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読者質問欄

Q あなたは霊性が経済に導入されていると仰っているように聞こえます。そうではないのですか。

A 私が言ったのは、人類は大きな霊的危機を経験しているということです。私たちは自分が誰であるかを知りません。私たちは自分が転生した神であり、人類は一つであることを知りません。今日どうやって生活すべきかを知りません。相互依存の観点から共に平和に生きる術を知りません。競争ではなく協力するにはどうすればいいかを知りません。私たちは競争を愛しており、あらゆる貪欲がそれを強化し、経済は苦境にあります。経済的な病で苦しんでいるのです。競争のあらゆる結果──犯罪、ドラッグ、飢餓──は、私たちが正しい生き方をしていないことから起こります。私たちは自分が誰であるかを知らないからです。それが霊的危機です。
 私たちは自分が存在として誰であるかを知りません。人間の構造が神の閃光であり魂を顕示するものであることさえ知りません。魂が物質界に男女として反映され、何度も何度も転生してくることを知りません。これが私たちの霊的な構造の現実であり、それは人々が最初に知っておくべきことですが、それを知らない人々がいます。誰もが、私たちの構造やここにいるのはなぜかを知らなければなりません。
 人生の目的とは何でしょうか。誰も知りません。なぜ私たちはここにいるのでしょうか。その目的は何でしょうか。私たちはいかに生きるべきかを知らず、それは重要なことではないと思っています。最大で最高のものを競って求め、それ以外は重要ではないと思っています。それは重要なのです。それが核心です。人間の霊的目的は正しい関係を表現することです。正しい関係は人間の進化における次の段階です。食べ物の有り余る世界で一人の子供が飢え死にするならば、正しい関係を持っているとは言えません。世界で一日に3万5,000人の子供が飢え死にしています。それは正しい関係ではありません。それが現実であり、そのためにマイトレーヤはそのように言われるでしょう。

Q 実在(リアリティ)は体験できるものですか。思考は人を実在の体験に導きますか。

A 実在は体験することしかできません。それが実在を知る唯一の方法です。実在に関しては、それは私たちが神と呼ぶあらゆるエネルギー、あらゆる出来事に由来する、と言えると思います。
 神が、教会の集まりに来る人々の頭の中の観念ではなくなる時が来るでしょう。週に一度目を向けて、その援助を求め、私たちの中ではなく外にあるかのように崇拝する対象ではなくなるでしょう。私たちはそれを経験によってのみ知ることができます。人々は私たちが神であり、私たちが神性と呼ぶものはあらゆる人間に内在し、私たちの本性そのものであることを知るようになるでしょう。神が存在しないところはありません。神は至るところにあり、それが一瞬一瞬の真実(リアリティ)です。ですから、週に一度教会に行って神を見上げ崇拝することによっては神を知ることはできません── 一瞬一瞬の体験として、私たちの生命に内在する神を体験することはないでしょう。マイトレーヤは言われます。「分かち合うとき、あなたは兄弟の裡に宿る神を認める」。それがあなたの真実(リアリティ)である、と。神は私たち皆の中にいます。神は私たちの本性です。神は彼や彼女といった個人ではありません。ある種の「それ」です。存在するあらゆるものの総計である「それ」であり、他には何もありません。思考を取り除くとき、神を知ることができます。思考を超えて行くとき、私たちが神と呼ぶことに合意するものを直接に体験することができます。それが実在(リアリティ)です。「それ」は私たちと分離したものではなく、私たち自身です。

(1998年11月21日、ロサンゼルスのタラ・センターでの質疑応答より)

Q死んだら何が起こるのですか。その過程はどのようなものですか。

A この肉体はエーテル物質体の凝集したものであり、赤ん坊が生まれる前に子宮の中に据えられます。それは魂によって魔法のように行われます。人が死んだ後、三つの恒久原子が残ります──物質恒久原子、情緒(アストラル)恒久原子、メンタル恒久原子です。この三つは破壊されません。魂はこれらの三つの恒久原子の周りにエーテル体を形成し、それが肉体として凝集し、子宮の中で赤ん坊となります。これら三つの恒久原子は過去の人生で到達したのと全く同じ率で振動します。ですから現在の人生で、あなたは過去の人生で達成した地点から始めます。望ましくは、誰もが特定の人生で波動率を高めることです。停止したままあまり多くのことをしなかった人生もあるかもしれません。すると魂はあなたを刺激するために何かをします。しかしすべてが順調であれば、この原子構造のあらゆる生命はどんどん亜原子の粒子で構成されるようになります。次第に原子から亜原子、すなわち光になっていきます。
 第5段階のイニシエート、すなわち覚者の身体は、光です。完全に固体のように見えるかもしれませんが、意のままに現れたり消えたりすることができます。すべての覚者がそのような性質の光の身体を持ちます。それが進化の目標です。誰もがいつの日か、復活した覚者になるでしょう。

