的な非営利団体エナクトゥス(Enactus)が主催する次回の「コンペ」で、このデザインを発表します。 過去の結果はいかがでしたか。
「コンペ」は2018年5月14日に行われます。われわれはアクア・シーラム(Aqua Caelum)と一緒に他の二つのプロジェクト、ヘンパクト(Hempact=小・中規模の企業・起業家へのサービス提供)とソーシャル・コミュニティー・コンサルタント(SoCo Consulting)をトロントのエナクトゥス大学(Enactus)・ナショナルコンペで発表します。

SI:あなたがインスピレーションを受けているこの道に沿って他の人が動くよう促すアドバイスはありますか。
私たちのアドバイスの一つとしては、いかなる解決策も大き過ぎたり小さ過ぎたりしないということです。 あなたが有益な何かを創造する可能性があると信じるなら、それを求めて行くべきです。世界は素晴らしいアイディアでいっぱいですが、成功するには行動が必要です。また、企業が成功する前には多くの間違いを犯しますが、そのことであなたが失望したり、諦めたりしてはなりません。 小さな努力のすべてが重要なのです。

詳細情報:www.aquacaelum.com

編集長への手紙

シェア・インターナショナル誌には、手紙の保留分が多数あり、ベンジャミン・クレームの師によって、覚者方あるいは『代弁者』との本物の出会いであると確認されたが、いまだ『編集長への手紙』に掲載されていない。ここで掲載された他の手紙は新しいものである。覚者が関わっていたかどうかを確認すること、もしくは示唆することもできないが、その体験が希望、鼓舞、慰めを提供することで『それ自体が語る』ということがあり得る。

素早い答え

次の2通は同じ人物からのものです。
編集長殿
(1)2018年4月30日から5月1日までの間、ウェルビーイング&コンテンポラリー・アート展に参加して、(パリ地区の)ヴァンセンヌの城壁の外に、私たちのブースを作るために朝早く出発しました。月曜日は天候があまりにもひどく、強風と降り続く雨で寒い日でした。午後早くから、突風とぬかるんだ道の水たまりのせいで、人々が私たちのブースの前で立ち止まりもしないことを思うと、自分自身に問いかけをしたいという気持ちになりました。展示に参加し続けたこの20年間で、このような類の質問を自分に問うてみたことはありませんでしたが、誰かがポスターを見ることもブースの周りのエネルギーを感じることも、あるいは立ち止って私たちの資料を眺めることもできない、この例外的な状況を考えると、その月曜日にブースに留まっていることはどれだけ有用なことなのだろうかと思いました。グループのノートにメモを書き込んでいた時、頭の天辺全体に強烈な熱さを感じたので、熱源があるのか見上げてみましたが、それはあり得ないことでした。実際に何もありませんでしたが、その瞬間、イエスが私に答えてくださったのだとわかりました。だからこそ、注目に値するような並外れたものでもないこの話を分かち合うことが役立つと思われましたし、本当に意味のある体験でした。