Q あなたはイエスがローマ郊外に住んでいると言われました。彼と会って直接話をしたことはありますか。

A いいえ、ありません。私は長い間ローマに行っていませんし、もし行ったとしても、彼の住むローマ郊外に招かれるとは思いません。直接会う以外に覚者方と接触する方法は存在します。

Q そこに住んでいる人々は、彼が誰であるかを知っていますか。

A はい、知っている人もいます。ローマ教皇庁の教皇[ヨハネ・パウロ二世]の側近の中には、イエス覚者と近しい二人の弟子がいます。ローマ教皇庁は枢機卿から構成されており、彼らはバチカンを運営しています。そのうちの二人はイエス覚者の直接の弟子で、彼らは何年も、私の言うことが真実であると教皇を説得しようとしています。多くの人々が教皇ヨハネ・パウロ二世に私の本を送りました。教皇はそれをわざわざ読んでいないと思いますし、書いてあることはおおよそ分かっているがそれに同意はしていないと思います。しかし、彼自身は最近の著書で、世界には新しい仏陀を信じている人々がいるが、新しい仏陀のことを聞いてもそれを私たちのキリストと混同すべきではないと長々と論じています。それは同一の存在なのですが、教皇の観点からは明らかに、新しい仏陀は全く異なった存在なのです。

Q サン・ジェルマン覚者、またの名をラコーツィ覚者は、現在地上に生きていますか。そうだとすれば、どの国に住んでいますか。

A サン・ジェルマン覚者はもう存在しません。それは18世紀にすべてのヨーロッパの宮廷で知られていたサン・ジェルマン伯爵のことです。彼は19世紀に膨大な数のテクノロジーを世界に与えました。彼は今でもハイアラキーの中では「伯爵」として知られ、彼らの間のテレパシーによる会話の中では「伯爵」と呼ばれます。彼の本当の名前はラコーツィ覚者です。彼は非常に高貴なハンガリーの家系の出身で、ハンガリーのカルパチア山脈の中に暮らしています。彼は言わばヨーロッパの「摂政」であり、来るべきアクエリアス(宝瓶宮)の時代において非常に大きな役割を果たすでしょう。彼は将来世界で公に働かれる覚者方の一人です。

2021年11月号目次

 