激励

(2)2018年2月に、私たちはパリのボディ・マインドフェアでブースを出しましたが、悪天候のためにメンバーの一人は参加することができず、雨の中を苦労して展示しました。2月9日に超心理学の展示場で、メンバーが冗談で「私たちは忘れられてしまって、覚者も弟子も訪ねてくれない!」と言いました。午後3時15分に金髪に青い瞳のきれいな女性が私たちのブースの前で立ち止り、『マイトレーヤの使命 第2巻』の上に指を置いて、私にマイトレーヤとは誰なのか尋ねてきました。私はメンバーを呼んで一緒に彼女に答えました。彼女はスラブ系の訛りがあり、ヘレナ・ブラヴァツキーとアリス・ベイリーの著作はすべて読んだと言っていました。彼女が本当に全部を読んだのか、少し疑わしいと私たちは思いました。彼女はメンバーに「そう見えないでしょうけど、私はたくさんのことを知っているわ。私は何歳だと思う?」と言いました。メンバーは30歳くらいと答えました。彼女によると実際は48歳で、不随で寝たきりだったので読む時間があったのだそうです。メンバーはベンジャミン・クレーム氏の本『光の勢力は集合する』について、そして人類の進化について彼女に伝えました。その女性は、人類の進化が地球上だけのことではなく、宇宙的なものだと教えてくれました。
彼女は本を買うことに興味を持っていないようだったので、私が彼女にベンジャミン・クレーム氏の本のカタログを渡すと、マイトレーヤの名前を覚えておくために、まさに欲しかったものだと言われました。固く決心した様子で、彼女がマイトレーヤの『手』のカードを買ったので、メンバーがその手は三次元になっていると伝え始めると、彼女は外観を越えたものを見ているのだから、何も証明する必要はないと答えました。彼女はさらに「私は直観的なのよ」と言い、メンバーに「あなたの心臓はどう?」と尋ねました。メンバーは心臓病なので、それは悩ましい問題でした。続けて彼女は彼が良くなるだろうと言いました。彼女は彼に「あなたは月曜日にここにいるの?」と尋ねました。そして不思議なことにそれは彼が戻ってくる日でした。そして彼女は彼に、彼のために何ができるかを考えるつもりだと言いました。そのメンバーは彼女に、ネカー病院で撮影されたイエスの外見について伝えようと申し出ましたが、私たちは彼女がそれ以上聞きたくなさそうだと感じたので、シェア・インターナショナル誌(2002年9月号)の写真についての、説明が印刷されたコピーを渡しました。そのコピーはA4サイズでしたが、彼女はそのサイズより少し小さめの、青い厚紙のチラシだけを受け取りました。彼女がそれを優しく折ると、その様子は日々の小さな仕草が状況を一変させるという格言に勝るものでした。それから彼女は「戻ってくるわ」と言いながら帰っていきました。彼女がそこにいた間とその後しばらくは、私のチャクラに温かさを感じていました。30分後彼女はブースに戻ってきて、満面の笑みを向けてウインクをしてくれました。私は彼女がマイトレーヤの代弁者のお一人だと思います。すべてが象徴的なことだったのではないかと考えさせられました。彼女は月曜日に戻ってきませんでしたが、あのメンバーの具合は良くなりました。
M-A.A.フランス、パリ

奇跡の治癒

編集長殿
ある友人が私に奇跡について手紙を書くように言ってくれましたが、それは2000年の秋に、私が主マイトレーヤの助けを呼びかけた後に起きたことでした。私の姪の義理の姉であるヴィーダを、助けてくれるように電話をもらいましたが、彼女はガンで闘病しており、1年半の間ニューヨーク州バッファローにある癌センターに、入退院を繰り返していました。今や彼女は自宅に戻されることになっていて、悪性腫瘍が治療に反応しなくなり、彼女の体内全体に進行して脊柱の上部や脳にまで広がったためでした。彼女は亡くなるために自宅に戻されるのです。
彼女の娘が泣きながら電話をしてきて、地元の腫瘍専門医からは、脳まで腫瘍が進んだ時に亡くなるだろうと言われていました。アリゾナからフロリダに散らばる家族全員に知らせられました。私が病院の一室に入ると、家族が皆彼女の周りに集まり、祈ったり、お別れを言ったりしていました。彼女は半ば意識のある状態で、むくんで膨れ上がり、パンパンになって青味がかっていました。私は両手を彼女の頭に置き、長い間助けを求めて祈りました。彼女はほんのわずか目を開いて、「治療してもらえるの?」と言いました。
私は「そうよ、始まっているわ、ヴィーダ!」と答えました。その時、「ああ神よ、彼女に偽りの希望を与えさせないでください!」と心の内で思っていました。
彼女の家族の何人かが私の自宅まで来て、出現についての資料を受け取り、彼らの反応は良いものでした。
ヴィーダは話ができて、食事もでき始め、10日ほど経つと主治医がX線撮影をして、どの程度腫瘍が脊柱まで進んだかを確認することになりました。彼女の弟が私に電話をしてきたので、私は息を飲みましたが、彼から「医者が驚いているよ、身体にガンの兆候がなかったんだ。これは診断の間違いか、あるいは聖なる介入だよ」と聞いた時の、何という喜びだったことでしょう。ゆっくりとすべての投薬が中止されて、彼女は家に帰りました。
彼女の家族は7月14日に75人以上が集って、夕食会を開いてお祝いしました。私は霊媒で、これが三度目のガンの治癒だったことはわかっています。他のものはこれほど広範囲ではありませんでした。
私は2年前に4カ所の心臓バイパスをして、腎臓の動脈にステントが入り、股関節部損傷もあり、私の娘が言うところの、身体の再調整を重ねてきました。第二次世界大戦で病身になった夫を40年以上看病しました。私は仲介者となりましたが、主治医からは、私が他の人たちのように年を取らないで、どうしてこれほど活動できるのか不思議に思われて(現在88歳です)、質問されるようになりました。彼に招かれて彼の家で話をして、皆がその方法を知って喜んでくれました!
MMP
米国、ペンシルベニア州ミードビル
【ベンジャミン・クレームの師は、その治癒がイエス覚者によって与えられたことを確認した】