覚者より
新しい時代の始まり
ベンジャミン・クレーム筆記

今月号の内容概説

視点
宗教の指導者たちと科学者たちは「急進的な」気候行動を共同で呼びかける
ジェシカ・コーベット

「私たちはいつまで人々が死ぬのを見逃し続けるのでしょうか」

民衆の力の勝利――声を聞き届けさせる

メディアは攻撃され、ジャーナリストは殺害され、 民主主義は浸食されている
グラハム・ピーブルズ

報道の自由、事実、大胆不敵さを表彰

ジャンヌ・ダルク、霊的な使命
ドミニク・アブデルヌール

嗅覚性探知機が船の排ガスをチェックする

時代の徴
石の涙

私たちの共通の課題

パンドラ文書の流出後、米国は「資産隠しの最大の不法行為者」として非難された
ジェイク・ジョンソン

気候変動から隠れる場所はない
ポーリン・ウェルチ

新しい時代の優先事項――選集
Priorities for the new times ― a compilation

ライト・ライブリフッド賞が民衆と惑星を守る「勇気ある動員者たち」を認める
ジェシカ・コーベット

気候危機が地球の光を弱くしていることが研究により判明
オリビア・ロザネ

編集長への手紙
光の祝福 他

読者質問欄
回答 ベンジャミン・クレーム

新しい時代の始まり

──覚者より

   ベンジャミン・クレーム筆記

 人類が現在地上に存在する本当の状況を知ってそれを理解するとき、彼らの大多数は抜本的な変化のみが大破局を防ぐだろうということに同意するということを知りつつ、あなた方の兄であるわたしたちは人間の反応を辛抱強く待つ。
 ひとつ問題は、一般の人々が、人事をコントロールし、大体において、数えきれないほど多くの人間の必要と利権に反して働く巨大な既得権益についてほとんど知らないことであった。現在、世界の富の80%がわずかな数の一族や機関によって所有されている。その富の多くが“静的”であり、不動産や船舶、金、宝石、美術品につぎ込まれており、したがってほんのわずかな人々を益するのみである。そのような不均衡は、至るところの政府がある程度の社会正義に基づく社会を確立しようとする努力を混乱させる。
 この不均衡は非常に古くから存在し定着してしまっているので、大変な努力か、あるいは世界的な経済の大惨事のみがその支配力を揺さぶるだろう。この状況に直面して、諸国の政府は国事の運営にあたってどうして良いか分からず、同時に、市場獲得のために互いに競争している。その結果は、必然的に大混乱の繰り返しであり、不安定状態であり、そして基本的な公共事業や海外援助のためのお金は慢性的に欠如している。世界の貧困国は苦しみ、したがって、人々は変化を求めて声なき声で祈る。より積極的な者たちは増大しつつある世界のテログループに加わる。
 では、いかにして、受け継がれた富、停滞、そして革命をもたらす憎悪と暴力というこの悪循環を破るのか。
 マイトレーヤは、公の出現の際に、この問題について語り、その仕組みとそれが国家および国際的な生存のすべての面に及ぼす否定的な影響を示されるだろう。世界の富の正しい、公正な分配のみが、すべての人間の望む平和を実現することができることを示されるだろう。分かち合いのみがそのような分配を可能にする信頼をつくることを、人類にはその他の選択はないことを──その他のすべての方法はすでに試みられそして失敗したことを、時間の猶予はなくなりつつあることを、マイトレーヤは示されるだろう。
 そのように、偉大なる方は語るだろう。そのようにして、彼は、人々の意識を上げ、そして彼らが自分たちの窮状の理由を理解するのを助けるだろう。互いに深く依存し、非常に多くの危険な問題に直面している世界にとって、そのような不均衡は耐えられないことを示されるだろう。現在の役に立たなくなった制度機構の合理的な変容のみが、人間が未来へと前進し、その名に相応しい文明を築くことを可能にするだろう。
 人々がマイトレーヤのことばを聴くとき、彼らは三つのグループに分かれるだろう── 一つはマイトレーヤの思いと彼らの行動を呼びかける訴えに心(ハート)から全力で応えるグループである。もう一つは対抗の妨害策を構築して真っ向から立ち向かうグループ。三つ目は、より小さなグループであり、不安のうちに脇に座して傍観する人々である。
 徐々に、変化を、少なくとも試みなければならないということが明らかになり、何らかの実験的な試みがなされるだろう。これが多くの人々に分かち合いの実行可能性を確信させ、そして大宣言の日につながるだろう──新しい時代が始まったという合図である。
(シェア・インターナショナル誌2005年12月号)

今月号の内容概説

 若者たちの声が世界の指導者たちに異議を申し立て、若者たちの言葉が世界教師マイトレーヤの言葉をほとんどそのまま伝えるとき、それはきっと、私たちの心(ハート)に共感を呼び起こすに違いない。あらゆる宗派の宗教指導者が科学者と手を取り合うとき、私たちはきっと、常識的に考えることにより自己満足からゆっくりと抜け出すに違いない。「人類は、崩壊するか突破口を開くかという緊急の厳しい選択に直面している」と国連事務総長が警告を発するとき、今こそきっと、目を覚まして耳を傾けるべき時であるに違いない。
 今月号のいくつかの記事の中に、こうした理性への呼びかけを読み取っていただきたい。
 全く途方もないことであるが、ベンジャミン・クレームの師による記事「新しい時代の始まり」は、2005年に書かれたにもかかわらず、まるでパンドラ文書を暴露しているかのように読み取れる。世界を構造的な不正義にはまり込ませている既得権益について、覚者は描写しているからである。「現在、世界の富の80%がわずかな数の一族や機関によって所有されている。その富の多くが“静的”であり、不動産や船舶、金、宝石、美術品につぎ込まれており、したがってほんのわずかな人々を益するのみである」
 覚者は続けて次のように描写している。マイトレーヤは「人々の意識を上げ、そして彼らが自分たちの窮状の理由を理解するのを助けるだろう。互いに深く依存し、非常に多くの危険な問題に直面している世界にとって、そのような不均衡は耐えられないことを示されるだろう」。
 今月号の記事の中では、変化を求め、私たちに行動を起こすよう促す多くの声が聞こえてくる。また、自分の「声」を聞いた、もう一人の恐れを知らない若者についても読むことになる──ジャンヌ・ダルクについて。信によって駆り立てられ、全く恐れを知らなかった、何という驚くべき人生なのか。今では多くの国で、表現の自由と、デモを行って声を聞いてもらう権利が奪われているのを目にする。グラハム・ピーブルズは、抑圧が大きくなる中で、メディアがいかに健闘しているかを調べている。ノーベル平和賞が二人のジャーナリストに贈られ、事実に基づいた自由な報道が民主主義には不可欠だということが明確に示された。地球がいかに不均衡な状態にあるかということに目覚めるよう促す別の声が、ポーリン・ウェルチの「気候変動から隠れる場所はない」という記事から聞こえてくる。
 まねのできないような表現方法で、ベンジャミン・クレームはインタビューの質問に対し、包括的で洞察力に富む答えを提供している。まるで彼も、今日の世界について語っているかのようである。
 こうした記事と報告の集まりが、2021年の終わりに近づいている今、シェア・インターナショナル誌の独特な声となっている。分かち合いというアイディアが聞こえ、見え始めており、多くの人々の心(マインド)に定着しつつあるようである。