 

読者質問欄

イランの核協定からのアメリカの撤退というアメリカのトランプ大統領による無責任で無謀な動きの後、以前のシェア・インターナショナル誌で与えられたベンジャミン・クレームの以下の回答は、この協定の重要性に光を当てるものといえよう。

Q イランと他の6カ国の間で、国際的制裁措置の引き揚げと交換にイランの核計画を制限する交渉が行われ、2015年4月2日に最初の合意に達しましたが、その交渉は大変困難で、数日前には何度も決裂しそうになりました。交渉人が後に述べたところでは、最終段階で困難な状態になった時、非常に厳しい締め切りの下で障害への創造的な解決策が何とか見いだされました。マイトレーヤは、この合意を成功させるために、直接的にまたは間接的に交渉人たちを援助しましたか。
A はい、直接的にも間接的にも援助しました。(2015年5月号)

Q マイトレーヤは2015年7月の国際協定の中でイランの核開発に関する合意に関与した当事者たちを援助しましたか。
A はい、援助されました。(2015年9月号)

Q 2016年1月のアメリカとイランの交渉で再び奇跡的な進展が起こりました。制裁が解除され、雰囲気が緩和され、アメリカとイランの関係に歴史的な転換が起こりました。(1)マイトレーヤはこの実現に関与しましたか。(2)マイトレーヤはこの達成のために使者を通じて働かれましたか。(3)マイトレーヤは双方の交渉担当者に知られていますか──もちろん世界教師としてではなく、おそらく何らかの洞察力があり聡明な外交官または役人として。
A (1)はい。(2)はい。(3)はい。
(2016年1月号)

Q 人々の意識は将来どのように変わるでしょうか。現在は一般の人々や政治家は秘教を笑いものにしています。
A これは大きな質問ですが、基本的には、今世界には多くの強力なエネルギーが存在しており、人間の意識を変えるでしょう。すぐにではありませんが、徐々にエネルギーが人間の意識に大きな変化をもたらすでしょう。

Q 誰もが潜在的にはテレパシー的ですか。
A すべてのコミュニケーションがテレパシー的なものになる時代が来るでしょう。コーヒーショップでのあらゆるお喋りは止むでしょう。世界はより静かな場所になるでしょう。すぐにではありませんが、そのうちにそうなるでしょう。

Q 私たちは自分自身を本当に知っていると思われますか。
A 人類は自分自身を霊的存在として尊重しなければなりません。マイトレーヤと覚者方は私たちがこの事実を知り受け入れるのを援助するためにやって来られました。

Q 私たちはマイトレーヤに会うことができますか。
A 彼が全世界に知られるまでに、彼は祈願用の「手形」を与えられました。もしあなた方が必要とするならば、彼の「手」を見て、健康などの彼の援助を求めることができます。彼はカルマの法則に応じて応えられるでしょう。「私の援助はあなた方の求めるままにある。あなた方はただ求めればよい」と彼は言われました。
【2001年8月、マイトレーヤは奇跡的に彼の手形をスペイン、バルセロナの家の鏡に顕された。それは写真に撮られ、2001年10月号のシェア・インターナショナル誌に掲載された】

Q 覚者方が、私たち全員が「平和、分かち合い、自由を肯定しよう」と言うまで待っているのならば、それは決して起こらないでしょう。なぜなら私たちは今助けを必要としているからです。
A その援助は今与えられています。マイトレーヤと覚者方(全員で63名)の援助なしには、この惑星はおそらく存在しないでしょう。人類は存在しないでしょう。あるいは私たちは今よりもはるかに苦痛と苦しみを味わっているでしょう。覚者方は一日24時間、途方もなく激しく働いています。彼らは食事もせず、眠りもせず、そのようなことに時間を浪費しません。彼らはただ人類が進化して、毎瞬、進化の大計画を前進させるために働いています。ある状況で奇跡的に救われたと主張する何千何万もの人々がいます。これが覚者方が援助するやり方です。世界のすべての大災害、大事故、洪水や地震や恐ろしい出来事において、覚者方による援助のないものは決してありません。
(オランダ、アムステルダム、2004年9月)

Q 誰がマイトレーヤなのかをどうやって知ることができますか。誰もが自分だと主張することができる中で、どうやって本物を知るのですか。
A あなたの直観があなたに告げるでしょう。あなたがマイトレーヤを認知することに役立つのは霊的体験でしょう。
私は自分がマイトレーヤだと思っている人をたくさん知っています。大勢の人が私の家に来ます。私は彼らに、なぜ自分がマイトレーヤだと思うのかを尋ねます。自分は身体がとても強健なので、とある男性は言いました。45歳だが、19歳の身体を持っていると言いました。私の家まで18マイルを歩いてきたのです。どうやって世界を変えるのかと尋ねると、彼は肉体の健康によってそれを行うと答えました! 私は彼と5分間くらい話し、マイトレーヤの真の仕事などについて説明すると、彼の熱狂は萎んだようでした。私は彼に、帰りも18マイル歩くのかと尋ねました。彼は、いいえ、バスで帰りますと答えました!
また別の若者は、私に電話して来て、僕はキリストがどこにいるか知っているが、私に知りたいですかと言いました。私は「はい、あなたが教えたいのであれば」と答えました。「ええと」と彼は言いました。「僕か僕の弟のどちらかです」!。そこで私が、彼か彼の弟ではあり得ないことを説明すると、彼は「ああ、クレームさん、あなたは私の肩の荷を下ろしてくれました!」と言いました。1、2週間後に彼はもう一度電話して来て、僕を覚えていますか、今度はもっと大切なことがあります、と言いました。「僕は誰がキリストなのか本当に分かりました」。「ええ、誰ですか?」「はい、絶対に僕の弟です!」

 

2018年5月号目次

 

 

-覚者より
人類同胞愛
ベンジヤミン・クレーム筆記

視点
世界の若者の新しい運動
ゴードン・ブラウン

文化的転換一実り豊かな未来へと人類の道を再び方向づける
より深いつながりの感覚に基づく新たな世界観を構築すべき時
ジェレミー・レント

キング牧師の同胞愛の夢が新しい世界を創造する
エリッサ・グラーフ

民衆の声
パレスチナ人はガザの封鎖に抗議し、「元の移住地への復帰」を主張する

グループーアクエリアス時代の前方への道
グループ関係における非個人性 第2部
フィリス・パワー

時代の徴
『徴を求める者は……』
特殊なマーク

環境正義の追求
ジェイソン・フランシスによるロバート・バラード博士へのインタビュー

出現の政治面に関するマニフェスト
ソフィー・グランギョーム

現在100以上の都市が再生可能エネルギー70%を超える電力を利用

編集長への手紙
確認他

読者質問欄
回答 ベンジヤミン・クレーム