新しい時代の優先事項――選集

 Priorities for the new times ── a compilation

「新しい時代の優先事項」というテーマに関する引用文の選集を掲載する。引用文は、マイトレーヤのメッセージ(『いのちの水を運ぶ者』と『いのちの法則』)、ベンジャミン・クレームの師の言葉(『覚者は語る』第・巻と第・巻)、およびベンジャミン・クレームの著書から抜粋したものである。

 人間の仕事を助けるために、キリストは一定の優先順位を定められた。それが実施されるならば、均衡と秩序が確立され、それによって調和が創り出される。平和と福利はこの調和の上にかかっている。これらの優先順位は単純であり、自明である。しかるに、それがある程度、存在するところは現在どこにもない。列挙してみれば、それはあらゆる男女や子供の基本的な必要を満たすものである。第一の優先は正しい食物の適切な供給である。第二に、すべての者のための適切な住宅や宿である。第三に、普遍的権利としての健康管理と教育である。これらが安定した世界のための最小限の必要条件であり、これを保証することが、すべての政府の主要な責任となるだろう。それは単純だが、実際に開始されるとき、広範囲の影響をもたらすだろう。そしてこの地球に新しい時代を招き入れるだろう。
(『覚者は語る(Ⅰ)』─優先事項の立て直し─より)

 金持ちの国と貧乏な国の生活水準の間にある大きな隔たりを許容する余裕を、世界はもう持ちません。その不均衡が今日の政治的、経済的問題の中核です。基本的にそれは精神的霊的な問題です。一方に物質主義と分離、そして他方に霊的な分かち合いと正義と同胞愛、この間の選択です。われわれの選択が人類の運命を決定するでしょう。
(『マイトレーヤの使命 第Ⅱ巻』)

 キリストの優先事項を検討しよう。平和の確立、分かち合いの制度の開始、罪意識と恐怖心の除去──人間のハートとマインド(識心)の浄化、いのちと愛の法則についての人類の教育、秘教への手引き、都市の美化、人々が旅行し、交流するための障害物の除去、すべての者が入手できる知識のプールの創造。
(『覚者は語る(Ⅰ)』─「人の子」─より)

 人類は実際、大きな霊的危機を通過しつつありますが、その危機は政治と経済の分野に集中されており、これらの分野でのみ解決することができます。もしそれを解決できなければ、私たちはこの惑星上のすべての生命を破壊するでしょう。世界の資源を分かち合うことは霊的な決断であり、一つの国家に民主主義を創造することは道徳的、霊的な決断です。私たちは道徳を宗教的信仰から分離し、それが本来属するところ──霊性そのもの──に据えることが必要です。
(『マイトレーヤの使命 第Ⅲ巻』)

 世界の飢餓に苦しむ何百万の人々の必要が満たされるや否や、分かち合いの過程が実行されるや否や、すべての人間の注目は生態系の維持に向けられなければなりません。そうでなければ、惑星が存続しなくなるでしょう。
 マイトレーヤ御自身が言われました──地球の環境を救うことが、老若男女すべての人間の第一の優先事項にならなければならない、と。地球温暖化の、例えば氷山への影響は、今や誰にとっても明らかです。森林再生の大規模な計画が私たちの注目を待っています。もちろん達成するには時間がかかるでしょうが、今からでも始めることはできます。
(『人類の目覚め』)

 お金によって増幅したお金が近代生活のストレスを助長している。お金は優先されるべきものではない。充足ということが優先されるべきである。充足が優先されるときに、それは社会を異なった秩序に整え、安定をつくり出す。これに関連して、分かち合いは道徳的価値でもあり、実施方法でもある。これがより平和な環境をつくり、人々は巨額の富をつくるために苦闘することはないだろう。自分たちの義務を果たし、家族の面倒を見、そして子供たちは進化することができるだろう。
(『いのちの法則』)

 先進諸国の私たちはもはや世界の資源を破壊し続けることはできません──資源は有限です。もし私たちが子供たちにまあまあの生活を送らせたいと思うならば、私たちはこれらの資源を保護しなければなりません。これは、私たちが持続可能な経済──それは完全に可能です──を創造しなければならないことを意味します。長年、世界中のグループがそのような経済を提唱してきました。これを行うことのできる様々な方法がありますが──主に私たちの生活習慣と様式の簡素化です。
(『マイトレーヤの使命 第Ⅲ巻』)

 世界中で、人々は、自由と正義をその中核においたより良い生活の可能性に目覚めつつある。恐れるでない、民衆の声は高まっており、接触伝染のようにますます多くの人々に影響を及ぼしている。自由、正義、そして人間の和合という真理のために生きる──あるいは死ぬ──人々の背後にマイトレーヤは立っておられる。若者が道を先導する、そしてその将来は彼らのためにある。
(『覚者は語る(Ⅱ)』─裂開の剣を創造する─より)

 私たちがこれから目撃しようとしているのは、分かち合いを神聖な権利と見なすよう方向づけられ刺激を与えられた、マイトレーヤによる世界的世論の形成です。「分かち合うとき、あなたは兄弟の裡に神を認める」とマイトレーヤは言われます。「人類の問題は現実(リアル)であるが、解決可能である」と彼は言われます。解決は私たちの手の内にあります。マイトレーヤは言われます。「兄弟の必要をあなたの行動の指針となし、世界の問題の解決に当たりなさい。それ以外に道はない」と。そして彼は世界の世論に刺激を与え、強化なさるでしょう。そのように世論が形成されたとき、いかなる政府もそれに対抗することはできません。全世界の政府に分かち合いの原則を受け入れることを強いるのは世界の世論です。なぜなら他に選択の余地はないからです。私たちは分かち合うか、死ぬかのどちらかです。それほど単純なのです。
(『マイトレーヤの使命 第Ⅲ巻』)

 わたしの教えは単純である。分かち合うことの必要と、すべての人間が平等に汲み取ることのできる資源の溜まり場を創ることの必要を、示すであろう。貪欲を協力と信頼に置き換え、人間の裡なる霊性を顕すことの必要を説こう。霊性の顕現こそ、もっとも大切なことである。我が友よ、それなくしては、人間の未来はまさに闇である。決定の時が人類を待つ。わたしの愛が両極端の見解を創り出す、それがわたしの振り回す剣である。
(『いのちの水を運ぶ者』第64信より)

 この惑星を世話することが第一の優先事項です。……私たち皆が行動し、今世界で起こっていること、今は最も驚くべき時代であり、世界の歴史上このような時はなかったことを伝えなければなりません。この時代に生きていることは途方もない祝福なのです。世界のあらゆる苦痛や苦難にもかかわらず、人類にとっての途方もない機会は間近に迫っています。
(『全人類のための世界教師』)

編集長への手紙

シェア・インターナショナル誌には、未掲載手紙の保留分が多数あり、それらはベンジャミン・クレームと彼の師によって、覚者方あるいは「代弁者」との本物の出会いであると確認されたものである。その他の掲載された手紙は新しいものであり、覚者が関わっているかどうかを確認すること、もしくは示唆することもできないが、読者の考慮のために、これらの手紙は提供されている。

光の祝福

 2009年10月にダミアン神父の列聖のためにローマを旅行中、サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂で写真を1枚撮影しました。自宅で写真に、二人の人物が歩いているのを思わせる光の線があるのに気づきました。私が教会に滞在していた間、信徒席には祈りを捧げている男性が一人いました。写真には彼の姿が見えていませんが、彼の座っていた場所に(写真を撮った時、彼が確かにそこに座っていたことは分かっています)、光が見えているのです。私が教会にいた間中ずっと、その男性はそこに座ったままで、別の写真では彼が信者席に座っているのが分かります。私はそこで祈り、すばらしい平安を体験しました。
 オランダのアーペルドールンから参加した私たち5人は、アントワープ・エギディウス信者会が、ホームレスや難民、アフリカでのエイズ問題や世界平和に取り組むことを目的としているローマの信者会と会合するための巡礼の旅に同行しました。ローマでは週に3回、無料の食事が多くの人々に提供されていて、年老いた人々のためのホームや知的障害者のための施設もありました。アントワープとブリュッセルでも、無料の食事がホームレスや難民の人たちに提供されており、貧しい地域出身の若者たちのための平和の学校もあり、ユダヤ教徒とイスラム教徒、キリスト教徒の間で対話が進展中でもあります。ローマやアントワープの信者会の例にならって、アーペルドールンの私たちも、ダミアン神父がハンセン病患者に献身的に尽くしたように、同様の活動を行っています。私たちの時代のハンセン病患者は、見捨てられた人々でもあり、ホームレスや年老いた人たち、エイズに苦しむ人たちや薬物中毒者といった人々です。私たちは友情と連帯の気持ちで彼らと親しくなりたいと思っています。
 ダミアン神父の列聖は、50年にわたって存続しているローマの信者会と出会う機会であり、アーペルドールンでの私たちの活動の育みとなるものでした。願わくば、写真の光の徴が、私たちの活動と世界のエギディウス信者会の活動への、祝福であればといいと思います。

ロナルド・ダスホルスト
オランダ、アーペルドールン

二重駐車

 2007年12月23日に、車でグループの伝導瞑想会場に向かっていた時、突然小型の黒い車が目の前に現れ、郵便ポストの横に停車しました。その隣にメンバーの車があったように見えました。その袋小路には他に車はありませんでした。小型の車から若い二人連れが降りてきて、手を振ると散歩に出かけていきました。私が私道に乗り入れると、他に止まっている車はありませんでしたが、二人のメンバーが瞑想室にいました。
 瞑想後、参加していた他の二人のメンバーの車のうちの一台が、若い二人連れの駐車した場所に止まっていたのを見て驚いたのです。そのメンバーの車はやはり同じ場所に止まっていました。あの若い二人連れを見たのは、私だけだったと気づきました。
 彼らのことが頭から離れず、立ち止まって話しかければよかったと思っているので、誰だったのか教えていただけますか。

ジーン・ドサード
米国、バージニア州バージニア・ビーチ

【ベンジャミン・クレームの師は、その『若い二人連れ』がマイトレーヤとイエス覚者であったことを確認した】

軟着陸

 1997年10月に妻と私は、当時87歳だった私の母に会うためにミネソタに戻りました。母は1カ月後に亡くなりました。
 母からその冬の普通でない体験についての話を聞きました。母によると、食料品の買い出しに行く途中、雪や氷がまばらに残った食料品店の駐車場に車を止めました。歩き始めると、突然ちょうど足元にあった氷の上で足が前にすべってしまい、真っ直ぐに地面に落ちて、臀部を打ったということでした。そこにいた二人の男性がすぐにやって来て、立ち上がるのを助けてくれました。そのうちの一人は「とても親切な男性」で、食料品店の入口までずっと付き添って、母が大丈夫かを確認してくれたそうです。私は転んで怪我をしたのか尋ねましたが、「いいえ、ふんわりと転んだから」と言われました。
 転んだ時の助けがあったのではと疑問に思ったので、その男性たちを以前見かけたことがあったか尋ねました(母は小さな町に住んでいます)。返事は「いいえ」でした。その後彼らを見かけたかを尋ねました。再び、返事は「うーん、いいえ」でした。母は奇跡や覚者方についての話を信じないだろうと思ったので、私はただ微笑んでうなずいていました。その後、その男性たちがイエスとマイトレーヤで、駐車場を歩いて店のドアまで付き添ったのはマイトレーヤであったことを、ベンジャミン・クレーム氏の師が確認されました。私は大喜びでした!  私の母は亡くなる前にマイトレーヤにお会いしたのです!

匿名希望
米国

読者質問欄

世界中のあらゆる講演において、そして生涯のほぼ毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲に及ぶ大量の質問を受けました。この大量の記録から、過去の年月にベンジャミン・クレームと彼の師である覚者によって提供された回答を掲載したいと思います。そのいずれもこれまでシェア・インターナショナル誌に未掲載のものです。

Q 今日の世界には多くのストレスがあり、特に生計を立てるためのストレスがあります。無数の人々がこの状況に対処しなければなりません。それはなぜでしょうか。マイトレーヤはこれについて何と言われるのでしょうか。

(2004年6月28日、「より良い世界を想像しよう」におけるエリザベス・ロスとマクネア・エザードによるベンジャミン・クレームへのインタビューより抜粋)

A 誰もが生活の糧を得る必要があるのは当然ですが、そうするための環境は世界中で非常に多様です。電話の前に座って何らかの株や為替で数分の間に何十億ドルも稼ぐ人もいます。他の人々はわずかな手当のために日夜働き続けてやっと生きています。この問題を生み出すのは世界における分断です。

Q この日々の決まりきった仕事のために、多くの人々の創造的エネルギーが枯渇しています。

A そうです。それが問題なのです。1ドルを稼ぐために一日に10時間から15時間、18時間働いた後に、次の日の仕事のため以外のエネルギーを誰も持っていないのです。

Q それは例えば、アメリカや他の西洋諸国における経済制度と関係ないのですか

A 分断は非常に全体的なのであらゆる点で関係があります。それは世界がいかに市場のフォースによって支配されているかを強調しています。人々は自由貿易市場経済に従事するよう奨励されていますが、それは先進国をますます束縛しています。そのために地球全体で失業が非常に増えているのです。製造業などの分野での大幅な機能集約による小型化は競争の圧力によって引き起こされます。競争は市場のフォースの道具であり、それは人類の生活を束縛しています。
 マイトレーヤは市場のフォースを悪のフォースと呼びます。なぜなら、それはそれ自体の中に不平等を含んでいるからです。それはあたかも私たち全員が同じ競技場でプレーしているかのような経済規範と考えられています。しかし、そうではありません。アメリカや他のヨーロッパ諸国の財力と、ザイールやウガンダ、タンザニア、そしてインドやパキスタンのような国の財力とを比較することはできません。誰もが同じレベルで競争していると考えるのはナンセンスです。そうではないのです。
 ですから、必然的に、開発国と開発途上国の格差はどんどん広がり、人々は「彼らを援助しよう」と言います。確かに私たちはそうします。しかし、ローンを提供するということは、年間2,000億ドルが途上国から開発国に還流していることを意味します。それに利子も加えてです。ですから「援助」が意味するのは、彼らが年間2,000億ドルを失うということです──それは援助ではありません!  それは高利貸しであり、キリストがイエスを通じて、寺院から両替屋や高利貸しを追い払ったのと同じひどい状況です。ある象徴的な意味で、彼はそれを今日も繰り返していると言えます。

Q お話を聞いていると、市場のフォースのために私たちは環境を破壊しており、人々は餓死しており、無数の人々が貧困の中に生き、ドラッグや犯罪が広がっているのだと思われます。この状況が変わる時は来るのでしょうか。マイトレーヤや覚者方は、私たちが変化するのに必要な影響を本当に与えることができるのでしょうか。

A マイトレーヤ御自身は今がその時だと考えていますが、私たちは今始めなければなりません。私たちは水や土壌、河川の中の汚染を浄化し始めなければなりません。私たちは触れるものすべてを破壊しています。有毒で致死的なものにしています。ですから、変えなければなりません。環境と共に生き、持続可能な経済をつくらなければなりません。私たち自身のためだけでなく、私たちの子供やその子供たちのために、これからの時代のためにです。浄化のためにおそらくあと20年くらいしか猶予はないでしょう。

Q 私たちは地球を汚染することについて話しています。1980年代の終わりまでに、私たちは核の拡散から遠ざかっていると考えていました。しかしその後、こうした核兵器はインドやパキスタンに広がっています。これは懸念すべきことではないでしょうか。

A そのとおりです。核兵器に関するあらゆることは懸念すべきことです。しかし、世界を見渡せば、他の国はすべて武器を持っています。インドやパキスタンだけが武器を持ってはいけないと言える権利が誰にあるでしょうか。

Q 今地球に起こっているあらゆること、とりわけアメリカで過去6カ月から8カ月に起こった台風、干ばつ、フロリダの山火事などを見ると、私たちや他の国々は何らかの悪いカルマを刈り取っているのではないでしょうか。

A そのとおりです。私たちは大量の破壊を行っています。台風や山火事のような災害の多くは人間の行為によるものではありません。それらはいわゆる太陽黒点の活動、太陽からの放射などの結果であり、気象パターンを乱しています。しかし、人類自身の破壊的な想念形態が気象の最大の媒介者です。
 私たちはあらゆるものとつながっています。人間、天使的存在のような他の形態、そして私たちが大自然と呼ぶものの間のつながりに断絶はありません──すべては切れ目なくつながっており、一つです。私たちは全体であり、後に宇宙に反応を起こさないで何かをすることは不可能です。
 地下核実験を行うとき、最近日本やインドやパキスタンで起こったような地震を必然的に引き起こします。近い場所とは限りません。何千マイルも離れた場所のこともあります。インドが生じさせた地下の地震はおそらくアフガニスタンでひどい地震を生み出したと考えられています。そうではありません。しかし、パキスタンの爆発による地震は、ボリビアで起こった地震を引き起こしました。
 ですから、私たちは皆、関係し合っています。しかし、私たちが平衡を乱すとき──宗教の分派、戦争、疫病、間違った関係性、貪欲、苦しみなどのすべてによる破壊的な想念形態によって行動するとき──それはデーヴァ界、気象を強力に管理している天使的進化に影響します。私たちが不均衡であるならば、彼らも不均衡になります。私たちが平衡を取り戻せば、彼らもまた平衡を取り戻し、気象パターンも元の性質へと回復するでしょう。

2021年10月号目次

 

覚者より
前進の道
ベンジャミン・クレーム筆記

今月号の内容概説

視点
地球規模の気候行動への楽観的な見方
シェア・ギルモア

推奨図書
ジーン・マニング、スーザン・マネウィッチ著
『隠れたエネルギー :テスラに触発された発明家たちと 豊富なエネルギーへの気づきの道』
シェリーン・アブデル=ハディ・テイルズによる推奨図書

誰もが理解できる方法で21世紀の資本主義を説明する
リチャード・D・ウルフ

先住民たちは認知、互恵性、新しい社会契約を必要としている
マーティン・ゾンマーシュー

ジェレミー・レント氏との対談 疎外に対する解毒剤
フェリシティ・エリオットによるインタビュー

METO―「可能性を現実にする」

時代の徴
空の徴、

国連食料システム・プレサミットにおけるジェフリー・サックス氏の講演

エクスティンクション・レベリオンの行動

重要な時期における弟子の責任 第四部
アンネ・マリエ・クヴェルネヴィック

思考(1)
アート・ユリアーンス

読者質問欄
回答 ベンジャミン・クレーム

科学で説明する魂の存在
クロード・シャボッシュ

編集長への手紙
光のハート 他

前進への道

──覚者より

   ベンジャミン・クレーム筆記

 人間の意識に転換が起こるたびに、その準備として、一定の間が、沈黙のひとときがあり、その中で過去の様々な達成が再評価され、そしてもし目標に達していないことが分かれば放棄される。かくして、今日もまた然りであり、人間は将来の利用のために保存が適切で、必要だと考えられるもの、そして人間のますます深まる認識と洞察の光に照らし合わせて欠くべからざるところのものを評価する。それが人間自身に任されるならば、この期間は人間にとってまさに非常に長いだろう。多くの実験をしてみる必要があり、正しい道が見つかり、正しいステップが取られる前に、多くの間違いが起こる可能性は高い。今後、人間がもしそう望むならば、わたしたち、人類の兄たちの助けと経験を役立たせることができる。わたしたちは、求められればいつでも援助し鼓舞する用意がある。

 かくして、今の時期は前例のない時であり、あらゆる状況においてわたしたちヘルパー(援助者)はすぐ傍らにあり、人間の自由意志を侵さないように気をつけながら、長い間蓄積してきた智恵と、苦労して勝ち得た経験と知識を喜んで提供したいと願っている。

 今日大切なように思われるものの多くが去り、より簡素な、より自然な生き方と関係に置き換えられるだろう。あり余る豊富さの直中にあって何百万の人間が不必要に死ぬという冒涜が消え去ることは確かであろう。今日人間の精神をあまりにも醜くする不寛容さもまた消え去るだろう。より小さい、より弱い国家の資源や領土を支配し、征服し、搾取しようとする衝動は永遠に消え去るだろう。その代わりに、新しい現実感が、すべての人間との連結性と相互の権利と義務についての理解が生まれるだろう。人々と国家は法の規制に基づいて、そしてすべての人間のための平和と安全についての必要条件に基づいて生きることを求めるだろう。

 間もなくそのような過程の始まりが姿を顕すだろう。すでに、未来に目の焦点を合わせる人々が彼らの洞察を伝えており、注目を得つつある。ますます多くの人々が彼らに導きと確約を求め、このようにして新しい思想が根を下ろすだろう。徐々に、人間の思考に変容が起こり、そして必然的に、古きものは、人生の問題に対する新しい、より健全なアプローチに道を譲るだろう。

 かくして、激しく沸騰する大釜の中で、いまや未来の形態が形成されていく。その輪郭はぼんやりと本能的なものだが、しかし鋭い目を持つ者には十分に明瞭であり、人間が自分の本当のアイデンティティー(独自性)と目的に目覚めつつあり、そして時代の変転にもかかわらず、前進の道にしっかりと足を下ろしていることへの保証と希望を提供する。 (シェア・インターナショナル誌 2004年9月号)

今月号の内容概説

 シェア・インターナショナル誌の今月号のために選ばれた記事「前進の道」にあるベンジャミン・クレームの師の言葉を引用すると、2020年と2021年は世界の「沈黙のひととき」と見なされるようになるかもしれない。確かに、多くの人にとって、この時期は再評価の機会と、価値のないものや廃れたものを捨て去る好機となっている。今月号の内容はまさしく、このような選択肢を反映している。その覚者の記事にある力強い約束は、次のような形でこだましている。シェア・ギルモアの「地球規模の気候行動への楽観的な見方」を読めば、私たちがこの惑星に及ぼした破壊に対処しようとする際の無気力は消え去るはずである。また、マニングとマネウィッチが、共著書『隠れたエネルギー:テスラに触発された発明家たちと豊富なエネルギーへの気づきの道』で提示したように、すべての人にとっての新しい無限のエネルギーの可能性について読めば、化石燃料への依存はなくなるに違いない。R.D.ウルフ教授は資本主義について説明し、問い直している──その余命はいくばくもない。
 新しいエネルギーや新しい戦略、そしてジェレミー・レントが説明しているように、私たちの本質的な相互のつながりについての認識の高まりを通して、世界は古びてボロボロの状態のものを、先住民の文化の知恵を認めるリアリズム(現実主義)の高まりに置き換えようとしている。「先住民たちは認知、互恵性、新しい社会契約を必要としている」は、私たちが「前進の道」を進み始めるとき、法の支配や平等、社会正義が必要であることを認めている。ジェフリー・サックス教授は正義を呼びかけ、また、私たちの必要にもはや役立たない腐敗したシステムの拒絶を呼びかけている。サックス教授はまた、万人の普遍的な権利が守られることや、国連が世界情勢の中心に据えられることを求めている。
 熟慮のために休止した後、今こそは「未来に目の焦点を合わせ」、徴を正しく読み取り、知恵の覚者方が提供する援助とインスピレーション(鼓舞)の方を向き、責任を受け入れるべき時である──内的にも、社会において外的にも、あらゆるレベルにおいてそうすべきである。そして、見かけ上は分離しているこれらの現実を一つにまとめるべきである。クロード・シャボッシュが「魂の存在の科学による説明」という記事で模索しているように、私たちは今、自分たちの理想を現実にするために行動を起こし、転生している魂としての私たち自身の本性のリアリティ(実相)を喜んで受け入れる機会を得ている。世界は、万人の権利を認めるようなより簡素で、健全で、存続可能な生き方へと向かう前進の道の途上にあることを、私たちは保証していただいている。今月号のシェア・インターナショナル誌が提供しているのは、インスピレーションやアイディア、理想、希望、安心感、分析、再評価である。